「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
11/30(水)
の進歩 11 月も終わり
今日で 11 月も終わりか。ついこのあいだ新しい月に入ったと思ったのに。気づく間もなく一ヶ月が過ぎてしまった。というのを早くも 11
回繰り返し、今年もあと一ヶ月。
我がクラブも、一年で一番いやな時を迎えたはずだ。戦力外通告がなされたはずである。今のメンバーで闘うのもあと 1
試合だけ(天皇杯があるが)。J1 クラブの一員として闘うのもあと 1
試合だけという選手がいるかもしれない。それどころか、プロとして闘うのもあと 1 試合だけという選手もいかねない。毎年のことながら辛い。
研究室に来たら、みっちーの新しい論文の初稿が届いていた。さっそく読んでコメントした。しかし、新しい解析手法が使われていて、それが
どうもよくわからなかった。というわけでみっちーと相談したくなった。携帯メールに送ると 30
分後に現れる。移動に時間のかかるマグマ大使みたいだな。マグマ大使が、空を飛んでではなく、自転車でやってくる姿を想像してみよ。超古過ぎのネタで想像できない
かもしれないが。
その後、某文章の執筆に移ろうと思った。しかし頭脳疲れでやる気になれなかった。こんなとき、昨日までの私ならふらふらと遊んで過ごした
であろう。しかし今日からは違う。さして頭を使わない仕事をちゃんとやった。
11/29(火)
の進歩 福島なでしこのその後
先週末のバンキシャで、「福島なでしこのその後」というものをやっていた。東京電力マリーゼの選手たちを追ったものである。今は、あちこちに散っ
てサッカーを続けているらしい。しかしその中身は人それぞれであった。なでしこリーグの他チームに移籍できた選手もいれば、練習チームを確保でき
たという状態の選手もいるようだ。「震災後は、何をしても楽しめない」という旨のことをつぶやく伊藤選手。聞いてて涙だよ。彼女たちを暖かく受け
入れ、最高の声援を送ってあげようと思うのであった。
マリーゼ所属 26 選手の内の 20 人くらいが仙台に来ると言っていたけれど、本当なの? 白幡社長は 10
人くらいと言っていたが。
例の英語の講義。まったく。
某文章の執筆にようやく先が見えた。もうすぐ力尽きようとしていたので良かった。頂上に着く頃にちょうど力尽きるとは、上手くできている
ものだ。力尽きたところが頂上という思考もあるが。
11/28(月)
の進歩 J1残留争い
J1 の残留争いがほぼ終焉した。最終節を残し、15 位の浦和が 16 位の甲府に勝ち点差 3 をつけている。得失点差でも 14
上回っているので、浦和の残留は決まったようなものだろう。無念ながら甲府は一年で陥落 ……… と書くのは早い。甲府のエース FW
ハーフナーは、最終戦で「14 点取る」と燃えているらし
い。確かに、14 - 0
で甲府が勝って、浦和が最終節に負けたら歴史的大逆転である。いくら何でも無理と思うが、ハーフナーの意気込みは好もしい。14 点取っちゃったものの 1 失点して、14-1 で無念の降格な
どとなったらやっていられないので、守備陣も気合いを入れよう。
全学 1
年生向けの講義をした。今日はけっこう寝ていた。というか、今までは、講義室の前の方の学生ばかり見ていたのかも知れない。今日は、意識して後ろ
の方を見 るようにしたのだ。そうしたら、ちょっと別の世界が見えたのかも。
某文章の執筆。ぐだぐだ悩んでいる暇があったら書くしかあるまい。早く仕上げよう。
11/27(日)
の進歩 シリアに勝ちきる
U22 日本代表 2-1 U22 シリア代表。よくぞ勝った。頼もしい限りなり。
ぽかぽかと気持ちがよい。ついふらふらと、車で近場周りをしてしまった。まずは泉パークタウンの練習場へ。拡張工事がどうなっているのか
気になったのだ(11/6 の進歩参照)。しかし、工事は行われていなかった。拡張する雰囲気がない。いった
い、どうなっちゃうのだろう? どなたか、ご存じの方いませんか?
