「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
7/31(火)
の進歩 ガス台撤去
酒井研改修の最後の作業が行われている。私の居住部分にあるガス台を撤去するのだ。面倒な作業らしく、職人さん二人が色々と話し合いながら進めて
いってくれた。一時間ほどで作業完了。とりあえず、本棚を移動して、廊下に出してあった本を入れた。本棚は3つから2つに、キャビネットも3つか
ら2つに減った。その気になれば減らせるものだね。それでも、居住区内は広くはない。当初は、本棚3つとキャビネット3つを入れるつもりであっ
た。そうしていたらどうなったことか。
今日明日と、東北大のオープンキャンパスが行われている。全国から高校生がやって来て、各学部学科を見学するのだ。私がいる理薬キャンパ
スも高校生で溢れている。生物学科も、各研究室が研究内容を紹介する展示を行っている。酒井研の皆も、早朝から訪花昆虫の採集をしたりして準備を
頑張ってくれた。その甲斐あり、花粉塊付きのマルハナバチを展示することができた。実態顕微鏡で私も見たけれど綺麗だった。準備を頑張ってくれ
て、高校生への説明にも勤しんでいるみんな、お疲れ様! 明日もよろしくね。
論文にコメント。優秀なり。英語の勉強になった。次は序論を書こう。
書類書きはほぼ完了。しばし寝かせることにする。
7/30(月)
の進歩 ペナルティエリアの外という感じ
年に一度の、胃の内視鏡の定期検査に行った。9時からの予約であったが、異様に待たされることを経験済みである。そこで今年は8時過ぎに病院に
行った。その甲斐あり3番目だった、というか、1時間近く前に行っても3番目なのか。さすが、ライバルは高齢
者。楽に検査して貰うために安定剤というものを使う。そのために、静脈に針を射す必要がある。その針から流し込むのだ。看護師
さんがまずは、私の右手内側をアルコールの布で拭いて消毒した。そして針を射し込んだのであるが。看護師さん、そこ、拭いていないと
思う。けっこう広々と拭いていたけれど、それのさらに外に見えた。ぎりぎり入っていたとしても、なんでわざわざ、拭いた部分の境界領域に射すの?
検査の結果は異常なしだった。良かった。これでまた一年間は酒を飲める。
某書類書きを始めた。正直なところ、書くかどうかかなり悩んだ。しかし書く! 笑わば笑えという感じ。
7/29(日)
の進歩 ダイシン夏祭り
今日は、ダイシン幸町店でダイシン夏祭りが行われる。ベガルタ仙台レディースのDF千葉 梢恵選手・市瀬
菜々選手のサイン会もある。応援がてら行ってみようか。しかし、相変わらず疲れが溜まっている。9時半という、私としては異様に遅い起床時間だっ
たのに、
朝食後にまた寝入ってしまった。それでも昼過ぎに起き、ダイシン幸町店へと出かけた。会場に着いた。そして14時から、両選手およびベガッ太のサ
イン会が始まった。ベガッ太のサインって、ベガッ太のなのか中に入っている人のなのか? と、レディースの、DF奥川 千沙選手・ MF三橋
眞奈選手・FW浜田 遥選手もいた。普段着で、一般客として来ていた。そしてサインの列に並んでいた。何であなた達が並ぶのか?
そんなこんなで、サインの列が途絶えることなく盛況であった。盛り上がって良かった。
明日、胃の内視鏡検査を受ける。夕食は20時までにすまさないといけない。大人しく休肝日として、きちっとした日本の食事を頂いた。一汁
三 菜。
7/28(土)
の進歩 勝ちきれず
ベガルタ仙台 2-2 セレッソ大阪。あと5秒を守り切れなかった。
試合は夜から。例によって、利久さんで牛タン定食を頂いてからユアテックスタジアム仙台に入った。大阪は中2日、我がクラブは中6日と、体力的
にはこちらが有利なはず。ところが、前半11分に早々に失点してしまった。しかし慌てることなく試合を進めていった。そして前半30分、MF中野
が左サイドを切り裂き、中に走り込んだFW西村にラストパス。それを西村が流し込んで追いついた。後半になっても膠着状態が続いた。引き分けの雰
囲気も漂ってきた後半39分に、仙台がコーナーキックを得た。そこからの混戦で、副審がオフサイドの旗を上げた。しかし主審は、ボールを出したの
は大阪の選手だときちっと見ていてオフサイドを取らず。そこからのクロスをMF蜂須賀がヘッドで流し込んで仙台が逆転した。あとはきっちりと守り
きれば良かったのであるが …………。追加時間の最後の最後に失点していまい、痛恨の引き分けとなった。まったく。
収穫もあった。新加入のハーフナー。空中戦は100%勝つし、足元がしっかりしているので、確実にボールをさばいてくれる。これで攻撃の幅が広
がるであろう。初得点も期待しているよ。
がっかりしながらスタジアムコンコースを歩いた。募金箱があり、アルバイトの方がその側に立っていた。ん?
