「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


10/31(日)の進歩 ふざけるな朝日新聞 朝日新聞 の地方面に、ベガルタ仙台の記事がめずらしく大きく載っていた。しかしその内容は、「悪意を持ってある方向に話を持っていく」ものであった。昨日の試合は 酷いと決めつけ、こんなんじゃベガルタは駄目だという話にする。そして挙げ句は、プロ野球新球団が出来て「J 屈指の人気を保つことが出来るのか?」と揶揄して終わっていた。ふざるけな、朝日新聞。まるで戦前の戦争礼賛報道のように、プロ野球会社誘致礼賛報道を垂 れ流しているのはお前らだろう。地元が一丸となってベガルタを支えなくてはいけないのに、そういう姿勢のまったく無い揶揄記事を書くことに何の意味がある のか。
 久しぶりに、じっくりと庭仕事をした。暑さで枯れてしまった植物を植え替え、ちっとも花を咲かせない草を見切り、庭を中改造だ。0度まで耐えられるとい うガーデンシクラメンを、一か八か外に植えてもみた。枯れたら止む無しである。
10/30(土)の進歩 残留決定 ベガルタ仙台がコン サドーレ札幌と引き分け、J2 への残留が決定した。良い内容の試合だっただけに、勝てなくて残念だった。
 暁子とは仙台駅で待ち合わせ。私は早めに着いたので、ヨドバシカメラに行って時間を潰した。途中、「プロ野球会社のなんとか会員募集。記念イベント参加 呼びかけ」のビラ配りをしている連中がいた。その様子をテレビカメラが映している。しかし、道行く人はみな全く無関心であった。誰一人見向きもしない。これが本当の、プロ野球会社に対す る宮城県民の反応である。儲け話の匂いをかぎ取った一部の連中が騒いでいるだけだ。河北新報を始めとする新聞・テレビ(こいつらにとっては、プロ野球会社 がある方が、ネタが増えて良い)は、プロ野球会社誘致礼賛報道を垂れ流し、あたかも、宮城県民が歓迎しているかのような雰囲気をでっち上げている。しかし 私の周りで、プロ野球会社誘致のことを話すのを聞いたのは一度だけだ。それも、私のこの日記の話しに関わって出てきただけだ。生協の食堂とかでも、誰かが プロ野球会社の話をしているのを耳に挟んだことは一度もない。報道に騙されている人達は、宮城県民は無関心であることを理解して欲しい。
 不快な話は止めにして札幌戦。仙台は、非常に良く闘ったと思う。パススピードが速く、選手の動きも鋭い。「絶対に勝つ」という強い意志で闘っていること がよくわかった。飛ばし過ぎでばててしまうのではないかと心配したほどだ(実際には、ばてることは無かった)。チャンスも何度も作った。しかし決定力が無 く、ゴールを上げることが出来ない。寿人のシュートはポストに当たっちゃうし。後半になっても、仙台ペースで試合は続いた。そして後半 17 分、寿人のシュート性のパスに走り込んだ村上がゴールに流し込んで仙台先制!その後も攻め続ける仙台。しかし追加点を奪えない。そうこうしている内に、ま たしても集中を欠いての失点をしてしまった。このところ、無失点試合を見たことが無い。そのまま試合終了し、1-1 で引き分けとなった。
 これで、数字上残っていた昇格可能性が消滅。どうあがいても J2 残留となった。「攻撃の核となる選手がいない」+「守備の不安定さ」=「勝ちきれない」といったところか。
 試合終了後、アエルの聘珍樓へ行った。ちょっと遅めの誕生日祝いだ。美味しかった。来期こそ、J1 昇格の祝いを派手にしたいと思う。
10/29(金)の進歩 明日は札幌戦 ベガルタ仙台は 明日、ホームでコンサドーレ札幌と闘う。いい加減に勝っておくれ。来期に希望を抱ける戦いを見せないと、プロ野球会社に潰されるぞ。初先発らしい関口に期 待だ!
 岩手大学で行う「これ論」のセミナーの二回目の資料が出来上がった。パソコン で見る用(1 ページにスライド 1 枚;1.3 MB)と印刷用(1 ページにスライド 6 枚;1.2 MB)の二つだ。思っていたよりもけっこうな量になってしまって、話す内容を縮小した。材料と方法の章から考察の章までの書き方と、アブストラクトと図表 の書き方を話す予定。それでも、時間内に終わらない確信がある。
10/28(木)の進歩 「これ論」、韓国で出版か 韓 国の出版社から、「これ論」の朝鮮語訳の申し出が来た。なんと。ついに国際化への一歩を踏み出したか。「これ論」も韓流に乗ったわけだ(流れの向きが逆 か?)。私としては、ベガルタ仙台の例はそのままにすることが条件である。K リーグのクラブに変えるのはお断り、万が一、韓国のプロ野球会社に変えたりしたら、本を全文燃やしに行く。「これ論」が韓国でたくさん売れたら、ベガルタ 仙台は韓国で一番有名な J リーグクラブになるであろう。うっひっひっ! そしたらもう、金殷中なんて役立たずを掴まされずに済むかも(金殷中;詳しい説明はしないが、昨年、ベガルタ仙台の J2 落ちを決定づけた期待はずれの助っ人)。
 休む間もなく、岩手大学で行う「これ論」の第二回目の講義の準備をしている。準備をしてみると結構な量になりそうで、当初の予定を縮小せざるをえない感 じだ。さて、どこまでで区切るか。
 この前から、パソコンのディスプレーの調子が悪かった。「プッ」といって一瞬真っ暗になる(すぐに元には戻る)ことが度々あったのだ。そして今日、

「プッ」 --> 真っ暗 --> 元に戻る -->「プッ」 --> 真っ暗 --> 元に戻る -->「プップッ」 --> 真っ暗、真っ暗 --> ようやく元に戻る -->「プップップップッ」 --> 真っ暗、真っ暗、真っ暗、真っ暗

と、とうとう目を開くことなくご臨終となった。思えば七年間という、長いのか短いのか知らない命であった。合掌。臨終を見届けるとすぐに生協へ行き、新し い子を探した(白状だねえ)。そして iMac G5 を注文した。ディスプレーだけでよかったのだけど、本体も付いているのね、この子。
10/27(水)の進歩 岩手大で「これ論」講義 今日 は、岩手大学農学部に「これ論」の出張講義に行った。昼前に盛岡に着き、街をぶらぶらしながら昼食を摂るところを探した。ガイド地図に「はっと鍋」という のがあったので、食べてみようと店へ行った。「はっと鍋 1,3000 円」と書いてあったので退散。最近の私は天丼の鬼であることを思い出した。外出したら、必ずや天丼を食べているのだ。適当な店を探して天丼を食べたら、す ごくまずかった。店を出て、そのままぶらぶらと岩手大学農学部へと歩いていった。ちょっと早かったので、旧盛岡高等農林学校本館を見学した。その後、渡辺 先生のところへと向かった。
 講義では、「なぜ論文を書くのか」「タイトルの付け方」「イントロの書き方」を話した。「なぜ、ベガルタ仙台は強いのか:勝利を呼ぶ牛タン定食仮説の検 証」という架空の論文を題材に、良いイントロの例を示した。「このイントロなら納得しますか、それ とも「なんだこれは」と思いますか」と聞いた。大多数は「納得」であった。しかし一人に、「イントロの論理は納得するけれど、ベガルタの現実の成績と全然違うのでなんだこりゃーと思う」と言われた。そうい うことは考えてはいけません。
 講義のウケは、正直まあまあであった。「これ論」の内容がかなり浸透してきているようで、聴衆のかなりが、「既に知っている」という感じであったのだ。 でもそれは、有り難いことである。
 講義の場で、草地試験場時代の同僚である築城さんにお会いした。びっくり。岩手大学に来て五年になるのだという。お懐かしゅうございます。
10/26(火)の進歩 じゅり、石油臭くなる 視力矯 正手術が取り止めとなったので、ふて腐れ中だ。じゅりを庭に出した後、「起きてたまるか」と二度寝をした。しばらくして、じゅりを室内に戻すために庭に出 た。姿が見えないのであたりを見回していたら、裏からダッシュで突撃してきた。そして私の周りを全力でぐるぐる走り始めた。なぜか興奮の模様だ。捕まえよ うにも捕まえられない。十周ほどしたところでようやく捕まえたら、裏から、石油の配達の人が出てきた。庭で遊んでいたら人が入ってきて、それで興奮した (喜んだ)模様である。じゅりを室内に戻して私は三度寝だ。と、じゅりが寝室に上がってきた。その途端、もわーっと石油臭さが漂った。配達の人がじゅりを 撫でて、石油の匂いが付いてしまったらしい。これは堪らない。今夜はお風呂の刑だ。
 視力矯正手術をするつもりだったので、諸々の講義の準備を馬車馬のように進めていた。しかし手術が延期となり慌てる必要もなくなった。ちょうどよい具合 に論文の校正が来たので、だらだらと校正を行った。
 オノダが、海外学振に受かった。おめでとう。
 明日は、岩手大学農学部で「これ論」の講義をして来る。研究室には来ない予定。
10/25(月)の進歩 手術取り止め  別の病院で診察 を受けたところ、視力矯正手術が取り止めとなってしまった。四つの病院で診察を受け、それぞれがまるで違うことを言う。この業界に対する不信感がつのっ た。以下に、簡単に経緯をまとめておこう。

