「これから論文を書く若者のために」
出版へ向けての進行状況

若手研究者のお経
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4/30(火)の進歩 無し 午前中、生物学科三年生向けの生物学演習。今日は、ミツバチが、蜜源から巣までの距離をどうやって測定しているのかということを調べた論文を読んだ。ミツバチは、自分が飛行すると共に回りの風景が動いた角度を元に蜜源への距離を測っているということが、何とも美しい実験で示されていた(実を言うと、友蔵・くにっちコンビが TREE セミナーで紹介した論文を使わせてもらったのだ)。
 友蔵の実験用テントの設営場所に暗雲が立ちこめている。設営許可がおりていた核理学研究所内の敷地は、ものすごい湿地で実験に不向きであることが判明したのだ。困り果てて農学部の吉岡先生に相談したところ、良い場所をご教示して下さった。本当にありがとうございます。
 さあ今夜は、ナビスコカップの仙台対柏戦だ。初戦(仙台1-5磐田)の鬱憤を晴らしてくれ。
4/29(月)の進歩 無し 和室の前に和風の花壇を作るべく立ち上がった。まずは、西公園の植木市に行って清楚な花を調達。コマクサだのシラネアオイだのが堂々と売られていた。いいのかね、いったい。買う方も買う方だが。続いて、ガーデンガーデンに行って、柵だの土だのを購入した。帰宅後、柵をとんかちで打ち込んだり、土をうにうに混ぜたりして花壇作りをした。花壇はなかなか上品に仕上がった。しかし花壇の回りは雑然と汚い。温風ヒーターの室外機がすぐ側にあるというのも重大な欠点だ。追々回りも整備して、美しい空間にしていこうと思う。
 4時から、日本代表の試合を見た。日本の FW は相変わらず決定力が無いねえ。なぜ、山下を使わないのかと怒ってしまった。山下の決定力はすごいよ。西沢がはずした右からのシュート、山下なら絶対に決めていたと思う。
4/28(日)の進歩 無し 一日、家のために働いた。すなわち、午前中は掃除と窓拭き。去年は大掃除をしなかったので、久しぶりの窓拭きとなった。手が届く窓は完璧に仕上げた。しかし吹き抜けの窓は、高くて手の施しようがない。積水ハウスが窓拭きをしてくれるというはずだったのに、頼んでもなしのつぶて。いい加減にしてほしいなこの会社。
 午後、ダイシンに行って季節の花を見つくろってきた。そして玄関へと続く階段横の花を新規一転した。
 ついでにダイシンに、フェンスの設置を頼んだ。実を言うと我が家には秘密があったのだ。道路から見える範囲しかフェンスをしておらず、隣家との境界には何も無かったのだ!そのためじゅりがたびたび脱走してしまう。今朝など、近所の子どもに捕獲されて送り届けられてきてしまった。というわけでついに、隣家との境界にもフェンスを設置することになったのであった。
4/27(土)の進歩 無し 昨日、てるちゃんが研究室を去っていった。ご家庭の事情でやむなく研究生活を断念し、新しい生活を歩むということ。いろいろお世話になりやした。就職が決まることを祈っています。
 午後は久しぶりにサッカーに行った。生物学科一年生の藤井君と君島が来ていた。期待の新人が登場ということだ。
4/26(金)の進歩 無し 薄倖の天才の勇名をはすべく仙台公済病院に行った。腎臓に脂肪の固まりがあって、機能にはちっとも影響しないのだけれど、「癌化しないとも限らないから、半年に一度定期検査をしましょうね」と宣告されていたのだ。というわけで、半年は面倒なので、四捨五入して一年に一度、定期検診に行っている。エコーを取って「異常ありませんね」と言われるのに正味 13 分。しかし、待たされに待たされて、4 時間半もかかってしまった。すっかりげんなり。「今度は、次のワールドカップの年に来よう」と思った。
 研究室に戻ると、熊ちゃんの調査許可(蔵王でハクサンチドリの研究をする)を取るのに、山形県の環境課に三顧の礼を尽くさないといけないことが判明した。電話ではわかならいのでともかく来てくれとのこと。すさーーっと車を飛ばして山形市内へと往復した。疲れた。
4/25(木)の進歩 無し イ・タポンの論文セミナー。先輩らしい気遣いに溢れた紹介の仕方で感心した。引き続き、森長と池ちゃんのセミナー。二人とも他大学から来たので、卒業研究の紹介をしてもらった。森長の卒論はりっぱな論文になりそうだ。池ちゃんは、卒論で培った経験に進化生態学的視点を加えて、修士での研究を発展させてくれることだろう。