なんと、○○さんではないか。吃驚。ずっとここでバイトしているの? 気づかなかった。
なんか疲れている。それでも午前中は、部屋の掃除をして、試験の採点をしてと、それなりに活動した。しかし午後は何もやる気が起きず。め
ずらしく昼寝などしてしまった。ただ、試合の時間になるのを待っている午後となった。
7/27(金)
の進歩 明日はセレッソ大阪戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台にセレッソ大阪を迎え撃つ(19時試合開始)。前節、サガン鳥栖を敵地で破り、前々節の無様な試合
(8失 点して惨敗)を少しは払拭した我がクラブである。明日も勝ってさらに払拭しよう。
日本代表の新しい監督に森保 一さんが就任した。サンフレッチェ広島を3度も優勝に導いた名将である。その手腕に期待したい。
仙台サポとしては喜びも一塩である。森保監督は我がクラブのOBなのだ。2002年に、長らく在籍していた広島から我がクラブに移籍した。とあ
る用件でベガルタ仙台の事務所にいたときに、「失礼します」と言って森保が突然入って来て吃驚したよ。そして主将として、J1に初昇格した我がク
ラブを引っ張ってくれた。残留争いの大切な試合で、「今日の試合は、選手生命よりもサポの願いの方が大切だ」という趣旨の檄を飛ばした。心意気で
闘ってくれる選手であった。仙台の血も流れている監督を篤く応援するぞ。
研究セミナーを行った。このところずっとやっているMathematicaシミュレーションの研究を紹介したのだ。談話会では何度も話し
てるけれど、ちゃんと聴いて貰ったことはないので。どうだった?
プレゼンについても意見を貰った。私自身が気になっている部分について、どっちが良いのか意見を聴くことが出来てすっきりした。
生物学科三年生が続々とレポートを提出しに来ている。アオキとカタクリの実習のレポートである。お疲れ様。提出期限を過ぎてしまうかもし
れないと心配な方へ。そこまで気にする必要はない。受け取る側の私が、いつを期限にしたのか忘れているので。
Mathematicaシミュレーション論文の改訂を進めた。とりあえず、今の段階で直せることは直した。あとは、追加のシミュレーショ
ンの結果待ちである。早く終わってくれ。
7/26(木)
の進歩 プレッシャーに弱いのか
このところ、右足の付け根の痛みがずっと続いていた。座ってから立ち上がるのが大変だし、階段を登るのも辛い。いつか病院に行こう。しかし色々
あって先延ばしにしていた。ようやく今日行こうとしたのであるが
………。朝起きてみると、痛みがすうっと取れていた。いや、微妙に残っているのだが随分と楽である。これならば病院に行く必要がないのではないか。そう思
い、様子を見ることにした。病院に行こうと思ったら痛みが取れる。プレッシャーに弱いと言うべきなのか否か。
論文セミナーがあった。異なる産地の植物の栽培実験って、環境条件をどう設定するのかが難しい。ある植物にとっては自分の環境に近く、あ
る植物にとっては自分の環境と異なる。そのため、可塑的な反応が、前者にはなく後者にはある。これでは、同じ条件で比較しているとは言えないかも
しれないのだ。さてどうすべきか。
Mathematicaシミュレーション論文の改訂を今日も進めた。関連論文を読み込み、私のモデルの新しい点を説明する文章を書いてい
る。良い感じになってきた。
7/25(水)
の進歩 研究室紹介
私による、生物学科三年生向けの研究室紹介を行った。一昨日から明日までの4日間で、各教員が自分の研究室を紹介するのだ。私の回の出席者は15
人ほど。その内、私の講義に出てくれていた学生は半分くらいであった。13分ほどかけて、酒井研の説明をした。内訳は、研究室の方針・研究内容が
11分、特典が2分。酒井研は、植物の進化生態学の研究を行っている。テーマは自由。皆が、自分がやりたいと思う研究を行っている。でももちろ
ん、研究指導はしっかりとしている(つもり)。「これから論文を書く若者のために」「これから学会発表する若者のために」の著者ということもあ
り、論文執筆やプレゼンに関する指導も強みのつもりだ。特典は、修論終了時に、ミシュラン一つ星「陸女寿司」に無料招待することと、我が家での飲
み会の時に私の手料理を振る舞うことなり。陸女寿司の美味しさは、ミシュランの星を持つ店が仙台に11軒しかないことからも推察出来ると思う。私
の手料理は本格和食。色々とこだわっているのだ。仙台朝市の店「金華山」と親しいこともあり、仙台の高級寿司店が出しているのと同じ鮪も手に入
る。大間産の本鮪大トロ、最高だよ。と、食の方に話が偏ってしまったが、植物の進化生態学に興味をお持ちの方は、ぜひ研究室見学に来て下さい!
