「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
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7/31(月)
の進歩 全講義を終える
全学一年生向けの講義の最終回を終えた。レポートの課題を提示し、序論の書き方とタイトルの付け方を説明するというものであった(7/26の進歩参照)。わけのわからない序論の例として以下のようなものを出した。
なぜ、日本代表は強いのか?
サッカーの日本代表は、ワールドカップに5回連続出場している強豪である。国民の期待を一身に背負い、ワールドカップ優勝を目指して闘っている。
日本は、言わずと知れた海の幸の国である。その中でも寿司は、その美味さこの上なく、日本の食文化の誇りとなっている。
本研究では、(何をやるのか)寿司を食べているから日本代表は強いという仮説の検証を試みる。
「面白そう、読みたいと思った?」と訊いたら、かなりの学生が「はい」と答えて焦った。しかし、講義進行の都合上それでは困るので、学生の反応は
無視して話を続けた。他の例に関しては、私が思った通りの反応をしてくれた。「これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版」で新規登場さ
せた例ばかりだったので、期待通りの反応にほっとした。
明後日、学生に向けて研究室紹介をする。4年生の卒研も紹介しようと、イラストAC(無料イラストのサイト)でアリのイラストを探した。
気に入ったのが見つかったので、そのイラストを使って説明スライドを作っていった。完成した後、アリのイラストのタイトルを見た。「ヒアリ」
であった。なんか物騒だなあとしばし迷い、結局、他のイラストに変えた。イラストACさんの時代をいち早く取り入れた姿勢に感心すると共に、わざ
わざヒアリのイラストを載せるものかともちょっと思った。
いよいよ明日は院試である。二人とも頑張れ!
なのよちゃんの論文にコメント。あともう少し!
7/30(日)
の進歩 死闘
ベガルタ仙台1-1柏レイソル。すさまじい闘いだった。
試合は夜から。それまではてきぱきと事をこなした。
まずは薔薇の花がら取りをした。すでに三番花が咲いており、終わった花も出て来ている。それらを片端から取っていった。三番花、綺麗なり。
ついで、週日のお弁当のおかず作りをした。出汁巻き卵も作った。京都流の巻き方がちっとも上達しないのが悩みなり。
最後に芝刈りをした。夏越しのため、刈るべきか刈らざるべきか悩みどころであった。しばらくは涼しいという予報を信じて、刈ることにした。刈り
高は5に。枯れないようにね。
シャワーを浴びて、ユアテックスタジアム仙台へと向かった。
試合が始まった。立ち上がりこそ押し込まれたものの、やがては互角以上の展開となった。しかし双方とも、決定機を作ることができない。膠着状態
のまま時間が流れた。後半23分、柏のコーナーキックから、FW伊東に前に走り込まれて失点してしまった。その後も仙台は必死に戦い続けた。そし
て後半追加時間2分、FWクリスランが柏の左サイドを突破、MF中野に繋げて中野が流し込んだ。一挙に逆転と思ったが時間が足りず。1-1の引き
分けに終えた。
両チームの勝利への執念が激突した闘いだった。勝てもしたと思う。終了間際に追いついたことを良しとして、上昇気流に乗ろう!
ベガルタ仙台レディース 2-1
INAC神戸レオネッサ。男子の試合中に経過を追っていた。1-0に「おっ」となり、「2-0」に歓喜、「2-1」にちょっと焦ったけれど勝ち
きった。 やった。
7/29(土)
の進歩 感激
昨日の朝、なでしこ対ブラジルの試合があった。録画しておいて今日見た。ベガルタ仙台レディースの二人、万屋 美穂選手と市瀬
菜々選手が先発していた。菜々はもう常連。美穂の姿に感激してしまった。二度の靱帯断裂を乗り越えてここにいる。全力で応援しようと思った。立ち
上がりこそ堅かったものの、だんだんと調子に乗ってきたようだ。何度かオーバーラップも見せてくれた。
試合は1-1の引き分けに終わった。勝てる試合だった。決定機をあれだけ外しまくってもいけない。ほんに、よー外した。
朝から大雨だった。そんな中、のろしが数発上がった。ひょっとして今日は町内会の夏祭りか? こんな雨の中でやるのか?
実際やったみたいで、ときよりマイクの声が風に流れてきた。
となると夜のお楽しみがある。8時から花火が上がるのだ。居間の窓から目の前に見ることができる。ガンバ大阪対セレッソ大阪の試合を横目に見な
がら、夏の風物を楽しんだ。やはり花火は綺麗だ。来週は七夕の花火か。
7/28(金)
の進歩 七夕
もうすぐ旧暦の七夕である。ご存じのように仙台は旧暦で祝うのだ。研究室でも祝おうと、「笹を取ってきます」と行って出かけたらしい学生が。
こりゃ、笹ではなくて竹だ。やることが豪快すぎる。しかしおかげで、短冊をいっぱい吊すことが出来る。皆で、いろいろと書いていっ
た。レポートを提出に来た3年生にも書いて貰った。
もっちーの論文セミナー。雄花が大きくなったことが新しいのだろう。お疲れ様。
ベガルタ仙台レディースは明後日、敵地でINAC神戸と闘う(18時試合開始)。なでしこリーグカップ予選の最終戦である。予選敗退がす
でに決まっている我がクラブであるが、リーグ戦に繋がる闘いをして欲しい。
男子は明後日、ユアテックスタジアム仙台に柏レイソルを迎え撃つ(18:30試合開始)。中断期間を経てリーグ戦も再開。強敵といえど必ずや勝
利して勢いに乗ろう!