検査を受けた病院(術式は、先に書く物ほど高価で「先端技術」)
A 病院(視力矯正手術専門。主な術式は、イントラ+ウェーブフロントレーシック・イントラレーシック・ウェーブフロントレーシック・レーシックの四つ)
B 病院(視力矯正手術専門。主な術式は、フェイキック ILO(眼内コンタクトレンズ)・ウェーブフロントレーシック・レーシックの三つ)
C 病院(視力矯正手術専門。主な術式は、イントラ+ウェーブフロントレーシック・イントラレーシック・ウェーブフロントレーシック・レーシックの四つ)
D 病院(一般眼科。視力矯正手術は行っていない)

 10/11 に、A 病院で術前検査を受ける予約をした(検査日は 10/18)。その後インターネットで情報を収集したら、この病院に対する印象が悪くなってしまった。そこで 10/15 に、B 病院での術前検査の予約をした(検査日は 10/25)。10/18 に、A 病院で術前検査をした。

A 病院の見解「(私の眼は)角膜が平らなので、ただのレーシックよりもイントラの方が良い(イントラ+ウェーブフロントレーシックとイントラレーシックのど ちらが良いのかについては説明無し)」

検査は受けたものの、この病院で手術を受ける気は無くしていた。理由は、1) 眼科専門医では無いこと、2) 手術代が異様に高いこと、3) 診察した若い医師が、信用をおける気がしなかったことの三つである。ただ、「イントラをやっている所でないといけないのだ」という思いは持った。検査を予 約済みの B 病院ではイントラをやっていない。そこで、イントラをやっている C 病院で検査を受けることにした。翌 10/19 に、C 病院で検査をした。

C 病院の見解「(私の眼は)角膜が平らなので、ただのレーシックよりもイントラの方が良い。近視が強すぎるのでウェーブフロントは適用不可。イントラ+ ウェーブフロントレーシックではなくイントラレーシックとなる」

この病院は信頼がおける気がしたので、手術の予約をした。術前検査の予約をしていた B 病院には断りを入れるつもりだった。しかし帰宅後インターネットで調べたら、B 病院の機械ならば私の近視強度でもウェーブフロントレーシックが可能とわかった。問題は、B 病院ではイントラをやっていないこと。メールで相談したら「大丈夫」とのことなので、10/25 に予定通り検査に行った。

B 病院の見解「角膜が平らであっても、ただのレーシックで問題ない。イントラは無 意味。ただし、円錐角膜(角膜が、球形ではなく円錐形になっている。この場合レーシックは不可)の疑いがある。私(担当医)の身内ならば、 レーシックではなくフェイキック ILO を奨める」

A 病院・C 病院では円錐角膜のことは指摘されなかったで、これは衝撃であった。手術を予約している C 病院に電話をしてそのことを告げると、円錐角膜の権威である D 病院(一般の眼科で、視力矯正手術は行っていない)での診察を奨められた。その足で D 病院へ。

D 病院の見解「円錐角膜では無いと思う。長年に渡るソフトコンタクトレンズの使用で、角膜が変形しているのではないか。この状態で手術しても意味がないの で、手術を延期し数ヶ月間様子を見る方が良い。フェイキック ILO は失明の危険がある。実験台になりたいのならどうぞ。眼科医は、自身に対してはフェイキック ILO をやらない」

