「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


11/30(日)の進歩 無し
11/29(土)の進歩 無し
11/28(金)の進歩 決戦前日 ただ今より大分に向 けて出陣いたす。元より、残留を決めずして生還は欲せず。仰げば尊し我が師の恩、いざさらば。と、金曜日の進歩をずるして前日に書いてし まった。
11/27(木)の進歩 決戦二日前 1600 km 離れた大分に向けて、2000 人の仙台サポーターが続々と移動を開始しつつあるらしい。大分に行く空路は、「仙台 --> 福岡」「羽田 --> 大分」「伊丹 --> 大分」が軒並み満席(直通便はない)。私が「羽田 --> 大分」便を予約したときも最後の二席だった。飛行機を使わない倹約組も、バスで 20 時間ツアーとか、乗り継ぎを駆使してとか、もうこうなったらヒッチハイクとか、実現しうるすべての行路で大分に向かうようだ。大分市内の宿泊施設も満室状 態とか。まさに歴史に語り継がれる大移動となるであろう。これだけの熱い思いで敵地に結集する我が仙台サポは、選手の足をあと 1cm 長く出させ、0.1 秒速く走らせる力になると思う。必勝仙台! 絶対に勝っておくれ。いや、絶対に勝たせる! 万が一に降格が決まってしまったら、平家の後を追って壇ノ浦に身を投げる人が出ないとも限らないぞ。
 朝大学に着いて、「酒井 銀ぴか子」(愛称「ぴかちゃん」)から降りたところでしいちゃんに出会った。ちょっと照れくさかった。「格好いい」と言われて嬉しかった。ちなみに「酒井 銀ぴか子」は、我が家の新車ビッツの名前だ。「びっちゃん」「銀子」「銀ぴか」とかはダサいから嫌だと拒否したのだけれど(11/23 の進歩参照)、「酒井 銀ぴか子」のどこがダサく無いのか難しいところである。
 にしいちゃんの修論構想セミナー。とても良くまとまっていて、終わったときには思わず拍手をしたくなった。思えば四年生の時からこのテーマに取り組んで きて、見事集大成を遂げた。しいちゃんの努力と根性の賜と思う。「根性ってステ キ!」って青空に叫びたい。
11/26(水)の進歩 決戦三日前 仙台と大分とい う、地域に密着して成長を遂げてきているクラブのどちらかが J1 から降格しなくてはいけない。何とも悲しい運命だ。大分は J2 時代、三年連続三位となり昇格を逃すという苦悩を味わった。石崎予備校から小林予備校に移っての合格。しかし、三浪で入って一年で退学してはたまらないだろう。一方、仙台が J1 への昇格を決めたシーズンは、前半戦を独走していた大宮がバルデスの怪我でこけ、最後には山形もこけてくれた。仙台の合格は、偶然とは言わないまでも奇跡 と言えるものであった。もう一度受け直して合格出来る自信はない。一年で復学を決めた秀才広島君とは違うのだ。というわけで、仙台の方がより落ちたくない 雰囲気である。頑張れ仙台。
 しんすけ来仙。学生の研究助言と最新の研究成果発表セミナーのために、一番弟子が北大からやって来た。研究者として立派に成長した姿を見ることができて 嬉しい。学生もみんな喜んでいる。着ている服は学部四年生の時と同じ気 がしたが。
 ひさしに今年のデータを見せて貰った。高山植物が研究対象だと、その年その年の気象条件によってかなり結果が変わるみたい。これをどう料理するかが腕の 見せ所だ。
11/25(火)の進歩 決戦四日前  11 月 29 日 14:00 大分ビックアイにて、ベガルタ仙台と大分トリニータが残留を賭けた決戦を行う。仙台が勝てば、大分が降格し仙台が残留する(仙台の残留は決定ではないが、 京都に対して得失点差で優位に立つ仙台が非常に有利)。仙台が引き分けるか負ければ、大分が残留し仙台が降格する。まさに J1 への生き残りを賭けた直接対決である。この試合、精神的には仙台が有利と見る。大分は、前節で残留を決めたかった。しかし勝ちきれず、最終節までもつれ込 んでしまった。一方の仙台は、今シーズン散々な成績でありながら、めっけもので残留のチャンスを得た感じである。ここまで来てしまった大分と、ここまで来 れた仙台。追われる大分と追う仙台。仙台戦士よ。勇気を持って伸び伸びと闘いを挑め。私たちは、本当なら降格が決定していたはずなのに、なぜかチャンスを 与えられたようなものだ。降格して元々。失うものは何もない。そうすればきっと結果がついてくる。付記:たけしの、ベガルタ仙台 大丈夫理論の最新作を読んで元気をつけよう。
 くにっちに最新のデータを見せて貰った。面白い。これはいける。その後、修論のイントロの方針について議論した。くにっちは、曲がりなりにも「これ論」の著者に「わかっていないからやる」という案を提示し、度胸のあると ころを示した。即イエローカードで、一緒に修正案を考えた。
11/24(月)の進歩 じゅり、初乗り 「酒井 銀ぴか子」、愛称「ぴかちゃん」に乗って松島に行った。じゅりも乗せて初ドライブだ。途中、塩竈の大入寿司でお昼。その後、五大堂だの、奥松島の海岸だの に行った。海岸では、じゅりを自由に遊ばせた。打ち寄せる波はけっこう高く、じゅりはびびったみたいだった。なんかシュンとして私たちの側から離れなかっ た。さて問題は、じゅりの毛でぴかちゃんが汚れること。それは想像通りで、想像以上に掃除が大変だった。昨日買った掃除機も毛取りも役に立たない。くるく るワイパーみたいなのでないとだめであろう。また車屋に行って、車内の狭い所にも入るくるくるワイパーを買ってくるか。
