山ノ神 高針村の島ごとに4か所あった。 北島の「山ノ神」は、現在のバス停付近の山の上にあった。 古老によると、大きな石が二つあり、しめ縄が巻いてあったという。 村境でもあるので、出征兵士は、このバス停付近まで同じ島の人全員に見送られた。 現在、高牟神社境内に末社(まっしゃ)として祀られている。 写真右の「山神社」という表示は、以前「山ノ神 外三社」と記されていた。 古谷の山ノ神も、同じく高牟神社境内に祀られている。祭神は、大山津見(おおやまつみ)神。 炭焼や木こりにとっては文字どおりの山の神で、農民にとっては春に山から下って田の神となり、秋の収穫が終わると山に帰る神。 子どもたちの楽しみの「山の講」の行事は、明治36年(1903)に、他の島の子ども達とのけんかで、けが人が出たため廃止された。 トップページにもどる 高針村へ戻る |