「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


7/31(土)の進歩 湿原調査 今日も見事な快晴。そ の上に不愉快な暑さ。その中を、湿原で訪花昆虫の観察をした。ギボウシという花の前に座って、その花に訪れる訪花昆虫をひたすら観察するのだ。「一回一時 間の観察を二回」と言ったところ、「え、きびしい」とイタポン(実習を手伝ってくれている、うちの研究室の学生;実習生ではない)が言ったので、即、「一 回 40 分を二回」にまけた。学生が観察中私たちは、ヒツジグサの奇妙な果実を観察したり、重野(実習を手伝うと自称して付いてきている学生)を池に落としてみた り(嘘;ふりだけ)して過ごした。観察終了後、睡蓮沼でお弁当を食べ、実験所に戻った。午後は、光合成測定の実習をしながらデータ解析をした。そして、昨 日と今日のデータについて議論をして、今日の実習を終えた。
 しかし、今日の本番はこれからであった。今夜はデータ処理をしなくていい。つまり、アジアカップ準々決勝を戦う日本代表をみんなで応援して、その後、勝 利の花火をしながらスイカを食べるのだ。
 試合は五分五分の展開だった。点が入りそうな雰囲気が無かったので、延長 PK を予感した。その予感通り、PK 戦となった。日本が三回、ヨルダンが二回 PK を蹴ったところで、日本は二人外し、ヨルダンは全員決めた。 そこで何を狂ったのか、審判は、PK 戦をするゴールを反対側のものに替えた。日本選手二人が明後日の方向に蹴ったのを見て、こっちのゴール側のコンディションが悪いとの判断である。しかし、 日本が三人、ヨルダンが二人蹴ったところでゴール変更は不公平の極み。しかしこの審判にはそうした常識は通用しないようだった。でも結局、日本が PK 戦を制して目出度し目出度しとなった。
 試合を終えてから、みんなで花火をした。打ち上げ系のあぶない花火ばかりだったけれど、みんな楽しんでいた。よかったよかった。
7/30(金)の進歩 大岳登山 起きてみると、雲一つ 無い快晴だった。実習の最重要行事である、大岳登山にもってこいの天気だ。午前 9 時に出発して、植生調査などをしながら頂上を目指した。いつものことで、最初の頃はスローペース、無事に山頂に着くのかと心配になってしまった。仙人岱に 着いたのが 12 時頃。美味しい湧き水を飲んで疲れをいやした。勝手に弁当を食べようとする松本君に、「山頂までお預け」をし、山頂へと向かう。1 時 20 分にようやく山頂に着いた。だんだんと雲が出てきたものの眺望は十分楽しめた。2 時に下山を開始した。毛無岱という美しい湿原を楽しみにしていたのだけれど、保育園の団体に遭遇し興ざめであった。何しろ、疲れて歩くのが嫌になったの か、泣き喚く馬鹿ガキがいるは、湿原に入るあほガキはいるは(引率の大人は全然注意しない)、あげくは、湿原内でおしっこさせるひんしゅく親子はいるは (湿原は貧栄養なのに、すごい自然破壊行為だ)。保育園児を団体でこんなところに連れてくるなんて何考えているのか。せめて小学校中学年じゃないと無理だ ろう。4 時に帰着。暑さでいつもの年より疲れてしまった。
 夕食を摂りながら、女子日本代表の試合のダイジェストと、男子日本代表の試合を途中まで見た。しかし今夜は、サンプル処理をしなくてはいけない。大久保 が一点とった所まで見て、断腸の思いで実験室へと向かった。11 時頃に作業終了。みなさまお疲れさまでした。日本は、4-0 と大勝したそうな。目出度し目出度し。
7/29(木)の進歩 じゅり、一人でお留守番 今日か ら、八甲田山での野外実習だ。暁子は明日の夜仙台に戻るので、じゅりを一晩どうするか悩んだ。ペットホテルに預けようかと思ったけれど、狭い檻にずっと 入っているのも可哀相だ。そこで今回は、ペットシッターというのを頼んでみた。じゅりは家に置いておき、今日の夕方と明日の朝、ペットシッターが訪問して 世話をして貰う。つまりじゅりは、一人で家でお留守番なのだ!大丈夫か心配。
 実習生の、川崎さん・西君・安江君・仲谷君を乗せ、車で八甲田へと向かった。十和田湖に寄ったら、原付で来ている木村君・佐藤君・赤塚君の三人組にあっ た。一泊二日で八甲田へ向かっているそうだ。お疲れさま。
 八甲田に来る楽しみの一つは、仙台の暑さから逃れて涼しい世界を楽しむことだ。ところが、八甲田実験所に着いてみて、あまりの暑さに驚いた。これじゃ仙 台と変わらない。今年の夏はいったいどうなっているのだ?
 今年の実習参加者は 18 人と、例年より多い。さらには、とても賑やかな学年である。どんな実習になるのか(というか平穏にすむのか)楽しみなところだ。
 明日は、女子の五輪代表(カナダ戦)と男子の五輪代表(ベネズエラ戦)の試合がある。「なんとかして見たいなあ」と言ったら、ヒラガが、「男子と女子が対戦するんですか」と答えた。そこまでの人物とは思わなかった。
7/28(水)の進歩 とにかく勝った 昨夜、ベガルタ 仙台がヴァンフォーレ甲府に 3-1 で勝った。6 試合ぶりの勝利で、二位グループに食らいついた。嬉しい。
 試合は、前半は非常に良かった。スペースを作る動き、DF の裏に走り込む動き、そこへぴたりと合うパス。とくに、財前が冴えていた。彼が高い位置でプレーすると攻撃が生き生きしてくる。前半が終わって 2-0 の温泉気分だった。ところが、後半になると甲府に攻め込まれた。仙台選手の動きが鈍くなり、甲府攻撃陣の走り込みに付いていけないは、サイドは切り裂かれ るはの大騒ぎだった。仙台がボールを奪っても、攻め上がりが遅くて前線で孤立してしまう。「でも二点差だから」と心を静めながら見ていたが、後半 10 分に小倉に決められてしまった。とたんに胸が締め付けられるようになり、「耐えてくれ。どうか追加点を取ってくれ」と祈るばかりであった。その祈りが通じ たのか、後半 39 分、大柴がペナルティエリアに切り込んだところを倒され PK。ファビオヌネスが決めて 3-1 となり、試合は決まった。
 昨夜の試合、GK 高桑が MVP に選ばれ、コカコーラ製品一年分を貰った。表彰の時、小学生のように、両手をぴしっと伸ばして両足にそえる姿が可愛かった。私としては、財前が MVP だと思ったけれど。一方、ファビオヌネスはちょっと心配になってきた。相変わらずボールを持ちすぎで、みすみすチャンスを潰してしまう。このままでは、ブ ラジルから来た PK 要員(PK ですでに三点取っている)で終わってしまうかも。1-2 度、前を向いて鋭い突破を見せていたので、周りとの連携が合ってきたら化けると期待したい。
 2 位(大宮)・3 位(甲府)との二連戦、一勝一分で乗り切った。こう考えると上出来の結果だ。この勢いで次節の鳥栖戦に勝ち、ついでに次ヶ節の首位川崎戦で、川崎キラーぶ りを発揮しよう!