D 病院の見解が決めてとなり、取りあえず手術を延期し、様子を見ることにした。
 どうして、病院によってこうも言うことが違うのか。A 病院(イントラをやっている)では、イントラは素晴らしい技術と絶賛していた。しかし B 病院(イントラをやっていない)は、イントラは無意味だと言う。そして、「私の身内ならフェイキック ILO を奨める」とまで言い切った。それに対して D 病院は、「フェイキック ILO は失明の危険がある。実験台になりたいのならどうぞ」だ。「納得して、自分で判断して矯正手術を受けなさい」という助言がインターネットに溢れているけれ ど、こちらは素人、病院によってこうも言うことが違っては納得しようがない。それと、手術矯正手術を行っている病院はどれも、私の眼に適用可能な術式の中 で、一番高い物を奨めた。確かに私の眼にはその方法が最善なのか、それとも他に理由があるのか?
 こんなわけで、視力矯正手術は延期となった。数ヶ月おきに眼の検査を受けて、角膜の状態が回復したら受けるつもり。
 D 病院では、「私のソフトコンタクトレンズの使用法は非常識」とも言われた。コンセプトワンステップというやつで毎日洗浄していたのに、「それは使い捨てレ ンズ用」と皮肉っぽく言われた。そんなの初めて聞いたよ。
10/24(日)の進歩 あーーあ 昨夜は、やけ酒と意 識してやけ酒を飲んだ。残り 5 試合で、三位山形との勝ち点差は 15 になった。残りを仙台が全勝して山形が全敗しないと勝ち点で並ばない。しかも得失点差で仙台はかなり不利なので、大勝し続けないといけない。今までは、 J1 昇格はほぼ絶望的だったけれど、これでまさに絶望となった。一試合でも多く望みを持って闘いたかった(って、まだかすかなかすかな望みはあるけれど)。こ れからの観客動員が心配だ。
 しかし、昨日の試合は希望が持てた試合でもあった。なんといっても牛若丸関口だ。欄干から欄干へと身軽に飛んで弁慶をかわすごとく、見事なドリブルで川 崎陣を切り裂いた。もう絶対に先発で使うべき。これからが非常に楽しみな選手だ。菅井も良かった。完全復活という感じだ。寿人だって、PK を外したものの、惜しい場面を何度が作った。来期には若手が爆発すると期待しよう。
 岩手大学で行う「これ論」のセミナーの第二回の準備を始めた。材料と方法・結果・考察・要約などの書き方の解説だ。改めて、これらの執筆法に関する「こ れ論」の解説を読み返して見ると、良いことが書いてあるなあと自分で思った。自分で書いたという気がしない、というより、自分が書いたんじゃないと思う (いや、確かに私が書いたはず)。とはいっても、イントロの書き方の解説に比べるとインパクトが落ちるなあ。準備していて、三割くらいの聴衆が寝ている光 景が浮かんでしまった。
 全学の一年生向け講義(演題「レポート作成法」)の資料(一回目用)の PDF 版を載せた。パソコンで見る用(1 ページにスライド 1 枚;452 KB)と印刷用(1 ページにスライド 6 枚;404 KB)だ。ご意見いただけたら嬉しいです。
 明日は、またまた休暇を取って、横浜に眼の検査に行ってくる。更新は火曜日となります。
10/23(土)の進歩 楽天の化け皮 楽天の化けの皮 が剥がれた。思った通りだった。チーム名は「楽天イーグルス」だと。何が地域密着だ。「宮城」でもなく「仙台」でもなく「楽天」と付けるなんて、所詮、自 分の会社の宣伝道具じゃないの。宮城県人が、「楽天、楽天」と、あんたの会社を応援するとでも思っているのか。楽天の宣伝道具のチームのために、地元に出 資させる気か。さらには、イーグルスって何だ(怒)。ベガルタ仙台のロゴは鷲、マスコットのベガッ太君も鷲だ。楽天の馬鹿社長いわく、「ベガルタ仙台のロ ゴとは知らなかった」だと。あんた、そんなことも知らないで地域密着するつもりだったのか? こんなやつが来たら、宮城はめちゃくちゃにされる。楽天を(もちろんライブドアも)断固追い払おう!
 今日も、全学一年生向けのレポート作成法の講義の準備をした。一通り出来上がったけれど、この内容で良いのか今一つ自信がない。何しろ私は、学生が書い たレポート(非学術論文)をほとんど見たことがない。たくさん読んだ経験があれば、もう少し違うのだろうけど。この講義は来年以降も続けるし、今年の受講 生は、最後にレポートを提出する。それを読んで自分の頭を作り上げ、講義内容を改善していくしかないか。
 川崎戦は、ビデオに撮ってある。さ、帰って、生中継気分でどきどきしながら応援することにしよう。
10/22(金)の進歩 明日は川崎戦 ベガルタ仙台は 明日、敵地で川崎フロンターレと闘う。川崎は、J1 昇格も決めたし J2 優勝も決めた。もうゆっくりしたらと思うのに、前節、京都に 6-2 で勝っちゃうかわゆくないチームである。J1 昇格を目前に連敗を重ねた頃の気持ちをもう一度取り戻して、仙台にきっちり負けて欲しいところだ。私は明日も、CS でテレビ応援の予定。講義がいっぱいある上に、視力矯正手術なんかしちゃおうと思っているので忙しいのだ。
 ネットで視力矯正関係のページを調べていたら、「眼内コンタクトレンズ」の下に、「眼 内コンタクトビデオ」とあるページを 見つけた。眼内コンタクト「ビデオ」とは! ヒラガ博士の意見を求めるしかないと思い、「眼内コンタクトビデオって何だと思う」と訊いた。

