「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


4/30(木) の進歩 昨日の自分に言いたい
昨日、Google Meetの使い方の文書を書いた。メール本文で10数行のつもりだったのがA4で11枚になってしまい、自分の凝り性に呆れた。しかし、昨日の自分に言い たい。その程度で呆れては私と付き合うことはできないと。今日は、文書の最終修正をして、さっさと仕上げるつもりであった。ところが、気になるこ とが出て来て、文書を修正したり、追加の説明を加えたりしてしまった。そして結局、今日も丸一日やってしまった。さすがに、夕方には完成宣言を出 したけれど。丸二日の作業。ああ、自分に呆れる。「写真の、あんのお顔の角度が可愛くない」とか、そんなの気にするとこか、もう。

久しぶりに学生と会った。頑張っているね。順調に進んでいるようで嬉しい!
なでしこリーグは、6/28まで開催延期となった(ベ ガルタ仙台公式サイトより)。なでしこリーグカップは中止だ。リーグ開始は7月以降となる。しかしそれとて、これからの状況次第であ る。Jリーグも開催の見通しが立っていない。今季はいったいどうなるのやら。
4/29(水) の進歩 凝ってしまう
研究室セミナーをGoogle Meetでやることにした。せっかくだから、使い方をまとめた文書を作ってしまおう。そうすれば皆も、戸惑うことなくセミナーに参加できるであろう。など と昨夜寝ながら考え、メール本文に書いてしまえば大丈夫であろう、せいぜい10数行の長さだろうと夢の中で思っていた。しかし甘かった。自分の凝 り性を舐めていた。起床した時点で、メール本文ではなくてWordのファイルにすると決めた。文章のみのつもりであったが、画像も使って説明す ることにもした。そして、Google Meetを操作しながら、画像を適宜取り入れて説明文を書いていった。始めたときは、昼前には楽に終わるだろうと思っていた。Meetに入ったら、私の映 像が映し出された。そうだ、どうせならあんを映そう。あんを抱きかかえ、デスクトップのパソコンの前に強引に座らせた。しかしうまく映らない。あ んの向きを色々と変えていたら、痛かったのか怒り出してしまった。そうか、ノートパソコンを使って、カメラの方を動かせばよいのだ。そう思って、 ノートパソコンを持ってあんに接近。しかしじっとしていてくれない。何とか強引に可愛い映像ショットに成功した。文書執筆を進める。と、またして もあんの映像が必要となった。しかし、私が近づくと逃げるようになってしまった。うーー。それでも無理矢理に撮影。そんなこんなで昼になってい た。しかし、書くべきことはまだまだある。でももう諦めていた。小さなことにもどうしても凝ってしまうのだ。ようやくにして一通り書き上げたのが 夕方だった。 A4で11枚。メール本文10数行ではなかったのかと、今日に向かって叫ぶ。
書類にコメント。良く書けている。これにて完成!
4/28(火) の進歩 ついに、ついに、ついに
ついにこの日が来た。投稿中だったMathematicaシミュレーション論文が、投稿先のウェブサイトで3日前に「審査完了」になっていた。 「レフリー完了」から変わっていたのだ。ということは、審査結果の通知がもうすぐ来るはずだ。レフリーの指摘に完璧に応えたつもりなので、少々の 修正要求があるかもしれないが、きっと通ると信じている。そして、夜中に起きたついでにメールを確認していみた。ーーーーーー 来ていた。こわごわと開いてみたら、そのままでアクセプトだった!!!!!!!

Sakai, S. (2020) Maintenance of high inbreeding depression in selfing populations: two-stage effect of early- and late-acting mutations. Journal of theorecial Biology in press.

 自殖率が高い集団では、有害遺伝子がホモとなって排除されるので、結果として有害遺伝子がなくなってしまうと予測されている。これは、生態学の 基本理論とも言えるもので、誰もが受け入れている。しかし実際の植物では、自殖率が高いのに有害遺伝子が保持されている集団が非常に多い。この、 理論と現実の矛盾は生態学の一つの謎とされてきた。通った論文は、自殖率が高くても有害遺伝子が保持される機構の新仮説を提唱したものである。本 論文により、自殖と有害遺伝子の関係についての概念が大きく変わるであろう。
 それにしても長かった。解析を始めたのが2016年の3月。数え知れない試行錯誤があり、しかも、1回のシミュレーションにとても時間がかかる 解析だった。そのため、ようやく投稿したのが2017年の12月であった。そこからの闘いがまた凄まじかった。レフリーに回った雑誌では、1回目 でリジェクトされることなく要改訂で戻って来た。指摘に応えるためにモデルを改良、シミュレーションを大幅にやり直したりした。指摘に応えたと 思って返送するも、2回目の審査でなぜかリジェクト。この繰り返しだった。酷かったのが某雑誌。私の論文が出ると、その雑誌の編集長の昔の論文が 否定されることになる。それを阻止したかったのだろう。1回目の審査では他の人が担当編集委員だったのに、2回目のときには編集長自身が担当と なった。狙いは明白。難癖をつけてリジェクトするためだった。こうした数々の苦闘を経てようやく今日 …………。解析を始めてから4年もかかってしまった。これまでで一番苦闘した論文となった。しかも、圧倒的な苦闘だった。
 ただしもちろん、審査過程を経て論文は良くなった。コメントを受けて修正する度に、モデルが新しく生まれ変わっていった。最初に投稿したものに 比べると別物と言えるくらいである。残念に思うのは、この最新バージョンを始めから投稿できていたらということである。

