国語科(敬語)

平成18911日実施

授業者OJ教諭

文責  高橋 晋作

【授業の様子】

学習指導案へ

 

【研究協議会での話題】

授業の組み立ては、デイベートのやり方の書かれたフォーマットを渡し、システムを把握させてから取り組ませている。それによって、どの生徒も見通しをもってやれていた。また、生徒たちは、わからなくなったら、渡されたプリントに戻っていた。このように資料がしっかり準備されていた。O教諭の経験が物語っている授業であった。また、初めてのシナリオを見て吟味できる力は、かなりハードルが高い授業であったはずであるが、そんなところが見られないくらいに授業が進んでいった。この理由として、きっと、教育内容が絞り込まれているためだろう。だから、授業者はあとはチェックするだけでいい状況になっている。

生徒の様子を見ると、答えはわからないけど問題は指摘できる→問題点がわかる→答えが見抜けるという思考のパターンが確認できる。

シナリオの内容の違いが、グループでの話し合いの活性度の差になっている点が見られた。高校受験面接のシナリオはシチュエーションが十分に想像できるので、生徒の食いつきがよい。

同日に行われた英語の授業と比較して、授業のまとめの取り扱い方の違いが話題になった。

英語の授業では、最後に生徒が黒板に書き出した英文を、教師自身がまとめていたが、この国語の授業では、生徒の感想や意見を共有化させさらにそこからでる疑問を取り扱いながらまとめにしていた。“ここはどうするのかわからないけど気になる”という生徒の感想を取り上げて、全体で考えさせながらまとめにしていった。このような授業が、どの教科でも今後行われることを期待したい。

江間教授からは、小グループでの活動の活発な姿や安心感は、この研究の3年間の学習履歴があらわしている。

デイベートのよさは、必ず自分に回ってくる。一人一役はやる気を向上させる。

生徒がつぶやく「何かわからないけど気になる」「ひっかかる」のような、完成されない言葉が出るのが素晴らしい。

最後に、

先生方が「おはよう」と言うか「おはようございます」というか、どっちを言うか、そんなところを生徒は見ている。

 

戻る