中炮対屏風馬　№５
図１３から士４進５（図１４）と黒方は中央を固めて待ちます。
ここですぐ炮９平７もありますが、この手はいつでも出来ます。
他では車１進１とし、車１平６と回る指し方は有力です。

図１４から馬七進六（図１５）と馬を跳ねて攻勢をとります。
この手でプロ間では炮八平九とする五九炮が多いです。
以下は炮９平７、車三平四、車１平２、車九平八、馬７進８（参考図１２）と進みます。
炮八平九の意味は車九平八と活用する狙いです。
参考図１２の馬７進８は最善の応手で、他の手は黒方難しいです。
参考図１２は黒方卒７進１を狙っています。
参考図１２以下は車四進二や車八進六、炮五進四などが考えられます。
図１５から炮９平７（図１６）とそろそろ車を追っておきます。
こうしておかないと象が上がれません。


図１６から黒方は車三平四（図１７）の一手です。
黒方はこれで７路の馬の働きが良くなりました。
またこのように馬の下に炮がいる形は好形です。
図１７から象３進５（図１８）と固めます。
これで２つの象の連絡が良くなりました。
また象が上がったので車１平４と車を活用する手が出来ました。
なお象３進５では他にも有力な手がいくつかあります。

中炮対屏風馬６に続く。