ついで、泉サッカー場へと行った。ちょうと、仙台大学との練習試合が終わったところであった。そうと知っていれば、もっと早く来ればよかった。
そういえば、契約満了選手がもうすぐ発表になる。FW 中島が危ないのではないかと心配している。本人のことよりも、妻である丸居沙也佳の方が心配なのだ。仙台唯一のタレント奥さんを失いたくな
いっす。
試合が始まった。シリアは、引いて守ることなくぐいぐいと出て来た。組織的な攻めというより、個人の力で突破してくる感じである。シリ
ア強しだ。しかし日本も負けていなかった。華麗なパス回しでシリア陣に迫る。大迫のポストプレーも良かった。そして前半 44
分、コーナーキックから DF 浜田が決めて待望の先制をした。しかし後半に、守備のミスから決められてしまった。正直、これは引き分けかと私は
諦めかけた。ところが 41 分に、MF
大津が鮮やかにやってくれた。頼もしい。どんな試合もしっかりと勝ってしまうのだから大したものである。
これで C
組の首位に立った。次は敵地でのシリア戦である。これは凄まじい激闘になりそうだ。しかし日本の若者は、必ずややってくれるであろう。
11/26(土)
の進歩 枠に飛ばなきゃ入らない
ベガルタ仙台 0-1 ガンバ大阪。シュートは枠に飛ばないと入らないんだよ。
試合は午後から。午前中に、メダカを池に戻す儀式をした。池を作り直した際(11/23 の進歩参
照)、水および池底に貯まった泥ごとバケツに移しておいた。メダカ入りのはずである。というわけで本日、水を慎重にさらってメダカを回収した。な
んと 3 匹しかいなかった。最盛期には 100 匹くらいいたと思うのだが。アオコ発生による水質悪化が原因か。遺体も 1
匹回収した。バケツに移した際に泥に埋まってしまったものと思われる。合掌。
試合が始まった。敵地なので BS TBS
で応援だ。両者の時間帯があったが、内容的に負けていたわけではないと思う。どころか、仙台のシュート数は大阪の倍近くあった。しかし枠に飛ばな
い。どうしてこうもシュートが下手なのか。1つでも決めていれば、違った展開になったのに。結局、大阪のイ・グノに決められて 0-1
で負けてしまった。
終わってみると、西野監督がホーム最終戦を勝利で飾り、J1 の優勝争いは三つ巴で最終節へと、実に空気を読んだ敗戦となった。4
位を争う横浜も敗れたので、我がクラブも、希望を持って最終節を闘うことができる。というわけで、最終節を楽しみにしよう。
11/25(金)
の進歩 待望の公開
お待たせいたした。「何を待っていたのか?」と思う方、それはこれだ。待望の、あんのビデオ公開である。
こういう暮らしを送っております。
ベガルタ仙台は明日、敵地でガンバ大阪と戦う(14
時試合開始)。我がクラブは負傷者続出の模様で、選手のやりくりが大変らしい。ボランチが足りないという噂もある。そこへ襲いかかるのが、点取り
集団のガ ンバなのだから、嫌になってしまうな。勇退する西野監督のためにという思いもあるだろうし。しかし、4
位に上がるためにも、なんとしても勝ってしまおう。ACL 出場可能性も大切だけれど、5 位と 4 位とでは賞金が 2000
万円も違うらしいぞ。
某文章の執筆。苦しい。一歩進むのに十の文献を調べなくてはいけないような状態だ。無間地獄のようである。ここから抜け出せる気がしな
い。おまけに、……… いや、止めておこ。正直、暖かい慰めや温もりが欲しい。
11/24(木)
の進歩 宮間がアジア MVP
なでしこ MF 宮間が、アジアの年間最優秀選手に輝いた。すごい、おめでとう。ドイツ W 杯の MVP
に澤が選ばれたとき、「受賞したのは澤さんだけれど、全員で取った賞だと思います」という旨のことを述べた宮間である。そういうことは取った本人が言うことではないかとちょっと思ったのであるが、今回つ
いに受賞となった。これからもますます、日本の女子サッカーを引っ張っていって欲しい。
正直なところ私は、今回も澤が取ると思っていた。しかし澤は、体調不良で授賞式を欠席したらしい。そして、「欠席者は受賞できない」という規則
により、受賞対象から外れたようだ。すごい規則だね。ま、澤が出席したとしても宮間が取ったかもしれないけど。