すかさず、第二弾の論文を投稿した。上記論文を踏まえての発展論文である。上記が受理されたら即投稿できるように英文校閲も終えていた。 うまくいきますように。
研究室のセミナーを、しばらくの間ネット利用で行うつもりである。Zoomを利用しようと思っていたのだけれど、有料のアカウントがいる らしい。生物学科で11アカウントを購入済みとのことらしいが、研究室セミナーに利用させて貰えるのかわからない。というわけでGoogle meetに挑戦してみた。使い方を検索したら、Google提供のマニュアルが出て来た。例によって、「わかっている人にしかわからない」説明で あった。 私が探しているのは、「わからない人がわかる」説明だ。でも、試行錯誤の末に使えそうな目途がついた。

4/27(月) の進歩 ぐぅーーー、ぐぅーーー
明日は、レポート作成法の講義をネットを使って行う日である。PowerPointで音声付きのスライドショーを記録し、それを動画として配信す るのだ。その動画を今日作ってしまうことにした。全スライドを一つの動画にまとめると重くなりそうなので、講義スライドを5つに分割。それぞれを 一つの動画ファイルに落としていく。初めてなので緊張する。準備を終えて、さあ録音を始めようと思ったら ………。足元から、「ぐぅーーー、 ぐぅーーー」というかなりの音声が。あんが、大きないびきで熟睡していた。これって、音が入ってしまう? とりあえずお試しを作り再生してみた。「ぐぅーーー、ぐぅーーー」をしっかり拾っていた。私が真面目に話しているところに、「ぐぅーーー、 ぐぅーーー」と いう規則正しい音が聞こえてくる。これは絶対にウケルと笑ってしまったのであるが、謎を呼ぶだけで終わってしまうかもしれない。葛藤に末に、あん を二階に連れて行って静かな状況で録音した。
 動画ファイル作成でけっこう疲れた。例文を使って説明するのだけれど、通常の対面講義の場合は学生に読んで貰っていた。しかしネット講義ではそ うはいかない。黙読だと、数十秒間のしーーんとした時間が流れてしまい変な感じだ。だから全部私が読んだ。これが大変だった。喉がちょっと痛く なった。

先週から始まった月曜日の報告会。みな、頑張っているね。今週も張り切って行こう!
書類にコメント。必要文書も書いた。その後、Mathematicaファイルにコメント。二人とも頑張れ!
4/26(日) の進歩 君の膵臓をたべたい
動画配信のHuluに無料登録中だし、外出自粛だしで、Huluで色々と邦画を見ている。そして本日、遅ればせながら「君の膵臓をたべたい」を見 てみた。気にはなっていたけれど題名が際どいので避けていたのだ。でも、良かった。さすがに、日本アカデミーの優秀作品賞という感じであった。と くに、主人公の浜辺 美波さんが良かった。辛いはずなのに明るい女子高生をよく演じていた。
 実は、浜辺 美波さんのことは前から知っている。NHKドラマの「ピュア! 〜一日アイドル署長の事件簿〜」で腹黒アイドルをコミカルに演じていて、気に入っていたのだ。他のコメディー映画にも出ていたな。とうわけでお笑 い専門か と思っていたけれど、実はそうではないわけね。他の作品も見てみたい。
4/25(土) の進歩 変な感じ
在宅勤務になってから初めての週末となった。変な感じである。休みといっても、昨日までもずっと家にいたので休 日気分で在宅勤務してきたので、今日は休みといっても気持ちが切り替わりにくい。ともかく今日は仕事をしないで過ごそう。

というわけで庭仕事。まずは、芝生の根切りをした。長さ10センチほどのカッターが三つついた道具を使い、それを芝生に差し込んでいく。 そうすると、根が切断されて活性化するのだ。かったるくてやりたくない仕事である。でも、芝生の生育を良くするために頑張ってやった。単調作業で 疲れた。
 根切りをしながら雑草取りもした。暖かくなり、奴らが活動を開始しているのだ。芝生のあちこちに生えている。目に留まる度に、しゃがみ込んで 取っていった。今年もこいつらとの闘いが続くのか。今からげんなりである。
大型連休が始まった。行動規制の呼びかけの効果があり、東京駅発の時点で乗客無しの新幹線もあったそうだ。ホームもがらんとしている。 めったに見られない光景が展開しているらしい。
 それにしても、なんで「Stay home」と呼びかけるのか。「家にいよう」だろう。「Stay home」がわからない人だっているはずだ。英語で恰好つけている場合ではないぞ。外国人のことを考えるのなら、「家にいよう。Stay home」と両方使えばいいでしょう。

4/24(金) の進歩 天皇杯が
Jリーグは、いつ再開できるのやらという状態である。無観客試合も現実味を帯びてきたそうだ。無観客で再開しても、日程は相当に厳しいらしい。
 そのあおりを受けて、今季の天皇杯がおかしなことになってしまった。通常なら、プロアマ問わず全クラブが参加して頂点を争う大会である。しかし 今季は、Jリーグの日程が詰まりそうなため、J1の1,2位のみが参加することになった(日 刊スポーツより)。J1の3位以下およびJ2,J3は参加しない。J1の2クラブは準決勝から出るそうである。こういう状況なのでや むをえない決定なのであろう。しかし、Jクラブのほとんどが不参加か ………。プロアマを問わず日本全国のクラブが闘うのが魅力だったのだが。うーん。

書類にコメント。全力応援だ!

