万松山観音寺 上社3丁目にある。 臨済宗妙心寺派。 寛文七年(1667)、小瀬新左衛門忠次が開く。 境内には、上社中の史跡が集められているところが、高針の済松寺(臨済宗妙心寺派)とよく似ている。 現在の檀家の数は、およそ200軒。 観音堂 写真右の厨子の中に秘仏「十一面観音座像」(17年ごとのご開帳)があり、前に「前立十一面観音像」がある。 クロガネモチ(黒鉄黐) かつては、村の男女がこの樹を回って盆踊りをしたが、狭いので大規模な盆踊りは上社公園で行われるようになった。 別名を「ふくらしば」といい、『猪高村誌』には、「ふくらしば老樹」と紹介されている。 小瀬家が寺を管理していた時は「名古屋市指定保存樹」であったが、無住になってから「保存樹」の指定を外してもらったようだ。 「お手すり観音」 観音堂内にある(写真右)。 自分の体の不調の部分と同じ場所を触ると、体調が良くなるという信仰がある。 境内の史跡(秋葉の常夜灯・役行者・青面金剛) 馬頭観音(階段下)と念仏碑(墓地) 写真左の馬頭観音(「大字上社馬持連中」と彫られている)は、馬が病気になったり怪我をしたりしないように馬方たちが立てたもので、山門階段下にある。 写真右の「念仏碑」は、正面が「南無阿弥陀佛」、左横が「念仏講中十九人」とかすかに読める。 現在は観音寺の墓地入り口にあるが、前は「うとう坂」にあったもので、宝暦十三年(一七六三)の念仏講の碑と伝わる。 トップページにもどる 上社村に戻る |