Last Modified : 25 APRIL 2004
From Dulcinea's diary Part.4 "March for the Dulcet Wind".
クエスト進行と海釣りの準備をして、サンドリアから出発する。海釣りのターゲットは以前と同様にネビムナイトだ。競売所にて、ネビムナイト用の生餌・エビダンゴをニダース購入しておいた。先日出品したカラフルエッグ……プレゼント用の装飾を施したゆで卵……はやはり売れそうにないので、出品を取り消して鞄に詰め込む。これは自分で食べるとしよう。カラフルエッグの効能は最大HPと最大MPの上昇だ。本気の狩りには使えないだろうが、決して悪くはない。
タルタル白魔道士のMtさんとリンクパールを通じて会話しながら、ドルシネアは一路セルビナを目指す。途中、ラテーヌ高原でエアーエレメンタルが出現しているのを目撃し、思わず降りて退治する。風の塊を得るためとはいえ、チョコボを降りたためにセルビナへ着くのが随分遅くなった。もしかしたら貧乏性と言えるかもしれない。
セルビナより船に乗って、ネビムナイト釣りを開始する。釣りはのんびりとしてて楽しいが、特にちいとも釣れないときは単調といえば単調だ。今日は糸切れを連発する。海の魚は波に揉まれて大変強い模様だ。リンクパールを通じて、タルタル赤魔道士のRmさん、暗黒騎士ミスラのRnさんと共に、以前プレイしていたオンラインゲームの話をする。ネビムナイト、ようやく一匹ゲット。
ネビムナイトが釣れたことで集中力を増したのが、もしかしたらドルシネアの命を救ったのかもしれない。甲板に海の恐怖、タコのノートリアスモンスター・Sea Horrorが出現したのだ。ドル猫など一撫でで殺されるであろう超強力モンスター。急いで釣竿をしまい、階段を上がって船尾に逃げ走る。こ、これだけ距離を取っていれば見つからないで……済むかな?
と、操舵室を挟む逆の階段を上がって、もう一人の乗客が船尾にやってきた。この時の乗客はドル猫とこの男性ヒュームの冒険者二人だけで、彼は逆側の甲板で釣りをしていたのだ。彼のことは覚えていて少し心配していたが、ちゃんと彼もSea Horrorの出現に気が付いて逃げることが出来たようだ。
「出ましたね」
「驚きました^^;」
Say形式でそんな会話をしながら、二人でSea Horrorの動向を見守る。モンスターは出現直後、しばらくボーっとしている。その間に逃げたから我々は襲われずに済んだ。しかしその後は索敵状態に入る。見つかれば船尾だろうが船内だろうが、執拗に追跡してくるだろう。甲板をゆらゆらと彷徨うSea Horror。
「まもなくマウラに到着します」
船員のアナウンスが流れた。船が港に到着するとゲーム画面は暗転し、接岸のデモの後で冒険者はマウラの桟橋へ自動的に移動される。つまりその時点まで生き残れば、Sea Horrorとはおさらばできるのだ。もうちょっと! もうちょっとだけこっちに気付くな、Sea Horror!
「早く着けー!」
「アハハ」
かくしてドル猫の祈りは通じ、船はマウラに到着。桟橋に生きた二人の姿が表示された。ご無事で何よりと笑い合ってお別れし、ドルシネアはマウラのクエストを二つ終わらせることが出来た。
昨夜帰郷したウィンダスに起床、翌日も船釣りだ。Mtさんに船釣りのことを話す。一方Mtさんは、バストゥーク方面でクエスト攻略中だという。「チョコボに乗れるようになったので、安心してできます」とMtさん。移動も楽だしモンスターにも襲われないし。チョコボに騎乗できるのと出来ないのとでは、確かにヴァナ・ディールでの生活は大きく違う。バストゥークのとあるクエストに必要なクゥダフヘルム。タルタルのNmさんに幾つももらっていたのをMtさんにお裾分けする。
Mtさんと話を続けながらマウラへ、そして船に乗る。モンスターを釣らないように操舵室脇の階段上で釣るのだが、そうすると同じように考える釣り師達が階段に並ぶことになる。今日隣に並んだ釣り師は、竿を折りまくっては光のクリスタルを使って修理していた。恐らくわざと弱い竿を使って折り、それを修理することで合成のスキルを上げているのだろう。
セルビナに着いたらまた船に乗ってマウラへ折り返す。二往復してネビムナイト三匹ゲット、釣りのスキルも0.2上がった。
翌日も更に船釣りへ。マウラで船待ちの釣りをしたら錆びた足装備のレギンス地獄を見る。うんざりしつつ船に乗って3.5往復。新月という月齢が功を奏したか、釣りのスキルは25になった。
「ヤバかったら救援を」
セルビナを出てすぐの場所で、ゴブリンに絡まれていたガルカの白魔道士にそう呼び掛けて助ける。そのまま走ってバストゥークへ。
釣りと移動の後は合成へ。エルヴァーン釣り師・Ccさんにシュガー等、調理用の素材を送ってもらった。これを使ってヤグードドリンクを作り、Ccさんに送る。集めていた獣人貨を炎のクリスタルで溶かしてブロンズインゴットを作ったり、買い集めたコバルトジェリーから水銀を作ったり。
一ダース3,000ギルと相変わらず高い炎のクリスタル。Nmさんに送ってもらったクゥダフヘルムを換金して、クリスタル代に回す。炎クリ一つ一つ使うのは、何かもう身を切る思いだ。大切に使いながらカラフルエッグを作って、調理のスキルは63になった。