 今日も一日、R の勉強をした。しかしわからん。R の help は、悪しきマニュアルの典型で、わかっている人にしかわからない書き方だ。腹立つ。牛の歩みの一日であった。
 明日から 8/2 まで、八甲田山での野外実習に行ってくる。この暑い仙台を抜け出して涼しさを満喫しよう。というわけで、更新はしばらくお休みです。
7/27(火)の進歩 いつの間にか いつの間にか(先 週末くらい?)、「若手研究者のお経」への訪問数が 20,0000 を越えていた。ご訪問下さった皆様、どうもありがとうございます。ご訪問の目的は人それぞれかもしれませんが、たまには初心に帰り、論文書きに関する内容も更新 したいとは思っています。
 今日は、生物学科三年生向けの講義の試験の日で、ついでに、私の講義内容についてアンケートをした。評価は概ね良かった(安堵)。「講義に求めるものは 何ですか」という質問に、一言だけ「単位」と答えていたものもあった。何年かに一人こう答える人がいるけれど、こちらとしてはやる気を失ってしまう。何の ために一所懸命準備をして、90 分間頑張るのか。単位が欲しいだけなら、私もこんな苦労はしたくない。「ベガルタ仙台ホームゲームを十回以上見に行く」といった課題を出して終わりにした い。
 編集委員の仕事とレフリーの仕事を少々。レフリーをした論文は、いい加減で手抜きな論文だった。真面目に論文書けと説教したい。即、リジェクトした。
 さあ帰って、ヴァンフォーレ甲府をやっつけに行こう!
7/26(月)の進歩 暑い 暑さで寝苦しい。その上 じゅりがちょこまか動くので気になってしまう。なかなか寝付けずに、「浦島太郎、浦山太郎、浦川太郎。お爺さんになるのは誰?」「正解:全員」などと考え ながら過ごした。私の頭は何に使われているのか?
 今日も、一般化線形モデルや R の勉強をして過ごした。微速前進。北大の久保君の ページが参考になった。今度、集中講義に来てくれないかな。「R による統計解析の基礎」(中澤港 著)も読んでいるけど、正直なところわかりにくい。ア マゾンでの評価が異様に低いのも納得だ。
 英文校閲をしてもらうため、くにっちの論文を New Day School に送ったのだけれど、音沙汰がない。いつもなら、面談(して校閲内容を一緒にチェックする)の日程をすぐに連絡してくるのに。こちらから連絡してみるか。
 ひさしが、いつの間にやら八甲田から帰って来ていた。調査の前半戦が終了したとのこと、お疲れさま。今週末に八甲田に戻って、後半戦を始めるらしい。そ の一方で、ヤマユリの調査のために帰仙していたモリナガが、調査を終え岡崎へと旅立っていった。今度は生態学会で会おう。というか、エコカップで共に闘い たい!
 ベガルタ仙台は明日、ホームでヴァンフォーレ甲府と闘う。甲府は現在二位。仙台との勝ち点差は 6 だ。ホームできっちり勝って、勝ち点差を縮めないといけない。連戦できついところだろうけど、根性と執念で、必ず勝て!カンフル剤として、西谷の先発起用 も面白い。
7/25(日)の進歩 休んだふりしてちゃんと仕事 今 日は日曜日。金曜日も家にいたので、連続三日の在宅となった。研究室には出なかったが、家で真面目に仕事をした。まず、懸案だったカエデの原稿を終わらせ た。電子メールで原稿を 送って目出度し目出度しだ(家にネットを繋げたことも、休日出勤をする気が無くなった大きな理由だ)。次に、友蔵の論文を読んでコメントした。もうすぐ完 成じゃ。噂では、もう一つの論文の改訂を終えたようで、バリバリ行っている感じだ。
 夜は、日本五輪代表対オーストラリア五輪代表の試合を堪能した。惜しくも負けてしまったけれど、試合は面白かった。アイディア溢れる攻撃が繰り出され て、見応えがあった。昨日の、ベガルタ仙台の試合や A 代表の試合よりもずっと面白かったと思う。後は得点だな。って、これが一番大切だけど。
7/24(土)の進歩 審判のお中元、突き返す ベガル タ仙台が大宮アルディージャと引き分けた。PK を二つも貰い、前半 9 分に大宮が退場者を出したというのに勝ちきれなかった。情けない。
 書斎の改装は午前中に終わった。さっそく、段ボールに待避させていた本を、新しい本棚に戻し始めた。適当なところで切り上げて、カエデの原稿執筆をする つもりであったけれど、なぜか火が着いた。どうすれば見栄え良く本を飾れるか思案しながら、全部の本を本棚に戻してしまった。次に部屋の掃除を始めた。そ れが終わると、家のあちこちを調査して、不要なものを捨て始めた。気づくと、使っていないストーブや布団・照明などを捨てていた。本棚の整理が、なぜここ にまで展開したのか自分でもよくわからない。結局、夕方までこんなことをしていた。
 試合は 6:30 から。試合が終わってから、祝杯をあげつつ夕食を摂ることにした。前半 9 分、いきなり試合が動いた。寿人がフリーで抜け出そうとするところを、大宮 DF 若松が抱きついて倒し PK に一発レッド。どっかで覚えのある展開だ(7/10 の進歩参照;若松に対するレッドは妥当な判定と思う)。そ の PK を、ファビオヌネスが危なげに決めて先制した。相手は十人になったし、これなら勝てるであろう。実際、その後しばらくは、仙台がゲームを圧倒的に支配し た。ところが前半 36 分、コーナーキックからヘッドを決められ同点になってしまった。後半開始早々、寿人が抜け出したところをトニーニョに倒されまたしても PK。これまたどっかで覚えのある展開だ。2-1 となり、さすがにこれで勝てるだろうと思った。しかし、大宮は果敢に攻撃を挑んできた。仙台の選手の足が止まったこともあり、どちらが十人なのかわからな い試合となった。何しろ、ボールを持った仙台選手を大宮の選手が 2-3 人で取り囲むのに対し、大宮の選手がボールを持っても仙台の選手は 1 人で対応する。何のためにこちらが多いんだって感じだ。結局、後半 28 分に森田に決められ、2-2 の引き分けに終わった。
 仙台イレブンには、勝ちたいという気持ちが感じられなかった。疲れがたまっているためか動きも鈍い。スペースを作る動きがないし、ダイレクトパスで素早 く攻めようともしない。仙台の攻撃は、ゴール前を固める大宮の網に簡単にすくめ取られた。ボールに対する出足も鈍かった。二失点目は、根引が転んだ後の フォローが遅れたためにやられたものだ。まったくもって、酷い試合だった。
 前半 9 分に相手が十人となった上に、PK を二つ貰っておきながら勝てないなんて信じられない。「湘南戦では柏原が酷いことをしまして申し訳ありませんでした」と、主審がお中元をくれたようなもの なのに、突き返してどうするんだ、いったい!