11/23(日)の進歩 生きた心地せ ず ベガルタ仙台 に希望が拓けた。それにしても生きた心地がしなかった。
 朝、待望の新車が届いた。ぴかぴかで乗るのがもったいないくらい。車内もきれいだ。これはじゅりを乗せられないなと真剣に思った(抜け毛ですごく汚れて しまう)。今までの車(キョロちゃんと呼んでいる)はじゅりの車にして、じゅりを連れて出かける時はキョロちゃんにしよう。新しい車には、じゅりは当分お 預けかな。しかし遠くに遊びに行く時は新車を使いたいし、じゅりも連れて行きたい。そこで車屋に行って、いろいろと買い込むことにした。まずは、車内で電 源を取って使える掃除機。それに、毛を拭き取る道具。キョロちゃんにはこんなことしてあげなかったなと思いつつ、いろいろ道具を買った。
 さて、新しい車の名前を何にするか。ビッツなので「びっちゃん」とか、銀色なので「銀子」とか、ぴかぴかなので「銀ぴか」とか。いろいろ考えたがどれも ダサい。良い名前があったら教えておくれ。
 三時から、極めて重要な試合をテレビで観戦した。市原対大分。大分が引き分けるか負ければ、残留争いは最終節までもつれ込む。大分が勝てば、仙台の降格 が決まってしまう。現在二位の市原が負けるもんかと思ったが、優勝がかかった試合での市原の弱さは第一ステージで証明済みだ。案の定、大分に先制されてし まった。後半になると、市原が猛攻を始めた。しかしなかなかゴールが決まらない。大丈夫、この調子なら点を取れると信じて祈り続けた後半 18 分、チェがようやく決めてくれた。仙台サポとしてはこれで十分だ、あとは失点しないようにと願った。しかし市原にとっては、優勝のためには勝たないといけ ない試合だった。たまには他人(仙台)の気持ちを考えて試合をしてみたまえと思ったが、そうはいかないみたい。残り時間が少なくなると、市原は捨て身の総 攻撃を開始した。DF も上がってのパワープレー。おかげで、大分にボールを奪われ数的不利で攻め込まれるという場面が続いた。GK と一対一になったり、大分にあわや PK ?という場面があったり、ゴールの目の前でキープされたりと、生きた心地がしなかった。私と暁子はテレビに向かって、「市原攻めるなー、戻れー」と叫び続 けた。ようやくにして試合終了。1-1 で引き分け、残留争いは、最終節の直接対決にもつれ込んだ。試合が終わって、私も暁子もぐったり。しばらく動けなかった。私たちの気持ち(引き分けで十 分)と選手の気持ち(勝たなくてはいけない)が違う試合は、見ていてこんなにも疲れるのかって感じ。ともかく、来週勝てば残留当確だ。大分に乗り込む ぞーーー。
11/22(土)の進歩 京極出てこい 横浜 F マリノスに惨敗。シルビーニョがいないとこんなにも違うのか。
 仙台駅で、横浜から戻って来た暁子と待ち合わせた。そして一緒に仙台スタジアムへと向かった。ピッチに姿を現した横浜の選手を見たら、中澤が元気に走っ ていた。中澤は、どっかが痛くて全治一週間で日本代表の試合も休んだ。なのに今日の試合に先発とは。卑怯なり中澤、まだ一週間経っていないぞ。結局、中澤 にすべて弾き返されて仙台 FW はなす術も無かった。ともかく今日の仙台は、すべてに動きが固かった。点が入る気もしない。シルビーニョというためを作る選手が出場停止なのも痛かった。 終わってみると 0-4 の惨敗。隅から隅まで酷い試合だった。
 今日はホーム最終戦なので、例年通り、社長や選手の挨拶があるものと思っていた。ところが今年は、景品の抽選会をしたのみで挨拶は無し。京極社長が出て 来たら大ブーイングを浴びせねじ込んでやろうと、全仙台サポが手ぐすね引いて待っていたというのに。臆したか京極。ま、これで社長解任は決まりだな。来期 は新体制で仙台の黄金時代を築きあげよう。
11/21(金)の進歩 寿人の揺りか ごダンスが見たい!  早くも明日は横浜 F マリノス戦だ。残留のために絶対に負けられない一戦である。先週快勝したとはいえ、私たちはまだ何も手にしていない。未だに降格圏内にいるのだ。仙台戦士 よ。もう一度気を引き締めて、明日の試合を死ぬ気で闘おう。そして絶対に勝利するのだ。今の仙台なら必ず勝てる。今週、待望の第一子誕生の佐藤寿人。ゴー ルを決めて、揺りかごダンスを見せておくれ!
 ドラマ「白い巨塔」を楽しみに見ている。軽佻浮薄なドラマが多い中、重厚で見る気にさせるドラマだ。ただ、不思議に思うこともある。たとえば、良心派の 医師の里見助教授。患者の立場に立って真剣に考え、患者にとって最善の医療を模索し続ける。臨床医学の研究者として、患者を救うため研究にも全力を注ぐ。 医療と研究に打ち込んでいるので帰宅はいつも深夜、ときには始発電車となることもある。-------- よく、家庭が崩壊しないねえ。深夜に帰宅して独りビールを飲んでいる夫を、寝間 着姿の妻が起きてきて優しくねぎらうし、子どもは、めったに顔を合わせることがないであろう父を無邪気に慕う。ほんとかい?
