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<伊豆大島再訪記>2006/01/27〜02/04  2013.04.28更新

by CASIO A5513CA

2006年1月27日、家出した・・・・・・・

今回は・・・・病院入院手前からの生還。

静養のため、伊豆大島へ、なんと「単車」で行っちゃいました。

竹芝桟橋から大型客船で渡航、海のふるさと村でロッジ4泊。ハイテク民宿1泊

写真1、HONDA XLR BAJA (^^)V 


 「家出」をしなければならない事情がありました。

 ぱっと飛び出すのに、車が手ごろ。

 しかし、うちの乗用車は、家内が使います。

 私の「足」となったのは、真冬なのに、なんと「単車」!!でした。

 ずっと欲しかったXLRを、思い切って購入していましたから、17年ぶりのリターンライダーは荒野を目指しました。

 では・・・・暖かい「南方」へ行くしかありません(^^ゞ。

 オフロード車は道を選びません。私にもってこいです。

 こいつにキャンプ用品を満載し、客船に積み込んで、南へ行くことにしました。

写真2、新型au携帯 CASIO G’zOne Type−R


 二つ目のアイテムは、撮影・通信手段。

 このアイテムは、二つ折りで、耐衝撃性、耐水性(水深1メートル 30分OK!)は世界最高!!

 今まで2台使っていたメガピクセルカメラ付「A5401CA」,「同U」が、ほとんど、生まれ変わったものです。

 CASIO 「A5513CA」メガピクセル携帯。

 今回は、ツーリングの「雨の中」で使いました。耐水性の安心感は最高!!





写真3 レッツノート  W4 


 今回の、「家出用に調達」したノートPCです。

 軽量で、堅牢、バッテリーは優に、5時間使用可能。

 客船の中で使用しました。

 私は、このレッツノートシリーズと、その販売店「神栄電気」に全幅の信頼を寄せています。

 今回のノートW4もそこで調達したものです。

 写真は、大島到着1時間前の大型客船「カメリア丸」の中で、バッテリー駆動するW4。

 乗船時間は8時間です。勿論、ずっと使用していたわけではありませんが、駆動時間は最高!!。


写真4 竹芝桟橋荷物預かり所    

 自宅から、首都高速を飛ばして、東京はレインボーブリッジのすぐそば、竹芝桟橋へ。

 ここから大型客船「カメリア丸」に乗り込みます。

 乗船前、愛車と、しばしのお別れです。この後、愛車は、コンテナの中へ積み込まれます。

 大島までの、手間賃送料は、7千円弱也。

 これは意外と高額ではないかと感じましたが、考え方次第です。

 私は、大島で結構走り回りましたから、とんとんの料金だったかなと感じました。

 しかし、もう少し安ければ、利用率も上がると思います。

 愛車で、交通量の少ないワインディングや、一部とはいえ、国立公園内のダートを疾走できるのです。 安いかな・・(^^ゞ

写真5 上陸       


 大型客船「カメリア丸」と、荷物搬送用コンテナです。

 早朝の大島に到着して、クレーンでコンテナが吊り降ろされ、中から愛車が運び出されると感慨もひとしお。

 伊豆大島 岡田港 桟橋にて。

 積み込まれていたキャンプ用品は、降ろした状態でコンテナに積まねばなりませんでした。


写真6 待合所は早朝でガランとしています。   

 テント、シュラフなどキャンプ用品を改めて積み込み、出発準備です。
 
 愛車を預ける時は、キャンプ用品など荷物をすべてはずして、自分で持たねばなりません。

 これも、サービスとしては、くくりつけているのですから、一まとめでいくらとすべきだと、私は思いました。

 はずして個別に預けると、別料金になってしまいます。

 さて、午前6時上陸。

 キャンプ場の受付もまだ開いていません。

 8時半からの受付です。

 時間調整に、東海岸の日の出を見に出かけます。

 まだ暗いなー。

 しかし、1月下旬というのに、寒くありません。

 さすが黒潮に洗われる大島です。


写真7 日の出を目指す!!    



