歯科に慣れるための練習のながれ
どんな方が練習に適した方でしょうか?
それは、練習を希望される方すべてです。何歳でも、小さくても大人でも大丈夫。
みなさん、いろいろな経験をされています。
- ・歯科に行くと泣いてしまってできない
- ・病院全般が苦手で、歯科もそうなるのが心配だから、行ったことがない
- ・じっとできないので、断られた経験がある
- ・歯科で嫌なことがあって以来、受診をこわがる
- ・歯科が苦手で何年も受診できていない
定期的に計画的に練習することで、できることを増やします。
実際の流れをみていきます。
受診のきっかけが痛みなどの症状の方も、お口の中を見たらむし歯があった方も、最初の日の流れは同じです。
治療が必要な方は、先に治療のご相談をします。
練習の流れ
受診の予約
初診時の問診
初診時の診察
診断と今後の相談
受診したい方に詳しい方からのお電話をお願いします。
その際、気になることや困っていること、年齢、発達の診断名や病名、配慮してほしいことなど簡単にお話をお聞きします。
こちらからも、持参品などのご説明をします。
初めての場所に入りにくい方には、下見をお勧めすることもあります。
初診時の問診が待てない方や本人に聞かせないようにしたい方にはあらかじめの問診も対応しています。ご相談ください。
持参いただいた問診票に沿って20分くらいお話をお聞きします。
どうやったらスムーズに診察できるのかご相談します。
できる範囲でみてほしいのか、最初だけはどうにかしてでもみてほしいのか、お聞きすることも多いです。
可能なら、ご本人からもお話をお聞きします。持参されたお気に入りのお話になることも。
一緒に来られた方とも相談し、どのようにしたらご本人にすることが伝わるのか考えます。ご本人にもできそうなことを相談します。
絵カードは写真、イラストと文字の2種類を準備しています。
人型のぬいぐるみが先にお見本をすることも可能です。
カウントも、数、回数、記載の有無など相談します。
一緒に決めたことだけをします。嘘はつきません。
最初に歯ブラシをして、いつもの道具からスタートすることでリラックスしてもらうことが多いです。
できそうな方は、お口を開けなくてもよいレントゲン写真を撮るようにしています。
現状をふまえて目標を決めます。どんな目標でも大丈夫です。
何の練習をするのか。できそうなこと、したいこと、こちらがしておきたいこと。
どのくらいの間隔で通うのか。あまり近いと本人のプレッシャーだったり、ご家族の負担が大きかったりします。あまり遠いと忘れてしまいます。
未就学の方は2週間、小学校以上の方は1か月が多いです。相談します。
練習はすべて途中で変更もできます。一緒に考えます。
なお、急ぎの治療が必要ならば、慣れる練習よりも治療を優先させる場合があります。
治療の必要性がある場合、練習が必要ない場合も、予約から今後の相談までの流れは同じです。
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