 12 月に、留学生を対象に英語での講義を三回やらなくてはいけない。忙しくならない内にと早くも準備を始めた。とはいっても渋々だけど(<-- 心の底から、やりたく無いと思っている)。三年前に留学生相手の講義をやったときは、一回目の参加者は三人だった。二回目に一人となり、講義終了後その学 生は、「あなたの講義は大変面白い。でも来週は来ないと思う」と言っ た。そしてその言葉通り三回目は誰も来なかった。今年は頑張って、一回目に全員撃退しよう。
11/20(木)の進歩 大分ビックアイ 昨日は、大分 ビックアイで行われた日本代表の試合をテレビ観戦した。相変わらず得点力が無い我が代表。もう一歩早いタイミングで強引にシュートを打って欲しかった。サ イド攻撃がほとんど無かったのもいただけない。なんのために三都主をサイドバックに使っているのだろう?
 仙台サポとして気になったのは、ビックアイのピッチ状態の悪さだ。芝の根付きが悪いのか、芝が剥けて足下が滑り、選手はやりにくそうだった。ビックアイ は、 今期最終戦で仙台と大分が激突する会場である。おそらく、勝った方が残留するという、両クラブの命運を賭けた闘いになりそうな試合だ。世紀の試合のピッチ 状態があれ では悲 しい。地元大分の選手はやり慣れていて問題ないのかもしれない。しかし、仙台の選手で不良地も平気なのは、ヴェルディを頸になっ て浪人していたとき、公園で犬と一緒に練習してい たという岩本くらいではあるまいか。
 みんなで生協でお昼を食べて食堂を出ようとしたら、友蔵が一人でうどんを食べていた。何故独りで? 昨日箸を折ってしまったこと(昨日の進歩参照)を嘆き身を引いたのか? それに、い きなりうどんとは堅いものを避け過ぎている。指導教官らしくやさしく声をかけたら、「寝坊しちゃって」とのことであった。
 熊ちゃんの論文セミナー。蝶やハチの中には、ある特定の植物種だけを訪花する(定花性)ものがある。なぜ、いろいろな植物種を訪花せずに定花性を示すの かを調べた論文。定花性の場合と非定花性の場合で採餌効率を比較したのだけれど、この論文での定花性の定義が一発レッドカードであった。
 溜まっていたエディターの仕事をやった。自分の論文じゃないから気分が乗らないけれど、それでは著者やレフリーに申し訳ない。気合いを入れるために「他人ごと」と書いた鉢巻を頭に締め、ぐっと取り組むという感じであった (本当に締めたわけじゃないけど)。
11/19(水)の進歩 友蔵の箸折れる 友蔵らと生協 でお昼を食べた。フライを食べようとした友蔵が、突然一人で盛り上がった。そこにはフライが存在せず(食べてしまったわけではない)、宙を虚しく掴む友蔵 の箸があった。そして、「箸が折れた」と絶句していた。見ると、プラスチック製の箸が一本、中程でぽきりと折れている。摘んでいたはずのフライは無惨に床 に落ちていた。箸が折れるとは、そこまで力を込めてフライを食べたかったの か? しかし割り箸ではあるまいに、プラスチックの箸が折れるなんてことあるのか? でも実際折れたのだから私も気をつけようと、おそらく生涯役に立つことが無さそうな教訓を得て昼食を終えた。
 しいちゃんに今年のデータを見せて貰った。根性出してアロザイムの実験をした甲斐があって、自殖率に関してとても綺麗なデータが出ていた。良かったね え。努力が報われるというのは本当に清々しいことだ。
 最適な卵の大きさに関する論文が完成した。そして、共同研究者の原田さんに送った。後は原田さんの意見を待つのみ。どうかよろしくお願いします。
11/18(火)の進歩 疲れた 疲れた。はいはい、今 日は一日中頑張っていたんですよ。一句詠んで終わりにしましょう。

  できるなら 鉦を鳴らして 止めにしたい

11/17(月)の進歩 頷いていいのかどうか 昨日の 試合の帰りの地下鉄の中で、京都のサポが会話をしていた。「黒部と松井が移籍して、鈴木も新潟に戻って ………」。どうやら、京都が降格した場合、誰が残るのかを話していたらしい。降格の覚悟を決めたか。いい心がけだ。しかし考えてみると、仙台と京都は勝ち 点が同じなんだよね。京都降格の覚悟に素直に肯いて良いものなのか考 え込んでしまった。
11/16(日)の進歩 仙台快勝、残留に向け大きな一歩  ベガルタ仙台が京都パープルサンガに快勝した。素晴らしい闘いだった。負けたら終わりの重圧の中で力を出し切った選手たちに感動した。
 仙台スタジアムに着いたら、黄色の紙を貰った。イエローカードではない(イエローだが)。A3 ほどの大きさの紙で、選手入場のときに掲げるのだ。三時、選手入場。カントリーロードと共に、一斉に紙が掲げられた。バックスタンドには「FORZA☆」 の人文字が、他の部分は黄金に染まった。こんなにも多くの人々が仙台の残留を祈っているのだとじーんとなってしまった。
 キックオフとともに仙台は快調に攻めまくった。しかしなかなか点が取れない。なんでもかんでもオフサイドフラッグを上げてしまう副審にも苦しまされた。 やがて京都の時間帯となり、冷や冷やする場面が続いた。でも終わってみると、危ない時間帯は前半中程だけだったと思う。そして前半 31 分、森保からのロングボールに走り込んだ佐藤が、京都 DF と競り合いながら根性でシュートを放ち見事ゴーーーーール! 仙台先制! スタジアムが熱狂した。後半に入っても、仙台は試合を支配し続けた。しかし 1-0 のリードは心臓に悪い、早く楽にさせてと思い続けた後半 29 分。山下のロングボールを受けた佐藤が、今度は技ありのループシュートを決めた! 2-0! これで心臓も落ち着くかと思ったら、相変わらずざわざわしたまま。もし一点返されたら途端に苦しくなるからねえ。と、後半 33 分、望月が右のライン際からセンタリング(と私は思ったが、狙ったと本人が言っていた)を上げた。山下(?)がオフサイドの位置にいたらしく副審が旗を上 げた。次の瞬間、ボールが京都 GK の頭上を越えてゴールイン。岡田主審を見たら、センターマークを指した。ゴール認定! これで私も落ち着くことができた。
 今日の試合は、間違いなく今季最高の出来だった。数馬・渡邊のセンターバックコンビは、黒部にまったく仕事をさせなかった。攻撃も素晴らしく、再三決定 機を作った。今日の闘いを後二試合続けることが出来れば二連勝出来る。つまり残留間違い無しだ!