ヒラガの回答 1;「乱視を直す方法ですか」(「眼内コンタクトレン ズは近視を直す方法」との理解と思われる)
ヒラガの回答 2;「眼の中を覗くんですか」

いやー、ほんに訊いて良かった。
 全学の一年生向けの「レポート作成法」の講義の準備をした。昨日よりはだいぶわかってきた。「レポート・論文の書き方入門」(河野 哲也著;慶應義塾大学出版会)という本も買ってしまった。「これ論」を書いて以来、関 連本はみんな敵と見なしていたので、なかなか関連本を買う気になれなかった。しかし、「レポート・論文の書き方入門」は良い本だと思った。 *久しぶりに他者を褒めて、自分が大きくなった気がする。
 その講義関連で、図書館の方が二名来室した(この講義は、図書館が企画して進めているもの)。その内のお一人、佐藤さんに、「この日記を読んでいます」 と言われてしまった。いやーー、迂闊なことは書けないと、心底驚いた。「これ論」にサインもさせていただいた。ご愛読ありがとうございます。
 生物学科一年生向けのリレー講義「生物学へのアプローチ」をやった。昨年は大失敗したけれど、今年はまあうまくいったと思う。しかし、一番前の席で寝る のは止めた方がいいと思うぞ。支持棒で引っぱたきたくなる衝動を抑えながらの講義であった。
10/21(木)の進歩 第 14 刷出来 「これ論」 の第 14 刷が出来した。2000 部印刷され、累計 1,5000 部となった。単純計算では、1,3000 部近く売れたことになる。お買い上げ下さったみなさま、どうもありがとうございます。ベストセラーになると、どこが違うのかよくわからない二番煎じ的な続 編 を書く人がいる。「あの本の著者の新作だ」と思ってついつい買ってしまう心理を利用して儲けようという戦略だ。しかしご安心あれ、私にはそんな気はな い。だから、「これ論」を存分に買いまくって下さいませ。
 来月、全学の一年生向けに「レポート作成法」という講義を行う。今日から準備を始めたのだけれど、頭作りが大変だ。これまでは、学術論文・投稿論文の書 き方しか考えていなかった。しかし、学部一年生が求めるものはきっと違う。だが私には、一年生が考える「レポート」ってどんなものなのか想像が難しい。レ ポートの書き方に関する本の書評をネットで読んだり、関連本を生協で立ち読みしたりしたけれど、どうも狙いが定まらない。さて、どうしたものか、しっかり 考えないと。このままでは、立ち読みで調べて講義したという誹りを受 けかねない。ちゃんと自分の考えをまとめて、「これからレポートを書く若者のため に」という本でも書くか。
 友蔵の論文の改訂稿にコメント。これを直して返送すればアクセプトであろう。
 ヒラガの論文セミナー。怪しげな論文だった。解析結果が信用できないというか、著者の考える因果関係に根拠が無いというか。うーむって感じ。つづいて、 みっちーの卒研中間発表。まだデータ取り中なので結果は出ていないけれど、データは厚い。どんな結果が出るのか楽しみだ。
  岩手大学農学部で行う「これ論」の講義(岩手大学農学部 21 世紀 COE セミナー)の資料(一回目用)の PDF 版を載せた。パソコン で見る用(1 ページにスライド 1 枚;1 MB)と印刷用(1 ページにスライド 6 枚;1MB)の二つだ。「これ論」の内容を抜粋してお届けする予定なので、興味のある方はダウンロードして下さい。
10/20(水)の進歩 他にも気が行ってしまった と ある病院で視力矯正手術の予約をしたのだけれど、新たに他の病院にも気が行ってしまった。そこだと、ウェーブフロントレーシックという最新の術 式で受けられるかもしれないのだ。で、来週の月曜日にまた術前検査を受けることにした。正確には、この検査は前から予約してあって、キャンセルしようとし た(手術の予約をしちゃったから)のを、やっぱ受けることにしたということ。じっくり比較検討して最善の方法を選びたいのだ。
 ヒラガに、「昨日、視力矯正手術をしてきたのですか?」と訊かれた。うーん、私が普段通りの眼鏡をしていることを考慮した上で訊いたのかな? そして、「眼を削るなんて、そんな怖いことよくできますね」と言われた。そう言われると、私もなんかびびって来た。ヒラガの影響を受けたと思うと悔しい気 がしないでもないが。
 馬車馬のように、岩手大学での集中講義の準備をした。おかげで、一日目のはほぼ完了だ。作ってみると結構な量になり、二時間で済むか不安になってきた。 練習をしてみて試そうにも、二時間だから正直やっていられない。ま、時間は結構融通が利きそうなので楽観していこう。
10/19(火)の進歩 手術の予約をしてしまった 休 暇を取って、東京のとある病院に、視力矯正手術のための検査を受けに行った。昨日の病院に比べると検査内容がずいぶんと充実していた。光が見え たらすかさずボタンを押すという、ゲームセンターみたいな検査もあった。で、いくらボタンを押しても反応しない。おかしいなと思ったら、ボタンを上下逆に 握っていて、ボタンで無いところを一所懸命押していた。医師による診察も信頼感があった。おかげで、昨日の病院の検査がますます胡散臭く思えてしまった。 疑問に思ったことは聞き尽くして、だいたい納得できた。そして手術の予約をし てしまった。
 帰宅後、インターネットで改めて情報を調べた。この病院では、「ウェーブフロントレーシックという凄い手術は、近視度数が -7D 以内の人」と言われ、私は -8D なので諦めていた。ところが、他のメーカーの機械を使った病院では、-12 D まで手術可能であることが判明した。またまた他の病院で検査を受けてみようかという気になってしまった。大切な眼のことだし慎重にしないといけないから ね。
10/18(月)の進歩 眼の検査受けた 視力矯正手術 が出来るかどうかを調べるための眼の検査を受けた。眼に病気があってもいけないし、レーザーで角膜を削る手術なので、角膜が薄くてもいけないのだ。病気は 無いだろうと思っていたけれど、角膜の厚さは心配だった。私の眼はつぶらなので(黒目が小さいということだよ!)、角膜も薄いのではないかという気がして いたのだ。しかし予想に反して人並みの厚さがあった。ただし強度近視なので、角膜を削る量はかなりになる。だから、普通の手術ではなくて、ちょっと高度な 手術の方が良いと言われた。で、この病院で手術を受けることを逡巡してしまった。第一に、その手術の費用が異様に高い。第二に、この病院の医師は、日本眼 科学会が認定する眼科専門医でないことも気になった。「眼科専門医であることと視力矯正手術の力量とはまったく無関係」と言っていたけれど、どうも引っか かってしまう。「どうして専門医にならないのですか」と聞いたら、何かよくわからない返答をされたし。といわけで、明日、別の病院で再検査をする予約をし てしまった。
 病院からの帰り道は大変であった。瞳孔が広がる目薬をされたので、青空が眩しくて眼を開けていられない。下を向きながら薄目で歩いて研究室に戻った。途 中、車がねずみ取りに捕まる瞬間を目撃できたことが、唯一の眼の保養であった。
 岩手大学で行う「これ論」の講義を準備中。早めに仕上げてしまおう。
10/17(日)の進歩 ほえーっと過ごす 起きると二 日酔い気味。昨夜は、くにっちの歓迎会でかなりいっちゃったのだ。ブランメル生態の芝サッカーの日だけれど、明日、近視矯正手術の術前検査を受けるので、 万一のことを考え休み。一日家で過ごした。新潟対鹿島の試合は面白かった。レベルも高かったし、ビックスワンの盛り上がりも良かった。前節のビックスワン は、入場者数が「たったの」3,3000 人でいったいどうしたのかと思ったけれど、今日は超満員であった。「仙台もこういう時があった」などと遠くを見つめる日が来ないように、フロント・選手・ サポーターが一体となって頑張らないと。
10/16(土)の進歩 くにっち・ゆーみん来仙 昨年 度修士課程を修了したくにっちとゆーみんが仙台に遊びに来てくれた。始めは、今日の 11 時に研究室で待ち合わせの予定だったけれど、ブランメル生態のイモ煮に一緒に出るので、現地で会うことにした。広瀬川に行くと、ものすごい人。数十のイモ 煮会が、立錐の余地も無く並んでいた。仙台に来て以来、平日しかイモ煮をしたことが無かったので、土曜日はこんなに混むのかと驚いた。おかげで、ブランメ ル生態の鍋を探すのに苦労した。十分ほど放浪して、藤井が私を見つけてくれた。見ると、まだ何も進んでいない。「今、買い出しに行っています」だと。く にっち・ゆーみんもいない。待てど待てど、材料も来なけりゃ二人も来ない。一時間近く待ってようやく材料が届き、料理が始まった。一方、くにっち・ゆーみ んはまだ来ない。「三分早めて師匠を待たせず」の格言を知らぬのか。一時間半くらいして、ようやく到着した。相変わらずのくにっち。森永製菓で、「この チョコおかしいんじゃないのかよ」といちゃもんを付けられた製品の品質検査をしているのだという。一方のゆーみんは、「そりゃ絶対人には言えない」という 業務(注;ちゃんとした会社でちゃんとした職についている)を担当しているようであった。その割には詳しく話してくれたけど。