まったくの憶測であるが、宮間に花を持たせようと、澤はわざと欠席したのかもしれない。なにしろ、授賞式の前々日に、熊本城で記
念写真(中列中央)を撮ったり、ラーメンが無料になる金色の丼も貰ったりしている(ス
ポニチより)ところが怪しい。元気そうなのに、急に体調不良になるのかなあ? ま、あくまで憶測。
バラモンの論文セミナー。なかなか難しかった。ついで、デラックスと町野の講座セミナー。みな、お疲れ様でした。
11/23(水)
の進歩 庭の池を作り直し
我が家の庭の築山の裾野に池がある。プールライナーという池作り用の防水シートを敷いて、私が手作りしたものだ。作った当初から水漏れに悩まされ
ていたのだけれど、このところ凄まじくなっていた。一日で水が半減するような勢いである。あまりに酷いので、作り直すことを決意した。
そこでまずは、メダカの救出を試みた。水を減らして、池内の石を取り除き、水を溢さないようにプールライナーを引き抜いた。そしてそのまま水を
バケツに移した。水が少々こぼれてしまい、メダカが 2 匹、地べたでぴこぴこしていた。それを救出して完了した。
取り出したプールライナーを見て驚いた。ササの地下茎が突き抜けていたのだ。池の底に穴が空いていたので、水漏れがすさまじかったわけである。
それにしても、厚さ 0.3 ミリという頑丈なシートを突き破るとは。植物の力って恐ろしい。
地下茎対策のため、厚さ 1
ミリほどのビニールシートをダイシンで買った。さすがにこれなら突き抜けないだろう。池の壁面をこのシートで被い、新しいプールライナーをその上
に敷い た。そして池内に石を並べた。
復旧された池。もう漏れたらいけんよ。
疲れた。朝から始めて 15 時くらいまでかかってしまった。アオコにも悩まされていたので、その駆除が出来たのもよかった。
録画しておいた、NHK
ドラマ「蝶々さん」を見た。面白かった。「良い人」がたくさん出てくるのもいいねえ。きつい言葉とは裏腹に、蝶々さんの成長を暖かく見守る女将と
か、親友 のように使える女中とか、身請けのために 200 円をぽんと出す社長とか。私も、良い人になろうと思った。ここしばらくは色々 あるので、再来週あたりから。
11/21(月)
の進歩 今年の一年生
全学一年生向けの講義をした。「性比のゲームモデル」というお題で、なぜ、ほとんどの生物で雄と雌の数の比が 1 対 1
なのかという話である。一つの答え方として、「性染色体で性が決まっているから」というものがある。雄が XY で雌が XX の場合、卵は必ず
X を受け取る。精子は X か Y を 1/2 の確率で受け取るので、受精がランダムならば、XY(雄)と XX (雌)とが 1 対 1
の比で出来るわけだ。今日も、講義冒頭 3 分ほどでこの話をした。「というわけで、雌雄の比が 1 対 1 である理由がわかりました。本日の講義はこれまで」と、颯爽と講義室を後にすれば大変受ける(と
いうより喜ばれる)のであるが、躊躇ってしまった。でも、一度くらいやってみたい。ま、その後、ゲームモデルを用いて、もっと普遍的な要因を説明
しておいた。
それにしても今年の一年生は熱心だ。大体の人が、熱心に聴いてくれている。ネタにもちゃんと受けてくれる。おかげで、こちらも気持ちが良い。
11/20(日)
の進歩 柏すごい
J1 の優勝争いもいよいよ大詰めである。日本中の耳目が、柏レイソルが快挙を遂げるかに集まっている。何しろ、J1 に復帰して 1
年目である。それで優勝しちゃったら、J1 と J2 のどっちが強いのかと
いう議論にはならないか。今日も、清水エスパルスに逆転勝ちして首位を守った。勢いもあるし、このまま行ってしま
うかもしれない。
こうして他クラブの動向を気にしていられるのも、我がクラブの残留が決まっているからである。つくづく、残留のありがたさを実感する。
本日も休日出勤なり。丸一日、人の話を聞いていた。
11/19(土)
の進歩 引き分け
ベガルタ仙台 0-0
浦和レッズ。残念ながら、映像を見ていない。土砂降りの中の激戦だった模様である。浦和の柏木が内容に満足していたので、浦和ペースだったの
か? ともかくも、4 位の横浜との勝ち点差が 2 に縮まったことをよしとしよう。