今日も、国立国会図書館で行うプレゼンの準備をした。頂いたプレゼンファイルを修正してみせよう。そう思いスライド修正に取り組んだ。そ
の結果、いったい私は何者なのかという思いに囚われてしまった。なにしろ、経済連携協定による外国人介護士の受け入れの説明などを
一所懸命に作っているのだから。でも、プレゼンのプロとして頑張る。
7/27(木)
の進歩 準備始める
来月の18日に、国立国会図書館においてプレゼンの仕方の講演を行う。「国立国会図書館」という名前だけでびびる上に、受講者は、国会議員に対し
て政策のセミナーをする方々である。これで完全にびびる。畑違いの私が、議員センセにセミナーをする方々にどんな話をすればよいのか。このことが
ずっと心にもたげている。Mathematicaシミュレーション待ちということもあり、早くも本日から準備に取りかかってしまった。
まずは、お送り頂いたプレゼンファイル(実際の政策セミナーで使われたもの)をじっくりと見た。発表者には、中立公正かつ不偏不党が求められて
いるそうである。政策を提言するのはあくまでも議員、発表者が提言をしてはならないとのことだ。データ等を提示するのが職務であって、それを元に
結論を導くのは議員ということか。結論のあり方は、理科系のプレゼントと異なりそうだ。かたや、序論のあり方は同じに思えた。何らかの現状を前に
して(何を前にして)、何らかの政治的問題に取り組む(取り組む問題)。その解決によりこれこれのことが向上する(取り組む理由)。解決の鍵とな
るのがこれこれであり(着眼)、その情報を提供する(何をやるのか)。取り組む理由は要は「国民生活の質の向上」なので、わざわざ書くまでもない
ことが多いであろう。このように、「これ論」流の序論の五つの骨子がまったく畑違いの分野にも通じることがわかり自信を得た。
ほっしー・せいかちゃん・吉田君の講座セミナーがあった。お疲れ様!
7/26(水)
の進歩 呆れる
加計学園問題に関して休会中の国会審議が行われている。自民関係者の答弁には呆れるしかない。明確な証拠を、何の根拠も示さずに「違います」と口
で否定するだけなのだから。これが通るなら有罪はなくなる。かといって、便宜をはかったと認めるはずもないか。もう、安倍政権はさようならでよ
い。
ほっしーが講座セミナーの発表スライドを見せてくれた。しばし議論。やっぱ等高線だよ! 頑張って頂戴。
全学一年生向けの講義の準備をした。最終回で、序論およびタイトルの書き方の話をする。ただしこの講義は、普通の生物学の講義である。で
はなぜこの話をするのかというと、レポートの課題が、「講義で紹介した研究を自分が世界で最初に行ったとして、それを報告する論文のタイトル・序
論を書く」だからである。なので、タイトル・序論の書き方の説明をするのだ。むろん、この話がこれからの学業において大いに役立つはずだからとい
う思いもある。という感じで篤い思いを胸に準備を進めた。思ったより難航し、丸一日かかってしまった。疲れた。本日はこれにて営業終了である。
7/25(火)
の進歩 R三昧
今日はほぼ一日、Rでの作図に没頭した。理想の図を描くために命令文探しの旅に出た。旅とはいっても苦悩が大きかった。ネットを探しても、私の知
りたいことがなかなか見つからないのだ。苦悩の末、ようやく理想の図に辿り着いた。なんだかんだで、Rの情報を提供して下さっている皆様のおかげ
であった。でも疲れた。
本日思ったこと。作図のための命令文の勉強は苦痛の方が大きい。創造の喜びを感じにくい。誰かが知っていることを自分も知るだけだからだ。綺麗
な図を描けても、「やっと終わった」という感しか残らない。これに対して、Mathematicaのプログラム作りはやりがいがある。誰もやった
ことのない新しい解析をしているのだから。苦悩も大きいが創造性にも溢れている。綺麗な結果が出たときの喜びは、何物にも代えられないと思う。
昨日のむかつき度チェック。考えてみると、1,3,4は不正を働いているけれど、2は不正を働いているわけではない。それで学生さんはむ
かつかなかったのか?
しかし、利他行動の進化理論では、「その人が利他行動をするかどうか」という評判が大切なはずである。利他行動をしないという評判がたった人は、
他者から 利他行動をして貰えなくなる。となると、募金をしないことも悪い評判の一つになると思うのだけれど。
今日明日とオープンキャンパスが開かれている。学内には高校生が溢れている。内の研究室も、ふーちゃんが中心になって研究紹介をしてくれ
ている。私が様子を見に行ったときは、ふーちゃん・あおやな・竹重が説明をしていた。午後にはあっきーも加わるらしい。皆、お疲れ様、明日も頑
張って。
7/24(月)
の進歩 今週最大の謎
全学一年生向けの講義をした。人間行動の進化学的理解というお題であった。人間には、他者の不正を許さない心理が発達している。この心理の解説の
一環として、学生に、むかつき度チェックをして貰った。
むかつき度チェック:むかついたらチェックを入れよう。
□ 1. 私は、毎回講義に出たのにDだった。友達は、講義に出ずにノートを借りてAAだった。
□ 2. 私は、赤い羽根の募金をした。友達は、募金をせずにジュースを買って飲んだ。
□ 3. 美味しい店で行列を作って待っていた。誰かが、私の後ろに割り込みをした。
□ 4. 自転車置き場があるのに、毎回、講義棟入り口近くに自転車を駐めている人がいる。
全部にむかつくと私は予想していた。確かに、1, 3,
4にはほぼ全員がむかついていた。しかし2にはほとんど誰もむかつかなかった。???。なんでだ? たぶん、今週最大の謎となるであろう。
あおやながシミュレーション結果を見せてくれた。うむ、面白い。他のパラメータへの依存性も見て頂戴!