 いも煮を途中で抜け出し私は帰宅。CS で、仙台対湘南戦を応援した。試合は、思った通りいらいらものだった。あいかわらずの仙台で、攻めが遅く、まったく切り崩せない。攻めの人数も少ない上、 個人で切り開ける選手もいないので、点が入る気がしなかった。そうこうする内に、湘南にあれよあれよと決められ 0-2。大魔神セドロスキーの情けなさが目についた。初めて見たときはすごいと思ったけれど、スピードは無いし、足下に弱いし、あっさりかわされることが 多いし、なんかなーの大魔神だ。後半 30 分頃に仙台は、関口を投入するとともにセドロスキーを FW にあげ、早くもパワープレーに出た。これに湘南がおろおろしているうちに、シルビーニョのナイスパスでリャンが右サイドを抜け出し、寿人にセンタリング。 これをきれいに流し込んで 1-2 となった。なおも攻め込む仙台。しかし、大魔神セドロスキーはヘッドが下手で、ろくに起点になれない。しょうがないので大魔神は、腕でヘディングするという工夫で関口に落とし、それを若武者関口がゴールに押し 込んだ。2-2! しかし、大魔神のハンドは明確で、後味が悪い。前節の福岡戦のヘボ審判といい、審判のレベルを上げないと気持ちよく試合に臨めない。今回は、審判のヘボさ が仙台に味方して、2-2 の引き分けで終えた。
 二位の大宮が勝ったので、二位との勝ち点差は 18 に広がってしまった。もう二位は諦めた(<-- まだ諦めていなかったのか?)。三位の山形が敗れたために、三位との勝ち点差が 12 に縮まったことで良しとしよう。残り六連勝で三位に入るぞ!
10/15(金)の進歩 明日は湘南戦 今年の J2 はもう終了したと思っているあなた、それは違うよ。 明日、敵地での湘南ベルマーレ戦があるのだ。目指すは七連勝のみ! そりゃ確かに、七連勝しても昇格は厳しいけれど、じゃあ他に何を目指すっていうのかな? 何もないでしょう。だから七連勝を目指す。そういう私は、明日はテレビで応援。
 明るい知らせも一つ。ユースの大久保 剛志がトップチームに昇格することになった(OHP より)。大久保は、得点感覚があって、何かをやってくれそうな感じを漂わせている選手だ。来期に期待大!
 ジーコ監督は、消化試合となったシンガボール戦に、カズ・ゴンら功労者を招集して慰労したいらしい(日 刊スポーツより)。ここまで訳のわからない人とは思わなかった。招集するなら、アテネ五輪世代の若手だろう。消化試合とはいえ、公式戦であること に変わりはない。親善試合とは違う厳しさがあるはず。若手に経験を積ませる好機だというのに。最終予選や W 杯で使うはずもない選手を呼んでどうするっていうのだ?
 今月末から来月にかけて、岩手大学農学部で「これから論文を書く若者のために」の講義をする。一回二時間の講義を三回、合計六時間だ。こんなに長い時間 やったことは無いので、講義内容をどうするか思案を始めた。「これ論」を読み返しながら、「これとこれを話そう」と構想を練っている。思い起こすと、「こ れ論」を執筆していた頃のベガルタ仙台はまさに上昇気流。執筆をさぼって、J1 昇格を決めた試合を京都まで応援に行ったことが懐かしい。今、「これ論」を執筆していたら、「なぜ、ベガルタ仙台は強いのか」という架空の論文を思いついたか、自信が持て ない(泣)。
 今日も、論文執筆のための文献集めと文献読みをした。なぜか、高 CO2 条件下での植物の生育実験に関する論文を集めている。私たちが書こうとしてる論文は、親個体の栄誉状態に依存した種子生産戦略の解析。窒素に比べて炭素量 が多い場合に種子生産はどうなるのかといった解析もしているので、高 CO2 条件下での生育実験の論文が関係してくるのだ。
10/14(木)の進歩 至福の勝利! 日本代表がオ マーン代表に快勝した。1-0 という点差以上の見事な勝利だった。解説の風間さんも言っていたけれど、まさに「大人の戦い」であったと思う。前半、オマーンが猛攻を仕掛けてくることは わかっていたので、引き気味に落ち着いてこれに耐える。やがてオマーンの勢いも落ち、プレッシャーも弱くなってくる。そうしたらもう試合は決まり。後は丁 寧にパスを回し、機を見て 1-2 点取ればよい。チーム全体が、こうした戦いの意識を共有して、実際にその通りに戦って見せた試合であった。日本の技術の高さにも感嘆した。相手に囲まれて も慌てることなく味方につなげる。DF からのクリアボールが正確に FW につながり、FW が確実にキープして攻めにつなげる。宮城県ではめったに見られない光景である。MVP は中村と中澤だろう。鈴木のゴールをアシストした中村のセンタリングの美しさよ。放り込むばかりとなったオマーンのボールをことごとく跳ね返した中澤の強 さ。殊勲賞として、GK 川口不在のゴールにフリーで放たれたシュートをはじき出した田中を讃えたい。あれが入っていたらどうなっていたか。
 ただし浮かれるのは今週いっぱいだ。来年二月からは最終予選が始まる。これを勝ち抜かないと昨日の勝利も意味がない。生きた心地のしない日々がまた続く のだろうけれど、実際には生きていると思うので問題は無い。闘え、ジーコ日本!
 しんやの論文セミナー。訪花昆虫を早く立ち去らせるために花序内の蜜量をわざとばらつかせているという仮説を検証した論文を紹介してくれた。しかしデー タはわけがわからなかった。9 種のデータをいっしょくたに解析しちゃっているし、effect size というものも今一つ不明であった。調査は大変だったと思うけどねえ。その後、卒業研究の中間発表。イトちゃんは、声がいつもと違っていた。しばし、イト ちゃんの顔を見ずに声だけ聞いて、「まさに別人の声」と感銘に浸っていた。研究内容も面白そうで、とても期待が持てる。もう一人の発表者マツは、自分で司 会進行を仕切るという珍しいことをしていた。
 友蔵のマルハナバチショーを見に行った。室内にマルハナバチを放して、人工花に訪花させているのだ。たくさんのハチがぶんぶん訪花していて爽快であっ た。人工花に施された工夫といい、友蔵にしか出来ない、彼ならではの実験系と思った。これでどんどんデータを出しておくれ。それと関係ないけど、イルカ ショーとかアシカショーとか私は好きだ。
 ダイエーが、産業再生機構による再建を受け入れた。目出度し。これで、宮城県にプロ野球会社が来ない可能性がますます高まった。
10/13(水)の進歩 決戦 日本代表は今夜、敵地で オマーン代表と闘う。勝つか引き分ければ最終予選進出だ。私は、朝からどきどきして落ち着いていられない。我が代表がよもや負けることはないと思う。しか し何が起こるかわからないのがサッカーだ。ベガルタ仙台だって、川崎フロンターレに 勝ったことがあるし。キックオフの 23:30 まで私の心臓が持つか。さらには、試合中の緊張に私は耐えられるのか。前半 10 分までに 5 点くらい入れてくれたら落ち着いて見ていられるだろうけど、1 点勝負になるのだろうな。今から生きた心地がしない。
 多くの人は、「ジーコ監督と心中するのか」という思いを未だに抱いていると思う。しかし「心中」とは、ワールドカップ本大会で結果を残せなかったり、 ひょっとして最終予選で敗退してしまったりということを指す。一次予選のことを指して言う人は一人もいまい。億が一に一次予選で敗退してしまったら、「高 原の湖で心中しようと出かけたら、途中で車に轢かれて死んじゃった」てな衝撃である。
 ともかく、今夜は全身全霊で応援する。オマーンの情報操作は弱気の現れだ。日本の勝利疑いなし!
 午前中は、ちのの調査(訪花昆虫の観察)を手伝う予定だった。しかし雨模様なので中止。昨日にに引き続き、文献集めと文献読みをした。
10/12(火)の進歩 かなりその気になってきた か なり、視力矯正手術を受ける気になってきた。ただし、思い立ったら我慢できなくなる悪癖があるので、ここでぐっと冷静に、さらなる情報集めをした。そした らいきなり、「よい視力だけを望む人」は受けない方がよいという衝撃 的なページに出会った。よい視力だけを望ん ではいけないとは …………、他に何を望めばいいのか。そこでとりあえず、「涙が多いのでコンタクトは装用感が悪くて不快」と後付の理由を選定した。これは嘘ではない。コン タクトの異物感はずっと感じ続けているのだ。なお、このページによると、視力矯正手術は、「コ ンタクトレンズなどが職業柄できない、目に合わない、スポーツで煩わしい等、視力以外の別のニーズから開放されたい人に適している」とのことである。 「ニーズから開放されたい」って、ニーズ(必要な物)を忘れて悟りなさいということであるか?
 今日も一日、文献検索をした。コンピュータの画面を見続けたので、すっかり眼がつかれてしまった。でも、けっこう文献は集まってきた。
 昨日早めに帰宅したら、じゅりはぐうぐう寝ていた。私が側に寄っても起きない。鼻をつついても起きない(注;私の鼻でじゅりの鼻をつつく。これが私のつ つき方だ!)。もう一度つついても起きない。ちょっと白目をのぞかせたまま、「ふごーーっ」といびきをかいている。さらにつついても「ふごーーっ」だ。私 も意地になって、二十回くらいつついた。しかし相変わらず、「ふごーーっ」と熟睡したままであった。今日という今日は呆れた。「じゅり、いい加減にして」 と言ったらようやく気づき、次の瞬間には、しっぽを振って私の顔をぺろぺろ舐め出すのであった。
10/11(月)の進歩 視力矯正手術説明会 某病院の 視力矯正手術説明会を受けてきた。ビデオを 見た後に、講師による説明があった。とはいっても、講師による説明はビデオ内容のほとんど繰り返し。ビデオの方が過激で面白かった。この院長はな かなかの人物のようで、別の病院での手術映像や学会で発表された手術映像(つまり、模範的なはずのもの)を見せながらめった切りしていた(ビデオの中 で)。「不潔なので素手で手術をしてはいけません」「眼球の状態が見にくくなるので暗い部屋で手術をしてはいけません」「一カ所にレーザーを照射しようと して患者の頭を抑えても駄目です」「眼球の軸が垂直になっていないため、照射位置がずれてしまっていますね」などなど。ぼろくそに言いながら、「この手術 映像は、○○眼科のご厚意で提供されました」とお礼を言うのも忘れない方であった。「○○眼科」と実名をだされちゃお礼になっていないと思うけど(ビデオではちゃんと名前が出ていた)。とは言っ ても私は素人。相手の反論も聞きたいところだ。附記;学会の映像では質疑応答の模様も映っていた。「私もこれから視力矯正手術の施術を始めたいと思いま す。最初の頃の患者は気の毒だと思いますけど」と言っていた。さらに 附記;術前検査の予約をしてしまった。手術を受けると決めたわけではないけど、検査ぐらい受けといてもいいだろう。って、先週は、「説明を聞くだけなら構 わないだろう 」と説明会を申し込んだな。