 このところソフトをインストールすることが多いので、昔から気になっていることを書こう。インストールするときには必ず「使用同意書」が出てくる。そして、「同意する」「同意しない」のどちらかを選ぶようになっている。私は未だかつて、「同意する」しか選んだことがない。もし、「同意しない」を選んだらどうなるのだろう? 「そうですか。ではあなたには一生インストールさせません」とかになっちゃうのだろうか? 一度試してみたいとずーっと思っているのだけれど、「もしも」の場合の恐怖に打ち勝つことができない。経験者、どうなるのか教えて下さい。
4/24(水)の進歩 最終稿を印刷開始 最終稿を印刷発注したとのこと。刷り上がりが楽しみだ。
 一コマ目に学部三年生向けの講義。えらく人が少なかったので動揺した。遅刻者が三々五々やって来て 23 人となり、どうにか私も落ち着くことができた。私の講義は、受け狙いの導入をしてから本題に入る。せっかくだから受けて欲しいのさ。それに、イントロを聞き逃すと講義の狙いがわからなくて困ると思う。できるだけ遅刻しないで頂戴ね。追伸。三年生の藤岡君が熱心に質問してくれて嬉しかった(昼休みに、私の部屋まで質問しに来てくれた)。
 VIrtual PS 上の Windows を復旧するため、Windows を再インストールをすることに。インストールに随分と時間がかかり、午後が潰れてしまった。いい加減にして欲しいものだ。
4/23(火)の進歩 無し 午前中、学部三年生向けの生物学演習。古い花の色が変わることの適応的意義の論文を輪読した。
 午後から、Virtual PC 上で Systat を動かすことに再挑戦しようとしたら、Windows が立ち上がらない。「ディスクが壊れている」なんて、勝手なことを言ってくるし。
 そうこうする内に、IP アドレスの管理業務がふって湧いた。なんと私は、合同研究棟に住む生物教室関係者の IP アドレス管理係なのだ。こういう仕事、私ならばぜったい私には頼まない。なぜかと言うと、私ほどいい加減でテキトーで、おまけに物忘れが凄まじい人間はそうそういないからだ。頼まれたはずのことがまったく記憶に残らないのだから、自分ながら感心することしばしばだ。「料理の鉄人」の「私の記憶が確かならば」という台詞、あれは、ちゃんと覚えている人が言う台詞だろう。いい加減なことを言って、「だから、『私の記憶が確かならば』と言ったでしょう」と言っても通用しないに違いない。ついでに。和の鉄人が新しい人に変わったとき、「料理の別人」だと私は随分と喜んだものだ。
4/22(月)の進歩 無し Virtual PC 上で、Systat を動かすことに苦闘中。なにしろ重い。動きがとろい。おまけにうまくいかない。やんなっちゃう。というわけで、今日はとっとと帰ります。さらば。
4/21(日)の進歩 苦しくても勝つ FC 東京に我慢の勝利! 今日は、W杯のための中断前の最後の試合。前節負けたので、是非とも勝って上昇機運で中断したいものだ。もし負けたら、このまま 25 連敗?なんて心配も漂ってしまう。
 前半、FC 東京の素早い攻めにやられっぱなし。少ないボールタッチで右に左にボールをふられ、仙台は右往左往。素早くボールを回されるのでプレスをかけることができない。逆に、仙台がボールを持つと、あっという間に 2-3 人に囲まれてボールを奪われてしまう。仙台の中盤はまったく機能していない。FW も良いところ無し。出場停止のマルコスの替わりに先発した藤吉は、何の役にも立たっていない。山下もジャーンに押さえ込まれてしまっていた。正直、これは勝てないと思った。しかし、FC 東京の決定力の無さに救われて、0 対 0 で前半を終えた。
 ところが後半になると、仙台がペースを掴むようになった。FC 東京の足が止まってきたのか?そして後半 15 分、シルビーニョのコーナーキックを小村がヘッドで合わせ先制!苦しい試合でセットプレーをきっちり生かす。これぞ巧者の闘いだ。勝てると思いこんでいた FC 東京は浮き足だった。FC 東京が上がり気味となったために出来たスペースを仙台は面白いように使う。後半 30 分には、リカルドからの縦一本を山下が走り抜けて右足でゴール!終了間際には、左のスペースに切り込んだ岩本が中に折り返すと、山下が態勢を崩しながらもゴール!終わってみると 3-1 の大勝利だった。