Rでの作図を進めている。複数の図を並べて描こうということで、mfrowを使って図を描かせた。それにしても何なんだ、この異様に広い
図の間隔は。もっと隙間なく並べたいのだけれど。というわけで命令文探しの旅に出た。帰ってくるかどうかはわからない。
7/23(日)
の進歩 冷蔵庫の傾きを直す
長らく気になっていることがあった。我が家の冷蔵庫(両開き)の左扉が、開けても勝手に戻ってしまうのだ。右扉は勝手には動かない。冷蔵庫は、作
り付けの棚にぴったりと付けて置いてある。ところが、上の方は棚にちゃんと付いているのに、下の方には隙間があった。家が傾いているのかと
も思ったが、その方が大事件である。冷蔵庫が傾いていると判断し、修復に挑戦した。右奥の下に段ボールでも挟めばよいであろう。そこでまずは、冷
蔵庫の中の物を取り出して軽くし、手前に動かした。そして右奥部に段ボールを置いて、えいやと冷蔵庫を戻した。しかし扉の開閉は改善せず。冷蔵庫
をもう一度引き出して段ボールを確認したところ、200キロの物体を乗せると薄ぺらな紙切れになることを学習した。段ボールを数枚重ねて再挑戦。
しかし改善せず。こんなことを何度も繰り返した。段ボールでは駄目かも。プラスチックにしてみよう。そこからさらに試行錯誤を重ね、プラスチック
および段ボールを敷くことでようやく傾きが解消した。2時間くらいかかってしまった。開けても静止している左扉に感動した。でも今度は、右扉が勝手に閉じるようになってしまいました。もう知らん。
スガハラというガラス食器屋さんに行った。先日に全国やきものフェアに行ったとき、スガハラさんの製品を買った。そうしたら、店に行けば
プレゼントを貰えるというサービス券を貰ったのだ。せっかくだから行ってみた。と、やきものフェアの時に接客して下さった方がいた。私のことを覚
えてくれていた。ついついコップを3つ購入した。今夜はこれでビールなり。
7/22(土)
の進歩 追いついた
ベガルタ仙台レディース 2-2 浦和レッズレディース。0-2から追いついた。
試合前に嬉しい知らせが入った。DF万屋
美穂選手が、アメリカ遠征するなでしこに追加招集されたのだ。すごい、嬉しい。美穂は、長い間怪我に苦しんでいた。靱帯断裂のまま我がクラブに入
団し、そ
の年の秋にようやく復帰。試合出場を果たした。しかしまたしても靱帯断裂。あまりにも悲惨な10代後半を過ごした。そこから這い上がっての代表入
りである。おめでとう、ほんにおめでとう。
例によって利久さんで牛タン定食を頂いてから、ユアテックスタジアム仙台に入った。試合が始まった。前半は、今現在予選2位で首位を狙う浦和
と、予選敗退が決まっている我がクラブの気持ちの差が出たような内容だった。開始2分にあっさり先制されると、前半33分に、MF猶本
光選手のロングシュートがバーに弾き返されたところを、詰めていたFW安藤 梢選手に決められてしまった。安藤師範、復帰後初得点?
後半になると、我がクラブの反撃がようやくにして始まった。前線から激しく追い詰めてボールを奪う。そこからの攻撃。そして後半40分に、見事な
崩しからFW浜田
遙選手が決めて1-2に。後半43分にも、FWケイトリン選手が決めて2-2に追いついた。一挙に逆転という雰囲気になったけれど時間が足りず。
2-2の 引き分けとなった。
後半は次に繋がる闘いであった。この勢いで最終戦も勝ち、再開するリーグに備えよう。
暑い中、庭仕事もした。まずは芝刈り。夏に備えるため思い切り高刈りにする。刈り高6で刈っていった。その後、雑草取りに勤しんだ。取れ
ども取れども復活する雑草よ、他にやることはないのか、私は他にやることがあるんだけど。などと憤然としつつ黙々と取った。ほんに嫌になる。
夜は、男子の試合をDAZNで見ようとした。しかし、接続中のぐるぐるが回るばかりであった。結局、まったくつながらずに終わってしまっ
た。もう駄目だなDAZNは。
7/21(金)
の進歩 明日は、男女同日同会場開催
明日、ベガルタ仙台の男女が共にユアテックスタジアム仙台において試合を行う。クラブ初の試みとなる、男女同日同会場での試合開催である。レ
ディースは13時から、なでしこリーグカップ予選リーグの7戦目に挑む。相手は浦和レッズレディースである。予選敗退がすでに決まってしまった我
がクラブであるが、再開するリーグ戦に向けて良き準備をせねばならない。主力で挑むのか若手を試すのか。すかっと勝って、気持ちも上向きにした
い。男子は18:30から、ヴィッセル神戸とのプレシーズン試合に挑む。神戸に新加入した元ドイツ代表のポドルスキが登場するであろう。男子もす
かっと勝って頂戴。
私はレディースの試合のみに参戦する。男子の試合は、晩酌をしながら自宅観戦する予定。だって、非公式戦だし、家でゆっくり飲みたいしだもん。
ほっしーと研究相談。方向性が定まった。頑張って頂戴。
3年生が3人、実習レポートの質問に来てくれた。進化的に安定な性比の計算についてである。本実習と2年生の時の講義の両方でこの話をし
ていて、しかしなぜか、説明の仕方を少々変えていた。それで混乱してしまったみたい。ごめんね。来年度からは説明を統一させるか。
久しぶりにRを立ち上げた。Mathematicaシミュレーション結果を作図してみようと思ったのである。再計算の最中であるが、シ
ミュレーション結果が一通り出てはいる。これを使って作図だ。どういう図にすればわかりやすいのか、それをRで作図するにはどうすればいいのか。
しばらく、R命令文の勉強が続くであろう。たとえば、この部分に縦線を1本入れたいなどと思うであろう。その命令文を必死で探す。手で(他
のソフトで)すーっと描けば早いという誘惑を抑えつつ苦悩することだろう。
7/20(木)
の進歩 決意