車に荷物を載せて、マツハシと一緒に片平に行った。荷物が崩れないようにと低速で走らせていたら、後ろを走っていた市バスにパッシングとクラクションをされた。市バスがこんなことする
なんて信じられない。
本日、休日出勤なり。この仕事は久しぶりだ。
帰宅後、早々に晩酌を始めた。18 時に飲みだしちゃったのだ。時計の進みも遅く、「まだ 19 時半か」と思ったりと。21
時くらいに飲み終えた。こんな感じだと体調も良い。
11/18(金)
の進歩 明日は浦和戦
ベガルタ仙台は明日、敵地で浦和レッズと闘う(14
時試合開始)。なんか目標を失い気味の我がクラブと、残留という目標に燃える浦和との決戦である。どうなるのかな−。でも私、仕事で映像を見るこ
とができ ない。悲しい。
私は、有田焼の源右衛門窯が好きである。すごく高いのだけれど、お洒落すぎると思う。国分町に直営店があり、ときどき覗いている。そし
て、値段に目をつぶって買ってしまう。先日我が家で秋の園遊会をしたとき、学生が、出汁を引いた後の昆布を源右衛門の皿に乗せたのを見て、値段を教えてやろうかと思った。と、源右衛門の直営店が
今年いっぱいで店を閉じるという知らせが来た。謝恩セールをするらしい。源右衛門を 15 - 35 %
引きで買えるのか。というわけで、張り切って店に出かけた。そして酒器と皿を購入した。嬉し。
恐るべし
NHK。ブータン国王夫妻と日本の皇太子が会合したというニュースで、皇太子にだけ敬語を使っていた。「ブータン国王が、○○と述べたとのことで
す」「皇 太子様が、○○と述べられたとのことです」と、「同じニュース」の中で使い分けていたのだ。信じられん。
実は本日は休暇を取った。休日出勤の代休である。
11/17(木)
の進歩 すごい
こんな記事を見つけた。「部活リケジョ、「化学」大発見、米誌に掲載へ」(読
売新聞より)。この記事からは詳細がわからないのだが、高校生の発見が論文になったらしい。すごい。私が最も気になるのは、この高校
生が自ら論文を書いたのかということだ。ある意味、発見自体よりも論文執筆の方が大変である。論文も自ら書いてアクセプトさせたのなら感心の
100 乗だ。「これ論」を参考にしてくれたのかな!
ワコタンの論文セミナー。なかなか難しいモデルだった。お疲れ様。
ようやくにして、某文章の前半部分を終えた。これから本題部分に取りかかる。しかし先が長い。も、疲れた。
11/16(水)
の進歩 シュトゥットガルトの折れ尺
今日も、マツハシとともに片平キャンパスに行った。マツハシが、折れ尺を取りだして器具の大きさを測った。その折れ尺を見ておっどろいた。
ドイツブンデスリーガ 1 部の VfB シュトゥットガルトの折れ尺
グッズではないか。この夏に VfB
シュトゥットガルトの試合を見たときに、お土産店で買ったのだという。サッカークラブのお土産店で、クラブ名入りの折れ尺が売られていると
は!
もう、衝撃であった。ベガルタ仙台の公式店舗カーサベガルタでベガルタ折れ尺を売っている光景など、発想すらしなかった私である。それにしてもド
イツ人 は、サッカーの試合を見たついでに、いったい何に使う目的で折れ尺を買うのか。ドイツでは
My折れ尺を持つことが普通なのか。ただ今、甚大なるカルチャーショックを受けている。
ベガルタ仙台の白幡社長が頼もしい(ス
ポーツ報知より)。1 年での 1 部復帰を目指すそうだ。そうあるべし。男子の方は 6 年もかかったけど。気
になるのは、施設見学に来た 17 人のうち、移籍してくるのは 10 人程度の見込みということだ。確かに、待遇面では
………。東京電力の社員という身分を捨て、不安定な身分のサッカー渡世人になるのだから。しかし、どれだけ良い選手を集められるかに、1
年での復帰がかかっている。社長の手腕に期待しよう。
某文章の執筆を進めた。いつになったら峠を越えるのやら。
11/15(火)
の進歩 ベガルタ仙台レディース正式発足決定
ベガルタ仙台レディースが正式に発足することが発表された(ベ
ガルタ HP より)。来年の 2 月 1
日に発足である。嬉しくて堪らない。男子チーム同様に応援しよう。来季は、チャレンジリーグ(2
部相当)での闘いとなる。プレナスなでしこリーグ(1 部)に早く上がって、川澄のチームと試合をしたい。
