2011年02月中旬 余市岳キャンプ


「朝焼けの余市岳を滑りたいからキャンプすっぺ。」
とアラマンよりメール。天気予報を思い返し、「絶対に朝焼けはない」
と思いながらも「いーよー」と返信する自分が居る。

お昼に集合ということでゆっくり目で行ったら、
くそでかい荷物があるのに第3駐車場になってシマッタ!

集合時間まで、この荷物を担いで滑るわけにもいかないので、
コインロッカーに入れる。
が、金がつまり鍵をかけられない。
ナナマルが従業員さんを呼んできてくれ、
マスターキーでがちゃがちゃと
金詰りを解消してくれた。が、

鍵はかからず、キーシリンダーごと抜けてきやがる。
おいおいぉぃ。

さらに、ロッカーはトラブルが重なり、
リュックを入れるのに30分以上浪費。滑る気を失う。

が、せっかくロッカーに預けたのだから、と長峰に向かうも
あまりの悪天候にすぐにクレストに逃げ込み、アラマンと合流。

「マジこの天気でやるの?」「やるよ」
わかっちゃいるけど… やっぱりねぇ。


前回、帽子を忘れた時にはとよぢさんから借りれたが、
実はショップで1000円しない帽子を売っていることをナナマルが証明。
ただし、まったく不要な、かわいいラスカルの刺繍入りという
辱しめにも耐える必要がある。


マウンテンに戻り、昼飯を食い、x-papaの到着を待つ。


12時だというのに、ナイター照明が点くという悪天候。


モザイクをかけてはいるが、それでも楽しそうなアラマンと
付き合い程度の愛想笑いをしているx-papaに微妙な温度差が?


「絶対あいつら遭難するよね?」って思われているんだろうな。
ってな天候の中、山頂駅からBC入り。

がしかし。
個人的には、日勝キャンプで吹雪けば吹雪くほど雪洞が快適に感じるのは
体験済み。ホワイトアウトしてもGPSがあれば、目的地にいける。
なので、目的地までたどり着けないほどの猛烈な風でなければなんとかなるんじゃないの?
と、割合に楽観視。

ホワイトアウトの中、若干遠回りながら、いいコース取りだったが、
先頭が写真を撮るのに後ろを振り向き、また歩き出したとたんに
大きくコースがずれる。
後ろから見ていたので、進行方向が突然変わったのは気づいたが、
先頭は向きを変えたつもりはなかったらしい。
気をつけないとアカンね。


ねぐら決定。掘る。
やっぱり写真撮るとやる気無いように見えるx-papa。


雪洞のなかで落ち着く。

まずは飲みます。

晩飯は闇鍋。
雪洞ができたら、あとは食って飲んで寝るしかない。

鍋できた。


鍋を蓋を開けると一瞬で湿度100%になる。


湯気で暖かいようにみえるが、そうでもない。
鍋開始前-2℃。鍋後、+2℃

ラスカル満腹。


外界は猛烈に積もってる。
月明かりがあれば一本滑りたいコンディション。

どんどん入り口に雪が吹き溜まり、
這いずっての出入りになる。

綺麗な雪の層。
安心。

食うだけ食い、酒が尽きたら、あとは寝るしかない。 おやすみ。

早朝。アラマンが外界を見に行く。
当然のことながら、朝焼けはしておらず、早朝の一本は無しに。
というより、スキー・ストックが完全に埋没しており???な状態。
昨日、あれだけ雪を書き出しているのに、見事に面ツル。
何事も無かったかのよう。今日はヤバイっす。

スキーを掘り起こし、朝飯を食ってると。


太陽キター!

余市岳を登り、南斜面を2本滑走。
一本目:ちょっと雪が重く、腿パンパン。
二本目:後半は雪が良くなったが、なんせ距離もあり、さらに腿パンパン。
細板が沈み、抵抗を受けている間、スキーが必要以上に前後に開かないように
筋力を使って押さえる感じ。
太板のほうがそういう筋力を使わなくて楽なのか?

おまけに重い荷物を背負っていると、後傾になったときに、
板がまくれてさらに抵抗を受け、失速するのもつらい。
要は自分がヘタだ、ってことなんだろうけど。


2本目滑って満足げな皆さん

2本目滑ってコルへ登り返しているときに、飛行場から第1陣の方々が
向かってきた。


われわれも二たび、登り返し、今度は北斜面を滑るべく、トラバーする。

途中、x-papaのシールのリングが脱落。
きっと、ロクに説明書も読まずに、組んだのでしょう。
ま、最後の最後なので助かりました。


BGMは適当にフリーの楽曲を使用させてもらっており、
その使用時の約束のリンクのため気にしないでください。
(同じ曲が何度も出てくるのは、気に入っているのではなく、探すのがめんどくさいから)




戻ってきたらこんな状態に…

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