「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


1/31(日) の進歩 講演会へ
今日は、ベガルタ仙台市民講演会☆県北支部主催の講演会「講座ベガルタ」の日であ る。10 時半頃に家を出て、会場のある古川へと向かった。昼前に古川に着き、冨士屋というラーメン屋で昼食を摂った。この店、ベガルタ仙台のサポのようである。店 内に、ベガルタの写真や品が飾られていた。無論、ラーメンも美味しかった。
 13 時から講演が始まった。最初の演者の健志は、下部組織の現状と未来を語ってくれた。丹念に取材をしているだけあって、言葉が厚く熱く篤い。下部組織出身者 がトップで活躍するようにしないとね。二人目の演者の武平さんは、名前は知らなかったけれど、姿を見てすぐにわかった。仙台サポの「顔」の一人である。 ユーモア溢れる話で盛り上げてくれた。最後の演者の武藤さんは、言わずと知れた論客である。来季は厳しい闘いになるものの、十分に闘える気分にさせてくれ た。演者の皆さん・主催者のみなさん、楽しく有意義な時間をありがとうございました。
温泉に寄ろうかと思っていたのに、気づくとまっすぐに仙台に向かっていた。いまさら鳴子方面に進路を変えるのも面倒である。ならば、自宅近くの温 泉施設にでも寄るか。久しぶりに足裏マッサージも受けよう。そう思い立ち、泉パークタウンの温泉施設リブレに寄った。足裏マッサージは極楽であった。足が すっきりすると、今度は背中が凝ってきてしまった。相対的なものであるのか。今度は整体を受けたくなった。
1/30(土) の進歩 ついつい
とうほく蘭展&バラとガーデニングフェスタに行ってしまった。つまらないとわかっているので、昨日まではそのつもりはなかった。しかし目覚めたら、 「ひょっとして面白いかも」と思ってしまった。しかしやはり、つまらなかった。昨年同様、展示スペースの 2/3 は売店であった。しかも、園芸とは無縁の店が半分以上だ。入場料を払って売店で買い物をするようなものである。元を取ろうと、食べ物の店でいっぱい試食し てやった。蘭のディスプレイとかは確かにすごかったけれど、客寄せのためにいくつか設置しているような印象である。もう二度と来まいとの誓いを新たにし て、会場を後にしたのであった。
 近くに、東京インテリアの新店が開店していたので、ついでに調査してみた。家具や雑貨を見る方が楽しかった。むろん、何も買わなかったけれど。
実は今日は、ベガルタ仙台ドリームマッチの日である。結局、行くのを止めてしまったけど。新加入選手のお披露目もあったようだ。二人の新外国人選 手 --- 昨季まで大分にいた MF フェルナンジーニョと、手倉森監督がブラジルで自ら視察して獲得した FW レイナルド ---- も登場したようだ。活躍を期待しよう。
1/29(金) の進歩 無研米
米の研ぎ方について調べてみた。かつては、水につけて適当にかき回すと、「それは「洗う」、米は「研ぐ」もの」と言われたものだ。米粒をこ すり合わせて、糠を研ぎ落とすようにしないといけない。ところが今は、米は「洗う」ものであって「研ぐ」ものではないそうだ。精米技術が向上したので、糠 は そんなに付いていない。だから「洗う」で十分、「研ぐ」と、米粒を砕いてしまったりしてよくないらしい。なるほど。それゆえ、「洗う」必要のない米のこと を「無洗米」と呼ぶのか。「研ぐ」必要がないのなら「無研米」のはずだ。しかし「無研米」って、品種の研究開発を全然していないみたいでちょっと嫌だな。
 米に関する QA。「1粒のお米からどのくらい のお米がとれているので すか?」1 粒に決まっていると思ってしまったよ。
三年生の S さんが来室してくれた。卒業研究の配属に関してぎりぎりまで悩んでいるようだ。将来に関わることだからじっくり考えて。
論文は、午前中は絶望的状況に思えた。午後になって、活路を見い出した気分になった。この方針でやっていくか。当初考えたままの方針というところが、我ながら腹が立つ。このところの苦悶は何 だったのか。
1/28(木) の進歩 ベガルタ仙台ドリームマッチ 2010
ベガルタ仙台ドリームマッチというものが、今週の土曜日にユアテックスタジアム仙台にて行われる(30 日の13 時試合開始)。ベガルタ仙台 OB 選手と宮城県関係選手とで作るチームが、ベガルタ仙台現役チームと対戦するらしい。OB 選手として、小村 徳男・福永 泰・阿部 敏之・水内 猛・山田 隆裕らが出場するようだ。仙台サポにとっては懐かしい名前である。ドリームマッチというより、「あの人は今」という感じもするが。当日は、 ベガルタ新規加入選手紹介とベガルタ仙台キャンプ壮行式もあるそうだ。さて、行こうかどうか。実は迷っている。山田のメロンパンがどうなったのか知りたいという強い気持ちはあるのだが、そう いう話はしないだろうし。