生物学科三年生向けの講義の試験を行った。講義アンケートも書いて貰った。みなさん、どうもありがとう。来年以降の改善のために役立てま
す。
Mathematicaシミュレーション論文を投稿するための改訂を進めている。しかし、長考に入ってしまい手が進まず。どう直せばいい
のやら。部屋の片付けをするなどの逃避をしつつ、少しずつ考えていった。
7/24(火)
の進歩 中の大整理
昨日、研究室の私の居住部分の間仕切りが設置された。これで枠は出来上がった。次は内部を整えねばならない。出来るだけ什器を減らそう。キャビ
ネットは、現在3つあるのを2つにする。本棚も、現在3つあるのをあわよくば2つにしたい。というわけで、本棚に本等を入れつつ、不要な物を思い
切って整理していった。学術雑誌Evolutionary Ecology
Reasearchも捨てた。前回の粛正の時には、ネットで見られないかもと思って残しておいた。しかし、確認したところ見ることが出来たので粛
正。昔
撮ったスライド写真もかなり捨てた。山の風景だの植物だのを撮ったスライド写真である。デジタル化の前は、ネガの写真かスライドの写真であったの
だ。しかし今となっては見る機器もない。もっとも思い切った粛正は、古い論文を捨てたことである。キャビネットまるまる1つに入っていた論文をす
べて捨ててしまった。興味が変わっているし、そもそも、古いのでほとんど読むこともないし。「お手持ちの論文をPDFファイル化」なんて迷惑メー
ルが来るけれど、「けっ」という感じであった。かくして、ほとんど丸一日重労働であった。紙資源として出すので、いちいち縛るのが大変であった。
気分転換本棚の転倒防止の棒を買うためにダイシンへ。一人だったので、店内をじっくりと探した。しかしまた
しても会えなかった。ベガルタ仙台レディースDF千葉 梢恵選手に会えずに去ること、これで4度目。
7/23(月)
の進歩 間仕切り設置
本日、研究室の私の居住部分の間仕切り設置が行われる。
この図の中央下部分(丸テーブルがある部分)が私の居住部分である。ここを間仕切り(灰色の線)で囲う。朝から業者がやって来て、設置工事が始
まった。私は、自分の居住部分に机を置いて、作業の様子をちんまりと見ていた。何も無かった所に支柱が立てられ、間仕切りのパネルが1枚また1枚
と入れられていく。だんだんと囲われていくのを見て、これからの自分を考えてしまった。そしてとうとう、完全に幽閉されてしまった。工事の空間を
確保するため、机と本棚とキャビネットを私の居住部分の一角に押し込んでいる。そのため、私が、物置に入れられた状態になっている。これではあま
りだと、学生に手伝って貰って什器を移動した。と、それなりの空間になった。明日から、ぽちぽちと整理していこう。
Mathematicaシミュレーションを相変わらず続けている。並行して、他誌に投稿するための論文の修正も始めた。レフリーコメント
を読んで、直すべきところは直していく。意味ないコメントは当然無視。それにしても、世の中に、レフリーコメントほど不快な文書はないであろう
7/22(日)
の進歩 36.7度
仙台の今日の最高気温が36.7度だそうだ。信じられない。地球はどうなってしまうのか?
そんな暑さの中、覚悟を決めて庭仕事をした。昨秋に植えたビオラの花期も終わりで、いい加減に植え替えなくてはいけないのだ。雑草も酷
い。というわけでザ=ガーデンに行って、マザーゴールド・ブルーサルビアだのを多量に買い込んだ。そして家に戻り、ビオラ等の粛正を始めた。例年
は大型連休後に行っている作業である。今年は花期が長かった。しかしいつか終わりが来る ………
などという感傷にはひたらず、情け容赦なく抜いていった。新しく、マザーゴールド・ブルーサルビアらを植えていく。花が新しくなるとぐっと綺麗に
なるね。
しかし、花が全然足りないことが判明。やむなくまたザ=ガーデンに行った。買い足した花を植え付け、ようやく植え替えが終了。合計80株ほど買っ
てしまった。
作業中、薔薇が一株枯れかけていることに気づいた。猛暑のせいかと思い、庭全体に水やりをすることにした。普段は、芝生にしか水やりをしないの
であるが、猛暑続きで全然雨が降っていない。さすがにまずかろうと、今季初の全体水やりとなった。30分くらいかかってしまった。
その後、薔薇の花がら取りと雑草取り。スギナという生き物を発明した奴を問い詰めてやりたい。抜けども抜けども出てくる。いったい何が目的か?
夕刻、シャワーを浴びてさっぱりした後、BSで札幌対磐田の試合を見た。アナウンサーが、「ワールドカップが終わり再開した前節では、合
計35点も入りました」という趣旨のことを言っていた。ワールドカップで刺激を受けたという意図のようだ。はい、そのうちの8失点が我がク
ラブです。
本当ならば我がクラブの試合を応援したいところであった。しかし、DAZNがちっとも繋がらないので、諦めて退会してしまった。ベガルタ仙台
1-0 サガン鳥栖。試合終了間際の得点で勝ったらしい。やった。フェルナンド=トーレスも出て来たそうだ。本調子になる前でよかった。
7/21(土)
の進歩 除霊される
ようやく除霊された。インターフォンが勝手に鳴るという幽霊屋敷になっていたのである(7/8 の進歩参
照)。とりあえず、インターフォンを封じる施しをしてもらい、幽霊に鳴らされぬようにしておいた。そして今日、新しいイン
ターフォンが設置された。かわりばえがしないのでちょっと残念。スマートフォンに繋がるものもあるのだとか。それならば、自宅2階にいるときに、
いちいち居間の室内機まで行く必要がない。来客の半分が「神を信じますか?」である我が家としては、室内機まで行く手間を省くこと
は重要なのだ。
今日は自宅でお仕事。論文にコメントしたり、論文にコメントしたり、レポート作成法の提出レポートの採点をしたりと。頑張った甲斐あり、
午前中に終えることが出来た。
7/20(金)
の進歩 明後日は鳥栖戦
ベガルタ仙台は明後日、敵地でサガン鳥栖と闘う(19時試合開始)。前節、あまりにもみっともない負け方をしてしまった我がクラブである。明後日
は絶対に勝って、嫌な雰囲気を払拭しないといけない。フェルナンド=トーレスが出場との噂である。しかし気にすることはない。必勝あるのみだ。
研究室の私の持ち物の整理を始めた。23日に、私の居住部分を間仕切りで囲う工事が行われる。それにあわせて、思い切って物を捨てること
にしたのだ。今日はまず、机の左袖に溜まっている、過去の英文校閲の原稿を捨てた。ネット利用ではなくて、打ち出した原稿を校閲して貰っていた時
代のものである。英語の勉強になると思って残しておいたのだが、結局1回も復習しなかった。原稿の地層を掘り進めると、論文の図の原図が出て来
た。昔は、レタリングセットを使って、手描きで図を描いていたのだ。そして、台紙に貼り付けて丁寧に梱包し、投稿先に送っていた。懐かしい。文化
遺産として学生に見せてあげた。
研究セミナーがあった。論文化を進めておくれ。よろしく!
