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2008.5.25
・三社祭
  先週の日曜日に三社祭を見るために浅草へ行った。目的
  は三社祭川柳の入賞作品の展示を見ることであった。
  浅草寺境内はいろいろな出店が所狭しと並び、多くの
  人出で賑わっていた。川柳の展示の表示はなく、探し回
  った揚げ句ガードマンに聞いてやっと分かった。その
  場所は、和太鼓のショーを開催している後ろであり、
  ショーが終わらない限り近づけもしなかった。30分後に
  終わったので近づいて写真を撮ろうとしたら、今度は
  その前に大きい太鼓が運ばれ、邪魔なので少し動かして
  欲しいと言ったが怒られた。その場で出会った掲示を
  見に来られた女性とで何とか自分の句を写し合った。
  またここで川柳のマイノリティさを痛感したが、どうせ
  掲示するならもう少し場所を考えて欲しい。あれだけの
  観客に川柳の面白さをアピールする貴重な機会であった 
  のに残念!
  
三社祭 公募川柳
2008.5.18
・応募時の条件
  公募川柳の応募時には通常条件が記載されている。
  自作であること、著作権が本人にあること、未発表
  の作品であること、二重投稿の禁止等の注意が多い。
  その中でも一番多いのは、自作で未発表という表現
  である。自作と既入賞作品禁止の条件は言わずもがな
  であるが、未発表には少しひっかかる部分がある。
  例えばこのサイトでの今週の一句のように、自作の
  作品をネットに掲載した場合は発表になるのであろう
  か。最近はケータイ小説やオンライン小説が登場して
  いるが、これらを公募小説やコンテストには応募でき
  ないのであろうか。ケータイ小説を有料にしたり、
  自主出版で作品集を販売すれば発表になるのであろう
  か。いろいろ議論はあるが、とにかく今週の一句に
  ついては勝手に未発表と解釈して公募川柳には応募する
  つもりである。

2008.5.10
・同一句応募
  前々回にサラリーマン川柳の同一句応募を話題にした
  が、残念ながら同様の出来事が起こってしまった。
  先日発表された団塊の主張全国コンクールの川柳部門
  の優秀作84点中に他公募川柳の入賞作品が含まれて
  いることを見つけた。早速主催者にメールを打ち、
  それらの作品は削除された。ひとつは第二回毛髪川柳
  佳作『ほしいのは キューティクルより ハエテクル』
  で作者は違っていた。もう一句は川柳激情の昨年12月
  作品『ちょいワルで 弾けるはずが ちょいボケる』
  でありこちらは同一名であり、それも公募川柳では常連
  の知る人ぞ知る有名人である。どのような理由があろう
  とも絶対にやってはいけないことであり、公募川柳から
  は退場して欲しい。審査員の方々も発表前にGoogleで
  句をチェックするぐらいはやるべきである。

2008.5.5
・公募川柳入賞率
  公募川柳の入賞率を調べてみた。当サイトの発表済み
  の中で応募数、入賞者数が公表されているものでは
  0.02〜5.1%と幅がある。平均(全入賞者/全応募者)
  は0.16%、600倍以上の難関である。柄井川柳が選者
  をしていた誹風柳多留への 掲載率は2〜2.5%と言わ
  れており、これよりもはるかに倍率が高い。新聞に
  掲載されている川柳については公表はされていないが
  推測では1〜2%と思われる。ただ常連が多く、質も
  問われるので前掲の0.16%と単純に比較はできない。
  川柳歴5年のまこっちゃん(新聞では別のペンネーム
  も使用)の新聞掲載率は現時点では2%、それ以外の
  公募川柳では3%と平均よりも少し高いレベルであり、
  まだまだ努力が必要である。
  
2008.4.27
・応募者の想い
  一昨年のサラリーマン川柳で、選ばれた100句の中に
  過去の公募川柳の最優秀作品と同句があり、結局失格
  になった事件があった。著名な川柳作家が審査員である
  にもかかわらずこのようなことが起こった。公募川柳
  の常連と呼ばれる人が審査員をしていれば決してこの
  ようなことは起こらない。メジャーの公募川柳の入賞
  作品は見れば頭の隅に残っている。この問題は投句側
  より審査側、主催者側の方が大きい。結局川柳に対し
  て、主催者側の想いが応募側の想いより弱い公募川柳
  が多い。審査発表の時期を日にちまで明確に発表して
  いながら、通知もせずに遅れる公募川柳も多い。その
  日の発表を待ち望んでいる投句者には失礼である。
 