この日記には書いていなかったが、Mathematicaシミュレーションをずっと続けている。数ヶ月かけてようやく完了したと思った矢先に、新
しいパラメータの値で試したくなったのだ。そのお試しを続けたところ、とっても良い結果が出ると判断するに至った。新しいパラメータの下でやり直
すか。迷った挙げ句、やり直すことを決断した。また数ヶ月かかるであろう。しかし、良い成果を出すためには、進まねばならない道である。願わく
ば、数ヶ月かけて完了したとき、また他のパラメータの値を試したくならないように。そういう運命だけはさすがに避けたい。
ふーちゃんと一緒に、新しい材料を見に行った。開花個体はあまり多くないのか。それとも、小さい個体がこれから開花するのか。後者である
ことを祈りたい。
それにしても暑い。日向はきつい。調査は朝にしようね。
今日も、全学一年生向けの講義の準備をした。色々読んでいったけれど、頭が煮詰まってしまった。もうこれで十分だろうという感じで準備終
了にした。人間の利他性の研究は奥が深い。
7/19(水)
の進歩 講義最終回
今日は、生物学科三年生向けの講義の最終回であった。恒例の、「これから論文を書く若者のために」という話をした。「勧善懲悪
イントロダクション撰集」という冊子を使って、良い序論・悪い序論はどういうものかを説明したのだ。この冊子は、かなり前に、生物学科三年生向け
の講義の
ために作った。外部での講演でも何度か使った。しかし外部での講演は、ベガルタ仙台の架空の研究例やその分野の実例をPowerPointファイ
ルで示しながらという形に変わっていった。今や、この冊子を使っての説明は、この講義だけのものである。序論の書き方の説明を最初に行ったのは、
この冊子を用いたこの講義においてであった。序論に関する私の説明の原点がここにある。私の原点を、生物学科の学生のみに特権的に話しているとい
う心境である。なんか、感傷的になりましたな。
良い指摘者の御イニシャル:O.S.君。
どやの調査に付いていった。暑いけど涼しい。爽やかな晴天という感じであった。順調に終了。
全学一年生向けの講義の準備をした。今日はNatureが繋がったので、色々と読んでいった。人間の利他性の進化について、いかに直感的
にわかりやすく説明するか。難しいけれど、わかりやすくすることに異様に燃える質なので、頑張って挑んでいる。
7/18(火)
の進歩 ひやひや
東北大学の講義システムが進化している。休講通知・レポート課題の提示・レポート提出等さまざまなことがネットで出来るようになっている。2年前
に全学一年生向けの講義を担当したときは、印刷したレポートを教務係に提出するという仕組みだったはずだ。実はこのときもネットで出来るように
なっていたかも知れないが。今年は私も、ネットで提出させることに挑戦してみた。とりあえずネットで課題提示をしてみたけれど、もう、ひやひやっ
という感じである。学生に伝わっているのかわからない。次回の講義で、伝わっているか聞いてみよう。
印刷したレポートを教務係に提出するという仕組みにはアナログの良さがあった。教務係の人にレポートの受け取りをお願いすると、「期日に遅れて
提出のレポートをどうしますか」と訊ねてくる。これが、ネットにはないアナログの温かみと思い、1秒でも過ぎたら却下して下さいと
答えた のが懐かしい。
ふーちゃんと研究相談。一緒に植物を見に行こう。
その後、どやとも研究相談。蜜が異常に多い。二人して再計算するも、計算結果の正しさに沈黙するのみであった。この花、大きすぎたか。
全学一年生向けの講義の準備をした。人間行動の進化学的理解という話をする。人間の利他性に関して最新の研究を紹介しよう。そう思い、文
献をいろいろと探した。さすがに、Nature,
Scienceにそうした論文が多い。ところが本文を読もうにも、Natureのサイトがダウンしている。頼むから明日までに復旧して頂戴ね。
7/17(月)
の進歩 山田姉妹
音楽をあまり聴かない私であるが、最近激しく気に入っている歌手がいる。二卵性双生児の山田姉妹さんだ。そのままの呼び方であるが、「山田姉妹」
というデュオ名である。姉の華(はな)さんは東京藝術大学声楽科卒業、妹の麗(れい)さんは国立音楽大学声楽科卒業。ばりばりのソプラノ歌手が昭
和歌謡を歌っている。その歌声は素晴らしく美しい。試しにこの歌声を聴いてみて頂戴(公式ページのMovieのところ)。仙台に来て牛タン定食を頂いた
こと(山
田姉妹Facebookより)も、私の心を熱く捉えた。即、由紀さおり・安田祥子から乗り換えた。あの厚切り牛タンは利久さんと思われます。
なのよちゃんの論文にコメント。いよいよ考察に突入だ。頑張って頂戴。
あんを、えびす動物病院に連れて行った。寝っ転がっているときに、突然に「きゃんっ」と悲鳴をあげることがあるのだ。背骨の変形を指摘さ
れていて、以前にも、それに伴う痛みが出たことがある。きっとそれであろう。ついでに心臓の薬を貰おう。というわけで、10時過ぎに家を出た。待
つこと1時間半、ようやく診察して貰えた。消炎剤を処方された。対症療法なのは仕方ないか。根本治療は無理だろう。
えびす動物病院は、すっかり大人気病院になった。以前は、院長のみで、いつ行ってもすぐに見て貰えた。今や、院長を含めて獣医4人となった。診
察も、半日がかりの覚悟がいる。良いことなり。昔から知っている人の躍進は素直に嬉しい。も、そういう心境です。
7/16(日)
の進歩 かえちゃん来仙
今年3月に修士課程を修了したかえちゃんが研究室に遊びに来てくれた。横浜みなとみらいの格好いい建物でばりばりと働いているそうである。元気そ
うで何よりだった。せっかくだからと、皆で、利久に牛タンを頂きに行った。車中でも店内でも、楽しい話がずっと続いた。かえちゃん、また遊びに来
て頂戴。今度は皆で飲みに行こう!
