念珠工房

 趣味で念珠の紐が切れたら直していくうちに、修理を依頼され、オリジナルの編みを開発したり、木の実に穴を開けて1から作るようになりました。今まで作った念珠や戴いた記念の中の一部です。

 ※簡単に念珠編みができます。小学生低学年から二時間程度あればできます。費用は一人300円程度です。ご要望があれば仏婦や子ども会等で指導します。



赤瑪瑙
丸10本編(六色仏旗編) 親子珠同 段目20段
僧侶になった(得度)記念に買っていただいたものです。とても大切にしていますが、石でできているためにすでに三回紐が切れました。仏旗の色を取り入れ、見本とすべく、丸一日かけ編みました。


黒木実(不明)
角4本編(一色) 親子珠水晶
大学卒業の時に祖父から戴いたものです。祖父は先代から使っていた念珠と言っていました。ということは、義山和上か瑞義和上の愛用の念珠の可能性が高い???


菩提樹実(羅漢彫)
丸4本編(一色) 親子珠同
父親が愛用していたものです。中央仏教学院に進学する時に記念に戴きました。1つ1つの珠に4人ずつ仏教の修行に励む羅漢の姿が丁寧に彫刻されています。見ていて飽きないものです。


猿樹実(モンキーナッツ)
丸8本編(四色) 親子珠赤瑪瑙
中央仏教学院研究科を卒業する時に、恩師である白川晴顕先生に戴いたものです。盆参や報恩講参に常に持ち歩き、おそらく一番多く紐を変えました。


蓮実
丸6本編(三色) 親子珠赤瑪瑙 段目11段
平成7年に就職し、近くにある蓮池まで取りにいき、電動ドリルを初めて使用しながら、オールハンドメイドで初組みした念珠です。知り合い等に10本以上贈呈しました。汚い泥の中ほど可憐な花を咲かすといわれる蓮の実です。。。


龍眼菩提樹
丸8本編 親子珠赤瑪瑙 段目13段
入てら記念にある仏具屋さんに戴いたものです。住職になるまで、当分の間、エースとなった念珠です。


白檀実(香木)
角6本編(一色) 親子珠同 段目8段
正善寺に入寺する際、門徒さんに記念として配ったものです。10年以上経った今でも、芳しき香をたてています。


如来菩薩彫
角6本編(三色) 親子珠赤瑪瑙 段目8段
1つ1つ丁寧に、如来や菩薩の頭部を彫ってあります。釈迦如来、普賢菩薩等が彫られています。貴重なものの1つです。


虎目石
角8本編(二色) 親子珠同 段目4段
知り合い寺院の慶び記念に戴きました。虎の目のようであることから、天然石の自然色ながらトラ眼にちなんだ名前となっています。


黒木
角6本編(二色) 親子印度翡翠珠 段目7段
正善寺の分院建立の記念念珠です。大きく立派な念珠で、紐を翡翠の色に合わせて組み替えしています。


栴檀実
角6本編(三色) 親子印度翡翠真似珠 段目11段
かやのみ幼稚園に生えている栴檀の実を1年以上影干しました。西本願寺百華園に落ちていた実も使用しています。


星月菩提樹実
角6本編(三色) 親子印度翡翠珠 段目9段
知り合い寺院の慶び記念に戴きました。白い実に薄い緑色の親子珠が喪のイメージにとても合います。紐の色もそのイメージに併せて組み合わせました。


境内記念樹木
親子赤瑪瑙石
知り合い寺院の慶び記念に戴きました。何の樹木か忘れてしまいましたが、珍しく二輪の念珠で、重宝しています。


菩提樹実
トクヤオリジナル編6本編(三色) 親子虎眼石、印度翡翠珠 段目7段 ※完全オーダー品
私が住職になる記念法要の際に、記念で門徒に贈呈した念珠を、子どもの手の大きさに合わせて組み直したもので、世界で唯一無二のものです。


不明樹実
角8本編(二色) 親子瑪瑙珠 段目8段
私が住職になる記念法要の際に、記念で法中等に贈呈したものです。軽くて丈夫な念珠であります。


菩提樹実
角8本編(二色) 親子縞瑪瑙珠 段目5段
知り合いの前住職様の葬儀記念に戴いたものです。
蓮如上人500回遠忌記念法要輪袈裟とのコーディネイトにぴったりな色合いに、重宝しています。


黄玉琥珀
角8本編(二色) 親子珠同 段目8段
私が住職になる記念法要の際に、出処寺院の母親から戴いたものです。現在所有する念珠で最も高価なものです。エースの中でも一番のエースです。


緑玉琥珀
角8本編(二色) 親子珠同 段目5段
私が住職になる記念法要の際に、自分で購入したものです。現在、自分で購入した念珠では一番高価なものです。準エース級として活躍しています。

菩提樹実・栴檀実・蓮実
子どもように作ったものです。拾った実やいただいた実を使ったのでほぼ無料で作りました。

墨輪袈裟・蓮実念珠
黒い輪袈裟と黒い蓮の実がマッチングしています。葬儀はもちろん、通夜、黒は日ごろでも大丈夫です。他をひきたてる効果もあるそうです。

つづれ織輪袈裟・琥珀念珠
琥珀にはいろんな色があります。薄黄色の輪袈裟と黄系の念珠がマッチングしています。

大谷探検隊記念輪袈裟・瑪瑙念珠
赤い輪袈裟に赤い念珠。慶びの法要、紅葉シーズンに映えます。

記念輪袈裟・星月菩提樹念珠
カラー布胞と緑系統がマッチングしています。紅葉、新緑シーズンに映えます。


 お念珠といっても、色や数等、様々です。仏参には欠かせないアイテムのひとつですが、安価なものから高価なものまで、たくさんあります。僧侶であれば、いつの間にか戴いたり、本願寺へ参った折に購入したり、だんだんと増えてきます。服や袈裟の色に合わせたり、紐を組み替えたり、いろいろ楽しめるもののひとつでもあります。お釈迦様が、お悟りを開かれる際に、菩提樹の木の下で座禅を組まれていたことから、菩提樹の実は種類も多く重宝されています。また、珠の数は108を5や6で割った数が一輪念珠には多く使われているようです。二輪の念珠は108個と数が決まっている場合が多いです。僧侶が正装してお勤めする時には二輪の念珠(二連珠)を使用する決まりとなっています。浄土真宗本願寺派の場合、二連珠は白黒の珠で、白房は切房のものを下に垂らして使う決まりとなっています。 合掌