1.上向き

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 背中、腰、臀部、膝裏の硬さを見た後、かかとにお灸をします。ツボは、「失眠しつみん」です。腎臓に利きます。こわがりも熱がりも、かかとならなんとか許してくれます。皮膚を焦がす直前に消すので、熱くもなくやけどもしませんが、効果は出せます。
 次に、膝の内側を指圧。膀胱、腎臓、肝臓、膵臓に利くツボのコリを緩めています。
 次に、腰の「腎兪」に鍼を打ち、同時に指圧をしているのは、膀胱のツボで、腎臓、膀胱に効果が有り、膀胱炎の時は、特に効果が出ます。冷えの溜まる所です。「温かくなった」とよく言われます。
 次に、腎兪の鍼はそのままに、背骨の際を指圧するのは、臀部と同じ、膀胱のツボ。 膀胱のツボには、全ての内臓のツボが含まれていて、言って見れば、自律神経の調整になります。
 次の、腰の背骨の真ん中「命門」又は「腰の陽関」に鍼を打ち、仙骨に指圧、更に、首の付け根まで背骨を指圧するのは、背骨を緩めて、血流を良くして、自律神経の働きを良くしています。頚椎、脊椎、腰椎、仙骨、骨盤の血流が良くなると、脳の働きも良くなります。この辺りで、全身が温かくなったはず。
 次に、再び、上向きです。

5.上向き 座位

4.横向き 

2.うつ伏せ