あんを美容院に連れて行った。暑くなってきたので、夏仕様にして貰うのである。あんな毛皮を着ていてはたまらないであろう。とにかく短く
して下さいとお願いした。仕上がりは ………。キャバリアらしい長毛がなくなってすっきりとした。
我が家のCDコンポが壊れていることが判明した。ボタンを押してもトレイが空かないのだ。それ以降の部分が壊れているのかどうかは不明で
あるが、トレイ開きという第一段階で壊れてはどうしようもない。買い替えるか。しかしあまり使わないんだよね。などと思いつつ、電気屋さんを散策
してみた。何を買っていいのやらさっぱりわからなかった。
7/15(土)
の進歩 予選リーグ敗退
ベガルタ仙台レディース1-1伊賀フットボールクラブくノ一。カップ戦の予選リーグ敗退が決定してしまった。
試合は夕方から。まずは、夢メッセ宮城で行われている全国やきものフェアに行った。全国の窯元が一堂に会して焼き物を売る会である。毎
年、ここで爆買いをしてしまうのが恒例だ。今年も張り切って出かけた。そして会場を二周。良い品はないかと探した。気に入る物があまりないなあ。
それでも黄瀬戸には惹かれた。ついつい、大皿を二枚購入。お洒落に刺身を盛り付けよう。ガラス製品にも惹かれた。先付けをちょこっと盛ったら涼し
げであろう。結局、5品購入した。抽選券を4枚貰ったので抽選に挑んだ。箱の中にピンポン球が入っていて、色つきのを引いたらあたりである。しか
し、手を入れる部分から内部がチラ見出来て、中は真っ白だった。モチベーションが下がる。あの箱の中には、色つきが一つも入ってい
なかったに違いない。ポケットティッシュを4つ貰って会場を後にした。
夢メッセから、ひとめぼれスタジアム宮城へと向かった。試合が始まった。立ち上がりから仙台が一方的に支配した。面白いようにパスが回
る。しかし、シュートの一つ前の精度が悪く、なかなかシュートに結びつかない。シュートを打っても枠内に飛ばない。0-0で前半を終えた。後半5
分、FW井上 綾香選手がドリブル突破、相手に倒されてPKを得た。それを、MF安本
紗和子選手が決めてついに先制した。これで勝つかと思ったのだけれど
………。セットプレーから裏を取られて失点。その後の猛攻も届かず、1-1の引き分けに終えた。
攻めてはいるけれどシュートに持ち込めない。ようやく打っても枠に飛ばない。この2点を解消しないと。リーグ戦に向けて練習練習!
7/14(金)
の進歩 彩佳がなでしこに初選出
とても嬉しい知らせが届いた。ベガルタ仙台レディースのGK齊藤 彩佳選手が、アメリカ遠征するなでしこ代表に選ばれたのだ(ベ
ガルタ公式ページより)。初選出である。彩佳は、2012年のチーム発足時からのメンバーである。あんをたくさん可愛がってくれてき
た。しかし、正GKの座掴むことは厳しく、控えに回ることが多かった。それでも地道に努力を続けてきた。今季は、リーグ戦こそ控えGKであった
が、カップ戦では正GKを務めている。そして一挙に高倉監督の目に留まった。高倉監督は、先日のホームでのINAC神戸戦を澤ママと一緒に観戦し
ていたのだ(日刊スポー
ツより)。アメリカで3試合するので、1試合は出場すると思う。彩佳の活躍が今から楽しみである。
DF市瀬 菜々選手も選出された。こちらももちろん嬉しい。MF佐々木
繭選手の選出は見送られた。怪我をしているので仕方ない。焦らずに治して頂戴。
ベガルタ仙台レディースは明日、ひとめぼれスタジアム宮城に伊賀フットボールクラブくノ一を迎え撃つ(16時試合開始)。リーグカップ予
選突破のためには、残り3戦全勝が絶対条件の我がクラブである。なら3連勝するしかないでしょう。やるしかない。
午前中は、しのちゃんの調査に付いていった。はせたくも一緒であった。焼き付けるような日差しの中での調査。それでも今日は、過日よりは
ましだったという。大変なり。体調管理をしながら頑張っていこうね。
その後、ほっしーの論文セミナーがあった。自分の研究に参考になりそうだったね。お疲れさま。
レポート作成法の提出レポート最終稿が届いた。一つ一つ読んでいってコメントを付けている。皆、頑張っている。面白くてついつい読みふ
けってしまう。テーマは自由設定なので、いろいろなテーマが出てくるのも面白い。
自分は馬鹿か天才か。Mathematicaシミュレーションのパラメータの値を変えてみたら、素晴らしく良い結果が出て来た。こんなす
ごい結果を出すなんて天才である。かたや、始めからこのパラーメータにしなかったのは大馬鹿である。これまでの一連の計算に数ヶ月もかかったの
だ。また数ヶ 月かけてやり直すのか?
7/13(木)
の進歩 梅雨はいずこへ?
連日の猛暑に生きる気力を無くしつつある最中である。湿度の高さにまいる。動くのも嫌になる。いったい梅雨はどうなったのかと憤然としていたら、
朝は大雨であった。でも、やがて止んでしまった。芝生に水やりをする手間は省けたけれど、得たのはそれだけであった。
今日もどやと一緒に、植物を探しに行った。そこそこに見つかったか。その後、学生を総動員して、40分ほど作業を手伝って貰った。講座セ
ミナーまでに終わらせる必要があったので、ちょっと焦っていたのだ。どうもありがとう。
Mathematicaシミュレーションもようやく終わりを迎えようとしている。はずであるが、他のパラメータも試したくなっている。必
要だからやろうとしているのか、シミュレーションという安楽から抜け出したくないのか。自分でもわからなくなってきた。しかし、シミュレーション
から抜け出さないことにどういう意味があるのか?