Mathematicaプログラムを作り直した。バグは無さそうだ。さっそく実行してみた。そしてやはり恐れていたことが(昨日の進歩参 照)。もう5時間もだんまりである。いったいいつ終わるのか。とりあえず明日まで待ってみよう。
4/23(木) の進歩 高校での講演も軒並み中止・延期
新型コロナウィルスが教育現場にも深刻な影響をもたらしている。ほとんどの学校が連休明けまで授業休止らしい。私の講演も皆中止・延期である。5 月・6月にいくつかの高校で課題研究の仕方をする予定であったのだが、そんな状況ではない。このままの状態が続いては教育がどうなるのやらであ る。一日も早く治まって欲しい。

新しい解析。Mathematicaプログラムを作り直している。本日、かなり進んだ。あと少し頑張れば完了するであろう。問題は計算速 度がどうなるかであろう。計算量が大幅に増えているのだ。3のn乗で増える計算である。どれくらい時間がかかるのか、ちょっとかなり恐い。
4/22(水) の進歩 やはり、法的に平日にすべきでは
安倍首相だの小池都知事だの多くの人が、この大型連休を乗り切ることが感染拡大阻止の鍵だと言っている。そのために外出を避けて欲しいと。ならば やはり、大型連休を法的に平日にしてしまうべきではないのか(4/17の進歩参照)。これって、法的に無理 なのか? 素人なので全然わからないけれど。実現すれば効果特大だろうに。
 昨日のNHKニュースで、休業中なのに店舗の家賃に苦しんでいる飲食業を取り上げていた。どうも、通常通りの家賃を請求されているらしい。これ についてとある貸し主が、「家賃を3割り削減するとこちらが赤字になってしまう」という趣旨の発言をしていた。それはつまり、3割り未満の削減な ら赤字にならないということ? ならば精一杯削減すべきでは。通常通りの請求なんて、今起きていることを理解しているのかと思ってしまう。

Mathematicaシミュレーション論文が、投稿先でレフリー完了になっている。あとは、担当編集者が判定を下すだけだ。早くアクセ プトしてくれ。これが通らないと、次の論文を投稿出来ないのだ。しかし、もう一週間くらいレフリー完了の状態のままなり。
新しい解析。昨日行った計算は根本的に間違っていることに気づいた。これでは駄目だ。Mathematicaプログラムを作り直さないと いけない。これが大変そうなのだ。とほほ。
4/21(火) の進歩 素敵な生活
本日も在宅勤務。起床後に朝食を摂り、新聞を読みながらお茶を二服。それからパソコンの前に座り仕事を始める。窓から見える庭の新緑と花々が心地 よい。昼になると、台所に立ってささっと昼食を作る。それを頂いてからお抹茶を二服。ちょこちょこっとネットなども見る。「やるか!」と仕事に戻 る。ときおり、傍らで寝ているあんをちらと見やる。ほんに、一日中寝ている。さ、仕事仕事。思ったよりも集中して出来ている。疲れたら、気分転換 に庭に出て みる。暖かくて気持ちいい。雑草が目に留まり、しばし抜いてみたりと。それからまた仕事に戻る。夕刻となり本日の仕事は終了。あんを散歩に連れ て行く。とは言っても、歩く距離はとても短い。台所に立ち夕食の支度。今宵はすき焼きだ。こんな感じで一日が終わる。なんか、とても素敵な生活 だ。 自分が暮らしたい所で、好きなことをして過ごすみたいな。庭に畑があり、その日の野菜も自 分で 取ってくるのなら完璧(畑はないので無理だけど)。都会で暮らしていた頃(研究室に出ていた頃)が嘘みたいだ。
Mathematicaプログラムにコメント。引き続き頑張ってね。
論文が戻って来た。直せば通りそう! さっそく、改訂方針について意見を述べた。改訂よろしくね!
レポート作成法の講義の準備を進めた。講義スライドと配付資料が完成。講義は、スライドを使いながら無人の講義室で行うらしい。つまり、 誰も聴かない、それでもやるのが教育者の使命なのだ ……………、ではなく、自動的に録画されてネット配信されるそうである。配付資料も、ネットを通して受講者の元に届けられる。四苦八苦の末に、東 北大のサ イトに無事にアップ出来た。
新しい解析を再開した。Mathematicaプログラムはいちおう出来た。解析してみたところ、実に無味乾燥な結果が出た。これではい けない。さて、どうすべきか。
4/20(月) の進歩 本格的な在宅勤務初日
本日より本格的な在宅勤務を始めた。研究室のパソコンを自宅に持ち帰り、普段通りのことを進めている。
 まずは、在宅対応のためにはじめた月曜日報告会。皆に、一週間の状況をメールで報告して貰うことにしたのだ。私自身も報告し、皆からも報告を受 け取った。自宅修学は落ち着かない面もあるけれど、頑張って頂戴。
 ついでMathematicaプログラムにコメント。頑張って、さらに進めて頂戴ね。
 来週から始まる、レポート作成法の講義の準備も始めた。オンラインでやるので、ちょっと戸惑っている。果たしてうまく出来るのか。