2008.4.20
・著作権について(その一)
  公募川柳に関する川柳と著作権の関係を調べた。現在
  公募中の25サイトの注意事項を調べた結果、著作権の
  記述なし:10件、応募作品の著作権移動:13件、入賞
  作品の著作権移動:2件であった。なんと半分以上は
  応募時に著作権が作者から主催者へ移動している。
  即ち、厳密に言うとそこでボツになった句はその他の
  サイトには応募できないということだ。この点の認識
  には私自身も欠けていた部分はある。応募のみで著作権
  が移動するのは他の文芸作品でも同じだろうか。小説等
  では応募のみで著作権が移動するとは考えにくい。今回
  の調査で少数ではあるが、入賞作品のみ著作権が移動する
  ケースもある。入賞作品のみ著作権移動という方が正しい
  のではないだろうか。
  
2008.4.13
・江戸文化と川柳
  川柳のルーツを探るために江戸文化の本をいくつか読ん
  だ。柄井川柳が主催した一般公募のいわゆる川柳は、
  江戸文化と切り離せないものだとあらためて感じた。
  当時で人口が100万人を越えていた江戸のインフラ、
  文化は世界でもかなり進んだものであった。平和な時代
  が世界では異例の270年続いた中で、文化も進展し庶民
  にも余裕があった。川柳を一般の人が詠める自由と、
  ネットもない時代に1万句を集める仕組みが存在して
  いたのである。数万人が川柳を楽しんだとも言われて
  いる。ただこの時代の上方文化や庶民の生活について
  書かれたものが少ない。京都や大阪では同時代にどの
  ような生活をしていたのであろう。江戸の川柳に代わる
  ものがあったのだろうか。川柳が江戸ではやっている
  ことが伝わっていたのだろうか。まだまだ調べるべき
  ことは多い。
  
2008.4.6
・川柳の多様性
  川柳は俳句以外の五七五、でありそのために種々多様
  なものが存在している。5年前に川柳を始めた時は、
  句を多く作ることに主眼を置き、やみくもに作った。
  最近は少し公募川柳も選びながら出すようになった。
  川柳で何を伝えたいかを考えるようにもなってきた
  結果であろう。伝えたいのは笑いとペーソスに代表され
  る人間模様である。時事川柳への投稿も政治色の強い
  ものよりも庶民の立場からの句を選んで出している。
  以前は自信を持って出したものは選ばれず、なにげなく
  出したものが選ばれていた。最近は少しではあるが自信
  のある句が選ばれることもある。関西系の公募川柳で
  2月の最優秀賞に選ばれた句もその一つであった。
  お題が『こだわり』のその句は『こだわりが息切れを
  してただの店』である。

2008.3.30
・本ホームページについて
  5年前から川柳を始めたが、句会に参加するのも敷居
  が高く公募川柳に応募して作品の評価を得ている。
  新聞の時事川柳に出し始め、全国版に掲載されるのは
  3〜5年はかかるものと思っていたら、3ヶ月後にたま
  たま掲載された。自分の作品が評価され喜びは大きく、
  それ以来すっかり川柳にはまってしまった。公募川柳を
  調べているうちに、川柳のみの公募情報をカバーして
  いるサイトが少ないと感じて本サイトを立ち上げた。
  やるからには情報の信頼性、新鮮さ等では最も充実した
  ものを目指している。一般のブログを使用する手もあるが
  邪魔な宣伝を嫌い、ややレトロなサイトにした。まず
  サイトの存在を積極的にアピールせずに一年間はアクセス
  の様子を見るつもりである。便利なサイトだと思われた方
  の口コミを期待しているが、スタートして2ヶ月たちまだ
  まだ可能性を残したままの状態である。

  
2008.3.23
・川柳の題材
  基本的には川柳のネタは何でもよくネタは無限大と
  言えよう。しかしながら、時事川柳では皇室ネタは
  殆どないかあっても、当たり障りのないものになって
  いる。最近では宮内庁の長官がマスコミを通して皇太子
  の行動に苦言を呈すまで、ある意味では開けてきてい
  る。それなら時事川柳でもう少し取り上げても良いの
  ではないだろうか。開けた皇室になるということはこの
  ようなことも含んでいるのではなかろうか。もっと開け
  たものになるためには、年の初めに歌会始めならぬ
  柳会始めを執り行い、皇室の方々も一句詠むことを提案
     する。