 帰宅後、風呂上がりのビールを飲みながら試合のビデオを楽しむ……。ところが、TBC は最悪だった。10 分おきに CM を入れるのにまず愕然。試合中に CM を入れるなんて気違い沙汰の行為だぞ。おまけに、プレーそっちのけで、わけの分からないアップを多用するし。極めつけは小村の得点シーン。守勢の仙台が掴んだ、コーナーキックという絶好のチャンス。サッカーを知っている人間ならば、その大切さはわかりきっていることだ。ところが TBC、コーナーキックの最中にのんびりとリプレーを流していた。映像が切り替わったのはゴールの後。唖然。サウンド・オブ・ミュージックの、ドレミの歌のシーンをカットされた気分だ。TBC よ、サッカー中継を一から勉強しなさい。。
4/20(土)の進歩 無し 今日は、我が家での酒井研の新入生歓迎パーティー。毎年恒例となった。
 朝、じゅりに狂犬病の予防注射をさせるべく、注射会場の太白区役所隣駐車場へ。たくさんのワンころで賑わっていた。キャバリア(じゅりと同じ種類)もいた。しかし何か、じゅりとは縦横比が違う。じゅりは細長い感じ。でもきっと、向こうの方が本当のキャバリアらしいのだと思う。注射は一瞬で済んだ。相変わらずじゅりは、注射されたことに気づいていない。注射はこれで四度目だというのに、じゅりは今だかつて、注射されたという自覚を持ったことがない。
 注射を終えたその足で朝市へ。美味しそうな魚を探して徘徊する。朝市で魚を買うのは一種の賭けだ。魚に触らしてもらえないので、鮮度が見分けにくい。そんでもって、新鮮な魚に混じって古いのも置いてあるのだ。というわけで、平目・鯛・鱸・鯣烏賊・本鮪・牡丹蝦を購入。私自ら魚をさばいて刺身にした。
 会は本当に楽しかった。料理が足りなくなって、ストロベリーコーンズのピザを注文するという出来事もあったけれど、とても良い時を過ごすことが出来たと思う。いろいろ判明したこともあった。ここに書くと怒られそうなので秘密にするけれど、「おー、おー、おー」であった。くにっちに将棋で負けたのは、「わ・ざ・と」さ。ベガルタ仙台のために私が不幸を引き受けてやったのだ。それと、信太郎は実は強いに違いないと思った。あとは、池ちゃんの「犬拒否症候群」が完治することを祈るのみ。じゅりと遊べないなんて、人生で大切なものを失っているよ。
 さあーみなさん、また遊びに来て頂戴ね。
4/19(金)の進歩 無し しいちゃんに、「もう2度とああいうのは買わない」と誓わせた物ってなんなのだろう? 以下、想像。

・21 世紀型缶ジュース:ザ・ものすごくマズイ <-- 嘘と偽りに満ちた 20 世紀への決別だ。中身を的確に表した名前の缶ジュースが登場!(20 世紀型思考に慣れていたしいちゃんは、「本当は美味しいのかも」と深読みしてしまったものと思われる)。
・21 世紀型折りたたみ椅子 <-- うっかり折りたたむと二度と元に戻らないという椅子。使用者はどきどきハラハラだ。「中身を的確に表す時代」の 21 世紀では、「折りたたみ兼開き戻し椅子」でないと元に戻らないのだ。

 友蔵から、昨日の論文セミナーの訂正メールが届いた。「緑の葉を背景にしたときに、ハチにとっては青が一番見分けやすい」というのはお詫びして訂正すべしとのこと。
 午前中は、来週の水曜日の講義の準備。今年のモットーは、早く準備して、最新情報を講義に取り込む余裕を持たせることなり。
 午後、Systat の使い方に慣れようとうにうにしていた。そしたら電話があって、友蔵のテント用地がまたしても使用不可。XXX(伏せ字)。しかし、三神峯の核理学研究施設内の敷地を使わせていただけるとのこと。さっそく現地を見てきた。
4/18(木)の進歩 無し 勢いで、Mac OS X にしてしまった。というわけで、OS X 用のソフトをインストールしたり、OS X をいろいろいじくって、操作の勉強をしたりした。
 友蔵の論文セミナー。マルハナバチは生得的に、青っぽい花が好きらしい。緑の葉を背景にしたときに、ハチにとっては青が一番見分けやすいのだそうな。人間と随分違うねえ。
 生物学科一年生の三人が部屋を訪ねてきた。その内の一人は藤井君で、彼が最初に私のところに来たのは高校二年生のとき。進化に関する研究をしたいそうだ。植物の進化生態学はどうだい?
