チャリキャンプ(第2弾)


9月末、チャリで支笏湖キャンプと相成った。

「じゃぁ、10時集合で」

え、いくらなんでも早すぎねぇか?

まずは、食材を買うのに近所のスーパーに集合。
今晩は鍋らしい。

ま、支笏湖の夜は冷えそうだしね。いいんじゃない?
というわけで、タラのアラを購入。

ん???
何この巨大な物体は?


奄美(鹿児島)産 鮪頭 595円???
こんなに安く買えるものなのか!?

が、しかし…

これ、重くね?

背負ってきたリュックと同じくらい重いんだけど、どうやってチャリで
支笏湖まで運ぶのよ?


鮪頭を見つけて買うと言い張った人と運ばされた人

これをどうやって運ぶかでちょっと険悪な雰囲気www
だって、有機ヘルメットになりそうなくらいデカイんだもん。

「これスピード乗っているときに自転車から落としたら都市伝説になるよ〜
支笏湖道が血だらけ肉片だらけで最後に目玉が落ちてた、って〜」

結局、アラマンが運ぶ羽目に…
(リュックではなく、鞄をハンドルに括り付けてきたのが運の尽き…)

豊平区はずれのスーパーを11時過ぎに出発



12時過ぎ。支笏湖道最終コンビニで軽く昼飯。
(あれ、こんなところまでに1時間かかっているの?)


支笏湖道。このあたりは序の口。



13:15 恵庭への分岐。まだまだ序の口。



14:15 外輪山を登りきった。
後は下るだけ!(大嘘)

まだまだ先は長い。

しかし…
個人的に、春先に自転車で支笏湖往復はしていたので、
片道ならチョロいだろうと思っていたのだが…

荷物を背負っているとなまら辛い。というかケツいたい。


てっきり、翌日の帰りがけに温泉に寄るものと思っていたら、
行きがけに寄る予定だったらしい。

そりゃぁ、早めに出発しないとダメだね。

15:00 支笏湖・温泉の分岐になるT字路。
思いのほか、時間がかかってるので、早く設営したいのと、
温泉にも寄りたいのでちょっと悩んだが、伊藤温泉に寄ることに決定!

温泉でさっぱりして、目的地で設営。


俺はテントを持っていないので、ツェルトで挑む。
まぁ、暖かい寝袋があれば、なんとかなるっしょ!?

#実は道中先頭を走っているときに寝袋を落としてしまい、最後を走っていた
  とよぢさんに拾ってもらうというアクシデントが…
 (2番手、3番手のせっかちさんもアラマンも気づかなかったのだ)

 この時期の支笏湖で寝袋なしのツェルトのみなんて、考えただけでもガクブル…
 (ツェルトのみは真夏でもやばいと思う)
 本当に寝袋落としたのに気づかずで現地に着いていたら、
 「荷物明日車で取りに来る」と言い残して、チャリで帰って
 家で寝たと思う。


      とよぢさんに拾われた寝袋↑


ツェルトのあまりの狭さに少しでもしっかり張って広くしようと、ポールの固定に針金を
使ってみたが、これは大失敗。見えないのでトラップと化し、引っかかる人続出。
何度も倒壊の危機が!


そんなことは、さておき、宴なのだ。


鮪頭、焼けたかな?


なぜか、エビ取りをするドクタ。


飽きたらしい。


靴下を乾かす。

しかし、予想していたとはいえ、夜は寒い。



「早く来てください」「早く来てください」と散々ドクタにせっつかれ、
仕事で疲れ果ててるのに頑張って遅い時間に飛ばしてきたダメ父。

がしかし、呼びつけておきながら「じゃぁ、私はそろそろ」と、とっとと寝るドクタ。
B型はわけわからん。

と、いいつつも、せっかく呼び出されたダメ父にもうしばらく付き合ってあげたいのは
やまやまなのだが、とにかく寒い。寒すぎる。
早く寝袋にくるまりたい。ごめんよーダメ父。もっとゆっくり雰囲気を味わいたかったろうに。

あまりの寒さにギブアップ。寝袋に包まる。
寝袋に入っても、しばらく寒気がする。

いくらなんでも、この時期に氷点下になることはないと思うのだが、大丈夫なのか?俺!


