本文へスキップ

福岡 野口整体

痛みについて


1998年6月27日FIFAワールドカップフランス大会の日本対ジャマイカ戦の後半29分に、W杯史上日本初ゴールを決めたゴン中山こと中山雅史選手は、そのゴールシュート後のプレイでジャマイカの選手と激しく接触しましたが、試合終了までの残り約15分間、彼はピッチを駆け回ってプレイしました。

そして、試合終了後に診察を受けると「右足腓骨亀裂骨折 全治6週間」と診断されました。

普通なら激痛で動く事すら出来ない程の状態なのに、なぜ中山選手は試合終了までプレイする事が出来たのでしょうか?

それは、試合に勝つ事だけ・プレイだけに意識を集注していたからです。

人間はある一つの事に集注して気が張っていると痛みを感じません。意識を何かに集注しているとそういう現象が起こります。

あなたもいつの間にか体にアザやすり傷や切り傷を作っていて、ある時フッとそれに気づいて意識しだしたら急に痛みを感じ始めたという経験はありませんか?

後になって「あの時だ」と判る場合もあれば、全く心当たりがない場合もあるかもしれません。きっと仕事やスポーツなど何かに集中して夢中になってやっていた最中に出来たのでしょう。

それまで何ともなかったのにフト気づいて意識がそこに行くと痛みを感じ始める。面白くて不思議な現象ですね。

痛みとはどんな場合でも絶対的にあるものではなく、自分の意識・認識・精神・心と密接に関係しています。

つまり、
心(精神)と体は関連がある。あなたの体の痛みも心と関係があります。

ちなみに、体の痛みをただ無くしたいだけなら病院に行って痛み止めの注射を打ってもらったり、薬局で鎮痛剤を買って飲むのが1番手っ取り早いです。

あなたがそうしたいのであればそうされる方が良い。

でも「それでは根本的には何一つ変わりませんよ」とだけは申し上げておきたいと思います。


fukuoka-noguchiseitai20.htmlへのリンク