東京電力マリーゼに所属している選手のほとんど(全員?)が、仙台に移って来るであろう。問題は、マリーゼから他クラブに移籍してしまった選手
の動向だ。正直なところ、移籍した選手の方がレベルが高いと思う。だから、どれくらい引き戻せるかが重要である。鮫島が仙台に来ることはあり得な
いにしても、一人でも多く仙台に移籍させて欲しい。マリーゼのバトンを受け継いだチームという意気を篤く訴えるしかないか。
ところで、下部チームを作るのだろうか? 常磐木学園や聖和学園があるからよいというのは安直なり。
マツハシとともに片平キャンパスへ。人の温かみに触れてきた。
日本代表 0-1
北朝鮮代表。ま、完敗であった。北朝鮮の、面白くもなんともないパワーサッカーに屈してしまった。でも、ああいうサッカーを続ける限りは、北朝鮮
はさして 怖くなる相手ではない。
11/14(月)
の進歩 とっさのウケ
全学一年生向けの講義をした。今日もウケを目指した。私の場合、ウケ狙いの部分は、話す言葉さえもすべて事前に考えている。ウケ狙いの言葉がとっ
さに出ることはあまりない。まして、始めの方を喋り出しながら、オチをまだ
考えていないことなどありえない。しかし本日、それが実現した。オチを意識せぬまま喋り出し、ちゃんとオチを付けていたのだ。
学生もウケてくれた。それ以上に自分にウケた。
ワコタンが、マツハシ支持を表明した(昨日の進歩参照)。もっとホクホクの方が良いって。あれよりホクホクにするのか。それはかなり危険
な賭と思う。
某文章の執筆を進めた。1990 年から 2007 年の長期に渡り、鳥の繁殖成功を調べた研究を紹介する文章を書いたのだ。この 18
年で得られたサンプル数が 143 である。なんとも地道に進めてきたわけだ。しかし、こうした研究こそが科学の進歩を支えてきたのであろう。
11/13(日)
の進歩 私は、煮崩れると絶望的な気持ちになる
昨日の園遊会で、カボチャのカレー和えも出した。皆が来る前に料理しておいたのだ。実はちょっと前にマツハシと、カボチャの煮え具合について意見
の対立を見た。ほどよく煮崩れてホクホク感のあるのが良しとするマツハシと、煮崩れをまったくもって許さない私という構図であった。だから、あえ
て作ってみた。まったく煮崩れておらず、それでいてホクホク感のあるものを目指したのだが、どうであったか?
というか、全然気にせずに食べたのではあるまいか。
久しぶりに芝刈りをした。晩秋とはいえ、1ヶ月も放置すると、それなりに見苦しくなってくるのだ。本当は、昨日のうち ---
皆が来る前 ----
にやってしまいたかったのだけれど、料理をしている内に時間がなくなってしまった。ま、明るい内にやって来たのはマツハシ・えり・ワコタンの 3
人だけだったけど。というわけで、今年最後になるやもしれない芝刈りであった。花壇との境界を綺麗に切り揃えると、やはりうっとりするねえ。
なでしこの川澄らが出ていた番組を録画しておいたのに。うっかり消去してしまった。すんごい悲しい。
11/12(土)
の進歩 秋の園遊会
我が家で秋の園遊会をした。研究室の皆が集まって、刺身に鍋にと楽しんだのだ。まずは、サンマ・アジをおろす講習をした。過去にも 2
回、同じ講習をした。しかし、進歩の跡がまったく見られないの
はなぜか。今回も、身がたっぷりついた骨煎餅が出来上がった。初参加の星野は、さすがに筋が良かったが。その後、寄せ鍋(?)を楽しんだ。つけダ
レに凝ってくれて、美味であったよ。さらには、鮪大トロ・ソイ・ボタンエビ・スルメイカ・アジ(おろす過程で身が減った)・サンマ(同左)の刺身
を堪能した。ノドグロの塩焼きも頂いた。
おやつをくれそうな人を探し、
貰いに来てみる。
楽しかった。秋の園遊会も恒例とすることになった。とりあえず次は、春の歓迎会だね。
我らが代表が、W 杯アジア最終予選への進出を決めた。昨日の試合に 4-0
と快勝し、北朝鮮がウズベキスタンに敗れたためである。まずは目出度い。これで、3 次予選の残り 2 試合を温泉気分で見ることができる。
しかし、北朝鮮が予選敗退してしまったのは悲しい。我らが梁の W 杯が終わってしまった。
INAC 神戸レオネッサがようやく優勝を決めた。初優勝おめでとう。ノンアルコールビールかけ、楽しかったか?
