撮像素子 と
画素数
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撮像素子
フィルムカメラでの「フィルム」に相当し、大きさはいろいろな種類があります。
写真はレンズから入ってきた光の情報で写り、「光」がなくては写りませんから
どの程度光を取り込むことが出来るか、そしてそれを拡大するかが重要になってきます。
当然ながら、あまり拡大すると「粗」も拡大されてしまいますので、小さいものは不利ですが、大きいものは非常に高価です。
撮像素子の大きさ
(フィルムも「35o」以外にもいろいろあり、大きなフィルムほど高画質です)
おおよそ次のようなものがあります。
フルサイズ・・・・・約36o×約24o
「35o」フィルムと同等のサイズ・・・・・ニコン「D5・D850」など
APS-Cサイズ・・・約23.7o×約15.6o
ニコン「D5000代・D500」など多くのカメラで使用 ・ニコンでは「DX」フォーマット
フォーサーズ・・・約17.3mm×約13.0mm
オリンパス・パナソニックなどのカメラが採用
イメージとして
映画館を思い浮かべてください。
映写機・・・・・・・・レンズ
スクリーン・・・・・撮像素子(フィルム)
普通の大きさのスクリーンで見たとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35oフィルムでの写真。
スクリーンだけ中央から2/3の大きさに小さくしたとき・・・・・・・・・・・APS-Cになり、周囲に写らない映像がある。
俗にデジタル専用レンズは、周囲の写らない分だけレンズを小型化しているので、小型軽量になっています。
画素数
当然ながら画素数が多いほど「なめらかで細密に綺麗」に撮れます。
ただ、いろいろ大きさの違う撮像素子のなかに「画素数」があるので、同じ「2000万画素」
といっても出来上がりは違ってきます。撮像素子の大きさが違い、軽自動車と
普通車を「馬力の大きさ」で比較するようなもので比較してもあまり意味がありません。
撮像素子の大きいほうが光の情報をより多く取り込めるため、「階調があり明暗幅豊かで高感度に強く」なります。
フィルムと同じで、やはり「サイズ」が大きいほうが良いようですが、センサーが非常に高価になってしまうので
画素数を増やすことで画質を少しでも良くしようとしているようです。
軽自動車で超高馬力にしているように思え、高価ですが排気量を上げたほうが乗りやすいように思うのですがどうでしょうか。
実際には市街地を走っている時は軽自動車と普通車の違いがあまりわからないように(小さいほうが便利かな・・)
小さな写真ではあまり違いはわからず(利便性が勝るかもしれません)、大きくすると徐々に画質の差が出てきます。
ただ、FXとDXくらいの場合、レンズの特性で少し変わってきます。
レンズ周辺は少し像が悪くなる傾向があり、絞るにつれて良くなっていきます。
なので、FXのレンズをDXで使うと、FXレンズの中央部分の良いところだけで写すことになり
良い結果が得られるようです。