山田のメロンパン:元仙台選手の山田 隆裕が引退後に始めた仕事。美味しかったし一時は流行ったのであるが、いつしか消えてしまった。
午前中、花粉症の薬を貰いに耳鼻科に行った。今年は 2/3 から飲むようにとのことである(仙台基準)。花粉症の方はお忘れなく。
考察は一歩も進まずであった。当初期待していた結果が出なくて、その理由を考えてみている。そうしたら何か、この論文自体が色あせて見えてきてし まった。「これを伝えたい」と思う部分が無くなってしまったような。これは大変な危機である。
1/27(水) の進歩 正しくは酒井研
三年生の K 君と F 君が部屋に来てくれた。来年度、私の研究室に配属希望とのことであった。よっしゃ。共に頑張って、明るい卒研生活を送ろう。せっかくだから先輩の話も聞い て貰おうとマツハシを呼んだ。四人でしばし談笑。マツハシはいつものごとく、明るく話題を引っ張ってくれた。帰り際に F 君がぽつりと。「マツハシ研か …」。おお、暗黒結社酒井研の真の支配者を見抜いたか。と思いき や、「(明日も)また試験か …」の聞き間違いであった。
昨日は、Mathematica に長大な計算をやらせたまま帰宅した。帰り際、せっかくだからと、もう一つの計算(こちらは、それほどには時間がかからない)も続けてやらせるように設定 した。こうしておけば、明日(今日)の朝には両方とも終了しているであろう。ところが、今朝の出がけに気づいた。これでは、計算結果が上書きされてしまう(メモリー節約のため、そういうプログラムになっ ている)。長大な方の計算結果を消してさっぱりしているプログラムを見つめ、そういうお前にしたのは私なのだと打ちひしがれたのであった。
おかげで、今日も丸一日かけて、計算のやり直しだ。でもその間に、結果・考察の執筆がけっこう進んだ。
1/26(火) の進歩 マイナス x マイナス
中学の時、マイナスの値の掛け算を習ったときのことである。「 - 8 x - 8 = ?」という問題に対し私は、「- 64」と答えた。マイナスにマイナスを掛けるのだから、マイナスになるに決まっていると思ったのだ。だから、正解は「64」と知ったときの衝撃は大きかっ た。- 8 に - 8 を掛けると、64 という大きな正の値になるとは。……… それから長い間生きてきて悟ったことがある。人生のおいては、「 - 8 x - 8 = - 64」だ。マイナスにマイナスを掛けると、巨 大なマイナスとなって奈落の底に堕ちるわけよ。
アンパンマン子どもミュージアムなるものが仙台に出来るそうだ。ま、民間企業が何するのも勝手であるが。と思いきや、仙台市が出資するらしい(河北新報よ り)。アンパンマンかよ。ささくれ立った心に響きますな。
論文の執筆は停滞中だ。重大な見落としをしていることに気づいてしまったのだ。これは冗談抜きに絶望かとも思った。しかし、思考を 180 度転換させればいける気もしている。そのことを確認するために、丸一日かけての計算をまたしても始めた。ああ、早く楽になりたい。
1/25(月) の進歩 弁当報告
昨年の 11 月以来、手作り弁当の持参が続いている。中間報告(?)として、生協食堂利用時に比べ「減ったこと」を三つ記しておく。第一に、揚げ物を食べる頻度が減っ た。外食だとどうしても揚げ物が多くなるが、弁当に揚げ物を詰めることはまずない。健康的でよろしい。第二に、豆腐を食べる頻度が減った。私は豆腐を信奉 しているので、生協では、豆腐を副食に頻繁に選んでいた。しかし、豆腐は弁当のおかずにしにくい。不健康でよろしくない。第三に、体重が減った。これは数 日前に気づいたことである。そのため、弁当化によるものかどうかは不明だ。健康的でよろしい可能性もあるが、不健康でよろしくない(何かの病気とか)可能 性もある。健康「的」と付けるのに、不健康「的」と付けないのは何故か?
三年生の T 君が研究室見学に来てくれた。またいつでも来て頂戴。
今日も再計算を実行中である。大凶転じて福となすという方針で行くことにしたのだ。それにしても、丸一日かけても計算が終わらない。嫌になってし まう。
 計算させている間、考察をちょこちょこと書き進めている。もういい加減終わらせてしまいたいという負のエネルギーが頂点に達したとき、考察を一挙に書き 終えることであろう。
1/24(日) の進歩 龍馬伝
大河ドラマ「龍馬伝」をいちおう見ている。面白ければ見続けよう、つまらなければ止めちゃおうという姿勢だ。今のところ、ちっとも面白く ない。見るの止めようかという気分半分である。しかしドラマはまださわりの部分だ。幕末の動乱が起きたら面白くなるかもしれない。そう期待して、もう 少し我慢することにした。だ
庭の樹木への寒肥やりを続けた。昨日の穴掘りのせいで掌が筋肉痛という事実に動揺しつつ、作業を進めていった。無事終了。立派に成長するように。
あんを連れて長々と散歩をした。松林沿いの道に出て異変に気づいた。林内の低木がことごとく伐採されていたのだ。林冠を形成するマツだけが残り、 中はすっからかんになっていた。まるで公園のごとくである。何でこんなことをするのやら。訳がわからない。
1/23(土) の進歩 ゆったりと
今週末は、ゆったりと過ごすことにしよう。つまり、いつもの週末と同 じである。まずは、パット=オースチンの後継を採るかどうか悩むために(1/10 の進歩参照)、 ガーデンガーデンに行ってみた。バラ売り場をしばし探索するも、欲しいと思う品種に出会わなかった。パット=オースチンが枯れてしまったら、何か他の品種 を買うことにしよう。
 ついで、森の駅で、安さに惹かれて人参を買った。大きな袋一つで 280 円 である。中には、長さ 20 cm・直径 8 cm (普通の人参の倍の大きさ) もの巨大人参が 15 本くらい入っている。「これをどうして 280 円で売るのか」「どうやって処理しよう」などと考え込んでしまった。
 久しぶりに、定義の三角あぶらあげを食べに行くことにした。途中、手打ち蕎麦の店で天ざるを食べた。蕎麦は美味しかったけれど、天麩羅が酷かった。とて もではないが、客に出す品ではない。憤然としつつ定義へ。三角あぶらあげは相変わらず美味しかった。
 帰宅後、庭の樹木に寒肥を施した。この時期に肥料をやっておくと、春以降の生育がじわじわと良くなるのだ。というわけで、穴を掘っては肥料を埋め込むと いう作業を黙々と続けた。根っこが張り巡っていると、穴を掘るのも大変であった。手が痛くなっちゃった。半分くらいの樹木に施したところで寒肥がなくな り、今日の作業は終了となった。続きは明日だ。
1/22(金) の進歩 すごい
お方様(丸居沙矢香;ベガルタ仙台 FW 中島の奥さん)はやはり凄いお方であった。寿司を食べに行ったそうで、