4/17(水)の進歩 初版が 2000 部に増えることに おかげさまで予約が好調。当初は 1500 部しか刷らない予定だったけれど、2000 部刷ることになった。みなさま、どうもありがとうございます。それと、索引の校正もした。
 今日の、学部三年生向けの講義は 25 人に増えていた。初回は 17 人だったというのにね。昨日の生物学演習のときに、「明日は私の講義だ」と脅迫したことが功を奏したか。それにしても、二回目で 7 人も増えるなんて初めての体験。
 「はなかみ(使用済み)」は回収しないという緊急情報が入った。改めて回収品のリストを見ると、「ミックスペーパーとして再生可能な紙の種類」というタイトルの下に30種類ほどの紙の種類の表が載っている。そしてあるものは背景が白、あるものは背景が網掛け。はなかみ(使用済み)も背景は網掛けで、網掛けの物は回収しないというつもりらしい。しかし背景が白と網掛けの説明はどこにもない。これは、「わかりにくい」どころか「絶対わからない」文書だ。こういう文書を見ると私はものすごく腹が立つ。当事者を呼びつけて、「おまえは馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ」と徹底的に言い含めたくなる。
4/16(火)の進歩 無し 午前中は、学部三年生向けの生物学演習。英語の論文を読んでもらう演習というわけで、10 人ほどの学生を相手に逐語訳の論文読みをした。
 さあ、久しぶりに時間が取れたから、Virtual PC をインストールして Systat を使えるようにしようともくろむ。systat はウバユリのデータ解析のためにわざわざ買った物。ところが、Mac OS 9.1 以上でないと Vertual PC は使えないことが判明し、9.1 へアップデートするためにどたどたしてしまった。
 仙台市は今年度から、ゴミの分別回収に力を入れている。その関連か、事務から、分別回収する紙類のリストが通知されてきた。回収品の一つに、「はなかみ(使用済)」………。コメントは控えます。
4/15(月)の進歩 著者プロフィールの校正 著者のプロフィール(本とかによく書いてあるやつ)を書いて送っていたのだけれど、その校正が来た。論文のことや研究のことはろくに書かずにサッカーのことばかり書いてある。これじゃ、著者の信用つうものが得られないかもしれないな。
 ワールドカップチケットの第三次販売の予備抽選に当たった。晴れて本抽選へ。当たった試合はなんと、決勝トーナメント一回戦の H 組一位対 C 組 二位。日本が一位で勝ち進んだら日本の試合になる。わーわーわー(<-- パニクっている)。くじにはからきし弱いけど、どうか本抽選に当たってくれーーー。お願い。
 友蔵が実験に使わせたもらう予定だった土地が、今になって却下となってしまった。そんな。別の場所を示唆されて、また一から交渉だよ。とほほ。
4/14(日) 完敗 浦和レッズに完敗した。延長戦にもつれ込んだものの、90分で、1-4 で負けてもおかしくない試合だった。
 電車で利府まで行き(仙台で在来線に乗るのは何年ぶりだろう?)そこからシャトルバスで宮城スタジアムへ。仙台駅も利府駅もすごい力の入れようで、両駅とも、ベガルタ仙台対浦和レッズ戦のために存在するかのようだった。さすが、W 杯のシミュレーションだ。次に宮城スタジアムでやるときに、これだけ一所懸命対応してくれるのだろうかと不安になってしまった。スタジアムの入り口は長蛇の列。そして、「ふつうの入場チェック」と「W 杯本番用の入場チェック」の二つに分かれていた。面白そうだから「W 杯本番用の入場チェック」に並んだ。両手を広げたところを金属探知器でうにうにされた。