 上陸が午前6時なので、全島一周54キロという周回道路を時計回りに、日の出を目指して東進します。

 「短足の鹿」のような不思議な動物が、闇の中から何度も私のデュアルヘッドに映し出されました。

 後に「キョン」という動物であることが判明します。


写真8 宿泊先 都立大島公園、海のふるさと村 


 携帯電話のカメラに日の出を収めたので、明るくなりだしたキャンプ場に向かいました。

 周回道路はほとんど車もなく、適当なワインディングで快適です。

 午前7時過ぎには、宿営地に到着してしまいましたので、愛車を受付ロッジ前に駐車して、歩いてテントの設営場所を点検して回ります。

 荷物を積んだまま愛車を離れても心配ない。人がいないのですから。

 キャンプ場の朝の受付を待ちます。

 4人用テント、スリーシーズン用シュラフなど、荷物満載の愛車です。

 受付を済ませてからの、テント設営ですから。



写真9 テント設営! しかしロッジへ引越し・・・・


 実は、体調を壊して、医師から、療養を指示されていました。

 仕事を休まねば、体調が戻りません。

 休めば収入が減ります。

 余分な金はありません。

 テント設営、一日200円。ばか安です。

 しかし、この日は風が強く、テントでは休めそうにありませんでした。

 船中でもほとんど眠れませんでしたから、安全運転のためにも、睡眠は必須です。

 また、体調管理に「睡眠時間は絶対」と医師に言われており、眠剤を常用しています。

 けれども、正月から休みなしで仕事に根を詰めすぎ、眠剤が効かなくなって、体調を壊したのでした。

 強風に、寝むれそうにないな〜と、テント設営後、思いましたが、三原山の広大なダート「裏砂漠」に下見にゆき、別世界を体験しました。

 すると、なぜか気が大きくなって、一泊2000円のロッジに変更することにしました。

写真10 強風に煽られながら 


 ツーリングは大島の周回道路を時計回りで、一昨年家族で訪れた元町へ向かいました。

 ワインディング!!

 しかし、コーナーを攻めるには17年ぶりで、コーナーリングの勘所は戻っていません。

 ヘアピンが連続するところもあって、タイヤのグリップも信頼できないのです。

 しかも、ところどころ、路端にコケが生えています。

 ツルツルのところがありました。

 これは大島特有です。

 写真は三原山噴火後の復興されたワインディング。快適です。


写真11 月の砂漠 別世界 !!


 三原山へのダートを発見!!

 バイク雑誌「ツーリングgogo」の撮影をしていました。

 女性ライダーがHONDA XR50を駆って、火山灰の上を疾走しており、カメラマンがデジタル一眼で写真を撮っていました。

 この広大なダートを見てください。私は興奮して、発狂寸前でした。(^^;)

 それにしても、風が強い。テント宿営は無理と判断しました。


写真12 水を得た魚


 砂漠の「轍」の方向へ、バンバン飛ばします。

 意外なところにギャップがあったりして、恐怖を味わいますが、フロントフォークの長いストロークは伊達ではありません。

 十二分にショックを吸収して、難なく走り抜けることが出来ました。

 もっと、痩せて、体力をつけ、勘を取り戻したら、「デュアルヘッド」にものを言わせて、夜間、夜行性の「キョン」を追い回してやりたいと思いました。

 「キョン」とは、短足の鹿のような生き物で、八丈島の天然記念物のようですが、ここでは大島動物園の中から逃亡者が繁殖したそうです。

 また、雑種??の「猿」がいるそうで、カニクイザルとニホンザルの雑種のようですが、そんなことあり得るのでしょうか?


写真13 更に広がる黒い砂漠



まるで月面!!