翌朝…

ハッと目が覚めた。良かった〜
結構しっかり寝ていたようで、寝ている間に寒くて目が覚めるということはなかった。
が、しかし、フリースをしっかり着込んでいた割には「暑い」ということもなかった。

 
6:10ころの写真。まぶしー。

そして、誰もが気にしていたツェルトの結露。


結構びちゃびちゃ。

さて、もう一眠りしよーっと。

みんなごそごそ起きてきたのは7時過ぎか。

朝飯はラーメン。
水は、昨日ダメ父が来るときに2L買ってきてもらった。

あれ、よっぱらひーがごくごく飲んでるじゃねーか。

残りの水でラーメンを作る。

「水足りねーな」
「よっぱらいが飲むことを想定していなかったな」
「支笏湖の湧水、いっぱいあるよ」
「いや、入れなくていい。湧水じゃねーし」

汁気のすくないラーメンを食す。
ふぃー、内臓に染み渡る。

帰りは、ダメ父に荷物を運んでもらうことに。
これは楽チン。ありがたい。
俺のアパートの車庫に放り込んでおいてくれ。

荷物のない軽快なサイクリング。


やっぱり、荷物がないと楽に登れる。

この後、昼飯に石山でそば食って帰った。

ドクタは、先に自宅に帰り、車でダメ父が車庫においてった荷物を取りにきたのだが…

「あまった米と肉(ジン肉)、置いていくんで食ってください。」
え、まるまる一昼夜常温で放置されていた肉を渡されても困るんだけどな。

「大丈夫ですよ」

本当に大丈夫か??? 封をきっていない味つきラムならまだしも、
この肉、スーパーでトレイに乗せてラップしたやつじゃねーか。
(1kgの肉の半分以上残ってるぞこれ。マグロがでかいから、誰も肉食わなかったんだよね〜)

せっかちさんは、こちらの意見は聞かず、「じゃ!」と言い残して
脱兎のごとく撤収していった。いつものことだけど。

くんくん。ラムとは微妙にちがうにおいがする気がするけどなぁ。
それに、こんなんじゃ日持ちしないし。

仕方がない。さっき蕎麦食ってきたばかりだけど。
フライパンで2回に分けて、よーく焼いて、やっつけた。
さすがにこの量はちょっと腹にこたえるね。

シャワーを浴びてすっきりする。
浴室から出てくると。

なんか、部屋の中がいぶされたにおいがする。というかマグロくさい?
荷物がすべて、昨晩の煙で、においが移ってしまったようだ。

洗濯し、コッフェルを洗う。

がしかし、アウターなんか、洗ってもにおいが落ちない。
コッフェルもマグロくせ。

もう一回洗濯する。コッフェルも洗う。

が、しかし。全然におい落ちない。気のせいか…

コッフェルは、鍋で煮沸したら、良くなった。

アウターは、ハイターつかったり、エマールつかったり、最後はぬるま湯+食器洗剤
まで試して、だいぶ良くなったけど、まだ落ちきっていない気が…

みんなの荷物は大丈夫だったのだろうか?

マグロは油がすごくて、なまら煙がでるので、におい移りはジンギスカンの比じゃない。
と思った。ウマかったけど。


#この冬、ニコニコしながら、「ネットで売ってました」と、マグロヘッドを
 抱えたドクタが現れそうで怖い。

−−−
ツェルトはキャンプに向いていないと思った。
あの重さ、コンパクトサイズは魅力だけど、狭すぎ。
底辺は2mと書いてあったけど、身長170cmの私で、足が飛び出そう。
おまけにフライシートとポールを合わせて買う値段を考えたら、テント買えちゃう。
ロープを木々の間に張ってツェルト張る場合、冬ならいいが、夏は木の根が
じゃまだし、何より今回みたいなところでは無理。

設置の面でも、まず一人では、ポールを自立させながら、というのがむずかしく、
テントのようにしっかり張ろうとすると時間がかかる。
今回は、初めてということもあって、時間がかかりすぎ、他の準備の手伝いが
まったくできなかった。ごめんなさい。

ちなみに今回のポールはダイソーで買った210円の突っ張り棒。
フライシートの変わりにブルーシートをかけようかと思ったが、ブルーシートハウスに
なってしまうので、見た目的にやめた。

乾かすのは、部屋の中でスキーのトップに引っ掛けるだけで簡単だったけど。

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