高山植物の宝庫(2) back to homepage
1998/5/23 revised北大植物園で撮影した高山植物の写真です。
知床の岬にハマナスの咲く頃 (知床旅情)
All of the Alpine flowers pictures here are taken at the Botanic Garden, Faculty of Agriculture Hokkaido University on May 17,1998.
「湖かおる北の浜辺の砂山のかの浜薔薇の今年も咲けるや。」
石川啄木の短歌でも知られる”はまなす”が咲いていました。
ハマナスは、スズランと並び北海道の花です。皇太子妃雅子様のおしるしの花としても良く知られてます。
R.rugosa, is a well-known as a designated flower of Crown Princess Masako.
ハマナシ(バラ科)浜梨 大きな赤色の濃い花が特徴で野生のバラである。 園芸用の現在のバラはこの野生のバラを交配してつくられたらしい。浜辺に自生し、果実をナシにたとえたもので。「花期」6〜8月で「別名」ハマナス(浜瑰)果実は、お酒やジャム、花びらは香料、根は染料にる。 R.rugosa |
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ニリンソウ(キンポウゲ科) 二輪草のことで、一つの茎に二つの花が咲くことから その名があるが、なかには1花のことも3花のこともある。明るい林床に群生するところがおおい。 A.debilis |
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エゾウスユキソウ(菊科) 日本産のウスユキソウは 5種5変種あるらしい。 いわゆる”エ−デルワイス”のことで、白い綿毛に 包まれた花のような葉に 特徴がある。 Leontopodium discolor |
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ハクサンチドリ(ラン科) 茎高が30センチ程度で茎の上部には10個ぐらいの 赤い花が総状に咲いている。色鮮やかな紫色で、草原にて群生する。白山から この名がある。 Orchis aristata |
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シコタンソウ(ユキノシタ科)岩礫地に生育して5枚の花弁からなる花がとても 可憐である。 Saxifraga cherlerioies |
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ボタンキンバイソウ(キンポウゲ科)北海道利尻島特産。ボタンキンバイは鮮やかな真黄色の花弁に特徴がある。 Trollius altaicus |
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オクエゾサイシンの実 |
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イワベンケイ(ベンケイソウ科)雄花は黄色、4枚の花弁が特徴。小さな花がたくさん集まって丸い花序を形成する。 Rhodiola rosea |
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ミヤマダイコンソウ(バラ科)7月−8月ミヤマキンバイに良く似た花で、野菜の大根の葉に似ている からこの名がついている。鮮やかな黄色の5弁花をつけ高山帯の岩隙にはえる。Geum calthaefolium |
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マイズルソウ(ユリ科) 幅ひろのハ−ト型の葉が2枚、茎のなかほどにつく。 薄暗い林の中でよく見かける。 葉脈のようすが羽根を広げた鶴のようにみえることからこの名がついているようです。 Maianthemum dilataum
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エゾツツジ(ツツジ科) 高山帯で見かけるツツジ |
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ヒメシャクナゲ(ツツジ科) ピンクの葉柄を伸ばし5つのベル状の花をつける。 尾瀬ケ原でよく見かける 小さなシャクナゲ。 (Andromeda polifolia) |
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イワヒゲ(ツツジ科) 白い花が堤灯のようにつく 細長い葉枝に特徴がある (Cassiope lycopodioides)
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ミヤマアズマギク(菊科) 大きな鮮やかな花です、薄桃色 の花が群生して生育する。多年草。 (Glabratus) |
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ミヤマキリシマ 紅紫色の大群生をみたときには言葉も出ないぐらい驚嘆したものです。九重のやまにあの有名なミヤマキリシマが咲いている。 |
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チシマゼキショウ(ユリ科) 白い小さな花があつまって 美しい (T.coccinea)
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ナガバナカラマツ(キンポウゲ科) 実にしろくきれいな花です。 高山帯に生える唐松草 (Thalictnum) |
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イワヤツデ | |