 試合は、前半こそ良かった。しかし後半は足が止まって、浦和に好きなように切り裂かれた。DF の裏を狙うという攻めの単純な繰り返しに着いていけない。中盤を全然作ることができないので、仙台のツートップは孤立。ほとんど形を作ることができなかった。シルビーニョの孤軍奮闘が目立つのみであった。浦和がさんざん外してくれたおかげで 90 分で決まらなかったというだけの話。
 本日の敗因は三つ。
 第一に、福永が、前半途中で負傷退場したことが痛かった。チームのために走り回る彼がいないと攻撃力が半減することがよくわかった。替わりに入った山田は運動量ゼロで、ろくな仕事ができずに終わってしまった。後半途中、治療を終えた福永が、スタッフの肩に掴まって足を引き吊りながらベンチへとやって来た。もちろん仲間を応援するためだ。悔しかったろうなあ、勝ちたかったろうなあ。涙。
 第二に、岩本が最悪だった。厳しいマークに嫌気がさしたのか、突っ立ったままでろくに動かない。勝負して突破しようともしない。岩本駄目なら中盤こけるだった。
 第三に、宮城スタジアムも悪い。陸上トラックのせいでピッチが遠く声援が届きにくい。それに屋根がちょっとしかないので、声援が空に抜けてしまう。そのため、アウェーチームを萎縮させるあの雰囲気を作り出すことができなかった。やはり、仙台スタジアムが我らのホームだ。ついでに、陸上競技場はサッカーを見るところではないとつくづく思った。ピッチが遠くて、向こうで何かやっているという感じ。SS 席の料金払って C 席に座らされた気分だ。
4/13(土)の進歩 無し フッキーのフィールド探しのために、暁子とじゅりとフッキーで蔵王に行った。ロープウェーの途中駅で降りて、そこから別のロープウェーの駅までを歩く。誰も通らない道なので、じゅりの紐を放して自由にさせた。オオシラビソ(フッキーの調査材料)の様子を見ながら進む雪道は楽しかった。途中、スキーゲレンデを登る道があった。軟弱者二人はリフトに乗ってしまった。私とじゅりはちゃんと歩いて登った。これならフィールドとして問題無しと満足し、後は下るだけ。気分が良かったので歩いて下ることにした。国体コースという急斜面のゲレンデを下る。私は、スーパーの買い物袋を尻に敷いて、雪のゲレンデを滑り降りた。バランスを取るのが難しいけど面白い。後ろを振り返ると、じゅりがすぐ後ろをだだだだっと走って追いかけていた。さすが四つ足。四輪駆動には雪の斜面も関係ない。滑り降りる飼い主のすぐ後ろについて走り降りるじゅり。なかなかの構図だと思った。終わってみると、私もじゅりもびちゃびちゃになっていた。というわけで、温泉に入って本日を終えた。
 さあ明日は浦和レッズをやっつけるぞーーー!
4/12(金)の進歩 無し 「植物のかたちーその適応的意義を探る」の校正を全力で終わらせた。京大出版に返送してお役ご免だ。
 午後、講義の準備。利他行動の進化をやるので、最近 Nature に出た、懲罰的利他行動の論文などを読み返した。
 その他は憂鬱に過ごした。
4/11(木)の進歩 無し 予約受付の情報を見た方から申込が届くようになった。ありがとうございます。
 ヒラガは雌雄異熟の進化に興味を持ち始めた。自分で一所懸命調べて勉強している。頼もしい限りだ。それと、横ちゃん、ヒラガのことでもお世話になります。ありがとう。
 ああ、こんなことに時間を使ってはいけないと思いつつ、プロジェクトX 舞い降りよベガルタ - 表紙にかけた男たちの闘い - というものを書いてしまった。
 京大出版から出る、「植物のかたちーその適応的意義を探る」の校正を必死になって続ける。明日中に返送するよう厳命されてしまった。
 研究室中で、日曜日のベガルタ仙台対浦和レッズ戦をそわそわと楽しみにしている。けしからんことに浦和レッズを応援するものもいて、和気あいあいだ。<--- どちらのサポも軽く勝つつもりになっているので、和やかに笑いあっているのだ。しかしフッキーよ、本当に勝つのは仙台だぞ!
