クロックアップ&CPU換装レポート - Last Modified JUNE 7 1997 |
■ クロックアップ&CPU換装レポート ■ | |
Pentuim ODP |
1997年2月に行ったDESKPOWERのクロックアップとCPU換装についてご紹介します。 このパワーアップはMONSTER3D導入と同時に行ったもので、ゲーム「TOMB RAIDER」を快適に動作させるために行いました。…まぁ、CPUをパワーアップさせる必要があったかどうかは謎なんですが(^_^; クロックアップ自体は簡単なものでありがちなんですが、当時はそこら辺の仕組みを良く知らなかったもので、色々情報を集めたりしていい勉強になりましたね。 |
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- CPUクロックアップ編(120MHz→133MHz) -
我がDESKPOWERは"FMV5120D5"という型番にもあるように、Pentium 120MHzを搭載したモデルだ。その"120MHz"というのが、ベースクロック = 60MHzでRatio = ×2.0である結果だと言う事を、CPUのパワーアップを計画し色々調査を進めていた時に初めて知った。へ〜、そーいう仕組みだったんですか。
そんでもって、FMV5120D5の場合、ベースクロックを66MHzに変更する事で(66 × 2.0 = )133MHz駆動させる事がよく出来ると言う事もその場で知った。は〜、そんなもんなんですか。というワケで、お金を一切かけずにトライできるCPUのグレードアップにチャレンジしてみた。
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【図1・DESKPOWER全景】
(写真下方向が前面)1.
まず、ベースクロックを変更するジャンパ、JP4を探す。あいにく拡張ボードの影に隠れた位置にあるため、すべてのボードを外す羽目となった。
左の図1・DESKPOWER全景にある赤の囲み部分の拡大図が、次の図2になる。
…関係無い話だが、図1ではメモリが増設されているところとか、HDDが増設されているところとか、この写真撮影の際、DESKPOWERは畳の上に置かれていた事なんかが分かる(笑)
2.
JP4周辺の拡大図が右の図・2になる。周りのチップなんかから場所を特定してみてもらいたい。
このジャンパ付近の基板には、このジャンパをどう設定すればベースクロックを 50 / 60 /66MHz に設定できるのかが書いてある。それを見て、実際に変更するのだが。
【図2・JP4周辺図】
【図3・ベースクロックの変更】3.
実際の変更作業に入る。
やるこたぁ簡単。真ん中にセットされていたジャンパを右端に付け替えるダケ。あとは実際に起動してみて、ちゃんと起動するか、「Pentium 133MHz」と認識されているか、更にしばらく使ってみて安定して動くかを確かめればいい。もし頻繁にハングアップしたりするような事があれば、諦めて元に戻しましょう。
…ちなみに左の図はいわゆる「へたうま」な絵を狙って描いたんだが、なんか「へたへた」になっちゃいました(笑)
- CPU換装編(133MHz→166MHz) -
120MHzから133MHzへのパワーアップはしたものの、体感できるパフォーマンスアップは特に無いし、やはりまだ非力な感じ。やはり166MHzくらいが欲しいねぇ…と、特に根拠の無い欲望を持った私(笑) 調査中に目にした166MHz化を実行した。
■用意するもの … Intel Pentium OverDrive Proccessor
私が使ったのは、75MHz→125MHzとする製品コード「JBOXPODP3V125」だ。別にこれに限ったワケでは無く、ようは166MHzで駆動する(であろう)ODPであればオッケー。この製品と同時期に出されたPentium ODPには90MHz→150MHz、100MHz→166MHzとするものがあるが、話によるとこれらの品質はさほど差がないらしい。
なので、ベースクロックを 66MHz に設定しておけば、ボード上のRatio設定に関係無く ×2.5 で動作するようになるODPを載せれば 66 × 2.5 で 166MHz 駆動のPentiumとなるワケ。Ratio設定をいじる必要が無いので、CPUを載せ換えるダケで作業終了。簡単ですな。
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なお、私は成功したけどそれを保証する訳ではないので念のため(^_^;
そもそも、現在はPentium 166MHzの方がODPよりはるかに安いので、こんなのはほとんど意味無いですな。私がこれをやった1997年2月は、ODPが3万円台前半に対してPentium 166MHzのチップが3万円台後半。こっちの方がお得だったってワケです。ま、こういうのもアリという事で。