シナノキンバイ(キンポウゲ科) 黄色の鮮やかな花弁が特徴で群生している。木曽駒千畳敷カ−ルで見た群生は実に美しい。 花は5枚通常ついている。 Trollius riederianus |
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クマガイソウ(ラン科) 山地の草原に生える多年草で、山草愛好家の中で人気の高い種である。絶滅危惧II類の種で、野外個体数は近年激減している。 |
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ノビネチドリ(ラン科) 実にきれいな花である。 ハクサンチドリによくにている。小さな花の集合体で淡紅色で3本の葉脈がめだつ。根が長くのびることからこの名がついている (camtschatica) |
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ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)名の由来は”大文字草”で花の形がちょうど大の字ににていることからついたらしい。ユキノシタの仲間で湿ったところによく生育する。白いはなに赤い斑点がつく。 Incisolobata f.alpina |
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オオバナエンレイソウ(ユリ科)内花被片は白く、外花は緑色です。林床に群生し大輪を咲かせ、3枚のガク、3枚の白い花びらが特徴。北大の校章の図柄になっているらしい。 Trillium kmtschaticum |
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チシマウスユキソウ(キク科)葉の表面をおおう白い綿毛が白い雪を連想させることからこのウスユキソウという名がついている。茎の上部はまるで白い雪のようにふりつもったようにみえる。この可憐な花をはじめて見たときつかれも一掃するようなきになります。すごく感銘を受けたこと覚えていますLeontopodium discolor) | |
オオバナエンレイソウ(ユリ科)内花被片はふつうは白く、外花は緑色です。でもこんなエンレイソウもあります。 Trillium kmtschaticum |
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ズミ 小さな白い花が一杯咲いていました。桜のように風にふかれてすこしちりはじめていました。 |
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ムラサキヤシオ | |
スズラン 純白色の小さな鈴が今にも鳴りそうで、どことなく落ちそうでもしっかりとぶら下がっている様子はどことなく愛らしい。スズランには毒があり、牧場では牛が食中毒をおこしてはと、抜き取るそうです。 |
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レンゲツツジ(ツツジ科) 非常に色鮮やかなツツジで、山野の日当たりのいいところに群生している。落葉低木で朱色の花がさく。まるで蓮華のようである。この生気に満ち溢れた蓮華ツツジをはじめて見たときその壮観さにおどろかされた。 |
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エゾイソツツジ(ツツジ科) ツツジの中でも実に美しい。 また清楚な感じもする。 イソツツジの群落はみごとなものである。小さな花が集まって輪状にさき、北海道では東部で はとくに低地に生育する。 (palustre) |
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マイズルソウ(ユリ科) 薄暗い林床ではこの白い花がよく目立つ。茎の中ほどに大きな幅ひろいハ−ト型のはが2枚つき、花序は下から順にさいてくる。秋には丸い赤い実をつける。 Maianthemum dilatatum |
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ツマトリソウ(サクラソウ科)左 花弁の先端が赤く縁取られていることから”端取草”とよぶらしい。一茎に一輪の可憐な花を咲かせる。黄色いおしべに 特徴がある。 Trientalis europaera |
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チシマフウロウ(フウロソウ科)北海道から東北地方に広く分布する。赤花と白花があり、なかなか美しい花である。 風露草のことで、さわやかな風と露の滴はこの仲間のことをよくあらわしている。繊細ですぐに 落ちてしまいそうである。 f.erianthum |
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タカネオミナエシ | |
バンダイクワガタ | |
チシマノキンバイソウ(キンポウゲ科)キンポウゲ科は大きなきろの花をつける。花弁とおしべがほとんど同じ長さの大雪山を 中心として中央高地に群生する。”金梅”と名がつくのにもう一つバラ科のミヤマキンバイがある。 |
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エゾノチチコグサ | |
キバナシャクナゲ(ツツジ科) 大雪の赤岳の山頂ちかくでしろい花でうめつくしているのが、このキバナシャクナゲとイワウメである。花はクリーム色で開花後だんだんとピンク色をおびてくる。ハイマツが近くによく生えている。 Rhododendron aureum |
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クリンソウ | |
これがあの有名な日本特産のシラネアオイ(キンポウゲ科)。シラネアオイは1科1属1種の国有種。きれいなそれは大きな白い花がさいている。 日光の白根山におおく、花がタチアオイお花ににていることからこの名がついた。 Glaucidium palmatum |