homepage > zoology1

私と動物達  更新 2015/09/21

 あなただ〜れ?

 このページは、古すぎる!!

 今10年前の本を読んでいます。

 着想は40年近くに前なっており、その後に明らかになっていることがあるので、文章を新しくすることにしました。

 あなただ〜れ?

 そうです、私はサルです。

 なぜこのページにサルが出てくるかと言うと、私がお猿さんを大好きだからです。

 う〜ん、他人とは思えない。

 サルたちを見ていると一日中でも飽きない。

 私は、「ヒトの社会」を語る上で、「サルの社会」は必要不可欠なモデルであると考えていました。

 もちろん、ヒトの社会は、高度に複雑になっていますが、現在問題になっている、社会問題は、視点が必要です。

 理想論でなく、本来ヒト社会があるべき姿とは、動物園のサル山から、餌付けされた自然ザル、および、人付けされた全くの自然ザルなどの生態から、視点を持って来ればいいんじゃないか?

 なんて思っていたわけです。

 あれから40年。

 京都大学の霊長類研がやってくれました。もの凄く解明されました。しかし、なお分からないという、その報告を今読んでいます。

 集団で生活する猿社会には、社会制度と群れ固有の文化が存在します。


<雄と雌>

 では、雄と雌は、生物学的にどのような違いがみられるのでしょうか?
 
 「ヒト」では、生殖器をはじめとして、骨格や筋肉、喉仏など、男女の解剖学的差異、外形の違いは、実は、氷山の一角!!

 もっと大きな違いが体の中に存在するようです。

 第一に、痛みや出血に対する耐性について・・・。

 女性は小さな痛みに対して男性よりはるかに敏感に反応しますが、(最近の男子は敏感なやつが増えてきたような気がしますが(^^;))もっと底深い強い痛みに対しては、どっしりと腰を落ち着けて堪え忍ぶことかできるそうです。(オバタリアンの生命力は生物学的に証明できる・・・(^^;))

 陣痛の痛みなどは、男性では半分が失神し(^^;)、もう半分は死亡するのではないかと推測されているそうです。

 また、教科書には全血量の三分の一以上失うと死に至ると書かれていますが、このとおりになるのは男性だけで、女性は全血量の半分くらい出血しても、不死鳥のように蘇ってくるそうです。

 これらはすべて女性の生命力を示すもので、男女それぞれの平均寿命にもあらわれ、百歳以上のお年寄りの八割はいつも女性で占められ、イヌやネコなどのペットでも同様の傾向が見られるそうです。

 この生命カの強さは忍耐力とも関係しているようで、冬山遭難の際に顕著にあらわれるそうです。

 男性は「きのうも今日も雪なら、きっと明日も雪」という硬直した思考で、我慢できずに助けを求めに出て凍死します(T_T)。

 それに対して、女性は「きのうも今日も雪なら、明日は晴れる」と楽観してじっと堪えて無事生還することが多いようです。

 忍耐カ(環境認知とでも言うか)と悪い環境に適応する能力に関して、このように比較的、女性は男性より優れているようで、実験動物でも同様の雌雄差が知られています。

 ソ連とアメリカの宇宙船に初めて乗せられたイヌとサルはともに雌だったそうです。

 サルやネズミを拘束して実験に用いた場合も雌の方が実験条件に適応しやすく、実験途中の死亡は雄の方が明らかに多いようです。

 近年、大脳生理学の発達によって右脳と左脳の機能の違いが明らかにされてきました。

 通常、どちらかの脳が偏って発達(特化)することが多く、右脳が特化すると音楽家や芸術家になり、左脳が特化すると科学者が生まれることが知られています。

 さてここで、この左右の大脳半球をむすぶ「脳梁」という部分は、男性より女性の方が明らかに大きく、女性は左右の脳を、より本来的に駆使しうるようです。


 離婚話の際に、泣いたり怒ったりしながら(右脳)、冷静に慰謝料を計算(左脳)できるのも大きな脳梁のおかげ??????????かも知れません。(^^;)

 最後に、ボケ方にも男女差があるといわれているそうです。

 男がボケた時、最後まで覚えているのが奥さんの顔と声、ところが、奥さんがボケると、最初に忘れるのが亭主の顔と声だとか------。(^^;)

 ま、みんな違って、みんな良い・・・・というところで如何でしょうか?


<バックナンバー>

書店、生命と文明、実験動物、危機管理など


テレビの上で寝る猫!



トップページ