 試合終了後、代表の試合にまたまたげんなりしつつ、ビールを飲んだ。「すかっと喜びたい」と大空に叫ぶ二試合であった。
7/23(金)の進歩 書斎改装 書斎というわりには、 インターネットでサッカー情報を見ることくらいしか使っていない部屋に、作りつけの本棚を取り付けることにした。今日はその工事の初日なので、休暇を取っ て家にこもった。工事は予想外の難工事であった。まず、古い本棚を、一つ一つ解体して運び出すことに時間がかかった。昼頃にようやく運び終え、今度は新し い本棚の搬入だ。これが大変で、なにしろ、天井までの高さがある本棚を、階段を登って書斎に運び入れるのだ。前もって段取りを考えているのかと思いきや、 まったくその気配はなかった。現物を前にして、ああすればいい、こうすれば通り抜けられると随分長々と相談をしている。結局、組み立ててあった本棚を一部 解体して運び入れるなどして、ようやく搬入が終了した。解体した本棚の再組み立てを終えたのが五時前。古い本棚の運び出しと新しい本棚の搬入で一日終わっ てしまった。本棚の取り付けは明日行うそうだ。
 作業中私は、某雑誌に書くカエデの原稿をひたすら書いていた。16 種のカエデ一つ一つについて解説を書くというもので、前回の締め切りのときに 8 種について書き、今回の締め切りで残りの 8 種について書く。だんだん、書くネタが無くなってきて困った。私の博士論文は、カエデの生態的特性には三つの型があることを示したものだ。そもそも三つしかないのに、16 も解説を書くなんて無理なのである。参考にし ようと図鑑を眺めた。何千という種一つ一つについて解説を書いている。図鑑の著者というのは偉いなあ。それぞれについて、無味乾燥で面白くも何ともない記 述(e.g., 花弁は 5 個あり白色、長さは萼片の二倍云々)を延々と書き続けるなんて、すごいと思った。
7/22(木)の進歩 科学行政に改革をもたらしたか?  来年度から、非常勤職員も科学研究費を申請できるようになるらしい。これはひょっとして、暁子がねじこんだからか?(2003/5/16 の進歩参照)。暁子は昨年、COE 研究員という非常勤の身分のため科研費が貰えないという理不尽な状況を打ち破って、科研費を獲得したのだ。前例ばかり気にする文科省の役人が、これを機に 方針を変えたのかも!
 くにっちの論文の改訂 を終え、英文校閲に出した。大変だったぞ(見ているかな)。英文校閲 から戻ってきたら、即返送だ。
 すさーっと、泉ヶ岳に行ってきた。ちのの調査材料のオオカメノキの稔り具合を見に行ったのだ。実は、けっこう赤くなってきていた。早い内に結実率を調べ た方がいいだろう。それより気になったのは、結実率がかなり低い感じがしたこと。あんまり低いとデータにならない。心配だ。研究室に戻ってから、友蔵の論 文に鋭意コメントした。週明けには渡すようにしたい。
 明日明後日と、自宅の書斎の改装工事がある。学者の家みたいに、壁一面を本棚にするのだ。というわけで、しばらく家にこもるので、更新はお休みです。自 宅にこもって、某雑誌にカエデの解説を書かなくてはいけないよ、はあーー。
7/21(水)の進歩 講義が終わった 生物学科三年生 向けの講義も今日で最終回、今年度も無事に終えることが出来た。この開放感。嬉しい。学生がどれだけ出席してくれるのか。どれだけ興味を持って聴いてくれ るのか。私にとって講義というのは、毎回が修行に等しいものだ。これはむろん、やりたくないという意味ではない。学生に受けないときの辛さ(講義の中身 が。ギャクがではない。それもあるけど)と常に格闘しなくてはいけないという意味だ。その修行から解き放された開放感! 今年の三年生も熱心に聴いてくれて、たくさん質問してくれたという充足感もある。今宵は、自分を褒める酒を飲もう。
 先週、論文の改訂をするよう頼んでおいたくにっちから、返信のメールが来た。仕事で忙しい中、一所懸命改訂してくれた。どうもありがとう。中には、「それくらい自分で計算して下さい」「(こちらには統 計ソフトが無いので)お手数ですが、少しデータを処理していただかなければなりません」というのもあったけど。はい、頑張ってやりました。その結果、レフ リーに対する返答はほとんど終えることが出来た。もう一度全体に目を通して、出来るだけ早く返送することにしよう。
 昨日の日本は酷かった。あんなチームが勝っていいのかって真剣に思った。画面に写るのは、だらだらと歩いている選手ばかり。動くことを忘れた人形のよう だった。猛暑を言い訳にしているようだけど、オマーンはあれだけ動いていたのだからなあ。「オマーンは初戦の日本戦に照準を合わせてきた。優勝を狙う日本 は、ピークをもっと後ろに合わせている」ということにしておこうか。それとももっとしたたかに、「W 杯予選で闘うオマーンに手の内を見せずして勝った」ということか。その W 杯予選、すごく心配になってきた。
 GK 川口は良かった。前の試合の時も思ったのだけれど、キャッチングが凄くなった。どんなシュートも、がちっとキャッチして、はじくこともこぼすこともない。 とくに後半、右手一本でシュート性のセンタリングをキャッチした場面は感嘆するばかりだった。ろくに試合に出られないのに何で海外に拘るのだろうと思って いたけれど、それだけの成長を遂げていたということか。楢崎との正 GK 争いが見物だ。
 こ んなページを偶然見つけた。文章術を短くまとめたもののようだけど、後半部分は、ほとんど「これ論」の内容そのままに見える。しかしどこを探して も、「これ論」を参考にしたという記述は無かった。これじゃ盗用じゃないのか?