高速道路の巡航用に装着したミニカウルの向こうに広大な砂漠が広がりました。

かなりストレス解消になりました。

写真14 テント泊、断念 ロッジへ    


 都営「海のふるさと村」のキャンプ場の中の小奇麗なロッジです。1泊素泊まり、格安2千円。

 九十九折の遥か下、海岸まじかに、パラダイス「海のふるさと村」は存在します。

 ロッジ内の各部屋は、2段ベッドの6〜8人部屋で、まさに休むための部屋。
 
 風呂場もゆったりしており、ゆっくりつかることが出来ます。

 テント宿泊なんて、体が休めません。

 やはり、私は「アウトドア派」ではなく、単なる「けち」と判明しました。

 テントで寝ていたらどうなっていたか?

 以前、やはり体調を崩し、休暇を頂いた時に単身、西伊豆、黄金崎キャンプ場へ行きましたが、3月の西伊豆テント泊なんてことは暴挙でした。

 冬型の気圧配置は、海岸部に強い西風をもたらすのです。

 その時も、テントごと飛ばされそうになり、早々「ホテル」に変更して、後刻、家族に「根性なし」と散々馬鹿にされてしまいましたが。

 医師の指示で療養し、費用を節約しようとしているのに、家族には全く理解されていないようで、(^^ゞ

 今回も正月から休みなしの過酷な勤務が続きまして「症状が再発した」のです。

 強烈な偏頭痛と神経過敏。

 PTSDとも言われています。

 ある事件をきっかけに、8年も病院に通っており、収入が安定しません。

 ・・・・・・・・・・・・・・やめましょう。

 皆、その場その場で、必死に生きているのです。
 
 私だけが辛いのではありません。


写真15 2日目の朝日 


 天気予報は夕方から雨。

 宿営地をロッジに切り替えて正解でした。

 元町から三原山登山口入口まで上ると、雨が降ってきました。予報よりも早い降り始めです。

 クレジットで購入したRStaichiの雨合羽は最高でした。

 問題は、半ば家を飛び出すように出てきたので、スニーカー履き。

 こいつはいけません。

 しかし、スニーカーがずぶぬれでしたが、ロッジの部屋のエアコンですぐに乾いてしまい助かりました。

写真16 ヘルメット修理 朝食、土産物購入 


 ロッジで、ふとヘルメットを見ると、単車仲間からもらった、高級ヘルメットのシールドの端が、割れていました。

 アロンアルファが必要です。

 素泊まりですから、服薬のため、朝食も調達しなければなりません。

 早朝で、どの店もまだ開いていないだろうと思いながら、周回道路を時計回りで、ひたすら、商店街のある元町を目指すと、なんと波浮の港の見晴台で「土産物屋」が開店しています!!

 捨てる神あれば拾う神あり。

 店主とお話をすると、なんと私の地元の方で、びっくり!!

 縁たり縁たり!!

しかも父方が、私の祖父と同じ、静岡出身。

島内の様々な情報を賜りました。そして、漁師料理のスープもご馳走になりました。

 元捕鯨船の船員さんで、ニュージーランドに永住の予定でしたが、店をやっていたお姉様が亡くなり、店を継いだそうです。 島内で6時半から開いている食堂、みやげ物店はここだけでしょう。

 接着剤も借りることが出来ました。 ヘルメットの補修は必須でしたから、大変、助かりました。

 有難うございました。

写真17 三原登山道入口 残雪あり        


 雨が降り始めました。

 約束していた家内の親戚との昼食を諦め、カッパを履いて、宿営地を目指します。

 カッパの上着は、購入以来気に入って常用していました。

 その使い勝手に慣れ、テストするためでしたが、カッパのズボンを使用するのは初めてでした。

 単車にカッパは必需品です。しかも、機密性が高く、蒸れないものがよいです。

 やはり、清水の舞台から飛び降りるつもりで、釣り用にも使えるので購入しておいて正解でした。

 さすが一流ブランドの商品でしたが・・・・・、ポケットはちょっと使いにくいな。



写真18 ロッジ 独りぼっち    

 ロッジへ帰り、雨で濡れた衣類を干しました。

 「単車」は、過酷で、かつ「贅沢」な乗り物です。

 単車用のカッパなど、車にはない装備品には金がかかりますが、車を維持することを思えば安いものです。

 今まで、ずっと、様々なところで行き会う「単車乗り」に・・・・・・妙な親近感を覚えてきたのも、実は
 「むこうも辛いんだろうな〜」
という、共感だったような気がしてきました。