研究室への入退室の記録を作るように言われた。最初は、打ち出した紙に手書きで書いて貰っていた。しかし、Excelファイルで毎週提出 するようにと言われた。googleフォームでオンラインで作る方法を教えて貰ったので、酒井研用のを作ってみることにした。少々の苦悩の末に完 成。これに、皆に書き込んで貰う。Excelファイルに落とすのも簡単であった。それにしても、今回は何とかなったものの、大抵の部分で世の中の 進歩にまったくついていけない。
本日の体調、悪くはない。されどやはり万全ではない。
4/19(日) の進歩 邦画ってこんなに多いのか
自宅に籠もらないといけないし、今度は、動画配信サイトHuluの無料お試し登録をしてしまったしで、邦画を色々と見ている。私は、洋画よりも邦 画。それにしても、邦画ってたくさんあるんだね。見たことも、題名を聞いたこともない作品が山のようにある。そんな中から面白そうなのを選ぶのは 大変。まずは題名を見る。題名の印象って重要だ。次に内容紹介を見る。しかしこれ、「あらすじの説明」ではなく、「導入」である。物語のさわりに 触れるだけで、その後の展開の説明はまったくない。それをやってはネタバレになってしまうから。しかしこれでは第一印象だけで選ぶようなものだ。 かくして、見るのを途中で止めてしまう映画が半分以上。
 論文探しとは、似ていてまったく異なると思った。論文も、題名と内容紹介(要旨)が重要な情報である。しかし論文の題名では、取り組んでいる問 題(と、問題解決のための着眼点)を明示する必要がある。印象勝負の映画題名とは大違いである。論文の内容紹介(要旨)には、問題提起から結論ま で、中身をきちっと説明することが求められる。ネタバレが必須。かくして、論文と映画は紹介方法が対極にある。両者の紹介方法を入れ替えた らどうなるのか試してみたいと思った。論文で、「題名:坂の上の雲」「内容紹介:まことに小さな国 に、三人の若者がいた。彼らはやがてこの国の運命に関わっていくことになる………」。映画で、「題名:明治近代国家設立における日露戦争の位 置づけと、秋山 好古・秋山 真之・正岡 子規が果たした役割」「内容紹介:日露戦争は、明治近代国家設立に大きく関わった戦争である。この戦争は ………。秋山 好古は ………。秋山 真之は ………。正岡 子規は ………。したがって、………と結論される。」
本日も、体調が良いんだか戻ったんだか。万全ではない。
4/18(土) の進歩 東北大の行動指針、レベル4に
新型コロナウィルスに対する東北大の行動指針がついにレベル4に上がってしまった。研究室への立ち入りもかなり制限されることになる。原則とし て、1) 長期的な研究であり、停止することの負の影響が大きい研究、2)現在進行中の研究を停止するための諸作業の二つだけが認められる。私も来週から在 宅勤務と する。学生は、これまでと同様に自宅修学だ。この危機を団結して乗り越えていこう。

あんが久ぶりにやってしまった。私の起床後、なかなか起きてこない。寝室でまだ寝ているみたいである。私の朝食が終わりかけて自分のご飯 となる時間にようやく居間に下りてきた。ご飯のあと、トイレのために庭に出した。すぐに、大をしてくれた。しかしそれきり、庭を歩き回って遊んで いる。おしっこは? いっこうにする気配がないので室内に戻した。まさかと思いながら寝室に入ったら、布団の上にやってくれていた。もーーー。せめて床の上にしてく れ。布団を 庭に出して、黄色くなった部分を水で洗い落とした。それからコインランドリーへ。1200円のおしっことなった。

体調が、朝になったら悪い方に戻ってしまっていた。万全とは言い難い。うーーん。しかし夕方になったらほぼ良くなった。何なんだこれ?
4/17(金) の進歩 大型連休の平日化法案を
ついに、全国に緊急事態宣言が発令された。5月6日までである。大型連休中の人の移動を防ぐのが主目的だ。確かに、日本中を人が動き回っては大変 なことになる。今年の大型連休は自宅で過ごす。要は、連休は無しというようなものだ。ならばいっそのこと、大型連休を法的にも平日にしてしまえば よいのではないか。そのかわり、コロナ禍が治まったときに平日を大型連休にする。これならば、割り切って過ごすことができそうだ。コロナ禍の後の 「大型連休」で精一杯金を回す。そうすれば経済効果もあるであろう。というわけで、大型連休平日化法案を。
体調が万全とは言いがたいので、本日も自宅待機とした。しかし、夕方にはほぼ治った。ほっとした。
4/16(木) の進歩 全国民に帯一律に支給
新型コロナウィルスの経済的影響が留まるところを知らない。収入源の悲鳴がそこらじゅうから聞こえてくる。そんな中、全国民に一律に10万円が給 付 されることになった。所得減の世帯にだけ30万円という方針に、世論の不満が大きいためという。うーーん、そうなのか。収入減の程度は業界によっ て大きく異なるであろう。たとえば、飲食観光業界への打撃はとても深刻である。やはり、まずは所得減に応じた救済をすべきと思うのだが。一律10 万円は景気対策の意味合いが強い。それよりも生存保証が先では。

