homepage > mobile > モバイル旅行記 > 浅間信州旅行記


サイドカーのナビゲータ実験 2003 浅間ミーティングと松本訪問

貴重

写真1、サイドカーとノートPC、レッツノートW2 発進!

今時、かなりの乗用自動車にナビゲータシステムが搭載されております。しかし!! サイドカーにはついておりません。そこで、実験しました。横浜から、東京通って、関越高速道から軽井沢、浅間山へ、単車の祭典「浅間ミーティング」参加後、信州へ。その間、携帯で取得したGPS位置情報とノートPC「W2」にインストールされた地図ソフトで、コースを確認しながら走行します。


 

珍 写真2、都内を抜ける!振動、ちり、ホコリ、排気ガス!!

この過酷な条件に、PanasonicのノートPC、レッツノートCF−W2が耐えうるか、使ってみました。日中の日差しの下では、画面がはっきり見えるノートはないと思いますが、画面を明るくすれば見えなくはない。ちょっと陰れば、十分に見えます。輝度を上げれば、バッテリーの消費は当然上がってきますが、走行しながらシェルドライブのDVDの映画鑑賞でもしない限り、ずっと見続ける必要はない。

携帯でGPS情報を取得し、地図ソフトを起動して確認すれば、用は済みます。自動の省エネ機構に任せれば自動的にスタンバイモードになりレジューム機能が働きます。長時間の放置であれば、自動的に休止モードになってバッテリーはセーブされます。

振動と言っても、このサイドカーのクッションは最高で、シートも長時間座っていても疲れない代物です。流石に高級自動車を買えるくらいの価格なわけです。

そんなサイドカーのシートに座って、緩衝材の入ったバックからおもむろにノートPC「W2」を取り出し、ひざの上でコンピューティングを始めます。欧米ではノートパソコンとは言わない。全部ラップトップ(膝上)コンピューターのようです。

机上よりは、ま、多少は揺れますが、au携帯を接続して、ノートPCのメーラーを起動して、十分にあちらこちらの連中とメールの交換が出来ます。現在地、天候の状況、景色の様子、後発の人に逐一連絡を取ります。

ノートPCを取り出さなくとも、携帯電話でプチプチ打てばメールを送ることも写真を送ること出来ますが、どうも、指がでかいし、なんと言ってもフルキーボードに慣れていますから、メーラーとして使うのであれば、ノートPC「W2」の方が格段に使い勝手が良いわけです。

ましてや今回の浅間信州ツアーはコース的に、PHSエッジの活躍できるところ。

いちいち携帯とノートPC「W2」とを、USBケーブルで繋がなくともカードスロットに刺さっているエッジカード「SII P200」で通信は十分でした。

軽くて丈夫で駆動時間の長いノートPC「W2」で、流れゆく景色を眺めながらのコンピューティング。満足です。

ただし、故障の場合の、マニュアルで言うところの通常の使用に該当するかは、是非ともPanasonic松下さんに聞いてみたいところでありますが・・・


しかし、良い子は、けしてまねしないで下さい (^^ゞ 。 実は・・・・帰り道壊れました。・・・・・なんとハーレーの方が!!・・・・(^^;) 


 rikuoo <陸王プロトタイプ>

 群馬県は浅間山山麓にある「浅間記念館」に立ち寄りました。

 単車にロマンを感じたら、ここで単車見て、信州へ足を伸ばしましょう。単車はツインか単ころです。ルートを走り抜ける鼓動を、マルチじゃ感じられないでしょうが・・・・これは、生物学的に証明できると私は感じています。つまり、胎動・鼓動なのです。だから私はエグゾーストノートにこだわるのです。

 マフラーのメーカーを御存知ですか?WING GLのツイステッドV、潜望鏡の材質のプッシュロッドのエンジン開発はHONDAですが、マフラーは「サンケイ」でした。そして、その「音」は10年経って、気が付く。そうです。横浜港に立つと・・・・・・・海の方から聞こえてきました。

 「三恵」のエンジニアの方に、死ぬまでに一度会ってお話がしたいと思うので有ります。

 あのエグゾーストサウンドは、実は「港のタグボートの排気音」の「どろろろろろろろー」ではないですか?と。

 違ったとしても、とど少年が生まれ育った、横浜の港の音だったことには間違いないのです。

マフラーは消音器ではない、ある意味高度な精神を揺さぶる「楽器」のように思えるのですが・・・・57年規制は最悪でしたね。


<信州は松本訪問>

「ハーレーおじさん」は、日本の元祖スクーターみたいな「ラビット」が大好きで、2台隠し持っているようです。たまの休みの日の夕刻、ラビットでお散歩に出ます。近所の漁港を廻って、酒の肴を物色し、店先のおじちゃん、おばちゃんと接してくだらない話などして、世情を見聞し、ひとときを過ごすようです。
あるときは「アメリカンハーレーライダー」ですが、こよなく酒を、そして世間様を愛する「ラビットおじさん」でもあるのです。

izumiso 本人も、実は自覚していて、ぞっこんハーレーに惚れ込んでいるのですが、本当の意味で、このハーレーには乗れていないと言います。このハーレーに載るには「まだ俺は若い」というのです。それでも、ハーレーサイドカーに乗っていると、パッセンジャーからはふと、妙に逞しい男に見えるのです。

  あたし、だから、お誘いがあると、すべてのしがらみを忘れて、この殿方に着いて行ってしまうの。うっふん(^^;)

 松本浅間温泉の二人の愛のお宿「竹泉亭 和泉荘」に無事到着。トラック野郎じゃありません。念のため(^^;)

 