 試合終了後、仙台駅東口の利久(牛タン屋)で祝杯を上げた。なんとホームでは七ヶ月ぶりの勝利だ。その間ずっと(ホームでは)勝たなかったというのもす ごいなあと、変な感心をしてしまった。牛タン定食が勝利を呼ぶのか、勝利が牛タン定食を誘うのか。久々の勝利の美酒が美味しかった。
11/15(土)の進歩 仙台! 気持ち! 気持ち!  とうとう明日となった。京都パープルサンガとの命を賭けた闘い。この試合、絶対に絶対に勝たなくてはいけない。勝てば残留に向けて大きく前進し、負けたら ………… ほぼ絶望だ。仙台戦士たちよ、「仙台! 気持ち! 気持ち!」と叫ぶ故戦術君の声を胸にたぎらせよ。ここまで来たら精神力の闘いだ。気持ちで少しでも負けた方が敗者となる。強い気持ちと勇気と自信を持って 闘えば我々は必ず勝つ。絶対に勝つ。明日は、ホーム二万人のサポーターと選手・監督が一丸となって、勝利を勝ち取るだろう。
 「残り三試合、トーナメントのつもりで闘え」と皆が言っている。それはそうなのだが、……… トーナメントを勝ち抜いたことが無い仙台にそんなことを言ってはいけない。今 は、明日勝つことだけに集中しよう。来週以降のことは忘れてしまえ。ただし、カードは気をつけろよ!
 今日の試合で、神戸と大分が共に引き分けた。仙台サポの純朴な気持ちとしては負けて欲しかったけれど、勝たなかったのでよしとしよう。両チームはまだま だ射程内にいる。朗報は、仙台の次節の対戦相手である横浜の外国人トリオ、マルキーニョス・ドゥトラ・柳が揃って仙台戦出場停止となったこと。でかした松 村主審。上川と大違いだ。王者横浜といえど、外国人ぬきじゃ仙台の勝利疑い無しだ!(って、さっき、「来週以降のことは忘れてしまえ」って書かなかった か?)
 さ、今から、ブランメル生態の優勝祝賀会だ。
11/14(金)の進歩 謎の通報 理一が電話で、「僕 がヤマユリの調査をしているわけではないので」と話しているのが聞こえた。ヤマユリといえば彩子の調査材料である。電話を終えた理一にどうしたのかと聞い たら、名を名乗らぬ謎の人物から、「南団地ノ南斜面ニヤマユリ多数散見セリ」と通報されたという。何でそんなこと通報するのかわからないが、ともかく有り 難い。そこでまず、南団地とはどこかと推理を始めた。大方の意見は「八木山南団地」であった。私は、「それでは推理小説として底が浅い。青森の南団地かも 知れぬ」と推理したが、発言するそばから無意味なことを言っているなーと思った。ともかく八木山南団地に行ってみようということになり、彩子と私にヒラガ (八木山南に住んでいるので案内人にした)を加え出かけていった。ここだろうと思う場所に着いたけど、団地も南斜面も見当たらない(ヒラガ、役に立たない ねー)。地元の人に尋ねたら、「ここら辺いったいが南団地。南斜面?、ここを行った突き当たりのことかな?」であった。団地といっても、アパートが林立し ているのではなく、その昔一戸建て用に宅地開発した場所のことであった。で、南斜面に行ってみると、確かにヤマユリがあった。全部で 20-30 個体くらいか。他の場所も探しまくったら、ヤマユリの固まりがあちこちに散在している感じだった。鈎取山の散策路にも行ってみた。犬を散歩させている人に 出会ったので、「ここら辺にヤマユリは無いですか?」と聞いた。「けっこうあるよ。東北大の太田さんという人が調査をしているよね」。なんと! 「これがその太田です」と彩子のことを紹介した。彩子が調査地に立てている「ヤマユリ調査中。太田彩子」の看板を知っているらしい。さらには、「三宅さん も調査しているよね」ということで、「キバナアキギリ調査中。三宅康子」の看板もご存じのようだ。二人とも、知らない内に有名になっているねえ。南団地の ヤマユリが実際に調査に使えるかどうかは、来夏に蕾が出る頃にもう一度訪れ検討することにしよう。謎の人物に感謝。
 モリナガと修論方針を相談した。結局、昨日のセミナーの後半部分は削ることになった。その方がすっきりして良いと思う。
11/13(木)の進歩 ブランメル生態、四年ぶりに理学部王者となる!  ブランメル生態 Nature が理学部サッカー大会を見事制した。四年ぶりに王座奪回だ。
 準決勝の相手は、生物学科の二年生チーム(他称、ブランメル生態ユース)。ちなみに、生物学科一年生もチームを出していて、ブランメル生態の Nature と Evolution を合わせると生物で四チームも参加した。異様な盛り上がりを見せる生物学科である。二年生チームは頼もしいくらい強かった。堅守でブランメル攻撃陣を封 じ、ほぼ互角の戦いを演じた。雨上がりでグランドの状態が良くなかったことも、どっちかというと華麗なパス回しを楽しみたいブランメルの攻めを鈍らせた。 しかし、苦しみながらも後半に一点を取ると、吹っ切れたように追加点を上げた。一点取るまでが長いんだよね。ともかく、2-0 の勝利。決勝の相手は、ブランメル生態 Evolution に隣差で勝った「山へ行こう」というチームだ。「なら、山に行け」と思うのだが、なぜかグラウンドにやって来て我々に闘いを挑 んだ。このチーム、東北大サッカー部の選手が二人もいるという強豪である。しかし試合はブランメルが一方的に攻めまくった。でもまたしても点が取れない。 決定機を次々と作るのだけれど、惜しくもゴールならずが続き、応援する私たちをいらいらさせた。そうか、ベガルタ仙台の対戦相手サポはこんな心境か。しかしとうとう、くにっちがやって くれた。後半終了間際、右サイドから華麗なゴールを決めて 1-0! そしてそのまま危なげなく逃げ切って勝利を手にした。ベガルタ仙台サポの私としては、終 了間際の時間帯を守りきる試合を見るのは実に久しぶりである。おめでとう、ブランメル生態 Nature! 今年度でチームを去る人が多いだけに、ほんとに良かったと思う優勝であった。