飲食業会等が営業自粛を迫られている。ここでの疑問。店舗の大家さんは、賃貸料金を普通通り取っているのか? それとも減免している? 大家さんは減免、客は、本来その店で使うはずだった金額の一部を店舗に供出という三方一両損のようなことが出来ないのかねえ。

かくいう私も。出勤しようとして車を走らせた。と、なんか体調不良を感じた。普段なら出勤してしまう体調ではある。しかし万一のことを考 えて車をUターンさせた。本日、自宅待機。
4/15(水) の進歩 本当かよ
嫌になる論文が出た。

Kissler, S. M. ら 2020. Projecting the transmission dynamics of SARS-CoV-2 through the postpandemic period. Science DOI: 10.1126/science.abb5793

コロナウィルスの今後の動態を予測した論文である(朝 日新聞でも紹介)。「新型コロナウイルスの世界的流行を抑えるためには、外出規制などの措置を、2022年まで断続的に続ける必要が ある」(朝日新聞紹介記事より)とのことである。論文では、social distancingを断続的に2022年まで続ける必要があると言っている。social distancingとは、"closing schools and workplaces and limiting the sizes of gatherings"である。なんと、こんな厳しい規制を断続的にとはいえ2022年まで。下手したら社会経済が崩壊してしまうのではないか。 ただし、 「新たな治療法とワクチンがあれば外出規制の期間と厳しさを軽減できる」(朝日新聞より)とのことである。医学会を全力で応援するぞ。
 そういえば、今年は、あの世界恐慌以来の不況になるという見通しが発表された(朝日新 聞より)。ひょっとして、世界の終わりが近づいているのか?
今日こそ泉ヶ岳に調査に行こうと思っていた。しかし研究室の窓から雪で薄化粧の泉ヶ岳スキー場が見えた。調査地はスキー場のすぐ側であ る。これは駄目だと諦めた。そのかわり、卒研調査の様子を久々に見に行った。頑張っているね。
今日も、新しい解析のためのMathematicaプログラム作りに勤しんだ。複雑なプログラムではあるけれど、前の解析を土台に出来る ので思ったよりも楽だ。ところどころ悩みつつも、着実に進んでいった。完成は早いかも。
4/14(火) の進歩 あらまあ
昨日は大雨だった。泉ヶ岳で調査の予定だったけれど断念した。一夜明けて今日はぽかぽかと暖かい。絶好の調査日和と泉ヶ岳に向かった。車を走らせ ていくとやがて、前方遠くに泉ヶ岳のスキー場が見えてきた。えっ、白い。雪で被われている。泉ヶ岳は昨夜雪だったのか。調査地はスキー場のすぐ側 なのだけれど大丈夫か?泉ヶ岳山腹の道に入った。途中までは雪はまったくなかった。しかし突然に雪が現れた。調査地に行くと一面の銀世界。4セン チくらいの積雪がある。調査対象の植物は埋もれていて、どこにあるのかまったくわからなくなっていた。これでは調査が出来ない。やむなく撤収。そ れにしても、異常暖冬だったのにこんな時に雪とは。明日には融けているようにね。

新しい解析のためにMathematicaプログラムを作り始めた。先日まで解析していた2遺伝子座2対立遺伝子モデルの発展である。そ う、「発展」。新しい解析を始めるたびに、前の解析よりも単純なものにしたいと思うのだが ………。今回も確実に複雑さが増す。ああ、先が思いやられる。

4/13(月) の進歩 開店とマスク
買い物をしようと、構内にあるセブンイレブンに行った。店内に入ろうとして気づいた。中が暗い。でも店員さんは動いている。新型コロナウィルスの ために節電か? いや違った、ウィルス対策のために10時開店とのことであった。そうなのか。そして今私は、実に珍しい風景を見ていることに気づいた。開店 前のコンビニを見たのはいつ以来だろうか? ここで問題。「セブンイレブン」の店名の意味をご存じか。コンビニが誕生した頃は24時間営業ではなかった。「朝の7時開店、夜の11時閉店」と いう、ほ とんどいつでも開いている便利さを謳った店名であったのだ。「開いててよかった」というテレビ宣伝が懐かしい。かくして、珍しいけれども貴重さは 無しの風景をしばし見て退散した。
 10時20分頃に再びセブンイレブンに向かった。手指のクリームも買おうと思い、そのコーナーへと歩いた。と、マスクが目に留まった。これまた いつ以来か? そうか、「開店」という区切りが出来たので、マスクが存在しやすい時間帯が生まれたのか。有り難く一つ購入した。

※数時間後談;と思ったら、この店舗は元々24時間営業ではなかった。8時開店が10時開店に繰り下がったらしい。でも、書いてしまったのでその ままにしておく。

構内が閑散としている。酒井研も、調査のために午前中は一人出て来ていたけれど、今は誰もいない。このまま何もかも終わってしまうのでは ないかと不安が募ってくる。

4/12(日) の進歩 自宅に籠もって
本日は丸一日自宅に籠もった。無用な外出はせずだ。そして、動画配信の映画を見て過ごした。ただし、実際に鑑賞した時間は、消費時間の70%くら いである。見たいと思う映画がなかなか見つからないので、ひたすらスクロールして過ごす。ようやく気になるのを見つけてちょっと見てみる。でもさ して面白くなくて止めてしまう。これを繰り返し、ようやく面白いのを見つける。選択時間が全体の30%くらいだ。もっと効率を良くしたいのだけれ ど、なかなか時短できない。ま、仕方ないか。