かたわら論文書きも進める。問題は、Lande and Porcher (2017)をどう扱うかだろう。
7/12(水)
の進歩 陸女寿司がミシュランに
嬉しい知らせが届いた。このたび初めて宮城県の飲食店にミシュランの星が送られることになり、12軒に星がついた。2つ星が1軒で、1つ星が11
軒である。1つ星の1軒に、私の行きつけの店である陸女寿司が輝いたのだ(参
考)。我がことのように嬉しい。今度、お祝いがてらお邪魔しよう。
酒井研の学生は、修士論文提出時と博士論文提出時に陸女寿司に連れて行くことにしている。楽しみにして頂戴!
生物学科三年生向けの講義をした。「変動環境における適応」というお題であった。出席者は18人。お疲れ様。
質問者御イニシャル:H.S.君(2回)
はせたくが志望理由書を見せてくれた。とても良く書けている。これで提出だ!
どやと研究相談。その後、植物の様子を一緒に見に行った。青葉山の標高差が絶妙で、開花状況が絶妙であった。さっそく明日から始めよう。
Mathematicaシミュレーションをしつつ、論文書きのための文献読みに勤しんでいる。鍵となる重要論文(Winn 2011;
Evolution
65:3339-)に誤植疑惑が。ある所に自殖率0.99と書いてあるのに、別のところには自殖率0.01とある。どう考えても、これらは同じ自
殖率を指 しているはずなのだが。悩んだ末、後者は誤植と判断した。
7/11(火)
の進歩 墨田川高校で講演
今日は、東京都立墨田川高校において、「大学への誘い〜理学部生物学科を中心に〜」という話をする。今年で3回目である。生きる気力を喪失する暑
さの中、墨田川高校へと向かった。日向を歩くのは地獄なり。高校について、校長先生・担当のS先生とお会いした。会場には、全一年生が集まってい
るそうだ。そして、小田
和正が歌う東北大学の歌を聴いていらしい。そんな歌があったんだ。私も聴きたかった。13:20から1時間の講演が始まった。今年で3回目なのだ
けれど ………、正直なところ、今年は反応が悪かった。講演内容はほとんど同じなのに、何がいけなかったのか?
どうもすっきりしないまま講演を終えた。来年もお呼ばれしたので、内容を再検討するか。ともかくも、担当のS先生および、非担当なれどお世話下
さったK先 生、どうもありがとうございました。来年も頑張ります。
18時過ぎに仙台に戻った。飲んでしまうかどうか迷ったけれど、明日、生物学科三年生向けの講義があるので我慢した。かといって今から料
理する気力もない。近所の店で外食をした。ベガルタ仙台レディースのポスターが貼ってあって大好感であった。
7/10(月)
の進歩 話す内容
が先かネタが先か
一コマ目に、全学一年生向けに生物学の講義をした。親子の対立というお題であった。鳥の親が意外と冷たいという話などをした。発育の良い雛と悪い
雛とがいるとする。環境条件が良くて餌が十分に手に入る場合、親は、発育の悪い雛に優先的に餌を与えるらしい。ところが、環境条件が悪くて餌があ
まり手に入らないと、発育の良い雛にばかり餌を与えるそうだ。いくらピーピー鳴いても、発育の悪い雛は見殺しである。野生は厳しい。ダーウィンが
来たなどと、のどかに思っている場合ではない。講義の終わりに、生物学的事実を自分の価値観に持ち込むのは無意味だという話もした。「生物は○○
的に出来ている。だから○○的に振る舞うのが正しいのだ」という思考には、何の正当性もないという話である。何しろ、「利己性の進化」「雌雄の対
立」「親子の対立」など、心がすさむ話ばかりしているので、「人間もそうであるのが正しいのだ」などと思われては困るのだ。自分の価値判断の基準
に、「進化の結果どうなるのか」などを持ち込むことは無意味だし、「進化の結果」に従わなくてはいけない理由などどこにもない。そんな話をした。この話では、ウケ狙いのスライドをいくつか仕込んでおいた。この話をするためにこうしたスライドを入れたのか、ウケを狙
うためにこの話をしたのか。どっちも正しい気がしている。
メールでどやと相談。頑張れ!
東京へ。
7/9(日)
の進歩 女子も
ベガルタ仙台レディース 0-1 ASエルフェン埼玉。なんと。
何なんだ、この暑さは。今からこの暑さでは先が思いやられる。なのにやはり庭仕事をする私。今日はまず、果敢に芝刈りをした。この暑さで
刈ってよいのかとも思ったが、一時的な暑さと信じて決行した。刈り高は4(個人的メモ)。ついで、バラの花がら取りをした。二番花も終わりか。三
番花の蕾が出て来ている。最後に、マリーゴールド10株を買ってきて植え足した。これにて花の総入れ替え完了。80株必要なことが判明した。
あんが心配である。寝転がっていて起き上がるときに、「きゃんっ」と悲鳴を上げることがある。背骨の圧迫を指摘されているので、また悪化
してしまったのか。関係あるのかどうかわからないが、食事時、ご飯のお皿を床においても食べようとしない。以前と違い、防衛体制に入っているわけ
ではない。困ったように私を見ている。お皿を口元に持っていくと食べる。しかし、床の上に戻すと食べなくなる。どこかが痛くて、床に口を持って行
けないのであろうか。病院に連れて行こう。
結局、レディースの試合参戦は断念してしまった。夕刻、庭でビールを飲みながらレディースの経過を追った。0-0が続きいらいらとした。
早く取ってくれと思っていたら
………。なんと、後半追加時間に失点してしまった。悪夢の敗戦。これで、決勝トーナメント進出圏とは、残り3試合で勝ち点9の差となってしまっ
た。あまり に痛い。痛すぎる。
7/8(土)
の進歩 完敗
ベガルタ仙台 0-3 ヴィッセル神戸。完敗だった。