 モリナガのセミナー。修論構想を発表した。前半部分は、綺麗な結果で問題なし。後半部分をもう少し改良してみてはどうかという話になった。お疲れさま。
 最適な卵の大きさの論文に使う図が完成した。結局二枚。さ、あとはアブストラクトを完成させるだけだ。頑張ろっと。
11/12(水)の進歩 Nature 快勝、Evolution 惜敗  理学部サッカー大会の決勝トーナメント一回戦があった。ブランメル生態の最強チーム Nature(11/10 の進歩参照)は強敵チガックスと対戦。チガックスは、予選リーグの第一戦でメンバーが三人しか来ず(他は寝ていた模様)、わずか三人で八人の相手(試合は 八人制)に挑むという、池田屋に切り込む新撰組みたいなことをしたチームである。今日もメンバーが集まらなければと期待したけれど(そうすれば、 Evolution に何人かうまい選手を回すことができる;11/10 の進歩参照)、なぜか今日はちゃんと揃っちゃった。しかし我が Nature が力を発揮し 6 対 2 と大勝した。一方の Evolution は、1.2 対 8 の隣差(1.2 点は女の子出場点)で惜敗。私も出場したけれど、わずか 6.8 点の差が世界との大きな差なのであった。
 大分トリニータのサポーターである酒井さん(同姓の方)からまたしても楽しいメールを頂いた。酒井さんは今まで、「これ論」をサッカー本として周囲に奨 めて下さっていたそうである。そしてこれからは、論文執筆本としても奨めて下さるとか。ありがとうございます。私としては、どちらが目的でもまったく構わないので、どうか「これ論」をよろしくお願いしま す。
 ベガルタ仙台と大分トリニータは、最終節に大分ビックアイで激突する。当日は、多くの仙台サポが敵地に結集するであろう。大分遠征はかなりの出費だが構 うものか。仙台サポには、「大分戦を前に残留が決まっていたら」と考える人もいない が、「大分戦の前に降格が決まってしまったら」と心配する人も一応いないのだ。私と暁子ももちろん大分に遠征する。試合後は別府温泉に泊 まって、残留決定の祝杯をあげるのだ。
 最適な卵の大きさの論文に用いる図を作っている。やたらに図を載せてもしょうがないけれど、あまり少ないと読者に伝わらない。どれくらいまで絞るかが問 題だ。
11/11(火)の進歩 HTML 大修繕 三上に、私 のページが真っ赤ですと言われた。???。集中講義で来仙中の竹中さん(コンピュータに詳しい)に聞いたら、それは「○×▽△◆●□▲×○▽だよ」とのこ とであった。なんだかさっぱりわからないので、「竹中さん、見て下さい」とお願いした。で、見て貰ったら、「HTML ソースを自分ではいじらずに、ソフトをそのまま使っているページそのもの」と言われた。だってそうだもん。とりあえず、問題の所は直して貰った。「これで 完璧ですか」と訊ねたら、「その気になれば、他の部分もまったく違ったものに直してしまう」とのことであった。
 その竹中さんのセミナーを聞いた。ホオノキを材料に、長い枝と短い枝の機能を定量的に探ろうというシミュレーションモデルの紹介であった。終了後に少々 雑談。生態学会の大変な仕事が私に回ってきそうだと予言されてしまった。
 昨日は、竹中さんを囲んでの懇親会があった。学生が順に、竹中さんに自分の研究の話をした。うまくはなせずにしどろもどろの石川と重野にイエローカード を出した。とくに石川は、話し終わった後、目に見えてやつれはて、今にも死にそうであった。
11/10(月)の進歩 理学部サッカー大会  先週末から、理学部のサッカー大会が始まった。例年通り、我がブランメル生態からは二チーム(最強メンバーが集うブランメル生態 Nature と、残りのメンバーが集うブランメル生態 Evolution)が出場し、優勝と準優勝を目指す。先週の試合(予選リーグ)では、Nature は楽勝したものの、Evolution はなぜか負けてしまった。Evolution は、今日の試合に勝てば決勝トーナメント進出、負けたら予選リーグ敗退という厳しい状況にある。私は、Evolution の試合の後半から出場する予定で前半の試合を見守った。で、あっさり先制されてしまった。隣のコートでは、Nature が対戦相手を圧倒している。そこで、Nature の山本に「一人貸してくれ」と頼んだ。後半からは Nature の藤が Evolution に移り、私が替わりに Nature の試合に出た。この機転がずばり当たり、Evolution は見事に逆転勝ちして決勝トーナメント進出を決めた。一方の Nature の試合では、私がゴールを決めるというかなり珍しいことも起こり、余裕で決勝トーナメント進出を決めた。さあこれで、両チームが決勝で対戦だと張り切った のだけれど、決勝戦の前に当たってしまうことが判明した。大会を切り盛りしているのは、内のチームの山本たちだ。私は一所懸命に不正を働きかけ、トーナメ ントの組み合わせを変えさせようと画策中であるが、どうも変更しそうにない。残念だなあ。