4/10(水)の進歩 このページに、予約受付の情報を載せた 何人かの方に予約の問い合わせをいただいた。ありがとうございます。というわけで、予約受付の情報を載せることにした。
 生物学科三年生向けの講義がいよいよ始まった。しかし今年は受講者が少ない。例年の半分くらい。何でなの?でも頑張ります。
 講義が終わった後、池ちゃんが研究材料とするかもしれないヒバの林を見に行った。なんとも不思議な生き物。あ、ちなみにヒバとはヒノキアスナロのことです。
4/9(火)の進歩 ポスターを自作して貼る 宣伝用のポスターを自作して生物棟に貼った。私の講義を受けた生物の学生さん、最終回に行った「論文の書き方」の講義を覚えていますでしょうか?あれの千倍くらいは役に立つはずだよ。
 購入案内をメーリングリストに流して 24 時間経過した時点で 97 冊(内 10 冊は私への直接の購入申込)の予約が入っている。多いのか少ないのか? 初版は 1500 部しか刷らないので、どうぞお早めにお申し込み下さい。
4/8(月)の進歩 価格と発売日決定 価格と発売日が決まった。税込み価格 2625 円(本体 2500 円)で 5 月 20 日に発売の予定。おーー。ベガルタ仙台が絶好調のおかげで売上が伸びるかな?なにしろこんな表紙で、しかもこんなイントロの論文の例が出てくる本だから!著者割り情報をさっそくメーリングリストに流した。皆様、助けると思ってどうか買って下さい。
 生態学会ポスター賞の後始末。審査委員をして下さった方々へのお礼と、次回に向けてのアンケート(審査員対象)を取った。案の定、かなり手厳しい意見もいただいてしまった。一言愚痴。私の発案でポスター賞を始めたと大部分の人が思っているようだけど、本当は違うんだから。生態学会全国委員会の決定事項なんすよ。
4/7(日)の進歩 無し 東北ハンドレットに行って、先行予約していた DVD を購入した。でも、ディスクが壊れているのか読み込むことができない。とほほ。というわけで、昨日から三度も鹿島戦のビデオを見ている。
4/6(土) 力は本物だ!王者鹿島に敵地で完勝 今日はいよいよ敵地で鹿島戦。7:30 に車で出発、東北道・常磐道を鹿島へと向かう。途中、応援ツアーのバスや仙台の旗をひらめかせた車に会ったりして嬉しい気分となる。いわきに 10 時前に着いた。余裕だと思ってしまい、アクアマリン福島に行って、小名浜で寿司を食べることにした。アクアマリン福島は、真鰯と片口鰯の大群がすごかった。12 時頃に小名浜を出発。しかし鹿嶋は遠かった。おまけに水戸付近で渋滞。キックオフ一時間 30 分前というのに、「鹿嶋 50 km」の看板を見て愕然とした。結局、キックオフ直前にスタンドに駆け込んだ。
 今日は、コアサポに混じって応援。初めての経験だったけれど、歌は知っていたしすんなり溶け込むことができた。仙台サポは 4000 人(1000 人と書いていた朝日新聞地方版の記者。それはバスツアーの人数だ。ちゃんと取材しなさい。現地で見れば、1000人なんてものじゃないことはすぐに分かるはず)。右を見ても左を見ても黄金色に染まっているゴール裏に感動した。かの鹿島スタジアムを半ばホーム状態にしていた。
 鹿島はやはりうまかった。しかし仙台も忠実に守備をして決定的場面を作らせることはない。前半は慎重にという作戦だったようで、作戦通り、0-0 で前半を終えることができた。後半に入ると、岩本が左サイドに高く張り付いて、鹿島の右サイドバック名良橋が上がったスペースを使う作戦に出る。これがずばりはまったのが後半 29 分。仙台左サイドゴールライン近くのスローインを名良橋が投げ込む。鹿島の右サイドに出来たスペースには岩本が潜んでいた。そして仙台がボールを奪うと、シルビーニョが正確なロングパスを岩本へ。胸でトラップし間合いを計る岩本。鹿島センターバックの秋田を引き吊りだした。そして、ゴール前に走り込むマルコスにピンポイントのセンタリング。鹿島左サイドバック中田の目の前でヘッドで合わせ、待望の先制点を上げた。半分信じられなかった。鹿島をリードするなんて。鹿島は焦る。なにしろ、「J1 の厳しさを教えてやる」つもりの相手に点を取られちゃうんだから。そして仙台はその焦りにつけ込み、山田・マルコスのコンビで二点目を取っちゃった!わーお。試合終了のホイッスルと共に、私ははじけやした。仙台は実に良いサッカーをした。完勝だったと思う。
 でも帰りは大変だった。何しろ、駐車場を出るだけで二時間以上かかってしまったのだから。ぎりぎりに着いたために奥深く駐車してしまったせいもあるのだろうけど、うんともすんとも動かない。2,7300 人でこれなんだから、ワールドカップで満員になったらどうなるんだ?結局、家にたどり着いたのは午前一時。八時間かかってしまった。帰宅後、ビデオを見ながら祝杯を上げ、三時過ぎに寝た。大変だったけど、素晴らしい一日だった。
4/5(金)の進歩 索引の言葉拾い完了 ゲラ返送 索引に載せる言葉選びも終わった。ゲラを返送。これでもう私がやることも無いと思う。後は出版を待つのみ。
 原田っちと箱山さんが登場。原田っちは11ヶ月ぶりの復帰となった。おめでとう!