7/19(木)
の進歩 学生による研究室紹介
院生会主催の、学生による研究室紹介があった。対象は、生物学科の三年生である。10月から卒業研究の研究室に配属となるので、研究室選びの参考
としてもらうのだ。酒井研も、頑張って準備をしてくれた模様である。発表順が一番最後という不利な条件であったが、ちゃんと集まってくれたらし
い。話しも受けたとか。それはよかった。三年生の皆さん、是非、研究室見学に来て頂戴!
論文セミナーがあった。確かに、適応度に対する影響の頻度分布は重要だ。どうなっているのか知りたい。それにしても、人間の適応度をどう
やって測ったのか?
研究セミナーの準備を続けた。頑張った甲斐あってかなり進んだ。
昨夜、J1が再開した。我がクラブはというと …………。呆れたわ。なんと8失点して負けた(ベガルタ仙台 2-8
横浜Fマリノス)。次から次へと、いとも簡単に点を取られた。ワールドカップが終わったばかりということもあり、ブラジル大会での「ブラジル
1-7 ドイツ」を思い出してしまった。中断中に熊本キャンプで鍛えたはずなのに、いったい何をやっていたのか。次はきちっと立て直せよ。
7/18(水)
の進歩 J1再開
ワールドカップは終わった。しかしもちろん、サッカーは永遠に続く。中断していたJ1も今夜再開される。ベガルタ仙台は、ユアテックスタジアム仙
台に横浜Fマリノスを迎え撃つ(19時試合開始)。中断中に我がクラブは、MF矢島・FWハーフナーを補強した。戦力が増強されて強くなっている
ことであろう。それを言うなら、MFイニエスタを補強した神戸やFWフェルナンド=トーレスを補強した鳥栖と比べて相対的にどうなんだと思うが。
ともかくも、再開初戦をすかっと勝利したい。
生物学科三年生向けの講義の最終回をした。恒例の、「これから論文を書く若者のために」という話であった。この講義を担当するようになっ
て以来、伝統的にずっと話してきている内容である。言わば、「これ論」の原点とも言えるものだ。ここで培ったものが「これ論」に昇華していった。
逆に言うと、伝統をずっと守った形にもなっている。「勧善懲悪イントロダクション撰集」というものを使い講義しているのだ。他所で論文の書き方の
講義をするときには使わない撰集である。この撰集での講義は、本学生物学科三年生しか受けることができない。伝統芸能に接する気持ちで聴いてくれ
たらと思う。
というわけで三年生の皆さん、半年間ありがとうね。是非、研究室見学に来て頂戴!
27日に、酒井研の研究セミナーの発表当番が当たっている。今日からその準備を始めた。適応的な近交弱勢の話をする。談話会ではたびたび
話しているけれど、ちゃんと紹介したことがない内容である。頑張って、わかりやすく説明するからね。
7/17(火)
の進歩 仙台も暑い
仙台に戻った。そうだ、仙台も暑かったんだ。暑さに耐えながら、生物学科三年生向けの講義の準備をまずは行った。ついで、論文にコメントしたり、
モデルの相談をしたり、要旨のコメントしたり。暑さに負けることなく頑張りました。
しかし、暑さのせいでぼけてきた。スマートフォンで、未登録の相手に電話を掛けようとして、電話番号の数字を押していったのだけれど、電話の
キー バッドではなくて計算機のボタンであった。さらには、どちらも0-9までの番号が並んでいるんだもんと、素直に認めなかっ
た。
7/16(月)
の進歩 東京都生物教育研究会において講演
今日は、海城中学高校において行われる、東京都生物教育研究会において課題研究の仕方の講演を行う。あんをドッグハウス花さんに預け、新幹線で東
京へと向かった。東京、むっとする暑さであった。何なのこの暑さ?
新大久保駅から歩きながら、一歩ごとに生命力が失われていった。あと100歩以内に涼しい所に入らないと死亡するであろう。しかし路上に、退避で
きそうな
場所はなかった。結局、海城中学高校まで歩いてしまった。涼しい会場に入ったけれど、しばらくは仮死状態であった。ともかくも、世話役のS先生・
U先生とご挨拶。
14時から私の講演が始まった。出席者は70人ほど。先生が対象と思っていたけれど、50人位は生徒さんだった。急遽、生徒さん向けの話し方に
変えた。皆、熱心に聴いて下さった。その後、生徒さん2組の研究発表があった。それに対して助言。研究目的と結論を明確にしようといった話をし
た。その後、先生方と課題研究の指導についてお話をした。先生方がどういう点について苦労しているのかなどを知ることが出来て有益だった。
というわけで、お世話下さったU先生・S先生、どうもありがとうございました。お声がけ下されば、また喜んで伺います。
夜は、新宿の高層ビルで食事をした。夕陽と夜景が綺麗だった。
7/15(日)
の進歩 ワールドカップが終わった
今日でワールドカップが終わってしまう。休肝日として、真剣に決勝を観戦することにしよう。フランス対クロアチアである。スタンドには両国のサ
ポーターが溢れていた。そして、両国民の期待を背負った選手達がピッチ上に現れた。……………なんか、感動してしまった。これぞワールドカップと
思った。
試合が始まった。華麗なパスワークで攻め込むクロアチアと、スピード溢れる速攻を繰り出すフランスという闘いであった。クロアチアのパスに魅了
され、いつしかクロアチアを応援していた。フランスが先制したところにクロアチアが追いついた。流れがクロアチアに行ったと思ったのであるが。こ
こで、試合の流れを変える判定が出た。クロアチアのエリア内で、クロアチア選手の手にボールが当たった。しかし故意ではない。主審はハンドを取ら
なかった。しかし、VARの助言によってPKと判定された。意見の分かれる判定だ。クロアチアは反撃に出るものの、これまで連続3試合延長を闘
い、準決勝から中3日(フランスは中4日)という過酷な闘いの影響が出て来た。結局、ここぞという時に点を取ってしまうフランスに突き放された。
フランスが二度目の栄冠。クロアチアも初の準優勝という栄光を勝ち取った。
ワールドカップが終わってしまった。濃密な時間を過ごすことが出来た。日本の激闘がずいぶんと昔のものに感じられる。さあ、4年後に生きているのか?
