ベランダでHFアンテナの実験
前回の実験よりアースの面積は0.91mx4mの金網2枚で十分使用できるとおまわれるため ベランダ内側が
ちょうど8mほどになるため所々を手すりに針金で留めアースとして以下の実験を行いました
ベランダの手すりより前方役1.5mあたりに電話ケーブルが2本その前方上方役2m程度に電力ケーブルが
ありかなり条件はよくありません 前回は3.5MHzで第一電波製MDシリーズ,HF80FXともうまくマッチング
できないようでした
今回はアンテナの取り付け角度などを変えうまく動作するようになりました
MD200(エレメント)+MDC80(3.5MHzコイル)
HF80FX
写真 1
写真 2
(写真 1)はMD200エレメントとMDC80 3.5MHz
用コイルの組み合わせで実験しました
エレメント垂直では調整できず やや傾けるとうまくバンド内どこでもマッチングが取れるようになりました
(写真 2)はHF80FX 3.5MHz専用アンテナです
同じ角度で取り付けると全く簡単に調整できました(写真 3)はかなり前に製造中止になっていますがDP100シリーズの7MHz用コイル,エレメントに
1.2mのエレメントをつなぎ全長やく2.5m(7MHzにマッチングが取れている)のセンターロデングタイプ
のアンテナをアイコムアンテナチューナーAH2(現在はAH4)で3.5MHzを乗せます 問題なく動作します
(写真 4)はチューナーの状態です
(写真 5)は空芯コイルをチューナーとアンテナの間に入れアンテナの能率がどうなるか調べてみます
写真 3
写真 4
写真 5
前回と同じようにクラニシ LA100ロケーションアナザイラーを使用しMD200+MDC80を基準(0db)として比較します
(1)MD200+MDC80 0db
(2)HF80Fx -2db
(3)DP100 7MHzアンテナ -7db
(4)(3)+空芯コイル -3.5db
さすがに3.5MHz専用に作られたアンテナは成績がよいようです MD200はエレメント長は2mでインピーダンス補正つきの
コイルはかなり重量級ですが十分その値打ちはあります
HF80FXも1.4mの手軽な大きさですがMDシリーズの大きさと
比べてもなかなか健闘しています
車載での使用では 性能から選べばMDシリーズが有利ですが取り付け等の手軽さからHF80FXも捨てがたいと思います
実験(3)では7MHzのアンテナにチューナーで3.5MHzにあわせ
ていますが予想よりかなり悪くでています チューナーでの
ローディグが多いため能率が悪いのではないかと思い空芯コイルをチューナとアンテナの間に入れチューニングを取り直す
と実験(4)のとおり−3.5dbまで改善されました
やはりアンテナの長さとコイルの大きさが重要です
アースは出来るだけ広くとる 3.5MHzまで使用したい場合は0.9mx4mx2以上
の広さが必要です 金網でもとたん板,アルミのコーティングされたレジャーシートでもかまいません アンテナも出来るだけ長くローディングコイルは大きくということになりました
アースについてはある程度のめどはついたと思います
No2