構図 (参考までに) トップページヘ戻る
写真を撮る時、撮りたいものをどこの位置におくかで出来上がった写真の印象はかなり違ってくるようです。
せっかく撮るのですから、「撮りたいものを活々と」撮りましょう。
そのために自分の撮りたいものが、画面の中でどのように活きているかを「ファインダーでしっかり見ましょう」
たとえば、・・・犬の置物を使っていろいろな構図で撮ってみました。(手持ちなので、少しずれています)
@ A B
C D E
F G H
@ ・C・Fは、犬が前方向に非常に窮屈そうで
@ ・A・Bは、頭の上が窮屈みたいで・・・窮屈にみえないのは、D・E・G・Hですか?
ここで重要なのは「犬の目線(どちらを向いているか)」と「バランス」だと思います。
@ A B
横だけの移動にしてみました。やはり「目線」が重要で、@は、よほど他に意図がない限りよくないようで、
A が一番犬が落ち着きますか?
被写体にはそれぞれ「前後左右」・「向いている方向」・「目線」というものがあって、その被写体が、ファインダーの中で
窮屈そうにみえないように(車ならば、前方が詰まっていない、お子さんが走っていればその前方に多く空間を取る)
撮るだけで出来上がった写真は、今までとは一味違っていると思います。写真の中で窮屈さがなく、被写体がのびのびと
活々としてくると思います。(これがすべてではありません、写真に決まりは無いと思います)
三分割法・・・「画面の縦横を三等分して、その交点にポイントの被写体を配置する」
というもので、具体的には、上の九枚の犬の画像を一枚の画像として考えていただいて、真ん中の画像の四隅
(三分割線の交点)に被写体のポイントを置くというものです。(やはり被写体の方向は重要だと思います)
有名な「黄金分割」に近い方法です。
構図はホントに難しいものですね〜。
その場ですぐに確認して何枚も撮っていますが、そんな時デジタルはいいな〜と思います。
構図を考えるにはこんな方法もあるということをどこかで思い出していただければ・・と思います。
ただ、構図に決まりはないと思いますので(真ん中はだめとか、端に寄せなくてはとか、斜めにそろえるとか
決まり通りに撮っていたら、平凡な同じような写真が出来上がってしまう ような気もします。
好きなようにいろいろ撮って、後で比べて、自分でこっちがいいと判断していけば、だんだん上手くなるのだと思います。