11/11(金)
の進歩 今夜はタジギスタン戦
我らが代表は今夜、敵地でタジギスタンと闘う(18 時試合開始)。W 杯 3 次予選の第 4 戦である。ホームでの試合では 8-0
とぼっこぼこにした相手だ。しかし今度は、ピッチがぼっこぼこという。日本得意の華麗なパス回しができないかもしれない。その場合はハーフナーの
高さとい うことで。すっきり勝って、最終予選進出をさっさと決めて欲しい。
11 が三つ並ぶと目出度いであろう。というわけで今日は、2011.11.11 である。何か良いことがありそうだ。
イタポンの論文にコメント。
11/10(木)
の進歩 驚き
某文章の執筆のため、乱婚について調べている。動物界では厳格な一夫一妻などなく、乱婚が普通なのだ。人間も例外ではない。とはいえ、このデータ
(Anderson, K. G. 2006; Current Anthropology 513-520)
には驚いた。アメリカ・フランス・イギリス・メキシコ・カナダなどで子どもの実の父を調べた研究をまとめたものである。「父が、自分の子と思って
いるカッ プル(多くが夫婦)」の子どもに関する研究報告が 22
あり、なんと、0.4-11.8%(中央値は1.7%)の子どもの父親が実は他の男性であったという。 驚き。
皆に話したところ、「結果を当事者に伝えたのか」「秘密にしたとしても、論文を読んだら疑心暗鬼に陥り、いずれにせよ家庭崩壊するのではない
か」などという声が相次いだ。
月初め談話会があった。正義の談話会であった。悪に対する正義である。正義は勝つ。
修論もそろそろ、本格的にスパートしよう。
その後、ブッチーとバラモンの講座セミナー。お疲れ様。
昨日の日記を読んで誤解した方がいるかもしれない。公募情報は偶然見つけただけ。私が応募するわけではない。
11/9(水)
の進歩 この言葉が大学の科目に
某大学での教員公募。
教員募集(エコロジー・自然観察分野)
学部授業科目「生態観察実習」「エコロジーT」「エコロジーU」「ビオトープ論」「生物の基礎U」等の授業
応募書類に書くことの一つ:
「生態観察実習」「エコロジーT」「エコロジーU」「ビオトープ論」(担当予定科目)の具体的な授業計画案
エ、エ ………、エコロジーI・エコロジーIIって ………。しかも、I と II とがあるって ………。どんな授業計画案を書けばよいのか。
紙の辞書を使い続けて X
年。英和辞典にいたっては、高校時代のものを未だに使っている(*)。そんな私に、ようやくにして革命が起きた。電子辞書を買ったのだ。さっそく
電源を入 れてみたのだが、おっかなくて使えない。今のとこ
ろ、アル ファベット 2 文字を恐る恐る打ってみただけである。
*高校時代のこと。英語が得意な秀才にこの辞書をちょっと貸した。辞書を引きながら彼は、「下線を引いてもいい?」と訊いてきた。秀才のことなら
間違いないと思い、「いいよ」と答えた。そうしたら、赤ボールペンの下線が、と
んでもねー猥褻用語に引いてあった。馬鹿ヤロウ。
某文章を書き始めた。大改訂する最後の章となるはずである。書いてみると、個々の説明に思ったよりも項数が取られることがわかった。これ
では、書こうと思ったことをかなり削らないといけないかもしれない。せっかく読んだのに無駄となる文献が増えちゃうみたいである。がーーん。
11/8(火)
の進歩 宮城第一高校で講演
宮城第一高校の理数科 2 年生を対象に、論文の書き方の講演を行った。去年に引き続き 2
回目である。「誰の論文なら情熱を持って読むか?」と訊ねたところ、家族のものも親友のものも情熱を持って読まないとのことであった。冷
たい。おかげで話の予定が狂った。大学での講義では、「恋人の論文なら?」と訊ねている。しかし、高校生にこの質問はいけないという妙に教育的な配慮があり、恋人の場
合は取り上げなかった。私がおくて故の失敗かもしれない。
終了後、タイトルと序論を書いて質問に来てくれた生徒さんもあり、非常に好感であった。ほっておくと、その問題を取り上げるに至った経緯をその
まま序論に書いてしまう。でもそれは不要だ。その問題に「取り組んだ経緯」と「取り組む論理」とは違うのだ。序論では、「取り組む論理」(問題の
意義など)を説明すればよい。
昼過ぎに研究室に戻った。かなりの疲労感がある。大学の講義ではここまでの疲労感は感じないのに。やはり、高校生が対象ということで、新
鮮な緊張感があったのだろうか。
疲労を感じつつ、まずはマツハシと議論した。なんの議論かは秘密だよん。ついで、某文章書きのための論文読みに戻った。もう半月近く、論文探し
と読みこなしに取り組んでいる。いい加減、執筆に移りたい。そうだ、明日から移っちゃおう。
11/7(月)
の進歩 仙台三校で講義
仙台第三高校で、論文の書き方の講演をすることになった。スーパーサイエンスハイスクールに指定されていて、生徒が研究に取り組んでいるそうだ。
というわけでのお呼ばれである。頑張ろう。
自分で言うのも何だが、論文書き・プレゼンに関する私の講義にはけっこう良いものがある。お呼ばれしたらどこにでも出かけるので、どうかお声が
けあれ。
某文章(このところ取り組んでいるものとは別物)を書き始めた。腕によりをかけて臨んでいる。短い文章の中に、彼の良さのすべてを表現し
たい。
11/6(日)
の進歩 見に行っちゃった
気になるあまり、泉パークタウン練習場に行ってしまった。ここに来るのは久しぶりである。敷地の東隣に空き地があった。ここを借りられたら理想的
である。それが無理なら駐車場を削るのか?