 私が書いた、「R で行う一般化線形モデル」をオノダが 参考にしてくれたらしい。害は無かったようで素直嬉しい、励みになる。自信が出来てきたら公開するか。
10/10(日)の進歩 眠たいながらも勝つ 天皇杯三 回戦で、ベガルタ仙台が佐川印刷 SC に勝った。眠気を誘う試合内容で、勝ったことだけが成果だった。
 ゆっくり朝寝して遅めの朝食。その後インターネットを見たりして過ごし、10 時半頃出かける支度を始めた。じゅりが、「連れてって、連れてって」と足にしがみつく。普段、朝早めに出かけるときは仕事とわかっていてせがまないけれ ど、遅めに出かけるときはせがむことが多いのだ。「仙台スタジアムに行くのだから駄目」と言ってもわからない(当たり前か)。私の足にすがるじゅりを、足 であやしていたら遊びモードになった。興奮して私の足を追いかけるじゅり。もはや、何のために足にすがっていたのかは忘れている。しばし遊んだら、満足そ うに床にころがった。
 試合はいつもながらの仙台だった。引いて守る相手になすすべがない。サイドに展開しても切り込む力は無いし、タッチ数が多いので、すぐに相手に守りを固 められてしまう。簡単にボールを奪えたので仙台が一方的に試合を支配したけれど、どうしようもなくつまらない試合だった。ようやく面白くなったのは、後半 に関口が投入されてから。若武者らしく右サイドで積極的に勝負を挑みチャンスを作る。やはり、ドリブルで突っかけることが出来る選手が入ると違う。そして 後半 30 分、右サイドを突破した関口がセンタリング、シルビーニョが頭で合わせて仙台がようやく先制した。後半 41 分には、右コーナー近くで仙台がフリーキックを得た。今期、仙台のフリーキックの期待度はゼロ。どうせ駄目だろうと思いきや、今回に限っては、シルビー ニョのボールが根引にぴたりと合った。結局 2-0 で仙台の勝利。勝っただけという感じだけれど、他の J2 がみんな勝ったので、体面が保てて良かったわ。
 MVP は、ただ一人、精一杯の歌声で応援し続けた佐川印刷 SC のサポーターだ。ほとんど絶えることなく独唱で応援を続ける姿は感動ものだった。
 帰り道、セブンイレブンのおでんを買った。おでんをつまみに酒を飲みながら、録画しておいた日本対ハンガリーの試合を見た。面白かった。ハンガリーが前 がかりということもあったけれど、鮮やかな攻撃を堪能できた。ま、勝敗は関係ないでしょ。附記;セブンイレブンのおでん、甘くて辟易した。やはりおでんは 自分で作るに限る。
10/9(土)の進歩 しっかりして 日本代表が、市原 のユースに 3-2 と苦戦したそうだ。レギュラー組が出た前半は 0-2 だって。しっかりしてくれ。かたやオマーンは、新聞によって言うことが違うので、強いのか弱いのかわからない(日 刊スポーツスポニチサンスポ)。 13 日の決戦を前に、一週間くらい前からどきどきの私である。
 今日は一日、文献検索をした。関連する論文がなかなか見つからない。喜んでいいのか悲しむべきか。
 アルビレックス新潟も、社長がプロ野球球団を作ろうとしているらしい。それに対してサポーターが怒っている。賛同します。
10/8(金)の進歩 コンタクトか視力矯正手術か ど うもこのところ、コンタクトレンズの調子が悪い。それそれ交換すべきか、眼科に行かないといけないなあと思った。で何気なく、視力矯正手術の情報を調べ た。前から憧れていて、数年前にも一所懸命調べたことだ。その時は、仙台では某病院で盛んに矯正手術をしていると知り、資料請求までした。結構本気になっ ていたら、その病院の院長が脱税で逮捕されちゃった。すごく怪しくな り、取り止めたのであった。今日改めて調べてみると、「天国に生まれ変わったよう」といった体験談にまたまた燃えてしまった。何しろ私は強度の近視と乱視 で、コンタクトをしてもはっきり物が見えるということがない。このもやもやした世界から抜け出たいという気持ちは強い。説明を聞くだけなら構わないだろう と、視力矯正手術の説明会に参加申し込みをしてしまった。調査の過程でわかったこと。眼科では、手術の回数を「眼」と数えるらしい。手術数「2532眼」とか出てきてちょっと びっくりした。
 ウバユリのデータを解析中。だんだん煮詰まってきた。そしてわからなくなってきた。大きな親個体が作った種子ほど、単位重量あたりの N 量が小さいという結果なのだけど、これはなぜだ? 大きな親個体の茎ほど、単位重量あたりの N 量が小さいので、ただ単にこれを反映しているだけか? そうかも知れないし、もう一つ何か奧があるという気もする。
 昨日今日と、研究室の先輩が総出でちのを手伝って、ノコンギクの訪花昆虫の観察をした。舌状花(頭花のまわりをぐるりと取り囲む飾りのような花)を取っ た個体と付けたままの個体が混じっている場合、両者への昆虫の訪花頻度に差は無かった。じゃ、舌状花は誘引に効いていないのか? しかし、舌状花のある個体に来た虫は、隣にある舌状花無しの個体には訪花する(舌状花が無くても近距離からなら気づく)のかも知れない。つまり舌状花は、 遠くからの誘引に効いているのかも知れない。そう思って、ある面積内に生えているノコンギクの舌状花を全部取ってしまい、遠くからの誘引効果も無いように した。でも、虫はびんびんに来た。舌状花を付けたままのパッチと訪花頻度に差はない感じだ。舌状花の役割っていったい何なんだと、ますます謎は深まるので あった。
10/7(木)の進歩 大切な物を守ることのどこが狭量なのだろう  戦前の新聞の縮刷版を読んだことがある。一面、戦争礼賛、国を挙げての戦争賛美という感じであった。戦争反対の姿勢などもちろん絶無、戦争の「利害」を冷 静に分析する姿勢も無かった。今になって戦前の新聞を思い出したのは、最近の状況に良く似ているからだ。私は恐怖さえ感じる。河北新報を始めとする宮城の マスコミ、浅野知事と宮城県庁らは、相も変わらずプロ野球会社の誘致に浮かれている。反対論は眼中になく、「誘致は善」と信じ切っているみたいだ。「東北 のスポーツ文化振興につながる」といううたい文句だけで、「スポーツ文化振興」とは具体的にどういうことを指すのか検討しようとしない。誘致の利害を冷静 に分析する姿勢もない(<-- これこそが、メディアに求められることだというのに)。戦争礼賛の戦前の新聞と同じだ。
 私には大切な物がある。満員の仙台スタジアム。スタンド中が黄金色に染まり、我がクラブの戦いを熱く応援する。チャンスを迎えるとスタンド中が興奮し、 得点に歓喜を爆発させる。失点に、二万の人々がしーんとなる。レプリカユニに身を包んで帰宅すると、途中で、「今日の試合はどうでしたか?」と声をかけら れる。テレビでは、地元ニュースが今日の戦いぶりを伝える。インターネットでは、みながあちこちで試合のことを語り合う。私は、宮城に根付きつつあるサッ カー文化を失いたくない。
 共存共栄などありえない。ライブドアや楽天は、かなりの額(十億円とか)を地元企業に出させようとしている。ベガルタ仙台に対する出資を奪うことは疑い ない。事実、ベガルタ仙台の最大スポンサーである、アイリスオーヤマの社長にも会ったようだ。地元ニュースは、プロ野球会社の試合を優先するだろう。ベガ ルタ仙台のメディアへの露出はきっと減る。試合日程が重なればどうなる? 残念ながら、プロ野球の方へ流れる人も少なくないだろう。プロ野球会社が宮城へ来て、宮城のサッカー文化が今よりも発展する理由などどこにもない。負の要 素しかない。
 プロ野球会社の宮城誘致に反対することは「狭量だ」「了見が狭い」などと言う人がいる。しかし、自分の大切なものを守ることのどこが狭量なのだ! たしかに私は、サッカー文化のことしか考えていない(このことを隠すつもりもない)。しかし、「狭量」という人に尋ねたい。「あなたは、宮城のサッカー文 化のことも考えるという「広い心」を持って、プロ野球会社の誘致をしているのですか」と。「考える」とはもちろん、「東北のスポーツ文化振興につながる」 といううたい文句を言うことではなく、プロ野球会社誘致の利害を冷静に分析することを指す。結局の所、誘致に浮かれる人たちだって野球のことしか考えてい ないのではないか。
 プロ野球会社を誘致しようとしている「心の広い」人々は、共存共栄できるという証拠を具体的に示すべきである。書生論でも精神論でも机上の空論でも無 い、具体的な根拠を示すべきである。宮城のマスコミよ、こういう分析をするのがメディアの使命、浮かれた礼賛記事を垂れ流すことが役目ではないぞ。
 私は、自分の大切な物を守りたい。共存共栄がありえない限り、プロ野球会社の宮城誘致に断固反対する。
10/6(水)の進歩 アカハラに注意しよう アカデ ミック・ハラスメント(研究現場における権威を利用したいやがらせ。なんで日本語に訳さないんだ?)に対する喚起を促す書類が回ってきた。そこには、なか なか厳しい指摘がなされていた。こんなことしちゃアカハラだ。