7/14(土)
の進歩 勝ちきった
ベガルタ仙台レディース 1-0 ノジマステラ神奈川相模原。苦しい試合だったけど勝ちきった。
今日は、なでしこリーグカップ予選の最終戦である。両クラブとも敗退が決まってしまっているけれど、勝ってすっきりと終わりたい。というわけ
で、ひとめぼれスタジアムへと向かった。コンコースでは、メンバー外の選手とジュニアユースの選手が、西日本の大災害の支援募金をしていた。私も
募金した。
試合が始まった。立ち上がりから押し込まれる展開となった。しかし仙台も、両サイドから好機を作っていた。そして前半39分、MF田原
のぞみ選手が、裏に抜けて走り出したMF安本
紗和子選手に絶妙のボールが出た。それをループで決めて仙台が先制した。後半になっても試合展開は変わらなかった。攻め込まれて何度も危ない場面
を作られ た。しかし全員が必死に守っていた。終わってみると、久々の無失点での勝利となった。
リーグ戦の再開は9月である。夏の間、徹底的に自分を追い込んでいこう。そして再開後に急上昇しよう。
全国やきものフェアinみやぎに行った。全国の窯元が集まって展示販売をする会である。毎年、楽しみにしている。今年も、それなりの大人
買いをしてしまった。5000円につき1枚の抽選券を5枚も貰ってしまった。
その抽選会。どうも納得がいかない。一辺30cmほどの大きさの箱にピンポン球が入っていて、色つきだと当たりである。しかし、色つきが本当に
入っているのか? 事前に、色つきが入っていることを見せて、それから抽選させて欲しい。全部白玉のような気がしてやる気が削がれるわ。
晩酌をしながら、ワールドカップの3位決定戦を楽しんだ。ベルギー 2-0
イングランド。日本を破ったベルギーが3位になった。ちなみに日本は、決勝トーナメント1回戦でイングランドと当たる可能性もあった。イングラン
ドとなら 勝てたかもと、詮無きことを思うのであった。
7/13(金)
の進歩 秋田県立衛生看護学院で講演
今日は丸一日、秋田県立衛生看護学院において、看護士さんを対象に論文の書き方の講義・実習を行う。秋田県内各地から集まった看護士さん28人が
対象である。学生実習の指導をする方々であり、指導の仕方の講習会の一環として論文の書き方の講義を行うのだ。午前中は、論文で書くべきこととわ
かりやすい文章の書き方の話をした。皆さん、熱心に聴いて下さった。午後はまずは、講義の残りを40分ほど行った。ついで論文書きの実習をした。
事前に提出頂いた小論文をお互いに読みあいコメントを付ける。コメントおよび私の講義内容をもとに小論文を書き直すというものである。お互いの読
みあいは30分ほどで終了。その後、自分の小論文の修正に入った。なかなか難しかったようで、みなさん頭を悩ませていた。私は、求められたら原稿
を読み意見を述べていった。定刻の16時30分に終了。修正時間をたっぷりと取ることができた。今年の時間配分は良かった。
昨夜は、粋や 旬月という店に行った。ちょっとした会席料理の店であった。美味しかった。しかも安かった。これは良い店を見つけた。
7/12(木)
の進歩 論文セミナー
久々に、私自身が論文セミナーを担当した。今年度から私もやることになったのだ。というわけでNatureの論文を紹介。花弁の表皮に不規則な縞
構造がある種があり、それが青い散乱光を発している。その散乱光をマルハナバチが識別しており、誘引に役立っているという話であった。
それにしても、Nature,
Scienceの図って、どうしてこうわかりにくいのか。1つの図にこちゃこちゃとたくさんの情報が詰め込まれているし、なのに説明不足だし。ど
うにかし て欲しいわ。
学生と一緒にダイシンに行った。購入の手続きをしている間、学生を残して私はすっと消える。3分ほどで戻ると、手続きがちょうど終わった
ところであった。「いましたか?」「いなかった」と、お互いに了解の会話。本日も、ベガルタ仙台レディースDF千葉 梢
恵選手に会うことが出来なかった。
明日、秋田県立衛生看護学院において、看護士さんを対象に論文の書き方講座を行う。というわけで、論文セミナー修了後に横手へ。
7/11(水)
の進歩 取材を受ける
週間ダイアモンドの取材を受けた。経済に関する話題が中心の一般誌である。ゲーム理論の特集をするということで、生物のゲーム理論の話を聴かせて
欲しいとのことであった。タカハトゲームとか、性比のゲームとかの話をした。お役にたてば幸いです。
生物学科三年生向けの講義をした。「変動環境における適応」というお題であった。これにて生物学の話は終わり。次回の最終回は、恒例の
「これから論文を書く若者のために」という話をする。お楽しみに。
うー、今ごろになって。再投稿先を考えよう。
かたや、こちらは投稿に向けて準備中。さっそくコメントした。とても良く書けていた。
Mathematicaシミュレーションを進めている。そのかたわら、論文の改訂も進めた。レフリーコメントを読んで、直そうと思う部分
は直していく。それ以外はほっておく。さっさと終わらせてすっきりしたい。
7/10(火)
の進歩 墨田川高校で講演
この所、右足の付け根が痛い。どんどん痛みが増してきている。そのせいで、床に座ったり立ち上がったりすることが辛い。どうやって立ち上がろうか
と考え込んでしまう。歩くときも右足を引きずった感じになる。登り階段はとても辛い。手すりに掴まってよじ登っていく。腱鞘炎も相変わらずだし、
も、満身創痍。
今日も、そんな身体を引きずって墨田川高校へと向かった。こんな状態で講演が出来るのか。ところが、さあ講演という時になって、足の痛みがとて
も楽になった。そして、足のことはすっかり忘れて講演に打ち込むことが出来た。ところが、終了したらまた痛み出した。精神的なもの?
