1976年9月6日、ソビエト連邦のMiG-25戦闘機が函館空港に着陸し、パイロットが亡命を求めた事件で、日本の低空レーダー網に盲点があることが発覚しました。 このため、急遽1979年度より早期警戒機E-2Cを調達開始、1983年より航空自衛隊に配備を開始し、13機を三沢基地と那覇基地に配備して、日本周辺の警戒任務に あたっています。
E-2Cは、配備以来無事故で飛行を続け、2009年7月30日には無事故10万飛行時間を達成しました。これを記念して、455号機と457号機に記念塗装が施され ました。
使用したキットは、レベル 1/144 E-2C です。今は入手できないようですが、ACE(韓国)から同じ金型のキットが販売されおり、見かけることがあります。 マークは、写真をトレースし、ミラクルデカールに印刷したものを使用しています。 機首左右には、コウモリのマークの後ろに、E-2Cが2009年7月30日に10万時間無事故飛行を達成したことが書かれています。
機体の左側には”100,000 hours flight" 、機体の右側はコウモリが翼を広げた絵が書かれ、羽の中に10万時間と記入されています。 455号機と457号機の塗装の違いとしては、機体右側のコウモリの色が、455号機は灰色、457号機は輪郭線のみです。
外側の垂直尾翼は、青色に塗装され、コウモリが描かれています。 ネット上の写真を比べると、垂直尾翼に描かれているコウモリの描き方に、尾翼左右また両機で違いがあるように思われます。
今回は、主翼を折りたたんだ状態にしてみました。主翼は上下一体の一枚ものなので、上面と下面から折りたたみ線をカッターで少しずつ溝を入れながら 切り離し断面をパテで修正しました。
写真で見ると、主翼下面に折りたたんだ主翼の固定具があり、垂直尾翼前部と結合させる構造あったので、再現してみました。