 長野で「単車」に乗りはじめて30年近く。

 それを、初めて発見したような気がしました。

 「単車乗り」が、すぐ打ち解けあうのは、互いの「苦楽」を知っているからかも知れません。

 あの、えもいわれぬ、孤独感。 

  今の上司も「単車乗り」です。その方が言いました。

 「つるんで走るのも悪くはないが、やはり、ツーリングは「ソロ」だ。そして、行き先で出会った人と、無条件で理解し合えるのだ。
 それが私は大好きなのだ。」

と。

写真19  雨にけぶるロッジ


 雨天では「釣り」も、「単車」も、する気が起きません。

 せめて、「単車用ブーツ」だったら出かけたかも知れませんが、本降りとなってしまって。

 憂鬱でしたが、考え方を変えることにしました。

 この雨は、私に何かを教えている。

 そう思うとも、なんと法華経の一説が頭に浮かんできました。「薬草諭品」
「慈雨」という言葉です。

 簡単に言うと、
 み仏の「慈悲」は、高木にも下草にも、あまねく等しく潤いを与える。

これを「慈雨」という。

 「雨」は、返って私のこころを豊かにしました。

 雨に学ぶ、賢治に学ぶ、中也に学ぶ。

 最近、中原中也が気になっていました。

 すると、天気予報を見ようと、つけたラウンジのテレビに、なんと、朝の子供向け番組で、中原中也の詩を朗読しているではありませんか!!!

 「日本」は死んでいないな〜と感激しました。

 「ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん、サーカス小屋はくらのくら・・・・・」

 中原中也も、高校生の頃から大好きでした。

 「雨」で、海のふるさと村の所長「望月村長さん」ともいろいろお話が出来ました。 都の指定調査員の方とも。

 「雨」が降ったらできないこともある。

 しかし、「雨」が降らなければ、この出会いもなかったでしょう。

 人生に無駄はないのです。

写真20  雨宿り 宮沢賢治 法華経


 「雨」にぬれてたたずむ愛車を見て思い出しました。

 法華経内の、「三車火宅」の話。

 仏が、苦しむ衆生を見て救済を願います。法華経はこう喩えています。

 長者の大屋敷が火事になった。中には3人の子供がいた。父親は、外から子の名前を呼ぶが、遊び戯れる子には、父の声は、届かない。

 父は子を呼び出すために、三つの乗り物があるぞ!!楽しいぞ!!