7/20(火)の進歩 多重比較 ここ数日、「一度に複 数の仮説検定を行うときに、偶然に有意差が出てしまう問題」に悩んでいた。例えば、フキの花序型への昆虫の訪花頻度が、「雄花序 vs 雌花序」「雌花序 vs 雄雌花序」「雄雌花序 vs 雄花序」のそれぞれで違うのかを検定したいとする。同時に三回の検定を行うことになるので、本当はどれにも差はなくても、どれか一つにでも偶然に有意差が 出る可能性が出てくる。同時に 100 回の検定をすれば、偶然に有意差が出てくる可能性は極めて高いであろう。この偶然の効果を補正する方法として、sequential Bonferroni 法などいくつかが提唱されている。ところが二年前、「sequential Bonferroni 法なんてお断りだよーん」(Moran (2002) Oikos 100:403-405) という論文が出た。要は、こんな補正なんてしてはいけないと主張する論文だ(説得力はある)。多くの研究者が、「sequential Bonferroni 法だと有意差が無くなっちゃう」と嘆いていただけに、すがりたくさせる発言である。これに対して、「まあまあ、せめてこの方法を使いましょうよ」 (Neuhauser (2004) Oikos 106:409-410) となだめる論文が出た。私もさっそくその方法を使ってみようと思い、それを実行するプログラムをダウンロードした。ところが使い方がわからず、しょうがな いから開発者に直接聞いてみた。そうしたらちゃんと返事が返ってきて、無事に使えるようになったというわけ、お終い。
 R のファイルの保存・実行の仕方についても、粕谷さんがわざわざ情報を提供して下さった。ありがとうございます。
 モリナガが再び帰仙してきている。彩子とのヤマユリの調査を支援してくれているのだ。
 友蔵が、論文の改訂稿を持ってきてくれた。もうすぐ完成だろう。さあ、最後の仕上げにかかろう。
 帰って、アジアカップ第一戦のオマーン戦を応援しよう。しかし、ワールドカップ一次予選でも当たっているオマーンとどう闘うべきかは難しいところだ。勝 つのは当然としても、手の内を見せたくはないし、ぼこぼこにしてオマーンの戦意を喪失させてもおきたいし。もっとも、オマーンと W 杯予選を闘う秋には、欧州組が復活してきて、またまた別のチームになっている可能性 が高いから、気にすることも無いかも知れない。
7/19(月)の進歩 ラツィオ戦 今日は、体の具合は 良くなっていた。起床後、庭仕事を少々し、それでも暑さでへとへととなって、シャワーを浴びた。その後、私はラツィオ戦へ、暁子は美容院へ、じゅりはお留 守 番であった。
 仙台スタジアムに着いて私の席へ行ったら、メインスタンドのまさにど真ん中(ハーフラインのちょうど延長上)の一番前の席であった。スタジアムで最高の 席ということになるのだろうが、それは素人の浅はかさだ。全体を見渡せないとサッカー観戦は楽しめない。こんな前の席(低い位置の席)は、ピッチの一部し か見ることが出来ないので最低である。後ろを見ると一部空席があったので、そちらへ移った。
 試合の前半はラツィオが試合した。親善気分とはいえさすがセリエ A、スペ ースへのトップスピードでの走り込み、そこへ繰り出される正確なパス。ダイレクトプレーの見事さ。セリエ A の技をかいま見た前半であった。一 方の仙台は、新加入のファビオヌネス・セドロスキー・熊谷を含め、おそらく今週土曜日の大宮戦に出場するであろうメンバーで前半を戦った。しかし、大宮戦 のことが頭にあるのか、明らかに抑えたプレーであった。もっとも私は、そのことを非難するつもりはない。リーグ戦が目前に迫っているのだから、体力の消 耗・怪我を心配して当然だ。ところが後半になると、試合の流れは大きく変わ った。西谷・千葉・石井・中原ら、新加入選手によって出場機会を奪われそうな選手が投入され、彼らが真剣勝負を挑んでくれたのだ。親善気分のせいなのか蒸 し暑さにやられたのか、足が止まったラツィオを一方的に攻めまくり、仙台サポとしては楽しかった。ほんと、後半に関しては、セリエ A の名門に対してワンサイドゲームであった。結局試合は 2-2 の引き分け。セリエ A の片鱗と仙台の攻撃練習を見ることはできたものの、「なんだこれ?」という思いは隠せなかった。J2 の仙台ホームゲームの倍近い値段(SS 席 が 8000 円もした)で見せる試合ではない。J2 の真剣勝負の方が遙かに面白かっ た。
 今日は、仙台に新加入した選手に注目していた。セドロスキーには惚れた。 最終ラインに君臨して、ラツィオの攻撃を冷静に跳ね返していた。これで仙台の失点は半減すると思う。攻撃参加もすばらしい。一発で、左右のサイドに展開す るロングボールの正確さよ。まさに、こんな王様が欲しかったという選手の降臨だ。ファビオヌネスは、キープ力とバランスの良さが持ち味と思う。何しろ、相 手の囲まれても安定した姿勢で突破する力を秘めているし。課題は周りとの連携だろう。日本人選手を信用していないのか、ボール欲しさに中盤に下がり過ぎた り、ボールを持ち過ぎたりという場面が目立った。周りを活かしてこそ、そのキープ力は生きると思うぞ。熊谷は、今日は駄目だった。パス and ストップという感じで、パスした後に次の動きが無く突っ立っている。これじゃ、ベルデニックサッカーでは叱られだ。体調が万全では無いらしいので、本当は 違うという働きを大宮戦で見せて貰いたい。
 試合を見終えて思うのは、この試合の存在意義だ。果たしてやる価値があったのか。ベルデニック監督はやりたくなさそうだったし(7/12 の進歩参照)、主力が登場した前半の仙台にもそれは現れていた。後半のラツィオは、銭を取って試合を見せ るチームではなかった。そりゃ私たちは、仙台がラツ ィオと戦うとなれば試合を見に行く。でも、チケットの異様な高さは何なんだ? 一部の役人的発想の人々の自己満足のために、ベガルタ仙台から休養を奪い、 私たちから高い入場料を搾取しているのではないかという気持ちが拭えない。来年は、こんな試合はやめて貰いたい。
7/18(日)の進歩 具合が悪い 朝起きたら、腰と手 足が異様にだるい。節々も痛いし、い ったいどうなってしまったのか。暁子とじゅりと、久しぶりにどこかに遊びに行こうと思っていたのに。しかたなく、11 時過ぎまで家でぷわーっとしていた。体の具合は良くならなかったけれど、せっかくの休みをこのままにするのも憤然なので、がんばって伊豆沼に行くことにし た。伊豆沼は鳥見の名所だ。そして、鳥にさして興味の無い人間にはただの沼であることを、着いてみて知った。大雨のせいで水位がすごく高かったことは印象 に残ったけれど、それでお終いという感じで、早々に沼を後にした。体の具合はいっこうに良くならなかったので、一刻も早く帰りたかったのだ。
 この、腰・手足のだるさはなんなのだろう。暁子は、冷房のあたり過ぎというけれど、そうなのかなあ。試しに今日は、冷房なしに窓を開けて過ごすことにし た。
7/17(土)の進歩 第四の審判活用論 J リーグの審判の酷さは、J2 に限らず広く蔓延しているようである。審判のせいで試合がぶち壊されては、観客は馬鹿らしくなって見る気を失せる。そうならないためにも、何らかの対策を 練らなくてはいけない。二人主審制とか、ペナルティエリア内専門の審判を置く(計五人で審判する)など提案がなされているが、なかなか実現しないようだ。 そこで、すぐにも実行可能な改革案を提案したい。なお、これから述べる案は、暁子が最初に思いついたことであり、「私が筆頭著者だからね」である。