見た映画の一つが「白夜行」。殺人事件の後日談である。主演の堀北 真希さんが良かった。薄幸そうなのだけれど、実際に薄幸なのだけれど、実は恐ろしい人間であることが徐々にわかってくる。冷たい迫力があった。しかし物語 は不自然だった。殺人事件の被害者の妻が、10年も後になってからとても大切な証言をした。自分に不利な情報ではないのだから、普通、事件の時に 話しているだろう。しかしそれでは物語が成り立たなくなる。その事情はわかるけれど、最後の最後に「何だこれ?」と思ってしまう映画であった。
4/11(土) の進歩 理学部生は登校禁止
理学研究科と理学部の学生が、5/6まで原則として登校禁止となった。酒井研では卒研生が登校禁止となる。大学院生は禁止ではない。卒研生は理学 部生で大学院生は生命科学研究科生というややこしい状態なのだ。生命科学研究科の方では登校禁止とはなっていない。ただし、原則として自宅修学を して貰っている。

午前中はささっと泉ヶ岳に行った。来週から修士研究の調査が始まるので、開花の状況を見に行ったのだ。咲き出していた。これならもう、調 査を始められるであろう。頑張りましょう。
 ついでに、山麓のラーメン屋「独眼竜」に寄った。新型コロナウィルス対策のため、席数を減らして営業していた。なぜか、品目も減っていた。こち らは、ウィルスとの関係が今一つ不明である。

我が家の駐車場の花壇の大改革をした。中央部分(タイヤが乗らない部分)が花壇になっているのだけれど、悲惨な状態なのだ。私が在宅して いる(= 車が駐まっている)ときには目に付きにくいため、どうしても手が入りにくいのだ。気づくと、雑草がすごい状態であった。これらを徹底駆除し、姫フ ウロソウ 30株を植えた。綺麗になるようにね。

4/10(金) の進歩 仙台七夕中止
今年の仙台七夕が中止となった。青森のねぶたも中止となったね。新型コロナウィルスが東北の祭りにまで影響してきている。秋田の竿灯はどうなるの か?
 酒井研も、学生は原則として自宅修学とすることにした。今やる必要がある研究のために研究室に出るのは構わないけれど、滞在は必要最小限にして 貰う。ささっとやってささっと帰る。これを徹底しよう。
 東北大の生協食堂は来週から、持ち帰りのみとなるそうだ。店内での飲食は禁止である。持ち帰って談笑しながら食事をしては意味が無いので、各自 寂しく頂くようにね。

午前中は卒研のお手伝い。花期も盛りを過ぎた。代わって、新しい植物の新芽が出て来ている。
仙台は桜が満開である。綺麗なのだけれど。しかし今年は、無機質なものを見ている感覚がする。「綺麗!」と喜べない。こんな状況では仕方 ないことか。満開の桜色が、次の瞬間に真っ黒に変わったりとか。ドラマの一場面みたいなことが起こりそうな恐怖が消えない。
新しい研究について考えた。方向性は定まった気がする。どういう答えが出るのか自分でも見えないのが、恐いのか楽しいのか。
4/9(木) の進歩 マスクを買いに行ってみたら
マスクを買おうと思った。まずは、薬王堂に開店と同時に行った。するとなんと、「開店時にマスクを出しません」とのことであった。行列が出来ると 色々な問題が生じるのでそうしているという。いつ店頭に並ぶのかは知らせない。要は、たまたまあった状態にするらしい。ついでサンドラッグに行っ てみた。駐 車場に入ろうとして、駐まっている車が多いことに気づいた。ひょっとして? 思った通り、こちらには行列があった。50人くらい並んでいた。開店時間を確認したら、あと45分もあった。なんとまあ。並ばずに退散。相当の覚 悟と運が ないとマスクが手に入らないのか?

論文を投稿したようだ。うまく行くことを祈る!
修士研究の計画の相談。お互いに距離を取ってお話しした。良い計画だ。来週から頑張って行こう。

東北大の図書館は来週から全面閉館である。部活も禁止。キャンパスを繋ぐ連絡バスも運休。生協とかどうなるのだろう?
4/8(水) の進歩 東北大の行動指針、レベル3に
新型コロナウィルスに対する東北大学の行動指針がレベル3に上がった。

現在進行中の実験・研究を継続するために必要最小限の研究室関係者のみの立ち入りが許可されます。
立ち入る研究室関係者は現場での滞在時間を減らすとともに、それ以外の研究室関係者は自宅での作業となります。