目覚めると快晴であった。もあっと暑い。まるで8月のようだ。そんな中、わざわざ庭仕事をして過ごした。まずはウッドデッキの塗装。ボロ
切れを使い、専用の塗装剤を塗っていった。デッキ上で四つん這いになると、膝が熱くて堪らない。サンダルを膝に当てて作業を進めた。30分ほどの
適当作業で完了。見事な塗りむらであった。ついで、花の総入れ替えを始めた。ビオラがさすがに弱ってきてるので、新しいのに替えるのだ。ザ・ガー
デンに行ってマリーゴールドなどを70株買ってきた。そして黙々と、ビオラの粛正とマリーゴールドへの植え替えを進めた。暑さにまいりながら70
株全てを植えた。しかしまだ足りなかった。明日、10株補強しよう。
シャワーを浴びてすっきりとし、晩酌をしながら試合を応援した。立ち上がりこそ互角だったと思う。しかし前半29分に失点すると、途端に
自信を失った感じになった。仙台も攻めもするも、神戸が余裕で試合を進める展開となった。着実に失点して0-3。良いところなしの完敗であった。
これで3連敗である。しかも、3, 4,
3失点である。何とも簡単に失点してしまう。幸いにも3週間のリーグ中断となるので、この間に立て直すしかない。
7/7(金)
の進歩 明日は神戸戦、明後日は埼玉戦
ベガルタ仙台は明日、敵地でヴィッセル神戸と闘う(19時試合開始)。現在連敗中の我がクラブである。前節には、MF永戸が重傷を負うという不幸
にも見舞われた。なんとしても勝って、永戸に勝利を報告しよう。
ベガルタ仙台レディースは明後日、敵地でASエルフェン埼玉と闘う(17時試合開始)。なでしこリーグカップの予選突破のためには残り全勝しか
ない我がクラブである。よって全勝して、決勝トーナメント進出を勝ち取ろう。
レディースの試合に参戦するかどうかをひよっている。夕方の試合なので帰りが遅くなる。翌日は1コマ目に講義。さらには、翌々日には東京出張で
ある。二往復もするのかと思うとさすがに躊躇ってしまう。
緊急。どなたか、電子辞書の日本語手書き入力で、カタカナの「カ」ではなくて漢字の「力」を認識させる方法を教えて下さい。「カ」と
「力」を書き分けねばならないのです。
カタカナの「カ」を13連続入力中。
昨日今日と梅雨の晴れ間が続く。貴重な調査日和なり。しのちゃんより、順調な様子を聞く。嬉しい。
論文を書き始めた。まずはモデルの説明から。快調に終えて、早くも序論に挑んでいる。
7/6(木)
の進歩 日本人であると再確認
先日の夕飯の支度時、味噌汁を頂こうと出汁を引いた。その方法は本格的である。まずは昆布を入れて、60度で1時間じっくりと旨味を引き出す。つ
いで、昆布を取り出して85度に上げる。鰹節を入れて、10秒ほどで漉す。こうすると、何とも美味な出汁が引ける。先日も、料理をしつつ、60度
の温度管理を続けた。1時間経ったので昆布を取り出そうとした。取り出そうとした。しかし、取り出すものがない。ただの水を1時間60度に
保っていたのであった。昆布なしとは。結果として、目的のまったくわからない温度管理をしていたことに大きな衝撃を受けた。引き直す
時間もなかったので、コンソメを入れてスープにした。夕食を頂きながら、味噌汁が飲みたいと激しく思い、日本人であることを再確認した。
私は、良き弟子に恵まれている。それを再確認した朝のひととき。ありがとう。
月初めの談話会があった。皆、研究もたけなわである。それぞれが力の入った報告をしてくれて、実に充実していた。院試頑張って頂戴ね!
その後、どやの講座セミナーがあった。立派な発表だった。文献を良く読み込んでいることが伝わってきた。調査頑張れ!
Mathematicaシミュレーションはずっと続いている。ようやく峠が見えたので、論文を書き始めることにした。私も頑張るぞ。
7/5(水)
の進歩 衝撃
他クラブのことながら衝撃である。サンフレッチェ広島の森保監督が辞任してしまった。5年間で3回の優勝に導いた名将である。1回目の優勝の時、
新スタジアム建設を願う熱気に対して広島市長は、「3回優勝したら考える」とのたまわった。それに対して見事3回優勝して見せ、まさに結果で示す
玄人であった。今季は確かに不振にあえいでいるが、やがて上がってくるものと思っていた。しかし、プロとしての責任を潔く取った。断腸の思いで
あったであろう。
森保監督はかつて、ベガルタ仙台でもプレーしていた。主将として、J1に上がったばかりのクラブを率いてくれた。仙台サポとして、その恩義は決
して忘れない。森保さんが、サッカー界にこれからも大きく貢献していってくれることを祈る。
生物学科三年生向けの講義をした。「生活史戦略の進化」というお題であった。資源投資のトレードオフだけで、一年草・多年草・一回繁殖・
多回繁殖などのさまざまな生活史が表現できてしまう。綺麗な話だと思う。お疲れ様。
どやの講座セミナースライドを見せて貰った。ぐっと良くなっていた。あとちょっと直そう。
7/4(火)
の進歩 本が届いた
『これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版』が届いた。
第2版では、説明の内容と説明の仕方を大幅に練り直した。たとえば、ほとんどの章の冒頭に要点をまとめたものをおき、大切な部分がすぐに
わかるようにした。レポート例の説明では、良い例・悪い例・良い例をわざと改悪した例・悪い例を改善した例を示し、どこに問題がある のか
明確にした。やや卒論よりだった初版に比べ、大学で書くあらゆるレポートに役立つようにもした。もちろん、修論を書く上でも役に立つ
と思う。初版をすっかりと生まれ変わらせているので、初版をお持ちの方にも是非お目通し頂きたい。
表紙は、青を基調とした服装の学生が、オリンピック決勝に挑むイメージである。初版に比べると、ずい