 要は、第四の審判を活用するということである。現在の第四審判の仕事は、1) 審判が怪我などをしたときに替わりを務めること、2) ロスタイムを表示すること、3) 選手交代を取り仕切ること、4) 監督が興奮してピッチに近づいたらなだめることくらいである。つまり、「審判」といいながら審判をしていない(判定に加わっていない)のだ。そこで、2 - 4 の仕事は会場係に任せ、第四の審判はスタンド中央の高いところに位置する。そこからピッチ全体を見渡して判定に加わるのだ。そうすれば、ピッチ上の三人の 審判が見落とした反則も裁けるであろう。第四の審判は、反則を見つけたら、手旗信号(またはそれに替わるもの。全審判がワイヤレスマイクをつけることが理 想)で主審に反則を伝える。逆に、主審が反則と判定したものを、「今のは反則じゃない」とロケット弾(またはそれに替わるもの。繰り返すが、全審判がワイ ヤレスマイクをつけることが理想)で伝えてもよい。こうすれば、判定の精度は向上するはずだ。ピッチ上の審判が怪我をして第四の審判が交替したときは、ス タンドから判定する審判はいなくなってしまう。でもそれはやむをえない。そもそも、現在の制度でも、上述 2-4 の仕事が出来なくなってしまうのだから、なんか替わりを務める人はいるんでしょ、きっと。
 一般化線形モデルの勉強をしようとジュンク堂に本を探しに行った。ついでに「これ論」の様子を見てきたら、表紙を向けて数冊が積まれていた。新刊並の扱 いに感謝。
7/16(金)の進歩 男子五輪代表発表 男子の五輪代 表選手が発表された。W 杯のときに続いて、高原はまたしてもお病気で落選。彼が入れば FW は強力になっただけに残念だ。替わりのオーバーエージを呼ばないというのもよくわからないが。落選候補第一位と言われた根本も順当に落選した。仙台から移 籍したバチがあたったのだと思う。キャプテンだった鈴木の落選はちょっと可哀想な気持ちになる。ま、それはともかく、京都パープルサンガの松井の選出を心 から祝福したい。それはけっして、J2 の代表として頑張って欲しいというちっぽけな気持ちからではない。昇格争いのライバル京都の戦力が落ちることを、一点の曇りもない純粋な気持ちで喜んでい るのだ。日本は、ぜひとも決勝まで進んで欲しい。そして松井は、八月一杯帰って来なくてよろしい。九月は金メダルボケでお休みだ。一次リーグで敗退して早 々に戻って来たら、日本中の期待を裏切ることになるからね。<--- となぜか、問題をすり替えて終わる。
 今日は一日、「一般化線形モデル」「統計ソフト R」という言葉が頭の中をぐるぐる回って終わった。自分のデータ解析に使おうと思っているのだけれど、わからない。というより、何がわからないのかわから ない。パソコンの前で茫洋とするばかりであった。
7/15(木)の進歩 わからんでアール と、世にもく だらない駄洒落を書くほどに、統計ソフト R の使い方に苦しんだ一日であった。りんかのフキのデータを解析するのに、randomization-test をやる必要がありそうだ。せっかくだから、R の習得を兼ねて、R でやってみようと思った。ところが、初心者以前の段階で苦悶してしまった。randomization-test のプログラムを作ったとして、それをどうやって保存し、再び読み込むのかがわからないのだ。Workspace というものを保存すれば、過去の命令文を一行ごとに呼び戻すことができることは知っていた。しかしそれでは、プログラム実行に必要な命令文だけを呼び戻す ことは至難の業だ(試行錯誤した余計な命令文も呼び戻されてしまうから)。一連の必要な命令文だけを保存して、それを読み込んで編集したり再実行したりす る方法が絶対にあると思った。ところが、ネットや本でその方法を探しても、探し方が悪いのかどうしてもわからない。私が知りたいのは、喩えていうなら、 「ワープロで文書を作成して保存し、それを再び読み込んで編集する」という程度のことだ。悶々とした末、人に直接聞く方が早いだろうと、河田さんに聞いて みた。河田さんは、「僕も R を始めたばかりで全然知らないよ」と警戒しつつ、テキストファイルで保存し、それを命令文入力のところにコピーペーストしていると教えてくれた。なるほ ど。助かりました、ありがとうございます。しかしコピペもちょっと面倒臭い。もっと楽な方法はないのかなあ?
 曽ヶ端君へ、あなたお兄さんなんだから、あんな失敗をしてはいけません。ただのハイボールをファンブルしてゴールをプレゼントしてしまうなんて、吃驚だ よ。これでは、何のためにオーバーエージで五輪代表に入るのかわかりゃしない。ともかく、本番ではあんな失敗をしないように。
7/14(水)の進歩 芸術  昨夜は、日本対セルビア・モンテネグロの試合を堪能した。みんな技術が高くて面白い試合だった。とくに、日本の得点の美しさよ。福西が鈴木に縦パスを入れ る。その横では、ボールの動きにタイミングを合わせ、急加速で縦に走り出した遠藤がいた。鈴木は、遠藤の動きを知らんぷりしながら、ひょいとボールを引っ かけて DF の裏に絶妙なパスを出す。DF の間をすり抜けた遠藤は、フリーでボールを受け、冷静に GK をかわしてゴールを決めた。三人の意志が一つとなって、1 cm もずれることのない調和を生み出したっていう感じだ。私は感動してしまった。かたや我がベガルタ仙台は ……… 中止。
 生物学科三年生向けの講義をした。雨のせいか遅刻が多かった。でも、きっとそうだろうと始めから予測していたので、さほど気落ちしなかった。結局、いつ も通りの人数が来てくれたし。講義では、種子の大きさと数に関する私自身の研究を紹介した。理論的予測の話はまあ良かったようだけれど、その検証結果の話 には考え込む学生が多かったようだ。どうも納得しかねる、すっきりしないという感じ。でもー、Oikos に通ったんだよー、と意味のないことを書いて終わりにしよう。ともかく、実際の生き物を相手に理論の予測を検証することの難しさよ。いつか、文句のない美 しい検証をしてみたいものだ。
 友蔵の論文にコメントした。大夫すっきりしてきたと思う。もうすぐ完成だ!
 自宅に回覧が回ってきた。犬による糞害をなくすため、「私道につき、住民以外の散歩禁止」という張り紙をしたいそうだ。ここでいう「住民」とは、袋小路 の私道沿いの 10 軒ほど(我が家を含む)をさす。でも、この袋小路の一角を散歩禁止にするなんて無茶だと思う。我が家の地域はほとんどが私道。私たちの一角での犬の散歩を 禁止するならば、他の私道域で私たちが犬を散歩させることは出来ない。自分の所では散歩禁止でよそでは散歩させるなんて筋が通らないからだ。大体において 私道というものは、お互いが利用を認め合うことで地域の生活が成り立っているものではないのか。「私道だから」と誰かが利用制限を始めたら、生活が崩壊し てしまうと思う。
7/13(火)の進歩 レフリーに多謝  Functional Ecology に返送予定の、くにっちの論文の改訂を再開した。レフリーの一人が原稿に修正を書き込んだらしく、それが郵送されて来るのを待っていたのだ。封筒を開けて 吃驚した。もの凄い量の修正が、原稿にびっしりと書き込んであったからだ。他人の論文にこれだけの熱意を注ぐ暇があったら自分の論文を ……… 、などとねじくれてはいけない。どうもありがとうと素直に感謝しよう。もっとも、論 文の最後の方には修正の書き込みが無かったりと、ありがちな心理的葛藤(もー面倒臭い)の跡も窺えた。というわけで今日は、自分で修正出来 る部分はてきぱき修正し、くにっちでないと無理な部分はメールで修正依頼を送った(彼は、今春修士課程を卒業し就職した)。
 修正の多くは英語表現に関するものだった。なるほどと感心することしばしば。私には絶対に思いつかない表現で、やはりネイティブ(じゃないかも知れない けど)は違うなあと思った。また、久しぶりにじっくり論文を読み返してみると、これは確かに冗長だと思う部分もあった。くにっちの修論をそのまま投稿した 論文なので、「これで修士卒業させて良かったのか」と自分を責める気持ちが湧 き上がらないでもない。
 友蔵が、論文の改訂稿を持って来てくれた。このレフリーの情熱を見習って、頑張ってコメントしよう。
 彩子のヤマユリの調査が始まった。去年は調査の期間中雨ばっかりで大変だった。今年は逆に異様に暑いと思いきや、調査に入った途端に寒い梅雨空になって しまった。なんか、狙っているのか?