このお宿はよろしおす。
<浅間温泉「竹泉亭 和泉荘」>

 夜の出来事は・・・・省略(^^ゞ  のんだくれて夜が明けました。

 出立のとき、女将と仲居さんが送り出してくれました。

 仲居のおねーさまが、いたくこの奇怪な乗り物に興味を示し、あたしの席に、試乗しました。

 あたし、少し妬けたけど、ラビットおじさんが許したんだから、あたしはハンカチかんで、携帯で写真撮りました。

 ま、携帯の写真でしかも逆光だからこんなものよね。

 
 ある事件でPTSDもどき・・・・を患った小生の、言うなれば「魂の遍歴」、そんな旅行が今回の「浅間ミーティング」参加、信濃路旅行だったのですが、自称「飲んだくれハーレーおやじ」が、私の根性を叩きなおすために、同行を勧めてくれたのでした。

 お宿に、後刻お手紙をお送りしたところ、丁寧な返信がございました。
 
女将さん体調は戻りましたか?あたし、おかまじゃないわよ(^^;)念のため。


写真3


 国道19号を南下するハーレーFLHサイドカーパッセンジャーからの眺め。(松本付近)

 道路は単調で空いており、気温は快適。

 排気音を轟かせながら我らがサイドカーは順調に中央高速に向かいます。

 ♪DONどこDONどこDONどこ♪

 この辺は私が学生時代を過ごしたところで、ノートPC「W2」にインストールされた全国地図帳を参照するまでもなく進行します。

 北杜夫先輩の「どくとるマンボウ青春記」の舞台となるこの付近で、ハーレーの正規代理店を発見し、オイル漏れの原因を調べてもらい、クラ
ンクケースのカバーを交換しました。

 交換してはずした、ゴールドの鷲の柄の入った直径25センチくらいの円形のアルミ製カバーを、あたしゃどうしても欲しくなり、ハーレーおじさ
んに「記念にくれ」と要求しました。 どうせ使えなくなったのだから貰えると思ったのです。

 あたし、鼻をふんふんならしてそのカバーを再三要求したのですが、とうとうもらえませんでした。

 ハーレー機長は、一度言い出したら「きかんぼう」です。頑固親父です。

 しかし、私は未だに諦めきれない、どうしようもない男です。

 ま、今ではハーレーおじさんのガレージに飾られているので、「良し」としましょう。

 またガレージで一杯飲む機会があったら、私は感慨を持ってそのプレート?を見ることが出来るでしょう。


写真4

 中央高速道路、山梨県を抜ける。

 長野道から中央高速へ入り、すわ!諏訪!諏訪湖。厳冬期に全面結氷する湖を左に眺め、八ヶ岳を抜けると、やがて右手に白州の山並みが見えてきます。

 あれ、どっちが先だったかな〜

 いずれにしても(^^ゞ、南アルプスは既に冠雪し始めていました。

 どうも、サイドカー側のパッセンジャー用のミラーの取り付けが悪く、すぐ下向きになってしまいます。

 ま、いっか〜

 リハビリ、リハビリ、リハビリツーリング♪

  当時の私の症状は不安感、無気力! その「どぐされ魂」に、ハーレーの鼓動と排気音が学生時代を過ごした信州の風景とともに脳みそにすり込まれて行きました。

 DONどこDONどこDONどこ♪


写真5


 中央高速道路を抜けて、国道20号線へ、八王子バイパスから雨。

 ノートPCW2を格納し、au携帯で写真撮影、電子メール発信!!

 現在地、天候の状況を写真入でメールしまして、濡らさぬうちにau携帯もしまい込みます。

 FLHサイドカーの風防はでかいので走っていれば手元が濡れることはありませんが、流石にノートPCW2もPHSもau携帯も防水ではありません。

 乗用車と違って、ナビゲーターとしてノートPCを雨の中で使うわけにはゆきません。

 「ないないね〜」

 しまいこんだ後はひたすら、小雨に打たれて自宅に向かいます。

 それにしてもハーレーFLHサイドカーのエグゾーストノートは素晴らしい。

 ♪ドカドカドカ!!

 あれいつの間にかドカッティになっちゃった(^^ゞ
 


写真6

 国道16号から保土ヶ谷バイパスに進行して、無事帰宅しました。

 ハーレーおじさんは病身の「とど」のリハビリテーションの旅を終え、高貴な紫色の雨合羽で、とどのごとく着膨れしたまま帰路についたのでした。

 サイドカーのナビゲーターにノートPC「W2」を使ってみるという実験は、特に浅間山から松本までのコースで大変役に立って、その有用性が実証されました。
 
 軽井沢から国道18号、上田市大屋から国道152号、三才山トンネルを抜けて松本に至るまで、走行するサイドカーの船の中で、膝の上にノートPCを開き地図ソフトを参照して、大声で機長に進路を指示し、さながら爆撃機のナビゲーター気分を味わいました。

 地図を拡大すると、市販のナビゲーターよりも細かい商店などの情報を参照することが出来ました。

 ノートPC W2の長時間バッテリー駆動も充分満足の行くものでした。

 PHS、au携帯を使って電子メールもやり取りし、通信士の気分も味わえました。
 

 





 アディオス アミーゴ!! 楽しかったぜ!!



この過酷なツーリングに初めてノートPC W2をナビゲーターとして使ってみたのでした。

帰路は、関東へ入ると雨にたたられたが、そこからは、ノートPC、PHS、PHSカード&携帯電話に依存する必要はなかった。

しかし、収集されたデータは、この後、水に強いau携帯「CASIO A5513CA G’zOne Type−R」に機種変更するときの参考データとなる。

 

前ページへ