 早く出ておいで。ひとつは羊の引く車、ひとつは鹿の引く車、ひとつは牛の引く車・・・・

 その言葉を聞いた、子供達は燃える家から無事に出てくることが出来たというたとえ話です。

 そして与えられたのは、立派な白い牛の引く車・・・・・。

 私は昔からXLを「鹿車」だと思っていたのを思い出しました。

 大乗を旨とする、法華経の三車は「声聞」、「縁覚」、「菩薩」のたとえで、三者は、悟りの程度を示すようですが、詳しくは忘れました。

 宮沢賢治は深く法華経に帰依していました。

 そして、大島にも来たことがあります。

写真21 一日雨、ツーリングも釣りも出来ない。            


 植生は大島桜、ブナ林。動物公園から逃げ出した「猿」と「キョン」が繁殖して困っているそうです。

 国立公園内の鳥獣保護区ですから。

 作物を荒らす、年間3000頭の「猿」が処理される予定だそうですが、なかなか「敵もさる物」

 予定通りにはいかないようです。

 「慈雨」のお陰で、「宇宙」に学ぶ。

 「宇宙」と和合する、もともと自分は「大宇宙」。

宮沢賢治が見えて来た気がしました。


写真22 暁     
 

 夜半、雨が上がった。

 「2月1日」、午前3時に起きてしまい、眠れない。

 このままでは仕事に復帰することは不可能です。

 眠剤が、ほとんど効かない。

 そして、昼間「睡魔」が襲うのです。

 給料をもらう資格がない。

 それでも、家族を養ってゆかねばならない。

 家族は宝です。

 暁に思う太古の昔から、変わらない地球の営み。法華経に書かれていると思いました。

写真23 再び、黒い砂漠 


 大島町役場観光課に問い合わせて、国立公園内の、単車の立ち入りと写真撮影について伺いを立てました。

 大島周回道路から、三原山 裏砂漠への入り口があります。

 そこから、ダートをぶっ飛ばして、ラリー気分を味わうことが出来ます。

 まだ、私のドリフト走法は、復活していませんが、交差点をドリフト走行していた当時から17年余り。

 体重は20キロ増えて、「歩くのがやっとの俺に、あの頃の走りが復活するわけがない・・・・・」

 と年月を感じました。

 下見の時にバイク雑誌「ツーリングGOGO」の撮影をしていました。

 裏砂漠は、まさに別世界です。 


写真24 このはし、通るべからず!? 


 轍にそって、吹っ飛んでゆくと、看板が見えました。

 近づいてみると、観光課の方が言っていた「ここから先、車両乗り入れ禁止」の看板でした。

 「紳士」な私は、この看板の前でしばし瞑想。

 今回の渡航の出しなに、竹芝桟橋目前で、道に迷いピーポ君に転回違反で捕まっているし、この山の向こう側には、大島警察署の警備派出所があります。

 一休さんのように、「乗り入れ禁止だから・・・・・乗らずに、押して入ろう」とも思いましたが、この先は、かなり急峻な登山道と聞いていました。

 なむさん!! 派手にアクセルターンを決めて、来た道を戻りました。


写真25 BAJAの血

  三原山とは、反対側に、房総半島、。

  北側には、三浦半島が良く見えます。
  

  「BAJA」はただのオフ車ではありません。

  ハンドル操作性をスポイルする、重たいデュアルヘッドを装備しています。

  何のためでしょう? 夜間のダートを走り抜けるためにあるのです。

  実際、私には、まだ、そんな根性は復活していないので、今回は夜間走行はやめました。

 昼間、じっくり、その「ダート天国」を脳裏に焼き付けます。

 ここで、日本版、ダートレースを開催できないだろうか?(後日、石原知事の三原山バイクレースの構想を聞き、さもありなんと思うのでした。 大島よ、さらに羽ばたけるか!?)

写真26 砂漠の次は、林道 



 三原山の南側に広がる、林道がございます。森林浴です。

 ひーやっほ〜!!

 しかし、しかしですよ。こんなところで、つっとるわけに行きません。

 それなりの安全運転で・・・








写真27 林道は簡単に挫折・・・・ 底なし沼!?        


 一見浅そうですが、深さは20メートルくらいありました(私には(^^ゞ)

 はまっちゃうと、「一張羅」が台無しです。

 突っ込みたいところですが、突然の「家出」で、着替えも下着しか持っていない。

 しかも、その下着も毎日、風呂場で洗濯して、交互に着用しています。

 なむさん!! 再度アクセルターン!!



写真28 周回道路 独りぼっち

 この日は好天で、伊豆諸島が良く見えました。

 一昨年、家族と共に海水浴に来た、砂浜からの光景と同じです。

 ふと、、寂しくなりました。

 家族が少し恋しく感じました。

 しかし、死ぬ時は一人なのだから、感傷は無用と、戒めました。


写真29 背景は伊豆半島


 「御神火温泉」へ行きました。

 ぬるめの湯にじっくりつかりますと、毎日の「早朝覚醒」の疲れがどっと出て、大変眠くなりました。

 頭が朦朧とします。

 意識しなくとも、ずっと緊張状態が続いていることが分かりました。

 医者に「リラックスする工夫をして下さい」と言われるわけです。

 電話口で上司が言いました。「しんどいのはお前だけじゃあないんだよ」

 言葉が有りませんでした・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


写真30 釣り!!