7/12(月)の進歩 ラツィオ戦  ベガルタ仙台は 7/19 に、イタリアの強豪ラツィオと国際親善試合を行う。J2 の中断期間(7/11 - 7/23)を利用しての対戦だ。これに関して、ベ ルデニック監督がこんな発言をしている(ベ ガルタ仙台 HP より)。

「選手は休みが必要でしょうし、休んで次の再開に準備しなければならない。…(中略)… その結果リーグ戦に想像もしないほど調子が落ちていく。選手が休みをとっていないからものすごく疲れる時期がきて調子を落としていく。」

無邪気にラツィオ戦のチケットを買った私が言うのもなんだが、私も薄々は感じていた。J2 は長丁場だし、これからは暑さの中での戦いが続く。監督がこんな風に思っている試合をやらせていいのか、フォルツァ アズーリクラブさん?
 *フォル ツァ アズーリクラブ:ラツィオ戦を企画した会。ワールドカップのときにイタリア代表が仙台でキャンプしたことを契機に出来た会で、イタリア との交流が目的のようだ。しかし、何かずれている感じがする。地元を盛り上げるよりも、イタリアとの交流の方が好きなようなのだ。たとえば、ジュニアユー スチームを作ってみたり(仙台にはすでにチームがたくさんあるのだから、各チームの強化に力を注ぐべき)、そのチームに、「A.C AZZURRI」というわけのわからない名前を付けたり(「スポーツクラブ イタリア代表」って意味だぞ)。しかも、「目指せ!セリエ A」だって。目指すのは、ベガルタ仙台であり、J リーグだろう。日本中の子ども達が J リーガーになることを夢見てサッカーをする。それが日本のサッカー文化を底から押し上げることになる。自分たちのもの(ベガルタ仙台・J リーグ)より外国のものだなんてどうかしていると思う。
 友蔵の論文セミナー。ハチドリ媒花の形態の特殊化は、ハチドリを誘引するためなのか、他の訪花者(ハチとか)を拒絶するためなのかを実験的に調べた論文 を紹介してくれた。この実験、論文に書けない苦労がいろいろあっただろうと推測する。データの解釈も苦しい感じだった。おまけに、ヒラガがずばりと、著者 の解釈の矛盾を指摘していた。
7/11(日)の進歩 サカつくした 今日は、新盆とい う行事のため、練馬の兄宅へ行った。そして、坊主が来るのをひたすら待った。暇つぶしに、かの有名なゲーム「サッカーチームを作ろう」を初めてやってみ た。でも、さわりのところをやっているところへ坊主が来てしまった。新盆を終え、車で帰仙の途についた。八時過ぎに帰宅。片道五時間くらいかかったけれ ど、重い思いをしてじゅりを電車で運ぶのとどちらが楽か、結論をつけるのは難しそうだ。
7/10(土)の進歩 審判、試合をぶ ち壊す 今日の朝 に小田原で用事があったので、車で昨夜横浜に来た。朝、車で小田原へ。11 時過ぎに用事がすんだ。試合は、平塚で夜の 7 時からなので、えらく時間がある。横浜でじゅりと留守番中の暁子に電話したら、「じゅりが可愛いから、試合直前に行く」との返答であった。さてどうしよ う。とりあえず平塚へと移動した。そして床屋に行った。「今日はお車ですか。どちらから?」「仙台です」と、平塚の床屋での会話とは思えない話をした。床 屋の後、平塚競技場に行ってみた。と、駐車場が狭いことに気づいた。どこかに遊びに行って試合直前に戻って来たら、停める場所が無くなっているかもしれな い。やむなく、平塚競技場で時間を潰すことにした。三時から一人ぼうっとし続けた。
 試合は、立ち上がりから仙台が試合を支配した。個々のレベルでも上回っていたし、これは楽勝かと思った。ところが、それをぶち壊す人間がいた。主審の柏 原だ。前半 19 分、うっかり裏を取られた中田が、あわてて相手を倒して PK。この判定はやむを得ない。ところが柏原は、なんと中田にレッドカードを出した。中田は故意にやったわけでもない(やるわけないだろ)。カード無し、 PK だけで十分の場面だった。さらに前半 44 分、仙台 DF 森川が相手と激しく激突したプレーを、またしても PK にした。これを PK にするなんてめちゃくちゃだ。結局、0-2 で前半が終了した。
 ハーフタイムに、茅ヶ崎市長へのインタビューが場内に流れた。「湘南が 2-0 で勝っていて浮き浮き」てな話で、私たちはムカムカしながら聞いていた。そこへ、「宮城県からも大勢のお客さんが来て下さって」と市長がのんきに言った。 これが私たちの神経を逆なでし、仙台サポから大ブーイングが起こった。審判のせいで十人にされた上に余計な一失点を与え、みんなカリカリしていたというの に、空気が読めない市長だ。こんな市長で大丈夫か、茅ヶ崎市は。
 後半に入っても誤審は続出した。湘南のエリア内でのハンドを見逃したり、ファビオのシュートを GK が弾いたのをゴールキックにしたり。十人でもイレブンの仙台が奮闘したものの、2-3 で敗戦となった。試合終了と同時に、仙台サポが大ブーイングをあげた。もちろん、主審柏原に対してだ。挨拶に来た仙台イレブンには、「ベガルタ仙台」の コールを送り、審判の犠牲となった勇者を讃えた。
 今日は、ガスパル(7/11 限りで解雇)の最後の試合でもあった。仙台サポは、熱いガスパルコールを送って、別れを惜しんだ。ガスパルも、いつまでも続くコールにじーんとなったよう だ。長い別れの後、かみしめるように控え室へ向かうガスパル。その背中に、ガスパルコールが絶えることなく続く。と、控え室の目の前で振り返ったガスパル は、踵を返して仙台サポの元へ戻ってきた。戻って来なくていいのにと 内心思いつつ、さらにガスパルコールが続いた。ガスパルは、ユニフォームとアンダーシャツを脱いでスタンドに投げ入れた。それを見て、私の前にいた若い女 は、「パンツ脱げ、パンツ脱げ」と興奮して叫んでいた(家に帰ってか ら、自分が叫んでいた言葉を思い出してみようね!)。再び控え室へ向かったガスパルが、控え室に消えたのを確認してちょっとほっとし、ガスパルのさよなら 儀式は終わった。
 今日の試合は、前半早々に柏原に十人にされなかったら、逆転できた試合だった(一点目の PK はやむなし)。その後も誤審の連続で、試合はぶち壊された。両チームの力とは関係ないことで試合が決まってしまうなんて酷い。審判の技術向上をしないと大 変なことになるぞ。
7/9(金)の進歩 明日は湘南戦 ベガルタ仙台は明 日、敵地で湘南ベルマーレと闘う。いい加減に勝とう。シルビーニョも復帰するし、新外国人選手ファビオも出場するとか。もう勝つのみ。私と暁子は、敵地に 参戦予定だ。
 三中さんの集中講義二日目。だいぶ R にも慣れてきて、「とっつき」が掴めた感じだ。これをきっかけにきちっと勉強しようという気持ちになってきた。
7/8(木)の進歩 なでしこジャパン 日本女子代表の 愛称が、「なでしこ」に決まった(スポニチよ り)。五月くらいから公募していたもので、2700 件もの応募の中から選ばれたそうだ。「なでしこ」か。応募しようとした誰もが一番始めに思いつき、当たり前過ぎると捨てる案が採用されたとは。でも、 すっきりしていていいか。ともかく、頑張れなでしこジャパン!