東大もレベル3と聞いたけれど、それと同等の警戒? こっちには緊急事態宣言が出されていないのだが。
今朝の朝日新聞に、驚き呆れる記事が載っていた。「実験せずに研究をしたことにして科学論文を量産する「論文工場」が中国にあるのではないか」 (同紙よ り)というのだ。論文を捏造する業者と、業績を作るためにその論文を購入する者がいるのだという。こうした論文の「著者のほとんどが中国の市民病 院や大学病院に所属する医師」(同紙より)だそうだ。絶句。偽りのデータが、「研究成果」として世に出てしまうのだぞ。科学技術を嘘の方向に持っ て行きかねないのだぞ。医学論文の場合、人の命に関わりかねない。犯罪以外の何物でもない行為だ。
H君の論文の英文校閲が戻って来た。さっそく読んで、疑問点を先方に問い合わせ中。戻り次第、即投稿だ!
午前中は四年生の調査のお手伝い。花期も盛りを過ぎた。萎れた花が出て来ている。
新しい研究について悶々と考えた。かなり進んだようにも思う。しかし、先行研究と似ていることは否めない。新しい点を出さないといけな い。
4/7(火) の進歩 緊急事態宣言発動へ
今日にも緊急事態宣言が発動されるようだ。東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・福岡が対象となるらしい。いち早く対策を打っていた北海道は対 象とならない。対象地域では外出の自粛等が求められる。他地域から対象地域へ入っていくことも自粛であろう。しかし物流はどうなるのか? 食料品や日用品の物流を妨げてはいけない。どんな生活になるのかわからない点も多いけれど、対象地域の皆様、頑張って下さい!
 宮城でも感染が拡大している。そしてついに東北大生にも感染者が出た。状況によっては、研究室閉鎖・キャンパス閉鎖になりかねない。皆、かなり ぴりぴりとした状態になっている。私もマスクをしたいところだけれど手に入らない。ほぼ全員がマスクをしている映像を見る度に、いったいどこで手 に入れているのと思ってしまう。

午前中は四年生の調査のお手伝い。花期がかなり進行している。
 作業で問題なのが個体探しである。目当ての個体がどこにあるのかを素早く知りたい。もちろん地図は描いている。しかし、一枚の地図上に200個 体が載っていて、その地図の中で見つけ出すのも困難になっていた。そこで考えたのが地図方式。地図に地図方式とは何かと思うかもしれないが、要 は、縦方向をA,B,C,....、横方向を1,2,3,....と地図を区切り、その個体は「地図のB2にある」とか書いておくのだ。これで、 地図上での発見効率がとても高まった。おかげで、個体探しも楽になった。工夫なり。

今日も新しい研究について悶々とした。進んでいるんだかいないんだかわからない状態なり。
4/6(月) の進歩 クラブを支えるため報酬を一部返上
北海道コンサドーレ札幌の選手が、全員一致で団結して、報酬の一部返上を申し入れたそうだ(日 刊スポーツより)。宮沢主将は、「北海道への貢献を考えて活動しているクラブに賛同し」「このような状況だからこそ、いつも以上に支 え合わなければならないと感じています。新型コロナウイルスによるクラブへの影響も大きくなる現在の状況を鑑み、我々北海道コンサドーレ札幌の選 手一同は、クラブに対して支援することを全選手合意のもと、決めました」とコメントを出した(同紙より)。素晴らしい。地域に貢献するクラブと、 そのクラブへの愛。ほんに素晴らしい。他のクラブでも同じ動きが広がっていくと思う。

とうとう非常事態宣言が出されるらしい。いったいどうなることやら。要するに自宅待機せよということか。
新しい研究について悶々と考えている。一筋の光が見えたのか。
4/5(日) の進歩 動画配信
動画配信に入ってしまったので、せっかくだからと色々と見ている。追加料金を払って見る動画と見放題の動画とかがあるのだけれど、見るのは見放題 のみである。で、10分位見て、つまらないと見るのをやめてしまう。ビデオ屋で借りてきた場合はこんなことはしない。無料かつ、他の動画がいくら でもあるからやってしまうことだ。見ては途中で止めてを繰り返し、やがて面白いものにあたる。そうするとそれを何度も見てしまう。時間さえあれ ば、10回の繰り返しだって大喜びでやってしまうであろう。
 それにしても導入って大切だなと、論文につながるような気がして気持ちが引き締まるのであった。
庭の築山の芝生化が完了した。花を植える部分を除き、全面に高麗芝を敷き詰めた。これで、砂が流れ落ちなくなるであろう。雑草も減る ーーーーー わけがないであろう。
 次は、庭の主要部分を占めている西洋芝の補修を行う。裸地化してしまっている部分がかなりあるのだ。まずは雑草抜き。単子葉で芝生種に見えるけ れど実はそうではないものがかなり蔓延っている。これらを片端から抜いていった。さあこれで準備完了。次は、西洋芝種子の購入である。雪印種苗の サイトで買おうと注文ページに入った。するとなんと、「現在「芝生種子・苗・肥料の購入」は準備中です。ご迷惑おかけ致しますが再開までお待ちく ださい。」と出て来た。「新型コロナウィルスの影響?」と一瞬思ってしまった。いや、そんなはずはないか。でも、輸入が滞っているということも。 昨年まではこの時期に販売していたことは確実である。

4/4(土) の進歩 返送
シミュレーション論文が英文校閲から戻って来た。内容を確認して即返送した。今度こそ今度こそ今度こそ通りますように。

Jリーグの再開が白紙になってしまった。J1は5/9に再開の予定だったのだけれど、そういう状況ではなくなった。再開時期も大会形式もどうなる のかわからない。世界はいったいどうなってしまうのか。

午前中は四年生の調査のお手伝い。新規開花が減ってきている。なのでこちらの気分としては花期の盛りが過ぎてきているのだが、実は今が満 開なのであった。そう思って見てみると実に綺麗である。