 今日から、環境研究所の竹中さんの集中講義が始まったはず(私はまだお会いしていない)。竹中さんの話はとても面白いのでみんな聞くとよい。で、今夜は 懇親会のはず(集合時間を聞いていない)。
11/9(日)の進歩 「これ論」一万部の祝い  一夜明けた。考えたくないことは取りあえず棚上げすることにして、目出度いことをしよう。「これ論」の売り上げが一万部を達成した祝いに、横浜中華街に 行って豪華中華料理を食べるのだ。というわけで、暁子とじゅりと一緒に中華街へと行った。じゅりがいると(なんで連れて行くんだろうねえ?)入店を断られ るかという懸念もあったが、「犬付きでいいですか?」と聞くから断られるのだ。ここに入ろうと決めた店で、ケージにじゅりを入れ、「二人です」と中に歩い て行った。ところが、「犬は駄目です」と断られてしまった。「二人です」と言ったの になぜ見破るのだ? というか、ちゃんとケージに入れているのに、何でいけないんだ? 納得し難い。でも、二軒目の店は犬付きの入店を認めてくれた。メニューを見ながら、何を食べるか暁子と相談した。コースにしようかと思ったが、「炒飯や杏 仁豆腐(コースの最後に出てくる)を食べるのは金を徒に無駄にするが如し。その分、主菜に費やすべし」という暁子の意見で、単品料理をたくさん頼むことに した。「北京ダックを食べたい」という私の主張に、暁子はなぜか、「ならばピータンも」と応じた。その他にも美味しそうなものをいくつか頼み、「これ論」 の成功を豪華に祝った。
 付記:中華街で、ベガルタ仙台のマフラーをしている人を見かけた。あなたも、束の間の休息に来たのかな? お互い、明日からもう一度、闘いを始めよう。
11/8(土)の進歩 上川主審  ベガルタ仙台がジュビ ロ磐田に苦渋の敗戦を喫した。1/2 は上川主審の責任だ。
 横浜の実家を出て新幹線で掛川へ。東海道線に乗り換えて磐田に着いた。改札を出ると、シャトルバス乗り場という矢印があったので、そちらへ歩いて行っ た。と、立派なテントが張ってあり、バスが停まっていた。しかし客が誰もいない。なんだこれはと思ったら、警備員が、「ここはわかくさ国体会場へのシャト ルバス乗り場、ヤマハスタジアムへのシャトルバス乗り場はあちら」と教えてくれた。見ると、国体に比べえらく粗雑な扱いの乗り場に人が行列していた。
 ヤマハスタジアムのアウェー側は立ち見で七列という狭さで、そこには仙台サポが溢れていた。バックスタンドに陣取ったサポを含めると、仙台サポはおよそ 1500 人か。「主審上川」の発表にみんなどよめく。過去、仙台をおとしめる判定を繰り返して来た人物だ。試合開始。例によって前半、仙台は攻めまくられた。中盤 を完全に支配され、楽しむように攻めを繰り出す磐田に圧倒された。仙台は、ボールを奪っても前線につながらない、何とか FW にボールが渡ってもすぐに取られてしまう。上川主審も、選手同士が接触すると仙台のファールにするという感じで、仙台サポをいらだたせた。それでも守備陣 が踏んばり、前半は 0-0 で終えた。後半になると、仙台も速攻からチャンスを作るようになった。しかし、決定機までには至らない。両チーム無得点のまま試合は終盤を迎えた。引き分 けでもいいから勝ち点を取ろう。残り十分となってからの仙台サポの応援は、鬼気迫る凄まじさであったと思う。ところが、それをぶち壊す人物がいた。ロスタ イムが二分経過した時に、その人物は笛を吹いた。磐田に PK。
 人込みの中を帰路につく私は、どす黒い怒りに燃えていた。オイラに惚れちゃ怪我す るぜって感じだ。上川には、仙台の寿司も牛タンも笹かまぼこも萩の月も食べさせない。大間の鮪もだ(これは仙台の管轄ではないが)。
 帰宅後、PK の場面の映像を見た。酔っていてはっきりとはわからなかったが、PK を取るか流すか微妙なプレーだと思った。冒頭に書いた上川主審の責任を、1/2 から 1/4 へ下方修正することとして寝たのであった。
11/7(金)の進歩 明日は磐田戦 二週間の 中断も終わり、明日はいよいよ敵地でのジュビロ磐田戦だ。ベガルタ仙台は中断中に、攻撃の練習を重点的に行って得点力の強化を図ったらしい。守備力は向上 したので、今度は攻撃力の向上というわけだ。攻撃の練習ばかりでは、守備力が元に 戻ってしまったのではないかという懸念も拭えないのだが、監督と選手を信じよう。ともかく、私たちに出来ることは応援だ。私ももちろん敵地 へと駆けつけ全力で応援する。今夜、じゅりを連れて横浜の実家に向かい、明日の朝に新幹線で磐田へと向かうのだ。実家の母に電話したら風邪で寝込んでいる らしく、そんな時に泊まりに行っては迷惑かとも思った。しかし考えてみると私は実の息子だ。なら様子を見に行けよって感じで、サッカーか看病かはともか く、今夜から行くのだ。
 朝、しいちゃんと一緒になった。「先生が買うトヨタ vitz はアイドリングストップ車ですか?」と聞かれた。CM でそう宣伝しているらしい。全然知らなかった。何か嬉しくなってインターネットで調べたら、確かにアイドリングストップという記述がある。念のためにトヨ タに電話して確かめたら、私が買ったやつは違うんだって。vitz の中でも高級クラスのものだけがアイドリングストップ車だそうだ。がっくし。
 最適な卵の大きさの論文が完成に近づいている。全文をプリントしてじっくり眺め直し細かい修正をした。私の場合、この「じっくり眺め直し」という作業、 コンピュータの画面を見ながらでは駄目で、紙に打ち出さないと出来ない。紙に打ち出す方が全体を把握しやすい感じがするのだ。他の人はどうなんだろう?