 今日はこれから、三中さんの統計の集中講義がある。私も末席で拝聴し、統計のフリーソフト R の使い方を勉強するつもりだ。講義を聴くなんていつ以来だろう? 大学院時代、義務からミクロ生物系の講義に出て、さっぱりわからず(講師も、専門外の人間にわからせる気が絶無だった)二日間ひたすら座っていた時以来か? 試験もレポートも無い講義だったので、出席さえすれば単位が取れたことはよかったけれど。ただ、後日、この講師から電話が掛かってきて、「あなたは単位を 得る資格があると思っていますか」と聞いてきたときには、はったおしてやろうと思った。
7/7(水)の進歩 55 と 51 の大小関係について  明日から、三中さんの集中講義が始まる。コンピュータの端末を学生が使っての、統計に関する実習的な講義をして下さるのだ。講義は、生命科学研究科修士 課程の集中講義なので、研究科の修士生がたくさん出席する。これに加え、人気伝道師三中さんによる実践的統計学の講義とあって、生態学研究室の OD や博士生が多数潜り込んで来るであろう。「端末足りるかな? 正規登録者(修正生)だけで 55 人、端末の数が 51」と心配する私に、「じゃ、大丈夫ですね」とすかさず言うヒラガ。私は一瞬、何が起きたのかと思っ た。これほどまでに、一瞬先がわからない会話を経験したことはなかった。ヒラガが言うには、「正規登録者がみんな出席するはずがない」とのことだ。確かに その 可能性もあるけど、「足りるかな?」が先だと思うぞ。
 生物学科三年生向けの講義をした。成り年の進化について話した。暑さで死にそうだったけど(私は、気温 28 度を超えると生命活動が減退する)、気力を振り絞って講義をした。その甲斐あってか、みんな興味深そうに聞いてくれた。久しぶりに質問もたくさん出て盛り 上がった。
 ちのの論文セミナー。論文を読み込んでいる様子も感じられ、説明もわかりやすかった。論文の方は、たった一つの有意差だけでモノを言ってしまうのかとい う感じであった。論文についてみんなで議論していた時のことだ。私が一通り話をし終えると、ヒラガが(まただよ)、「話しに戻ります」と言って話し始めた。私だってさっきまで話していたのに、失 礼な物言いだ。
 三中伝道師が、午後に研究室にやって来た。さっそくりんかが、フキの訪花頻度の解析方法について相談した。良い案を提示してくださり、明るい瞳のりんか となった。
7/6(火)の進歩 モリナガ帰仙 岡崎の基礎生物学研 究所で修行中のモリナガが、三ヶ月ぶりに研究室に戻ってきた。彩子のヤマユリの研究の打ち合わせのため、わざわざ帰ってきてくれたのだ。午前中は、私と二 人つもる話をし、親交を深めた。内面から外面までいろいろ話してくれて嬉しかった。モリナガは、「岡崎ではヒラガ君扱いです」と酷いことを言っていた。慣れないためにいろいろ失 敗をして、弄られているらしい。慣れとは関係なく弄られているヒラガとはちょい違うと思う。
 午後からは、彩子・モリナガ・私の三人で、研究計画の最終打ち合わせをした。ヤマユリはもうすぐ咲き出す。これからは調査の下準備、本調査開始と大忙し だ。この研究は、彩子の修士論文のテーマである。頑張っておくれ、彩子。
 友蔵の論文にコメントした。面白い論文だ。若き日の友蔵(<-- なんか、味わい深い表現だな)のデータが、ついに脚光を浴びる日がやって来た。
 その友蔵、ヒラガを最近、厳しく躾ているようである。ういろうの一切れに串を刺し、しかしそれは食べず、他の一切れに串を刺して食べようとするヒラガ。 「こら、そんなことしちゃいけません」とたちまち叱りとばしていた。「お見合の席でそんなことするの?」「お見合しないです」と口答えするヒラガをまた 叱っていた(気がする。記憶曖昧)。「ヒラガ君は恋愛結婚ですよ」とよくわからないフォローを入れるモリナガの姿もあった。D3, D1, M2 の会話です。
7/5(月)の進歩 熊ちゃん来仙 青年海外協力隊の研 修を受けていた熊ちゃんが、三ヶ月ぶりに研究室にやって来た。無事研修を終え、7/19 に、赴任地である St. Vincent(カリブ海の島)に向け出発するのだという。研修は、朝のランニングに始まり、夕方までびっしり講義、その後も自習をみっちりという厳しい ものであったらしい。でも、慣れたら苦にならなかったそうだ。青年海外協力隊を目指すヒラガ、というより、ヒラガの言動ファンクラブ会員(つまり、研究室 全員)は、興味津々と研修の話を聞いた。「ヒラガ、ランニング大丈夫?」「僕、テニス部だったので平気ですよ」「睡眠時間短いらしいよ」「僕、一日八時間 寝ないと無理です」などなど。ヒラガが無事研修を勤め上げるのか。その前に、青年海外協力隊の試験に合格するのか。そもそも、ヒラガの希望する職種(生態 調査)の募集があるのか。修論を無事に書き上げるのか。ファンクラブ会員の興味は尽きない。話がそれた。熊ちゃんへ、身体に気をつけて元気に活躍して頂 戴。現地からの連絡を楽しみに待っているよ。
 友蔵の論文を読んでいる。明日にはコメントできるか?
 さ、帰って、Euro 決勝戦を見よう。情報を封印しているので、生中継気分で見ることが出来る。どちらが優勝するのか楽しみだ。
7/4(日)の進歩 引き分けの呪い ベガルタ仙台がア ビスパ福岡と引き分けた。負けなくて良かったとも思えるし、勝てたとも思う。
 今日の試合は夜の七時から。午前中に庭仕事をしようとしたら、直射日光の暑さに辟易し、芝刈りだけをして退散した。その後はしばらくぐたぐたし、暁子と 一緒にラーメンを食べに出かけた。帰りにダイシンによって花を少々買った。帰宅後、暑さで外に出る気にもならず、さてどうしようかと思ったら、じゅりと目 が合った。「じゅり、お風呂」と言うと、右左と見回したじゅりは、すこすこと自分の家に入った。抱きかかえて洗面所に連れて行くと、お決まりで、洗濯機と 壁の間に入る込む。しかし、どうあがいてもお風呂に入れられてしまうじゅりであった。
 今日は、試合開始前にマルコスのお別れセレモニーがある。それに間に合うよう早めにスタジアムへと向かった。「FW、ナンバー9、マルコス!」で始まる 場内アナウンスで登場したマルコス。ポルトガル語と日本語を交えた挨拶をし、場内を一周した。福岡サポも、十数枚の「9」のプラカードを掲げてくれた。私 たちも、「レッツゴーマルコス、マルコス!」を精一杯叫んだ(「ブラジルへ行け」という意味ではない。マルコスの応援歌だ)。マルコスが本当に去ってしま うのか。やはり寂しい。四年間どうもありがとう、マルコス!