しかし普通は、何かイベントがあるときに症状が出るのではないか? それが逆とは、自分は講演のプロかもと思った。
というわけで、東京都立墨田川高校において、「大学への誘い
〜理学部生物学科を中心に〜」という話をした。進路選択にお役に立てば幸いである。来年の講演も頑張ります。
7/9(月)
の進歩 脂肪肝
脂肪肝になってしまった。私がではなく、あいつが。
先日の心臓検査時の血液検査で、肝臓の数値が異常に悪かった。肝機能の再検査をして貰ったところ、やはり、肝臓の数値が、正常値の上限の6倍近
い値になっていた。肝臓のエコー影像には白いもやが。脂肪肝とのことであった。まったく。
とは言っても、飼い主の私の責任でしょう。かなりグルメな生活を送らせてきたから。しかも、普通の犬のグルメとは違う。出汁を引いた後の鰹節を
食べたり、コーヒーフレッシュの容器に付いた残りを舐めたり、ヨーグルトと果物を貰ったりしていたから。食生活を変える必要があるということで、
これらグルメは今後禁止。ドッグフードも低脂肪のものに変えることにした。問題は、出汁を引いて鰹節を回収したときや、コーヒーフレッシュを冷蔵
庫から出したときに、すでに私の横でお座りしていることへの対応である。どうしましょ。
明日、東京都立墨田川高校において講演を行う。東京へ。
7/8(日)
の進歩 幽霊屋敷になった
雨も上がったので、久しぶりに庭仕事をした。まずは雑草取り。うんざりするほどであった。黙々と取っていった。ついで薔薇の花がら取りをした。二
番花も終わりつつある。最後に芝刈りをした。もう夏なので、刈り高は高めにした。自分用メモ刈り高4。
玄関付近の芝を刈っているときに、玄関チャイムの音が聞こえた。随分とはっきり聞こえたけれど、どこの家だろう。玄関の所に誰もいないので我が
家ではない。しばらくしてまた聞こえた。そしてまた聞こえた。もう諦めたらいいのに。そう思いつつ、芝刈りを終えて室内に入った。と、今度は、我
が家のチャイムが鳴った。外に出てみるも誰もいない。いたずら?
しばらくしてまた鳴った。そして判明した。誰も押していないのに、我が家のチャイムが勝手になっているのだ。幽霊が棲みついてしまったのか。
一晩中こんなでは眠ることもできない。この場合、心霊現象専門家に相談すべきか、積水ハウスカスタマーセンターに相談すべきか。まずは無難に後
者に電話しよう。
ロシア対クロアチアの試合を堪能した。魂の籠もった素晴らしい試合だった。両国とも、絶対に勝つという気迫に満ちあふれていた。スタンド
も凄かった。観客席を埋め尽くした地元ロシアのサポーターと、少ないながらも必死の応援のクロアチアのサポーター。敗者となったロシアサポーター
も、自国の代表を誇りに思ったであろう。クロアチア、勝利おめでとう。
7/7(土)
の進歩 苦杯
ベガルタ仙台レディース 0-1 AC長野パルセイロレディース。うーーん。
ワールドカップで盛り上がる中、国内の試合もちゃんとやっていることを忘れてはいけない。我がクラブを応援すべくユアテックスタジアム仙台に
入った。長野には、仙台の元選手が3人いた。そして3人とも先発していた。試合が始まった。ほぼ互角か長野がやや優勢な展開となった。そして前半
41分、センターライン付近で長野がFKを得た。仙台ゴールに向かって大きく蹴られたボールは、1バウンドしてGKの頭上を越えてゴールに入って
しまった。うーーーん。後半になり仙台は、FW櫨 まどか選手・MF武田 菜々子選手・FW沖野
くれあ選手を次々と投入して得点を狙った。しかしほとんど崩すことができず。結局、0-1で敗戦となった。
これにて、なでしこリーグカップの予選敗退が決まった。無念なり。切り換えてリーグ戦に集中しよう。
ワールドカップを楽しんでいる。ただ、一つだけ不愉快なことがある。外国の選手の腕の入れ墨だ。汚らしくってしょうがない。なんであんな
ことをするのか?