その場合は、敷地の東南角にクラブハウスを移して、駐車場の南半分を潰す。そうすれば、東西方向にタッチラインを取った 1
面ができる。ピッチ面積が、現在の 1 面から 1.5 面に広がる。いやいずれにせよ、照明灯の移設が必要となる。それは可能か?
などと、超真剣にいろいろな案を考えてしまった。そして思った。私があれこ
れ考えても何の意味もないのであった。
帰宅後 CS で、INAC
神戸レオネッサ対日テレベレーザの試合を見た。神戸が勝てば優勝が決まる。なんとなくアンチ神戸になっている私は、ベレーザの勝利を期待しながら
試合を見 た。ベレーザ強し。神戸に対して、互角以上の闘いをしていた。両チームともレベルが高く、とても面白い試合だった。結局、1-1
の引き分けに終わり、神戸の優勝決定は持ち越された。
それにしてもベレーザよ。主力を引き抜かれて弱体化したはずなのに、若手がぐんぐんと育っている。育成組織のしっかりしたクラブの底力を見た。
11/5(土)
の進歩 気になる
ベガルタ仙台レディースについての白幡社長の記者会見があったようだ(河
北新報より)。その中で、気になる発言があった。「これから改修する(仙台市の)泉パークタウン練習場を広げる形で練習場としたい」
の部分である。「広げる」とは?
泉パークタウン練習場は、ユース・ジュニアユース・ジュニアが使っているので、広げる必要は確かにあるだろう。でも、どう広くするの
か? 練習場の航空写真を google で見て、あれこれと考えてしまった。駐車場を削るのか?
それとも、敷地を拡大しちゃうのか? でも、拡大できる土地があるのか?
隣に乗馬クラブがあるのだけれど、そこの領土はどこまでだ? うーー、気になる。
午前中は街に出た。鈴喜で和食器を見て、天松で上天丼を頂き、藤崎の食器売り場と調理器売り場を覗いて、ブルックスブラザースで商品を受
け取る。今日もまた定番の行動であった。帰りにザ・ガーデンに寄ったので、定番中の定番というところか。
午後は、しっぽりと料理をして過ごした。究極の煮物に燃えているのだ。煮崩れすることなく、それでいて柔らかい。かぼちゃと里芋で挑戦し
てみた。かぼちゃは失敗、里芋は成功であった。
11/4(金)
の進歩 アブストラクト
今週はひたすら論文を読み続けた。つまり、アブストラクトもたくさん読んだ。そして思ったこと。どのアブストラクトも、1/2 から 1/3
くらいをイントロが占めている。問題の背景・動機づけに、これだけを費やしているのだ。アホではあるまいか。ア ブストラクトには普通、厳しい語数制限がある(200
語以内とか)。だから、背景・動機づけに語を費やすと、肝心の研究結果の説明をそれだけ削ることになる。読者がアブストラクトに求めているのは研
究結果の
説明であって、背景・動機づけの説明ではないというのに(背景・動機づけの説明はイントロに求めるもの)。背景・動機づけの説明が延々と続くアブ
ストラク トを読まされると、さっさと中身の紹介に入れと、激しく苛々する。冒頭に、1 文または 1
節で目的を書き、それに続いて即、研究内容の説明に入る。こういう理想のアブストラクトがほとんど無いことに呆れるのであった。
ベガルタ仙台の取締役会が開かれ、東京電力マリーゼを受け入れることが正式に承認されたらしい。目出度し。監督には、元仙台戦士の千葉泰
伸が就任するとか。かつて、サインを貰ったとき、山路(彼も元仙台戦士)の結婚式への招待状を代わりにくれようとした人物である。嫌いなので出た
くなかったわけではないと思うが。ともかくも頑張って頂きたい。
11/3(木)
の進歩 引き分け
ベガルタ仙台 0-0 サンフレッチェ広島。押されながらも引き分けに持ち込んだ。
