夜間教室を実践しましょう。
新しい公教育の提案のひとつに、子供だけでなく、親も学校を利用して学ぶ場であるという認識の定着があります。最近、学習参加という言葉をよく耳にします。授業で保護者の方にいっしょに参加してもろおうという試みです。
この試み自体は、とってもすばらしいものです。しかし、そんなに簡単に親を授業に参加させることができるのでしょうか?わたしは、実践なされている学校を実際に訪問してみて、その難しさも感じてきました。
授業を変える試みとして、年に数回あればいい程度です。しかし、わたしがここで提案するのは、学校という機関をこれから新しく変えるひとつの方向性として、学校は子供だけが学ぶ場ではなく。親も学ぶ場であってもいいのではないかということなんです。
PTAとう活動をこれから改革するには、この親も一緒に楽しんでで学ぶ場というのがキーワードだとかんがえます。
そこで、実際にわたしの担任する学年で、親の対象による夜間教室を開催しました。3回講座。ただし、ここでは条件があります。それは、参加する親は必ず自分の子供も連れてくるとういうことです。今回は、技術の授業でコンピュータの操作法についての夜間教室でしたが、こどもにスモールテイチャーになってもろおうと考えたんです。
そしてもうひとつポイントがあります。絶対に子供は自分の親以外の先生になるということです。他の子供と接することによって、多くの親は我が子を同年代の別の子供を通して客観的に見る場をもつのです。
第1回講座内容
子供といっしょにタイプ練習。どっちが速いかな?
第2回講座内容
ファミリー名刺を作ろう
第3回講座内容
インターネットで世界をみよう(ライブカメラで南極をみよう)
参加人数は、学年の3分の1くらいでした。
今後は、音楽の授業もやってみたいものです。
1回の講座で何か形あるものができあがると喜ばれますね。
夜間やるということは、教師の仕事は無償のボランテイアです。しかし、ボランテイア精神がない教員には、教育改革はできないのです。また、親と子の交流がなされることが、安定した学校生活にもかかせない要素なのです。これからの公教育は、「そこまでやるの?」といわれてもやらなくてはならないのです。
親が我が子以外の子供と接する場面づくりです