外国の文化かと思ったけれどそうでもないようだ。観客席の外国人は、ほとんど誰もしていないのだ。どうも選手だけのようである。謎だ。
ベルギー対ブラジル。ベルギーを応援した。ベルギーが優勝したら、優勝国を一番苦しめたのが日本ということになるから。ベルギーがうまく
試合を進め、前半31分で2-0とした。日本戦と逆の状況だ。そして、そこから逆転されないのがベルギーであった。2-1で勝利して準決勝進出を
決めた。次はフランスとの闘いである。事実上の決勝戦であろう。
7/6(金)
の進歩 元を考えてみよう
こんな迷惑メールが来た。日本語である。
親愛なる博士、
当日のご挨拶。
ジャーナル・助産婦、女性の健康と看護実習は、新しく産婆と看護の様々な分野に関連する高品質の研究内容を公開することを目的としたジャーナルで
す。 私たちは今、第1巻、第2号のための原稿を受け入れています。
それを信じて、あなたの研究は私たちのジャーナルに質を高めますあなたの貴重な研究/レビュー作業を私たちのジャーナルに提出するようにあなたを
ご招待したいと思います。 原稿はwww.norcaloa.orgから提出できます。
あなたのサポートがより良い方法で科学的社会に奉仕するために私たちを駆動することができます。
肯定的な反応を予期する。
最高の願い、
ジェニファー・クラマー
北カリフォルニア出版
米国
「当日のご挨拶」は"Greeting for the day"かなあ。「最高の願い」は"Best
wishes"だね。他も、元の英語を想像してみよう。
論文コメント完了。英文校閲に出して投稿だ!
ベガルタ仙台レディースは明日、ユアテックスタジアム仙台にAC長野パルセイロ・レディースを迎え撃つ(16時試合開始)。なでしこリー
グカップ予選リーグの闘いである。予選突破は苦しい状況にあるが、目の前の試合には絶対に勝つのだ。ホームなのだしすかっとさせて欲しい。
講演の準備を進めた。13日に行う、秋田県立衛生看護学院での講義の準備完了。ついで、16日に行う、東京都生物教育研究会での講演の準
備をした。頑張った甲斐あってこちらも完了した。すっきり。
7/5(木)
の進歩 いきなり注射
左親指の腱鞘炎の治療のために成形外科に行った。レーザー治療に定期的に通ってくれと言われていたのである。今日もそのつもりで行ったら、先生の
診察がまずはあった。いっこうに良くならないと訴えると、ならばステロイド注射をしましょうと告げられた。これで治る人もいるということである。
しかし、効果がなかったら手術だと。ああそうですかという感じで注射をして貰った。治らないととても困る。空豆をどうやって剥けばよいのか。
月初めの談話会があった。もうすぐ大学院入試である。データ解析の傍らに受験勉強をするのか、受験勉強の傍らにデータ解析をするのか
------------------。どっちでも大丈夫でしょ。
その後、研究セミナーがあった。綺麗にまとめてくれた。早く論文にしようね。
居室の壁撤去後の初の研究セミナーであり、天井に設置してあるプロジェクタの初使用であった。壁撤去に伴い、セミナー時に皆が座るテーブルの位
置が30センチほどずれた。プロジェクタの位置も、テーブルのど真ん中から30センチずれることになった。違和感があるか訊いてみた
ところ、問題なしのようであった。よかった。
修了生のてるちゃんからお中元が贈られてきた。この時期に嬉しいアイスのセットである。とても美味なり。いつもありがとう。
イタポン論文にコメント中。明日には返したい。
7/4(水)
の進歩 見本が届いた
「これ
から学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術 第2版」の見本が届いた。長い間頑張って書いた物がついに形になっ
た。原稿を読んでコメントを下さった方々、どのスライド・ポスターが良いかといった私の質問に答えて下さった方々、表紙のモデルになって下さった
方々、共立出版のYさん・Oさん、表紙デザインのOさん、表紙図案に意見を下さった方々に篤く御礼申し上げたい。
以下、私による紹介文。
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研究の世界において、学会発表をすることはとても大切です。もちろん、ただ発表すればよいわけではなく、わかりやすい発表をして、自分の研究成果
を聴衆に正確に伝え、その価値を理解して貰う必要があります。
わかりやすい発表をするためには、4つのことを心がける必要があります。
1. 発表内容を練ること。
序論・研究方法・結果・考察・結論の各部分で何を伝えるべきなのか。これは、プレゼン技術以前の --- しかし、研究の本質により深く関わる
--- 問題です。伝える内容がしっかりしていてこそ、それを伝える技術(プレゼン技術)を活かすことができます。
2. わかりやすいポスター・スライドを作ること。
説明なしに見ただけで理解できるポスター・スライドを作ることが大切です。そのためには、わかりやすいポスター・スライドとはどういうものなのか
を理解し、それを具現する技術を身につける必要があります。
3. 発表本番で、ポスター・スライドを明瞭な論理で説明すること。
もちろん、発表本番での「説明の技術」も大切です。
4. 質問にわかりやすく答えること。
質問者の意図を的確に理解し、それに簡潔に答えるようにしましょう。
本書では、これら4つを徹底的に解説しました。本書を読めば、わかりやすい発表が出来るようになると確信しています。
本書初版は2008年に出版されました。初版出版後も私は、わかりやすいプレゼンをずっと追求してきました。そして、この9年半に得たものをす
べて注ぎ込み、新たな本として生まれ変わらせたいと思いました。
