アブロ ランカスターは、第二次世界大戦中のイギリス空軍の重爆撃機で、ドイツ本土に対する夜間戦略爆撃で活躍しました。
B.III スペシャルは、対ダム攻撃用爆弾(反跳爆弾・アップキープ爆弾)を搭載・運用するため機体を改造したもので、ルール 工業地帯に電力を供給するダムを破壊するための作戦に使用されました。
今回は、F-toys 1/144 大型機コレクションの 03.ランカスターを使用して改造しました。主な改造箇所は、反跳爆弾と爆弾を 搭載・回転させる機構の取り付け、爆弾倉の改造、機体上背部の銃座の撤去、部隊番号の変更などになります。
機体上背部の銃座を撤去し、プラバンで穴を塞ぎ、部隊番号を変更してあります。また、元の塗料の上に、Mr.COLORを上塗りする ことができなかったため、一旦機体の塗装を剥がし、改めて塗り直しをしました。
機体側面の国籍マークは付属していたマークを使用していますが、主翼の国籍マーク、機体の記号・番号はいつものように ミラクルデカールを利用しました。
爆弾倉部分を切り取り、機体下面を再現しました。爆弾倉後方の形状がよくわからなかったので、インターネット上の写真を参考に それとなく形を作っています。
反跳爆弾と回転機構は、資料となる写真があるのと、形状が単純なため、それほど苦労なく作ることが出来ました。
うろ覚えですが「機体下面に2つのサーチライトが取り付けられており、それぞれ回転させてダムの湖面に円を描き、 2つの円が8の字になる状態を維持して飛行すれば、爆弾投下に最適な高度を保てる」というような内容の説明が書かれていた 本(産経新聞社のWWⅡシリーズ?)を読んだ記憶があります。写真のなかに反跳爆弾の前後にライトのようなものが写っていた ので、多分、このサーチライトだろうと思いながら、銀色で塗っておきました。