1. 指導を行わない
2. 研究テーマを与えない
3. 研究テーマを強制する

今はともかく(と祈りたい)、昔の私は 1 で失格(卒業生、ごめんよう)。マクロ生物系の研究室は 2 で、ミクロ生物系の研究室は 3 で失格になるところが多そうだ。2 と 3 の狭間を絶妙に漂うこと(研究テーマを与えるけれど、強制はしない)が求められているようである。さらには、「不真面目だ」という口実で留年させてはいけ ない。うーーむ。「お前は実験をやらなくていい。掃除だけやっておけばいい」とは、思わず受けちゃう嫌がらせだ。「「鍛えてやる。」と言って非合理的、非 科学的な過激なトレーニングを強制する」っ て??? 「試験管の握りが甘い! 腕立て伏せ百回だ!」とか命ずることか? 全体的に、じっくり読むと味わい深い文書ではあるが、主旨はよくわかる。気をつけよう。個人的には、「学生に勝手な愛称を付ける」ことが該当しないようで何よりである。
 午前中、りんか・みっちー・私とで、ちのの調査(ノコンギクの訪花昆虫の観察)に行った。ところが曇りで虫が来そうにない。やむなく明日に延期となっ た。
 というわけで、今日は一日、ウバユリのデータ解析をした。窒素量と炭素量に依存した種子生産の話し。今までの私の研究は炭素量しか考えていなかったの で、新しい領域に踏み入っているのだ。これというのも、データを一所懸命取ってくれた宏太のおかげである。宏太は卒業してしまったので、私がデータをい じっているわけ(宏太も共著者に入れれば、アカハラにならないよね)。面白そうな結果が出たので、共同研究者の暁子に解析の途中経過を送った。
10/5(火)の進歩 決戦、じゅり その2 昨夕、耳 の具合を診て貰いにじゅりを病院に連れて行った。相変わらず診察を怖がり、私の腕に前足をかけてよじ登る。しかも登攀技術が向上してきている。前足を腕に かけると同時に後ろ足をぐいぐい回転させ、二秒ほどで登ってしまうのだ。診察台に下ろすとまたよじ登りの繰り返しなので、腕を後ろ手に組んでとっかかりを 無くし、登らせないようにした。するとじゅりは、私のズボンのベルトに前足をかけ、強引に前進して来た。そして、後ろ手に組んでいる腕に取りついて、私の背中に登って来たのだ。後ろに回ったじゅりを降ろそうにも降ろせずしばし格 闘。病院で何やってるのか、この飼い主と犬は。何とか診察はすんだものの、また来週も来てくれだって。はたして来週は、どんな新技が編み出されるのか?
 久しぶりに、宏太のウバユリデータ解析を再開した。R を使って一般化線形モデルを行うのだ。まずは頭を戻すのに腐心。
 雨続きのこの天気、なんとかならないものか。ノコンギクの訪花昆虫の観察が出来なくて閉塞状態だ。明日の午後から晴れるという予報に期待しているとこ ろ。
 数理科学の原稿を編集部に送った。「締め切りよりこんなに早く送ってくれて」と褒められた。わーい。
10/4(月)の進歩 決戦、じゅり 昨夜の、じゅりと 私の、愛情をかけた攻防を報告する。居間でアジアユースの試合を見ていると、じゅりは、隙を見て二階へと上がっていく。そして、階段の上か寝室でぐたっと くつろぐ。試合から目が離せない私は、飼い主の威厳を盾に「おいで」と呼ぶ。しかし 来ない。やむなく、試合の切れ目に二階に上がり居間へ拉致。抱きかかえて試合を観戦する。抱っこに疲れて横にじゅりを置くと、しばらくはそ こでほえっとしている。しかし、気づくとまた二階に上がっている。試合の切れ目に再び居間へ拉致。おやつで集中させる。しかし、おやつは三分で品切れとな る。じゅりは、おやつが無くなったと判断するや、またしても二階へ。再び居間に拉致した後、今度は、試合を見つつおもちゃであやす。じゅり興奮。しばし遊 んだ後、居間のお気に入りの場所で睡眠開始。私の勝利か。試合終了後、私は二階に上がり、書斎でインターネットを見出す。じゅりも二階へ来て、隣の寝室の ベッドの上でぐーぐー寝出した。ときどき様子を見ると、まさに熟睡である。真の戦いはこれからだ。これまでは、私もベッドに入ると、じゅりは、しばらくし て居間に降りていってしまうという乱行に出ていたのだ。今夜はどうか。緊張に身を震わせつつ、私もベッドに入った。じゅりはベッドから降りない。ついに、 私に対する愛を思い出したのか。いや、熟睡していて気づかなかったの であった。なにしろじゅりは、寝ているときに帰宅しても、私たちが戻ったことにまったく気づかず、鼻をつついて起こすまでぐうぐう寝ている子なのである。 結局昨夜は、朝までずっとベッドで寝ていた。嬉しい、やっぱこうでなくては。附記;寒くなってベッドが良くなったなどという冷静な分析は聞こえません。
 今日は一日、数理科学に書く原稿を書いた。だいたい出来てしまった。明日にでも送っちゃおうか。
 三中さんから、「R で行う一般化線形モデル」に関するコメントを頂戴した。どうもありがとうございます。頑張って直します。
10/3(日)の進歩 辛勝 アジアユース準々決勝で、 PK 戦の末に日本がカタールを破り、ワールドユース進出を決めた。内容的には負けていた、苦しい試合だった。
 昨夜のじゅりは、外泊(居間で寝ること)せずに、私たちと一緒に寝室で寝ていた。なんか、おもしろくねーー。私が一人のときは外泊ばっかなのに、暁子が 帰ってきたら一緒に寝るのかよーー。今夜外泊したら(今夜は私一人)、月にかわってお仕置きしてやる。
 山形に蕎麦を食べに行こうかと思ったけれど、雨で挫折。モールのそじ坊でざる蕎麦を食べた。大盛りを頼んだら、量が多くて大変だった。そのくせそば湯は 薄めてあった。そば湯を飲むためにざる蕎麦を食べるようなものである暁子は憤然としていた。ル・グランでケーキを買って帰宅。その後、夕方までぐだぐた過 ごした。五時半頃に仙台駅へ向かい、牛タンを食べた後、暁子は横浜へ、私は U19 日本代表の応援だ。
 カタールは、強い巧い汚いの三拍子で、個人能力で日本を上回っていた。日本が押し込まれる時間帯が続き、こんなのはベガルタ仙台だけにして貰いたいと 思った。ピッチ状態が酷かったこともあり、日本はろくにパスをつなげない。セカンドボールを拾えない。シュートも打てない。日本の時間帯もあったけれど、 負けておかしくない試合だった。殊勲者は GK 西川だ。カタールのシュートを落ち着いてはじき出し、PK 戦でも一本止めた。守備陣も良かった。集中してよく守り抜いた。ともかく、これでワールドユース進出決定だ。おめでとう。ワールドユースでは、平山に替 わって萬代が入るのでよろしくね。
 サッカー中継して欲しくないテレビ局第一のテレビ朝日は今日もやってくれた。試合が流れているのに、特定の選手のアップ映像を長々と映す。セットプレー ではキッカーをアップで映し、引いた映像でゴール前を映すという発想がない。テレビを見ている人は、試合の流れを七割くらいしか追えなかったのではない か? ゴールラインまで切り込んでセンタリングという瞬間にロスタイム表示の映像に切り替えたときには絶句したぞ。準決勝・決勝もあんな映像を見せられるのかと 思うと、今から憂鬱である。テレビ中継は NHK に限ると思う。
10/2(土)の進歩 悪夢  ベガルタ仙台がアビスパ福 岡に惜敗した。半分は審判のせい、半分は自分たちに力が無かったため、九割はライブ ドアと楽天と浅野知事のせいだ。
 出がけに歯医者に寄るという暁子とは、宮城スタジアムで待ち合わせ。私は昼前に、一人で車で宮城スタジアムへと向かった。スタジアムの駐車場に近づく と、車が数百メートル並んで渋滞していた。みな、駐車場に入る車である。ようやく入り口に近づいたら、隣の車線から割り込みしようとする輩がいた。みんな 真面目に並んでいるのになんていうやつだ。こんなクズが仙台サポの訳がない。きっと、ラ イブドアか楽天か浅野知事の回し者だろう。
 スタジアムに入りピッチを見たら、噂どおりの状態で驚いた。あちこち土が露出していて、とてもじゃないが、プロの試合をやるピッチ状態ではない、我が家 の庭だ。