説明の仕方も大きく変えましたた。各章の冒頭に要点をおき、重要なことがすぐにわかるようにしました。ポスター・スライドの良い例と悪い例を対
にして出し、良い点と悪い点が明確になるようにしました。わかりやすさという点でも大きく進歩したと思います。
生物学科三年生向けの講義をした。「生活史戦略の進化」というお題であった。
質問者:Y君。
来週の、生物学科三年生向けの講義の準備を完了させた。
次いで、13日に秋田県立衛生看護学院で行う論文の書き方の講演準備を進めた。今日はまず、事前に提出頂いた小論文を読んでいった。皆さん、看
護士という、命の現場にいる方々である。小論文に書かれている内容に、皆さんの職務の重さを感じる。かたや私は、「ベガルタ仙台が強いのは
牛タン定食を食べているから」だもんなあーと、自分はこれで良いのかと思いつつ読んで行った。
7/3(火)
の進歩 やはり勝てなかった
21時過ぎに床に入り、早暁2時45分に起きた。テレビをつけると、青を身に付けた吉田
麻也らの姿が映った。第一ユニで闘うのだと、なんか嬉しくなった。第1,2戦と同じ先発メンバーが入場してきた。一人一人を見つめた。コロンビア
戦の時よ りもずっと逞しくなっていると感じた。
立ち上がりは日本の方が良かったと思う。しかしだんだんと、ベルギーが主導権を握るようになってきた。それでも我が代表は、凄まじい闘争心でベ
ルギーに立ち向かっていた。ボール保持者を取り囲み自由にさせない。シュートを打たれてしまっても、身体を投げ出したブロックで弾き出していた。
まずは前半を0-0で終えることだ。代表選手達は、苦しみながらも狙い通りの前半を終えた。そして後半。原口が、そして乾が舞い踊った。立て続け
の得点で、後半7分に2-0とした。予想外の展開に「ひょっとしてこれは」と思った。その一方、「早過ぎる、もっと後にこうなれば」という思いも
片隅にあった。これからベルギーが、なりふり構わずに襲いかかって来るであろう。しかし2点差だ、守りきればよい。どれだけ長く2-0を保てるか
が勝負であろう。その直後、ベルギーのシュートがバーを叩いたときは、「今日はベルギーの日ではない」と思ったのであるが
………。後半24分に1点を返されてしまった。これで流れはベルギーに。5分後にもあっさり決められて、試合は振り出しに戻った。そう、同点に
戻っただ
け、また点を取ればよい。90分または120分で1点を取ればよいのだ。試合終了間際、本田が蹴ったコーナーキックは、ベルギーGKにあっさりと
キャッチされてしまった。その9.35秒後 ……………。
負けた。やはり、差があることを見せつけられてしまった。どんな差か? 「結局は勝つ力」と表現したくなる差であった。
日本の2018ワールドカップは終わった。しかし、誇るべき闘いをしたのだ。世界に実力を示した。さあ、明日からまた前に進もう。
感情停止。淡々とやるべきことをこなした。12日の論文セミナーの準備完了。10日に行う、東京都立墨田川高校での講演の準備完了。来週
の、生物学科三年生向けの講義の準備もほぼ終了。13日に秋田県立衛生看護学院で行う論文の書き方の講演準備も進めた。さあ今夜からは、傍観者と
してワールドカップを楽しむか。
7/2(月)
の進歩 勝ちに行く!
いよいよ今夜、準々決勝進出を賭けた闘いが始まる。我らが代表は明日未明(日本時間3日午前3時)にベルギー代表と闘う。格上の相手である。しか
し、それが何だ。我らにも勝機がある、いや、勝ちに行く!
一つだけ気になることが。なんと、セネガルの審判団が試合を担当するそうだ。信じられない。なんでわざわざこんな選択をするのか?
私の居室と学生部屋との間の壁が取り払われた。さっそく、完成予想図に従って什器を配置してみた。
ただし、私の居住部分を囲う間仕切りの設置はまだである。でも、完成後の雰囲気はわかる。皆の居住部分が広くなった。窓際の席も良いね。私の居住
部分は、最初は思ったよりも狭いと感じた。しかしすぐに慣れた。問題は、間仕切りに囲まれたらどうなるかだな。
今年度から、私も論文セミナーを担当することになった。来週の13日に当たっているので、今日から早くも準備を始めてしまった。何しろ、
Mathematicaシミュレーションをひたすら待つ身である。来週は講演を2回も行うので、今の内に準備を進めておきたいのだ。
7/1(日)
の進歩 覚悟を決めた
昨日、覚悟を決めた。ベルギー戦で差し違えて勝利する、という覚悟ではない。いや、こっちもその覚悟だが。Mathematicaシミュレーショ
ンの方である(6/27の進歩参照)。遺伝構造にケチを付けられ、こいつを説得するには
どうすればよいのかと困った。そこで、まったく異なる遺伝構造のモデルを作ってやった。もちろん、結果は変わらなかった。このシミュレーション結
果を付録として付けよう。しかし一つ問題があった。こちらのシミュレーションだと、計算に異様に時間がかかるのだ。1回やるのに丸一日以上かか
る。これまでの5倍くらいだ。シミュレーションを終えるのに、下手すると2ヶ月くらいかかるのではないか。しかし、やるしかない。覚悟を決めた。
昨日から、自宅でも冷房を使い始めた。今日も灼熱である。夕食を、庭のテーブルで頂こうと思っていたのであるが、あまりに蒸し暑くて断念
した。今からこれでは先が思いやられる。
ロシアが、PK戦の末にスペインを下した。一方的に攻め込まれ、貝のように閉じこもって守り抜いた。始めからPK戦を目指していたのでは
ないかと思うくらいだった。開催国が勝ち進むのは良いことではある。しかし、スペインまで去ってしまったのか。
決勝トーナメント、強い国が片方の山に偏っている。もう片方の山からはスペインが勝ち残る(残って欲しい)と思っていたのだが。残念なり。