 復帰をあせることが、一番いけないと、言われ続けてきました。

 しかし・・・・・・・・・上司の言葉は私には無情でした。

 復帰するために、ここまで来ているのに・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・やはり、これ以上、迷惑をかけたくない。
 
 仕事を辞めたいとさえ、思いました。

 職場の頭数であっても、実動員でない私は、職場にとって大変なお荷物です。

 いくら仕事で壊した体とはいえ、もう8年になるのです。

 そんなことを考えると、また、何もかも面白くなくなりました。

 気分転換の「大好きな釣り」・・・・

 しかし、マイナス思考が、釣り場の桟橋も、魚が釣れるようには思えなくなりました。そして、実際そんな私の竿にかかる魚はいませんでした。

写真31 ロッジで入浴


  鬱屈した時は、目先を変えるに限ります。

  こんなんいかがですか(^_^)/


  宇宙と「和合」する、もともと自分は「大宇宙」。


  「合体」も・・・・いいですな。


<伊豆大島最後の日>2006/02/03

2006年2月3日、最後の日、夕方、発症・・・・・・・

 本当は、「モブログ」の実験ツアー。
 しかして、その実態は、静養保養。

 すっかり取れていた、不安感、なんと夕方、強烈に出ました。こいつが出ると、人との会話が成立しなくなります。

 何のための静養だったのか。大変なジレンマに陥りました。

 「不安感の理由」は・・・・・

 午前4時に飲んだ薬が切れたのでしょう。

 最後の晩は、まともな物を食べようと、民宿を予約していました。

 民宿に到着し、必死で、薬を飲み込みました。

 しばし、放心状態。

 すると、安定してきます。民宿の親父さんとの会話がやっとまともに出来るようになります。

写真32、ハイテク民宿 フレッツ光、無線LAN (^^)V 


 やっと「高速回線」にありつきました。無線も有線も使える民宿なんてそうないでしょう。

 詳細はふれあい民宿「椿山」をご覧下さい。民宿のオーナー、親父さんもまだ、納得したHPじゃないそうですが、どんな民宿か分かるでしょう。

 時折、自分のノートパソコンを持参するお客さんがいるそうです。

 「海のふるさと村」では、au携帯は不安定で、しかも高価なパケット通信を使用していました。
 「モブログ」、ノートPCを使っての「HP更新」のために、2日で、1万数千円のパケット代がかかりました。

 アクセス件数を見ると、ブログサイトのほうが飛躍的に延びています。

 モブログした甲斐があるというものですが、パケット代高すぎますよね。

 (auさん、もうちょっとなんとか・・・・、安くなるそうですが、今回のauの出費はまた家族から大顰蹙を買うでしょう。それでも私の小遣いの範囲内ですから。)

 それに比べたら、この「椿山」の高速回線サービスは、月とすっぽん!!