ぶんと立派な舞台になっている。とはいっても、「これから」シリーズの表紙の伝統(普段着の学生が登場)は引き継いでいる。この表紙スタイルは、出版界に
一つの革新を引き起こ していると信じている。しかし、誰も追随しないという気がかりもある。
どやの、講座セミナーのスライドを見せて貰った。レビューと研究計画という形でいこう。明日もまた見せてね。その後に急遽、どやと一緒に
野外に出た。少々作業をして戻った。
はせたくの卒研進行状況も聞いた。必ずや解決できると思う。
二人とも頑張れ。
その他の時間は講義の準備に勤しんだ。来週の火曜日に、東京都立墨田川高校において講演を行うので、その準備も始めた。
7/3(月)
の進歩 時計の馬鹿
今日は1コマ目に全学一年生向けの講義がある。性的対立という話をする。ウケ狙いのスライドも仕込んでおいた。研究室に来て、次週の講義の準備を
しながら時間を待った。置き時計を見ると7時半であった。講義は8時50分からなのでまだ余裕がある。しばししてもう一度置き時計を見るとやはり
7時半であった。???。腕時計を確認したところ8時46分だった。止まっていたのか。大焦りで車を走らせ、講義会場である川内キャンパスに向
かった(研究室のある青葉山キャンパスから車で5分)。川内の教官控え室に辿り着きプリントをコピーした。コピーを終えたのが8時55分頃だっ
た。しかし悪いことは続いた。講義で使うノートパソコンに、講義用のスライドファイルをコピーしていなかったのだ。ファイルは、普段使っているデ
スクトップパソコンに入ったままだった。どうする? 三つの選択肢があった。
1. ファイルをコピーしに研究室に戻る。
2. スライド無し、プリントのみで講義を行う。
3. 何もなかったことにして帰る。
1をすると15分くらいかかってしまうであろう。ただでさえ遅刻しているのに、さらなる時間消費は避けたい。3にするか。知らんぷりして帰るので
はなく、講
義室に行って「今日は休講です」と告げれば、皆の喜ぶ顔を見ることができるかもしれない。しかしひよってしまい、2を行うことにした。スライド無
しの講義はやりづらかった。それ以上に、せっかく作ったウケ狙いのスライドを出せないのが悲しかった。講義をしながら、自分はこんなにもウ
ケを楽しみに講義をしていたのかと思った。時計の馬鹿。
研究室に戻ってからは、次週の講義の準備に勤しんだ。親子の対立という話をする。胎盤の話をしようと思ったけれど、専門用語がわからなく
て困った。英語の用語と日本語の用語の対応がさっぱりわからん。
7/2(日)
の進歩 腹立つ
ベガルタ仙台レディース 1-2 INAC神戸レオネッサ。負ける試合ではなかったのに。
午前中はなのよちゃんの論文にコメントした。ちゃくちゃくと進んでいるね!
昼前、ユアテックスタジアム仙台に入った。なぜか、MF佐々木 繭選手の姿が見えなかった。怪我? 心配なり。
試合が始まった。立ち上がりは神戸に支配される展開となった。ま、こうなることはわかっていた。やがて仙台も盛り返し、ほぼ互角の展開となっ
た。両チーム無得点のまま前半を終えた。後半6分、エリア内のハンドを取られてPKとされてしまった。これを決められて0-1。うーー、前半の神
戸のエリア内のハンドは取らなかった癖に。しかし後半13分、コーナーキックからDF北原 佳奈選手がヘッドで決めて1-1に。追撃追撃!
後半17分、MF田原
のぞみ選手が神戸の高瀬選手に突き倒された。ところが笛はならず。そこからの流れで失点してしまった。うーー、完全な反則だろう。その後、攻撃的
な選手を 次々と投入して猛攻を試みるも及ばず。1-2で敗れてしまった。
うーー、反則を取ったり取らなかったりのふらふら判定をやめて欲しい。とくに、2失点目の誤審は酷すぎる。憤懣やるかたない敗戦となった。
これで、残り4試合で、グループ2位の浦和との勝ち点差は7に広がってしまった。予選突破のためには残り全勝しかない。もう、やるしかない。
夜は、藁火の鰹の叩きで残念会をした。都議選で自民惨敗の報せが最高のつまみとなった。加計学園関連の文書に対するふざけた対応に鉄槌が
加わったのであろう。国民を舐めるでない。
7/1(土)
の進歩 苦杯
ベガルタ仙台2-3ガンバ大阪。またしても勝ちきれず。
試合は夜から。午前中はしのちゃんの調査に付いていった。ほっしー・松本くんも来てくれた。鳥もちにまみれながら作業。探してみると、個
体数もけっこう確保できた。お疲れ様。これからの天気が心配なり。
帰宅後、だらだらと庭仕事をした。薔薇の花がらを取ったり雑草を抜いたりと。薔薇の二番花も咲き出している。一番花のときのような量的す
ごさはないけれど、ぽつぽつと咲く姿もまた風情なり。
夕刻、ユアテックスタジアム仙台へと入った。試合が始まった。立ち上がり、大阪に攻め込まれた。そして前半9分に痛恨のオウンゴール。い
やな感じなり。しかしその後は、だんだんと仙台が支配するようになった。後半に入って追撃ムードはますます高まった。しかし後半25分に、カウン
ターから失点してしまった。前節に続いて2点差にされた。しかし今節はここからが違った。後半31分にFW西村が取り返すと、その4分後にはDF
大岩のゴールで追いついた。一挙に盛り上がって、逆転も時間の問題と思ったのだけれど
………。後半追加時間にセットプレーから痛恨の失点。これにて力尽きた。
良い攻めはしている。しかしシュートの一歩前で終わってしまっている。一瞬の判断の遅れか外すことの怖さか。思い切って打っても確かに外
すのだから怖がるのはわかる。でも、打たないと入らないぞ。得点を取り切る力が今後の課題と思う。じっくり行くしかない。