11/6(木)の進歩 祝、1,0000 部売り上げ達成  ついにこの日がやって来た。苦節一年と五ヶ月、「これ論」がとうとう 1,0000 部の売り上げを達成した。専門書では、1,0000 部売り上げたら立派なベストセラーとか。素直に嬉しい。これも、お買い上げ下さった皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。そして、これからも 「これ論」をよろしくお願い申し上げます。
 「これ論」をお読み下さった方はおわかりと思うけれど、「これ論」には、ベガルタ仙台が強いことを前提とした記述が多々ある。つまりは、仙台が J2 に落ちてしまっては話にならないのだ。記述の説得力も落ちてしまう気がする。というわけで、みなさま一丸となって、ベガルタ仙台の J1 残留を成し遂げよう。まずは、明後日のジュビロ磐田戦に勝たなくてはいけない。磐田の HP を覗くと、「優勝のためには負けられない」という姿勢が見て取れる。でも、今までに何回も優勝したんだから、たまにはいいじゃないか。去年なんて二回も優 勝したんだし。勝負の神様には、こうしたところをよーく勘案して欲しいと思う。
 友蔵の論文セミナー。ミツバチは、食害にあいそうな花を避けて訪花することを示した論文を紹介してくれた。セミナーには、昨日に続いて今日も彩子がいな かった(昨日は病、今日は日にちを間違えたらしい)。講座セミナーに現れた彩子にイエローカードを二枚出し、続けてレッドカードを出した。レッドカードを 出したのは初めてで気持ちよかった。学生たちは、「レッドカードが出たらどうなるのだろう。研究室から退室?」と囁き合っていたらしいが、それは私にもよ くわからない。講座セミナーは、宏太と岡本の卒業研究中間発表だった。二人ともわかりやすかった。とくに岡本は、原稿をびっしり用意していて、そ こまでするかすごいなと思った。ただ、昆虫による被食によって光合成速度が上がる現象が適応的なものなのかは疑問に思った。
11/5(水)の進歩 熊の卵 月初めの談話会。セミ ナー室に集まったメンバーを見ると二人足りない。普通の指導教官なら渋面を浮かべるのだろうが、私は嬉しそうに部屋に取りに行った。遅刻して入ってきたら イエローカードを出すのだ。でも、二人とも欠席だった。終了後、談話会の日にちを間違えていたひさしにイエローカードを出した。
 談話会では、私の最近の研究 -- 最適な卵の大きさ -- の紹介もした。この理論をどうやって検証しようかという話になったときにヒラガが、「北に棲む熊と南に棲む熊で比較すれば」と提案した。熊は卵を産 まないぞー。「熊だと可愛くていい」と思ったんだって。
 この、最適な卵の大きさの論文の執筆は、考察を書くところまで進んでいる。しかし、理論の検証の記述のところで苦闘中だ。ヒラガの意見を採り入れ、可愛 い熊さんで検証すると書くか。でもそうしたら、真面目に審査して貰えるか不安だ。
 10/29 の進歩で紹介した武藤さんの記述、実は、「「荒井氏の意見に対する極めて大き な怒り」を伝えるために書いた」(11/4 の講釈日記より)そうだ。武藤さんの真意がわかってよかった。そして安心した。
11/4(火)の進歩 しゃきたまラーメン 今日の午前 中は、区役所に行って印鑑証明(車購入手続きに必要)を取ったり、滞納していた税金を払ったり、学術雑誌を購入するのに海外送金したりした。終わってみる ともう昼だ。西多賀のラーメン花月に行ってラーメンを食べよう。なぜなら、この店でひどく後悔することがあったのだ。数日前私は、「しゃきたまラーメン」 という新作があったのでそれを頼み、テーブルの上に置いてあったラーメン花月創業の苦労話を何気なく読んだ。すると、創業時のラーメンは客に不評で、「イ ンスタントラーメンと変わらない」と言われてしまったこともあったらしい。「しゃきたまラーメン」というのは、その創業時のラーメンを復刻したものだ そうだ。----- おい、何考えているんだ。実際、不味かったし。で、今日は他の種類のラーメンを食べて満足した。
 J リーグ公式ページで、百年構想イメージイラストを募集してい る。審査委員長の日比野克彦さんのイラストから判断するに、友蔵が応募したら入選間違いなしだ(参 考)。出してみたら?