 試合は立ち上がり、福岡に完全に支配されてしまった。福岡は凄かった。何しろ、パススピードが仙台と違う。ダイレクトでぱしぱしと速いパスを回し、次々 とスペースを狙ってくる。「これは完敗か」と思ってしまった。それでも、仙台守備陣も奮闘し、決定機を作らせることはなかった。後半中頃になって、仙台も ようやく攻めが機能しだした。途中出場の西や関口が良い働きをしてチャンスを作る。終了間際には、寿人に西が鮮やかなスルーパスを出し、寿人がゴール前に フリーで抜け出した。ここで葛藤だ(決めつけ)。------------ 引き分けで終わった 6/23 の山形戦。監督が珍しく、寿人を名指しで非難した。「パスを出さなくてはいけないときに、自分勝手にシュートを打ってしまった」。これは、カウンターから 攻め込んだ寿人が、ゴール前にフリーで走り込んだ中原にパスを出さずに、自分でシュートを打って外した場面のことである。寿人は反発した。「中原にはマー クが付いていた。自分の判断は正しかった」。---------------- 反発はして見せても、寿人は、人の意見をちゃんと聞く良い人なのである。で、今度は自分で打たずに、関口に合わせようとした。そのパスがあっさりカッ トされてお終い。自分の考えと人の意見を両立させることは難しいという教訓をスタジアムに残し、試合終了の笛が鳴った。
 これで三試合連続引き分け。横浜 FC (今シーズン 12 回も引き分けている)みたいだ。ここで「はて?」と思った。横浜 FC はこのところ四連敗で、良くも悪くも(じゃなくて、確実に悪くもだが)引き分けの呪いから抜け出している。この連敗は、6/19 の仙台戦から始まったものだ。ひょっとして、仙台に引き分けの呪いが移ってしまったのか? どこか人里離れた住まいを訪れたら、自分がそこの住人に入れ替わってしまって、次に誰かが来るまで出られない(それがめったに来ないんだ) ----- なんて小説だか怪談だかなかったっけ? そんな感じで、横浜 FC に勝ってしまった仙台が、入れ替わってしまった ………。こわー、今度の湘南戦には絶対に勝つことにしよう。
7/3(土)の進歩 明日は福岡戦 ベガルタ仙台は明 日、ホームでアビスパ福岡と闘う。J1 昇格のためにも、義理と人情のためにも負けられない試合である。福岡は現在、勝ち点 33 の二位で、仙台は勝ち点 29 の六位だ。ここで勝ち点差を詰めておかないと、福岡の抜け出しを許しかねない(とはいっても、遙か前方に川崎がいるけど)。仙台が勝てば、二位に勝ち点差 1 と迫るのだ。これは勝つしかない。また、明日の試合前、マルコスのさよなら儀式がある。そして、CS での解説は福永だ。この二人に負け試合を見せていいのか! いーやよくない。必ず勝ちを贈るのだ。
 昨日、友蔵が論文の改訂稿を持ってきてくれた。今日はずっとそれを読んだ。友蔵は自信なさげだったけれど、そんなことはない。来週早々にはコメントを返 そう。
7/2(金)の進歩 謎の講演依頼 研究室に来てメール を見てみると、"we would like to invite you ..........." で始まる講演依頼が来ていた。「おっ」と喜び、でもじゅりをどうしようと心配し、ベガルタ仙台の応援もあるしと思いながら読み進めた。それは、「"World Conference on Dosing of Antiinfectives - Dosing the Magic Bullets" and the "Ehrlich Symposia"」 という国際会議での講演依頼だった。何なのかさっぱりわからなかった。私 の専門とはまったく違う。誰かと勘違いしていることだけは確かのようだ。"Based on a MEDLINE search, suggestions by colleagues and personal knowledge we have recognized you as a major researcher" だそうである。自分の本当の専門分野でこう言われてみたいものだ。しかし、"Based on a MEDLINE search"(MEDLINE は医学用の文献データベース)というのもちょっとすごいなと思った。「文献検索してみたらあなたはすごい研究者だとわかった」ってことか?(理由はそれだ けじゃないようだけど)。
 午前中は昨日に引き続き、フキへの訪花に対する、生えている場所の影響の削除の方法を考えてみた。結論出ず。来週には三中さんによる統計の講義もあるこ とだし、そのときに相談してみるか。
 午後は、久しぶりに宏太のウバユリのデータをいじった。しばらく置くと、頭を元に戻すだけで時間が取られてしまう。来週も時間は取れそうにないし、一挙 に集中してやってしまいたいのだが。
7/1(木)の進歩 マルコス去る とうとう、マルコス が解雇された(オフィ シャル HP より)。去年今年と、怪我でろくに試合に出なかったのだからやむをえない。貴重な外国人枠と高い給料を無駄にするわけにはいかな いのだ。マルコスがベガルタ仙台で成し遂げた功績はもはや語るまでもない。彼がいなかったら J1 に昇格出来なかったであろうし、2002 年シーズンに残留出来たかどうかも疑わしい。昨シーズン降格してしまったのも、彼が怪我でほとんど一年間欠場したためである。良い意味でも悪い意味でも記 憶に残る選手であった。凄いヘディングゴールに歓声をあげ、前線でのキープ力に安心し、ファール欲しさの倒れ方にうんざりし、手抜きのヘッドの競り合いに またかと思った。この二年間の欠場で「悪い記憶」の方が強くなってしまったけれど、日曜日の退団セレモニーのときには、精一杯の感謝の声を送りたいと思 う。
 一方、鹿島アントラーズのボランチ熊谷の完全移籍が発表された(オフィシャル HP より)。次に補強すべきは日本人ボランチと思っていただけに、これは嬉しい知らせだ。鹿島で長い間ばりばりのレギュラーだったので、期待は大きい。7/5 に移籍ということなので、7/4 の福岡戦は無理だけれど、次の湘南戦には出場して欲しい。今度は、攻撃的 MF が移籍して来ないかな!
 月初めの談話会があった。八甲田に行っている人が多くて参加者は少なかったけど、みんな頑張っている様子が伝わってきた。八甲田で調査していて昨日戻っ てきたしんやとちの、お疲れさまでした。大学院の試験まで後一月、これからは受験勉強を頑張って頂戴。
 りんかのデータ解析について悩んでいる。フキのオス花序・メス花序・オスメス花序に対する訪花頻度の違いを検出することが狙いだ。ところが、花序の性に よる違いだけでなく、その花序が生えている場所の影響も大きいようなのだ。たとえば、日当たりの良い場所の花序は訪花されやすいとか。生えている場所の影 響をどう排除すべきか悩んでいる。「無視する」「気にしない」ってい うのは、影響を排除したことにならないんだろうな、たぶん(じゃなくて確実に)。