我が家の庭の芝

どうしようもなく交通が不便な上、試合も見にくいこのスタジアムで、もう試合をやるべきではない。ライブドアか楽天か浅野知事が草野球でもやってればよい。
 暁子は、試合ぎりぎりにスタジアムに到着した。タクシーが遠い入り口に連れて行ってしまったため暁子と会うのに手間取り(チケットを手渡す必要があっ た)、前半 10 分を見逃してしまった。しかし、「ライブドアも楽天も計画書がずさんで通らないだろう」という話をしたタクシーの運転手を責める気はない。ライブドアと楽天と浅野知事の責任を責めたい。
 試合は互角の展開だった。どちらも決定的チャンスを作ることが出来ず時間が過ぎていく。後半になってもこの状況は変わらなかった。ところが、主審の長谷 がこれを一瞬で変えてしまった。福岡の川島がドリブルでペナルティエリアに侵入、村上がタックルに入った。しかし村上の足は川島に触れなかった。なのに一 瞬遅れて、川島がわざとらしく転倒。当然のこと、シミュレーションでイエローカードかと思いきや、長谷はなんと PK を宣告したのだ! 世にこんな節穴があるのか。これで先制され 0-1。しかし後半 22 分、仙台のコーナーキックから、GK 水谷がはじいたボールが村上の足に当たってゴールイン!同点に追いついた。これでいけると思った後半 28 分、仙台左サイドでセドロスキーがあっさりかわされ、フリーとなっていたアレックスにセンタリングを合わされてしまった。冷静に決められ 1-2。その後の反撃も、ハンドを見逃したりなどの長谷の誤審でおじゃん。悪夢の敗戦となった。長谷とライブドアと楽天と浅野知事は二度と宮城に来るな。
 試合終了後、仙台サポは「へぼ審判」の大合唱。怒り収まらないシルビーニョは、福岡の選手と小競り合いだ。石井は、引き上げてくる長谷に「顔貸して貰お うか」と因縁をつけていた。さすが、元暴走族の頭だ(嘘)。シルビーニョは、引き上げながら泣いていたぞ。福岡の選手にイジメられてではない、公正である べき主審の判定のせいで負けたことに涙していたのだ。長谷、おまえにこの涙がわかるか! ライブドアと楽天と浅野知事、おまえらにもこの涙がわかるか!
 包み隠さず言うと、J1 昇格はほぼ絶望となった。しかし私たちは戦い続ける。残り七連勝し、ライブドアと楽天と浅野知事を撲滅し、我が家の庭に緑の芝を取り戻すのだ!
10/1(金)の進歩 明日は福岡戦 ベガルタ仙台は明 日、宮城スタジアムでアビスパ福岡と闘う。私たちは必ず勝つ! 明日から連勝街道が始まるのだ。奇跡はベガルタ仙台のお家芸。他に芸は無いってくらいだ。自慢じゃないが、2001 年に昇格を決めたのも奇跡、2002 年春先の連勝も奇跡、2003 年最終戦まで残留を争えたのも奇跡である。今年の奇跡は、八連勝で J1 昇格と、ライブドア・楽天共に目出度く参入却下である(後者は、奇跡ではなくかなり確率が高い)。宮城県民が愛しているのはベガルタ仙台であることを世間 にわからせるためにも、明日はみなで宮城スタジアムに結集しよう!
 ノコンギクの訪花昆虫の観察(ちのの手伝い)のため、青葉山に行った。と、草刈りの人たちがいた。ヤマユリ(彩子の材料)とノコンギクが刈られては困る ので、「赤いテープを巻いてあるので刈らないで下さい」とお願いした。去年、ヤマユリを刈られてしまった苦い経験があるのだ。心配顔の私を安心させようと したのか、草刈りのおじさんは、「刈っちゃってもね、地面からまた来年すうっと生え てくるよ」と教えてくれた。……………………。種子を回収するので刈られては困ると説明したら、わかってくれたようである。
 ノコンギクの訪花昆虫の観察。ノコンギクの頭花は、舌状花という花びら状の小花がまわりを取り囲んでいる。この舌状花が訪花昆虫の誘引に効いているので はないかと思い、舌状花を取り除いた頭花と無処理の頭花とで訪花頻度を比較した。舌状花を取り除いた頭花には訪花しないだろう、しかしそれじゃ、結果とし て当たり前過ぎるなと思っていたら、舌状花を取り除いた頭花にも来るわ来るわ。「花びら」の無い地味な頭花もすごく訪花されていた。「じゃ、舌状花は何の ためにあるの?」と、謎が深まって面白くなってきた。
 数理科学の原稿を執筆した。モデルの中身もだんだん思い出してきた。十月は忙しいので、早めに仕上げてしまおう。