 午後はレフリーの仕事に勤しんだ。よく読むと訳のわからないことをやっている論文で、ざっくりリジェクトした。
11/3(月)の進歩 Vitz 私は車に興味が無い し、車種なんて特に気に止めない。Vitz という名前だって、耳にしたことはあるのだろうけれど、記憶に留まることもなかった。だから、昨日販売店で始めて Vitz を知ったと言っていい。今日、じゅりの散歩がてら構内を歩いたら、Vitz が二台あった。となると何故か、「これは古い安物。私が買ったのは新品の立派なもの」と思いたくなる。何なんだろうねえ。
 最近は、車の在庫というものはなく、契約が成立してから製造するのだそうだ。我が家の車も今から作るらしい(<-- こう書くと、いい加減に見えるな)。そのため、納車は今月末になるとのこと。つまり今月末は、ベガルタ仙台の残留決定と新車の納入という二 つのお祝いが重なるのだ。
 閑散とした研究室でレフリーの仕事を少々。だらだらと長い論文だ。こういうの嫌い。
11/2(日)の進歩 お買い物 新車を衝動買いしてし まった。うーーむ。
 実は、車の具合がまたしてもおかしくなり、昨日、西多賀のイエローハットに預けておいたのだ。今朝取りに行ったら、「連休明けでないと部品が手に入らな いので、とりあえず乗って帰って下さい」と言われた。しかしエンジンがかからない。店員に応急修理をしてもらい、「エンジンを暖めておけば大丈夫」との言 葉に安心して店を出た。ところが、信号で停まったら、エンジンが止まってかからなくなってしまった。焦った。なにしろそこは、車がびゅんびゅん走っている国 道 286 号線の片側三車線の一番右側だったのだ。非常灯を点滅させ車外に出て、「どうかぶつけないで」と懇願しながら、向かってくる車に手を 振り続けた。ほんと、生きた心地がしなかった。そのうち親切な人が現れて車を押してくれて、どうにか道の脇に寄せた。そしてくにっちに電話して、西多賀の イエローハットの電話番号を調べてもらった。「どうしてくれんだよー」とイエローハットに電話したら、人が来てくれて代車も貸してくれた。
 九月末に車検に出したというのに、路上で動かなくなってしまったのはこれで二回目だ(10/19 の進歩参照)。頭に来た。そして、こんな調子では安心して乗っていられないと思った。車屋に行って、新車ってどれくらいで売ってるものなのか様子 を見て来よう。というわけで、まずは NISSAN Red Stage に行ってみた。そこで、車本体の価格以外に、諸費用というものが 25 万円くらいかかることを知った。がーーん。それでも懲りずに、TOYOTA -> MATSUDA -> HONDA -> MITSUBISHI -> TOYOTA Netz -> NISSAN Blue Stage とはしごした。どの車も立派で、車の知識が無い私には違いがわからない。車に関する会話も出来ないので、とりあえず、全部の店で店員に、286 号線の真ん中で車が壊れちゃった話をした。MITSUBISHI では、98 万円(諸費用除く)の COLT に心惹かれた。なにしろ、助手席に犬を乗せる囲いが付いていたのだ。しかし、浦和レッズのユニフォームに COLT とあるのが引っかかった。ベガルタ仙台サポとしては、魂を売ったみたいな気分になるのだ。TOYOTA Netz では、「今日お買い上げ頂けたら、Vitz が、冬タイヤとオーディオ付き諸費用込みで 115 万円」と言われた。そう言われると私は極めて弱いのだ。他の車に比べずいぶん安い感じだし。暁子に電話をかけて相談したら OK の返事。で、買ってしまった。----- Vitz に決めるまでに、飲んだコーヒーが 4 杯、貰った名刺が七人から八枚(間違って二枚貰った人を含む)。「車がおかしい」と私から電話がかかってきたくにっち、七時間後には新車を買ってい るとは思わなかったろうなあ。私だって、朝出掛ける時には新車を買うとは思わなかった。
 私は何事も、買うと決めたらあっという間に買ってしまう質である。そうやってうまくやってきた ---- のなら格好良いが、けっこう後悔する。キャロル(今の車)は車検を取ったばかりだし、かといってだいぶ乗っているので、下取りに出してもタダ同然だ。一人 暮らし(暁子は単身赴任中)なのに車が二台あるというのは、数が合わないと思う。それにしてもキャロル、どうせ壊れるのなら車検に出す前に壊れて欲しかっ た。そうすれば心置きなく新車を買えたのに。車検代をどぶに捨てた気分だよ。腹立つーー。
11/1(土)の進歩 研究は執念なり 昨日のことだけ ど、しいちゃんが、アロザイムのバンドが綺麗に出たと嬉しそうに見せに来た。見ると、くっきりと多型が出ていた。よかったよかった。ここに至るまでのしい ちゃんの頑張りはすごかった。研究を成し遂げるために一番大切なのは、執念・根性だと改めて思った。大抵のことはいきなりうまくいくはずがない。しょう しょう頑張ってもうまくいかない。石に齧り付いてもという気持ちで、全身全霊執念を持って打ち込んでこそ、始めてうまく行くものだ。3-4 回やってみて駄目だったからと諦めるなんて論外。20-30 回で諦めるのも根性無し。うまく行くまで絶対諦めないという姿勢が成功の秘訣だ。この根性でみんな頑張ろう。
 来週から理学部のサッカー大会があるので、今日は気合いを入れて練習をした。卒業などのため今年の大会が最後の人も多いので、絶対優勝するという気迫で もって大会に臨むのだ。