 LANケーブルによる高速「光」を体験したかったので、部屋までケーブルをひいてもらい、最高速度を体験し、一気にこの報告をアップします。

 天候も場所も選ばぬCASIO A5513CA「au携帯」最高ですが、ノートPCによるウェブサイトの更新の用途の場合のパケット代はバカになりません。

 ・・・・・・考え方次第でしょう。

 写真33、最終日、大島の落日


 民宿で、高速回線に感嘆を上げ、ビールを飲んでいると、おやじさんが飛んできます。

 何事かと思うと、「しげさんから、夕日を見ろって!!」

 「しげさん」。大島在住の、私の親戚のことです。

 私が、浴衣姿で「au携帯」をつかみとると、民宿の親父さんは、港へ車を飛ばしてくれました。

 そして、はだけた浴衣姿で、この落日を撮影することが出来ました。

 そして、夕食。

この民宿の売りは、HPサイトでうたっているとおり、地物の料理です。

 飲んでも酔えないのが、私の病気でもあるのですが、「しげさん」もやってきてくれ、ノートに取り込んだ、この夕日の画像を見てもらいます。

 お蔭様で、このとおり、記念の写真が撮れました、と。

  今朝は、起きてしまったのは4時過ぎ。いくらか寝れた方ですが、気を失ったのが11時頃でしたから、充分の睡眠とは言えず、やはり「早朝覚醒」と言えるでしょう。

 来週月曜日から仕事に復帰する予定ですが、通常勤務できるという何の保障もありません。

 しかし、家族を養うため、また、職場のみんなの期待にこたえるため(もう期待されていないかも(^^ゞ)覚悟する私でした。

    (以上、HPビルダーで縮小された画像ですが、ブログ「ココログ」のほうではフルサイズ画像が見れます)

by 「au CASIO A5513CA G'zOne Type−R」 


  終わり

<後記 小さな通信局>
  「伊豆大島ツーリング」で、モブログの可能性を中心にau携帯とノートPCによるウェブサイト、ブログの管理について試してみました。

  突然の出発だったので、とりあえず「万能携帯14」をインストールした「レッツノートW4」を調達し、au携帯の144k通信で、ウェブサイト&ブログの更新と、モブログによるブログ更新を試してみました。
 
 伊豆大島の滞在の間、宿泊先である都立「海のふるさと村」は大島の東海岸、大島周回道路から九十九折の道の下、海岸間近にあります。
 
 さて、基本的となる「au携帯の感度」ですが、この場所はあまり良好とは言えませんでした。

 携帯を持って施設の中のアンテナの立つところを探すことから作業を始めました。感度のよい場所を見つけると、「モブログ」ならばアップする画像を指定して、後は記事をプチプチと入力してメール送信開始。

 やはり電波が安定しないせいか、相応な時間を要したような気がしました。

 しかし、簡単にブログの記事を更新できました。

 さて、それではノートPCによるウェブサイト管理。

 ホームページビルダーを起動して、どんどん編集して、完成したらFTTPを使用してアップデート〜。

 IEブラウザを起動して、インターネット接続設定をau携帯にします。

 まあ、自宅のADSLのようには当然行かないわけですが、それにしても遅い。

 これは後で判明したのですが、自動に設定されていた、windowsアップデートやセキュリティプログラムがサイト接続を試み、電波が安定しないので、大変なことになっていたわけでした。

 これは結果的に分かったことで、au携帯の日額集計の結果を翌日見ると、相当なパケット量を受信していました。

 これらの自動アップデートなどを切っておく必要があることが分かりました。

 セキュリティは重要です。しかし、自宅のADSL環境と同じようにアップデートをすると恐ろしいデータ量になることが分かりました。

 画像の比ではないのです。

 それではモブログを使用して、ノートPCを接続しないでブログだけの更新ならば、3日で数万円なんてパケット量にはならないわけですが、ウェブサイトの更新が出来ません。

 ではどうすれば良いか結論が出ました。windowsアップデートやセキュリティアップデートを自動にしなければいいわけです。

 ウィルスは毎日世界中で発生しています。セキュリティのアップデートは欠かせませんが、ノートPCのシステムを単純なものにして、重要な情報をノートPCの中に入れないようにして、しのぐことにします。

 パケット料金は従量制です。

 旅のお供に、シェイプアップしたシステムのノートPCとau携帯を連れて行く。

 これで、挑戦することとしました。

 さっそく、明日から試してみることにしました。


 今、最高に期待しているのは、ノートPC内蔵の無線LANシステムです。これが使用できるロケーションが増えればパケット通信料を気にせず、au携帯は撮影用で、それぞれ活用できることができると思うのでした。

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