Last Modified : 10 JANUARY 2004
From Dulcinea's diary Part.3 "Dulcet Wind to Heaven".
ドル猫、サンドリアに起床。今日こそゲルスバ、そしてユグホトの岩屋である。つるはしを持って出陣。
ユグホトに向かう途中、ゲルスバ野営陣に流れる川に釣り糸を垂らしてみる。確かサンドリア周辺のロンフォール地方ではサケが釣れるという話だった。ヒット! 魚は魚でもモンスターのサカナが釣れた。強さを調べると「練習相手にもならない」。叩き切る。その後さっぱりヒットしなくなったので、早々に諦めてユグホトを目指す。
ユグホトの岩屋はオークひしめく灰色の洞窟である。ドルシネアにとって脅威にならない……その代わり経験値も入らないオークが多いが、強い者となると油断ならない相手となる。だがその強い方からは獣人銀貨を盗むことが出来るため、万全の用意を調えてから後ろに忍び寄り、不意打ちを食らわせる。だがこの日はどうにも調子が悪く、「ぬすむ」の失敗が続く。
もちろん目的の採掘も忘れてはいない。黒鉄鉱を掘り出さなければならないのである。サーチコメントに意気込みとして「つるはしボキボキ折るぞ」と書いておいたら、それを見たCcさんが「すごいサチコメだ」と突っ込みを入れてきた。
Mining Point(採掘ポイント)を見つけたら早速走り寄り、ざくざくとつるはしを振るう。意気込み通りボキボキ折れるつるはし。ヴァナ・ディールのつるはしは異常に折れやすい。その代わりダース単位でスタック出来るので、恐らくやたらに小さいか薄いのかのどちらかじゃあないだろうか。
黒鉄鉱は掘り出せなかったが、帰り道で絡んできたオークから偶然にも「王城の設計図」をゲットした。これはサンドリアのあるクエストをクリアするのに必要なアイテムだ。これはこれで幸運なり。気分良くゲルスバの砦を降りることが出来た。
翌日、タルタルモンクのGzさんがリンクシェルに加入。そしてドルシネアは再びゲルスバ、ユグホトを目指す。ただ昨日と違っていた点は、釣り竿に換わってまさかりを持っていたことだ。ゲルスバ野営陣に入ってすぐの場所にちょっとした林が広がっている。ここで「伐採」を行うことが出来るのだ。ユグホトでの採掘に加えて、伐採を経験するつもりという訳である。
伐採のシステムは次のようなものだ。まず所々の木に「Logging Point」という場所が設定される。そのすぐ側に近寄りポイントに対してまさかりを使用することで、様々な原木や木になる果物などを収穫することが出来る。今まで体験してきた「収穫(草刈り)」や採掘とほぼ同じシステムだ。数回伐採を行うことでポイントは消失し、別の場所に移動する。またまさかりも折れて失われることがある。
ゲルスバ野営陣の伐採ポイントは非常に狭い範囲に集中しており、次々に伐採することが出来る恵まれた場所である。その代わりあまり高価な物は収穫できないようであるが、初期の木工スキル上げには適した場所であるらしい。今回は取りあえず木こりの体験をしようと考えてやって来た。だがゲルスバに入るとそこには木こりの先客がいて、Logging Pointを求めて林の中を右往左往しているではないか。木こりはあっさり諦めてユグホトへと向かう。
ユグホトでは掘り出した投てき用武器……というか外れアイテムである「石つぶて」をオーク相手に投げまくる。黒鉄鉱出ないなぁ……としょげていたら、ぽろりと「金鉱」が出土。来ました! これはいかにもお宝っぽいですよ! 幾らで売れるかな〜と皮算用しながら鞄に詰め、採掘ポイントを求めて岩屋を更に進んでいく。
そんな折り、リンクパールを通じてCcさんの帰郷を知った。Ccさんはサンドリア王国所属のエルヴァーンである。昨夜ドラゴン退治を終えて、これからサンドリアの城へ報告に行くという。そうするとミッションを終え、晴れてランク3に昇進ということになる。
今ログインしているリンクシェルのメンバーで、サンドリア近辺にいるのはドルシネアだけのようだ。私達のミッションの時はリンクシェルメンバーが大勢でクリアしてお祭りのような賑やかさだったけれど、このままではCcさんは一人きりで終えてしまう。これはお祝いに駆けつけなければ!
とんずらを使うなどして急いでサンドリアを目指す。ユグホトからゲルスバ野営陣に出て、更にロンフォールの森へ戻る。Ccさんは今どこら辺だろう。もう城に行ってる頃だろうか。だとしたら競売所などのある南サンドリアではなく、城のある北サンドリアに直接行った方が早いか。お祝いに何か料理でも作ってあげたいけれど、競売所に行ってる暇は無さそうだ。どうする!?
北サンドリアに入り、中央部にあるドラギーユ城を目指す。いつもはオレンジジュースで乾杯するところだが、オレンジを調達している暇はない。鞄を見るとメロンジュースが一本だけ残っていた。これで良しとするか。ふと目に入る、鞄の中の金鉱。……なるほど、これが「運命」か。
ドラギーユ城の入り口で入れ違いになりかけたものの、ランク3に昇進したCcさんに無事会うことが出来た。拍手してお祝いし、記念として金鉱を渡す。リンクシェルメンバーがパールを通じて、「7,000ギルくらいですね」と今の金鉱の相場を報告してくれる。それを聞いて恐縮するCcさん。だが、記念すべき昇進の場に駆けつけられるドルシネアがタイミング良く掘り出したのは、きっとここでお渡しする運命だったからに違いない。そう言って受け取ってもらう。「飾っておきますよ」というCcさん。
最後にメロンジュースをCcさんに飲んでもらう。乾杯できなかったのは残念だけれど、今日のところはやるだけやった。おめでとうと直に伝えられたのだから、これで満足するとしよう。……それにしてもやれやれ、いつになったら黒鉄鉱は掘り出せるのやら。