 今年度最初の談話会(先月の研究と今月の研究予定を報告する会)をやった。みんな、すがすがしく明るい気がする。さあ、頑張っていこう!
 森長君に「愛称どうする?なんて呼ばれたい?」と聞いたら、「『森長』がいいです」(『森長』いいです」ではない)と強く言われた。さては、適当に呼び名をつけられるのを警戒したか。
 さあ明日は、ひとっ走り鹿島をやっつけに行くぞ。
4/4(木)の進歩 校正完了 索引の言葉拾い 校正が終わった。一回目に比べると二回目は楽だった。でもって、索引に載せる言葉を選んでいる。これがけっこう難しくて悩んでしまう。こんな架空の論文を題材にするくらいだから、サッカーの話があちこちに出てくる。そしてついつい、「ベガルタ仙台」だの、「コンサドーレ札幌」だの、「モンテディオ山形」だの、「日本代表」だのといった言葉を索引に載せてしまう私。いったい何の本なんだ?
 午後、学生の席替えと私の部屋の模様替えをした。かなりメンバーが入れ替わったので、心機一転の席替えであった。私の部屋もうにゃうにゃ動かして、原田さんと箱山さんを迎え入れる準備にいそしんだ。
4/3(水)の進歩 ひたすら、ひたすら、ひたすら校正 昼からひたすら校正をした。疲れる。でも頑張っております。きっと明日には終わるでしょう。
 午前中は論文のレフリーの続き。編集長からの催促の甲斐あって、無事終了した。催促はされてみるものだなと思った。
 鹿島スタジアムへ、5000人の仙台サポーターが集結との噂が流れている。わーお。仙台スタジアムを埋め尽くすサポーターの1/4が敵地に乗り込むということか?鹿島サポも熱狂的とはいえ、これならば仙台の選手も寂しい思いをしないであろう。私ももちろん行く。車で行くつもりだけれどどれくらいかかるかなあ。それと駐車場はどうなるのだろう。帰りは大渋滞するらしいのも気がかり。
 心配なのは、小村と岩本の怪我。はっきり言って、この二人がいないと勝てない。どうか、土曜日までに全快してくれい!
4/2(火)の進歩 表紙完成と校正 表紙が完成した。さんざん我が儘を言って、願い通りの表紙にしてもらった。感激。宮城県内での売上倍増は間違いないであろう。それにしても、私が作った素案に比べると随分立派で迫力があるなあ。さすがプロの仕事だ。
 池ちゃん・熊ちゃん・ヒラガのテーマ相談。少しずつ少しずつ形にしていこう。焦ることはないしね。
 レフリーをやっている。理論の論文は難しくてかなわんわ。
4/1(月)の進歩 第二校のゲラ到着 実を言うと、第二校のゲラが先週到着していた。しかし生態学会で忙しくそのままほってあった。というわけで、今日届いたという気持ちで臨む。
 新四年生と岩手大から来た池ちゃんに、OVID の使い方を講習。二時間くらいかかった。しかしこれで、OVID を用いた文献検索と EndNote を用いた文献管理は完璧だろう。さあ、ばしばし論文を読んで頂戴。
 とある情報筋によると、鹿島アントラーズは、仙台戦の後にトークショーをやるらしい。うーむ、もしかして、試合に勝ってすがすがしくトークショーと決めてかかっているのか?上等じゃないの。重苦しい雰囲気の反省会に変えてやろう。