2013年6月上旬 愛別岳


今年は雪が多いなー。
6月だっていうのに、まだ滑れる。

From:アラマン
Sub:明日は
ジンギやる?
From:ケンさん
Sub:明日は
ジンギやったら上に行く時間なくなる。

がんばって登らないとだめな模様

朝4時過ぎにフシヲの車に乗り込む。
実は迎えに来てくれるのを4時半ころと勘違いしていて危なかった。



8時40分過ぎ、エントリー開始。
ここの標高は1005m、だ。


倒木の上を行く人


倒木を迂回する人



板を履いてしまったら、そのまま突っ切る



川を渡り



やっぱり踏み抜く



スタートから2時間超経過した11時。
この時点で1050mにも達していない。
愛別岳沢のほうまで2km以上トラバーしてきたからね…

自分は登山愛好家ではなく、スキーヤーだ。
(夏山登山、したことないし)
ひたすら枝を避けながら歩いていると、やっぱり今時期は
気持ちよく滑れるところまで登るのが大変になるだけで
無駄が多いなー、という気になる。

むちゃくちゃ天気いいし、このあたりでジンギしてとっとと
帰ってもいいんじゃね?という気もしていた。



ようやく開けたところを登り



ランチタイム。
1210m。スタートから三時間超で200mしか登っていない。

残り1000m近く。1時間で300m登ったとしても3時間。
強気に見積もっても3時には着かないな〜。

あ、でも誰もピークまで行くっていっていなかったし。
てきとーなところで滑るのか。
(心の中の独り言)


急登箇所

背後はなかなかいい景色が見え出してきた。



でかい鳥が飛んでいた
(鳥はよくわかりません)


いやそれにしてもすごい晴れ方




13時30分。1600m。
どこまで登るのか良くわかっていない人にとっては、
目標がみえず、心が折れる。

俺もだんだん労力の割りに報われない気がしてきた。

先導する者とついていく者の違い




もうちょっと。最初の目標ポイントを目指す。
ん?最初?
このあたりから左手にトラバー。
この先に大斜面があるんだと。

山の下のほうみてトラバーしてたら、
目に入ってくるのは白樺だらけの斜面のみ。
大斜面? これが?
(写真左手の斜面ね)


なんかピークらしきものが見えてきた
見えているのは偽ピークだけど




景色はすばらしいです、はい。



おおー、確かに大斜面は存在した。
これを登りきれば、だけど。



本当にナナマルはさよならしそうな様相
(2人目じゃなく、3人目の小さな黒点がナナマル)

ここで俺もシャリバテ状態となり、非常に苦しい思いをする。
もっと食料買ってくるんだった。
昼飯から3時間経ってるし。
(最近、無補給で3時間以上はマズイのかなー、と思うようになった)


♪負けないで ほらそこに ゴールは近づいてる



ゴーーール!


ナナマルもゴール!



すんげー!









結局、16時ちょい前ピーク着。
ピークですら無風。Tシャツで暑い。

駐車場は結構な車、人だったが、愛別岳は
自分たちで貸切!
サイコー!

山頂からの景色を満喫し、下山開始。

下の写真はナナマル3枚、フシヲ3枚













下山中はモモぱんぱんで写真撮る余裕は無く。

登ってきたコースを戻り、2本目の川を渡ったのが18時前。

ここからちょい微妙な登り。
シール装着。

ここまでくるとシールは登坂用ではなく、
滑走面プロテクター的な感じ。
雪が切れているところもお構いなしにガシガシと。

最後の下りはシールはずして。
結構な水が流れている音がする沢の雪の上を滑って帰る。
もー誰も何も言わない。無言で安全<早く下山、な感じ。

結局、シールがついてなくても、
雪が切れているところをお構いなしにガシガシと。





ようやく下山。19時ちょい前。
かろうじて日没に間に合ったー。
お風呂にも滑り込み間に合ったー。

終わってみれば、一日中無風快晴。
強烈な思い出となった一日だった。
(途中、正直、スキーヤーの自分はもうこの時期登るのやめよう、
という考えも頭をよぎったがー。)



今シーズンはこれで〆!
みなさん、楽しいシーズンをありがとうございました。
来シーズンもいい雪、いい天気に恵まれることを祈ってます。
そのときにちゃんとついて行けるよう体力キープしなくっちゃ。
(体力アップできていたら良いのですけどねぇ)

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