理学部の講義も5/7開始に繰り下げとなった。Zoomを使ってのネット講義になるらしい。使い方を勉強しないといけない。 PowerPointのスライドと板書を併用できるのか。そこが問題。
4/3(金) の進歩 この人、いい加減にしてくれ
今朝の朝日新聞に、福岡 伸一氏の文章「ウィルスという存在」なるものが載っていた。「ウィルスは利他的な存在である」そうだ。なぜなら、「おそらくウィルスこそが進化を 加速して くれるからだ。親から子に遺伝する情報は垂直方向にしか伝わらない。しかしウィルスのような存在があれば、情報は水平方向に、場合によっては種を 越えてさえ伝達しうる」。ウィルスが遺伝情報を宿主に伝搬することは確かである。そして、「宿主側が極めて積極的に、ウィルスを招き入れていると さえいえる」そうである。ここで素朴な疑問。生殖細胞が、ウィルスの遺伝情報を受け取る仕組みが進化しているの? 親が感染したら子も遺伝的に変わる仕組みだ。生殖細胞の遺伝情報が変化しないと、その個体一代で終わり、進化にはつながらないのから。もっと大き な疑問。 「利他的」というのなら、その情報を受け取ることが宿主にとっては有利でないといけない。そうなの? ほとんどが不利か中立な気がするが。ウィ ルスに感染しにくい遺伝的性質の個体と感染しやすい遺伝的性質の個体がいれば、確実に、前者の方が広がっていくでしょう。さらには、 遺伝情報の伝搬は、ウィルスにとっては不利でないといけない。自分を犠牲にして他に尽くすのが利他的なんでしょ? ウィルスにとっても有利なら、相利共生という言葉の方がましだ(実際には、相利共生の訳がないけれど)。「かくしてウィルスは私たち生命の不可避 的な一部 であるがゆえに、それを根絶したり撲滅したりすることはできない」。根絶撲滅は不可能だろうけど、その理由が違うだろうが!

修論調査の様子見のために泉ヶ岳へ。ほんの数輪咲いていた。しかし、集団全体としてはまだ眠っている感じだ。目覚めまで2週間くらいか?
修論の投稿論文化。本日ついに英文校閲に出した。戻り次第投稿だ!
新しい研究の方向性が見えてきた。これで行くか。しかし、どういう解が出てくるのか見当がつかない。
4/2(木) の進歩 Native writer
昨日返ってきた論文は、英文校閲会社に校閲して貰っていたものであった。それでも「英語が悪い」との指摘があった。英文校閲会社の校閲者は非研究 者である。やはり、内容を理解できないとちゃんとした校閲を出来ないのであろう。かたや、昨日英文校閲をお願いした方は、英語母語の生物学者であ る。なのでいつも素晴らしい校閲をして下さる。
 改訂内容を説明する手紙に、英語母語の生物学者に校閲して貰ったと説明するために、"a native speaker of English"と書いた。------------ しかし、喋って貰う訳ではないんだよね。"a native writer of English"にするか。でもこれ変な感じ。"native language is English"にすべきなのか。

新年度最初の月初め談話会があった。皆、新しい研究に向けて動き出す。今年度も頑張っていこう!
 みんな、学年が一つ上がったんだね。ちょっと新鮮な気分だ。

四年生の調査のお手伝い。昨日の雨のせいか開花していない。場所による違いも大きい。調査個体のない一帯ではけっこう開花していたりす る。意地が悪いやっちゃ。
理学部の講義もネット配信になるらしい。具体的にどうやるのかはさっぱりわからない。一番恐れているのは、ネット講義をしたつもりでい て、実は全然配信されていないこと。しかも私は気づいていない。笑ってしまうな。
4/1(水) の進歩 玉音放送
本日13時に、生命科学研究科長から、新型コロナウィルスにどう応じていくのかというネット配信があった。研究室一同、整列して拝聴した。宮城県 の感染者は7人となった。対応を誤れば感染が拡大してしまうだろう。感染阻止のため、出来ることをすべてやらなくてはいけない。さしあたっては、 毎年恒例の春のバーベキューは中止だ。研究科長からも、懇親会・食事会を絶対に開いてはいけないというお言葉があった。研究活動は、差し支えのな い範囲内で続けていきたい。それにしても、いつ収束するのか。
雨模様の中、三年生 ---- 違った、今日から四年生だ ---- の調査のお手伝いに行った。ほとんど開花無し。今宵も雨。明日も期待できないか。
投稿論文にコメント。さあ、英文校閲に向けて秒読みだ!
投稿中だったシミュレーションモデルが帰ってきた。要改訂であった。やった!レフリーコメントを見ると、投稿した論文の文章ほとんどその ままと思える文があちこちに長々と並んでいた。???。どうも、論文から文章をコピーし、それに修正を加えたものをそのまま載せたらしい。英語が 悪くてわからないとのお叱りであった。反省。修正文を読んでみると、確かにこの表現は英語母語でないと出て来ないと思った。これら修正文を改訂稿 に丸ごとコピー。こうした修正以外の重要コメントには、正直なところ「やった!」と思ったものがあった。理由は説明しないが、来て欲しいと思って いたコメントであったのだ。これで、私が願っていた修正が出来る。よかったよかった。一日かけて修正し、英文校閲に出した。よろしくお願いしま す。