試合は夕方から。昼に、フランチェスカというイタリア料理屋で皆とランチをした。私の誕生日に、プレゼントをくれたりケーキを作ってくれ
たりしたので、そのお礼にご馳走したのだ。イタリア料理は久しぶりであった。ワインも飲みたかったけれど、昼ということもありお預け。でもたっぷ
り 2 時間かけての昼食となった。
このお店、マンションの 2
階に密かに存在している。知っていないと絶対に入らないであろう(はるちゃんの推薦があったのでこの店にした)。おまけに、ベランダに
「Francesca」と書いてあるだけで、何の店なのかもわからない。というか、店であること自体わからない。住人の名前と思えなくもないの
だ。「イタリア料理」とくらいは書いておいた方が良いのではあるまいか。
ランチを終えると 2 時半を過ぎていた。大急ぎで帰宅し、あんの世話を済ませ、ユアテックスタジアム仙台へと向かった。
試合が始まった。立ち上がりこそ互角だったものの、だんだんと広島に支配されるようになった。前半はもう一方的に攻め込まれてしまった。しかし
外しまくってくれて、0-0
のまま前半を終えた。後半になると仙台も攻め込むようになった。しかしこちらも外しまくり。結局、両者無得点のまま試合を終えた。このところ、生
で仙台の 得点を見ていない。
4 位の横浜が勝ったので、4 位との勝ち点差が 3 に開いてしまった。でもまだ 1 試合で並べる差である。残り 3
試合頑張って、ちゃっかり逆転してしまおう。
11/2(水)
の進歩 明日は広島戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台にサンフレッチェ広島を迎え撃つ(17 時試合開始)。4
位に上がるためには必勝あるのみの決戦である。佐藤や季を擁する強力攻撃陣の広島であるが、頑張って止めちゃうしかない。出場停止のチョに替わっ
てセン ターバックに入る渡辺がやってくれるであろう。
明日は、「みやぎ生協&明星食品マッチデー」とのことである。先着 6500 名がチャルメラちゃんぽんを貰えるらしい。早めに行ってちゃんぽ
んを獲得しよう。
来週の火曜日に、宮城第一高校で論文の書き方の講義をする。去年に引き続き二回目である。今日は、この講義の準備をした。
今日も論文読みを続けた。一所懸命に読むのはよいが、原稿を書き出すときには内容を忘れている可能性が高い。なんとも意味がない。
11/1(火)
の進歩 10 周年
この日記は昨日で満 10 年、今日が 10 周年という使い分けが正しいのかどうか自信はない。2001 年 11 月 1
日に書き始めたのだから、10 周年と改めて書いてもいいであろう。一人く
らいお祝いのメールをくれるかと思いきや誰もくれなかったので、祝いの日を延ばすという効果もある。
こともあろうに昨日は、2001 年にベガルタ仙台が J1 昇格に失敗したかのようなことを書いてしまった。大間違い。2001 年 11
月 18
日に、西京極の歓喜を迎えたのであった。昨日の記述は修正した。しかし、ウケ狙いの部分(「こうした詳細を省くと、夢を見事にかなえた」のあた
り)は残し ておきたかったので、やや不自然な文章になっている。
大学で避難訓練があった。大震災を経験したので、さぞや真剣な訓練となるかと思いきや。エレベーターで避難する人はいるし(私)、避難訓
練から避難する人はいるし(直前にお出かけ;ワコタンら)、研究室に居残ったために行方不明の人数に入れられた人もいるし(マツハシら)、おおむ
ね気合いが抜けていた。ただし、ほとんどの参加者がヘルメットを被っていた点は立派であった。自分のヘルメットはこうなっていたので、私は被らなかった。こういう装飾はするキャラだけど、こういうのを
被るキャラではないので。
ひたすら論文読みを続けた。飽きた。