「やぱーり ぉ寿司とぉ吸い物ゎ ぃぃねー」「昨日も美味しく頂きました」

と盛り上がっている(お方様のブログより)。 そしてこう続いた。

「ぉ寿司苦手なんです いくら 穴子 納豆 玉 子 かんぴょう たくわん しか食べれまてん」
この、文章の急展開、私には出来ない。いくら・穴子はともかく、納 豆・ 玉子・かんぴょう・たくわんしか食べられないのに美味しく頂けるところも立派である。
研究室の私の居室の暖房がおかしくなった。二つある吹き出し口の内の一つは、かなり前から風が出なくなっていた。今までは我慢していたのだけれ ど、今日に 至って寒さに耐えられなくなった。と、もう一つの吹き出し口からは冷たい風が出ていることに気づいた。故障か?  私の部屋と室外機を共有する部屋のエアコンを調べてみた。やはり、冷たい風しか出ないか、そもそも風も出なくなっていた。室外機に異常が起きたのかも知れ ない。うーー、厳冬期に堪らない。私の 居室は北側にあるので、冷え込むことこの上ないのだ。
健志が突然の来室。いろいろな情報を聞かせてくれた。楽しかった。今度いっぱいやろう。
昨日の結果は大凶と出た。しかし諦めるわけにはいかない。パ ラメータの値を変えて、もう少ししぶとく計算しているところである。深閑と冷え切った中で、僅かな希望を求めて苦闘する。明日になったら、パソコンに手を かけた姿勢のままで凍死している姿が発見されるやもしれない。
1/21(木) の進歩 講座ベガルタ
ベガルタ仙台市民講演会☆県北支部主催の講演会「講座ベガルタ」が、 1/31 に、宮城県大崎市のアインパルラ浦島にて開催されるそうだ。

小林健志さん「ベガルタ仙台未来予想図〜ベガルタ仙台育成の現状と未来」
武平さん「手摺八年 欲しがりません。勝つまでは」
武藤文雄さん「行けるのか?行けないのか?仙台!そして日本代表」

これは楽しみな顔ぶれである。気鋭のフリーライター健志は、私の研究室の卒業生である。サッカーを教えたわけではないが何も教えなかった。武平さんのことはよく存じ上げてい ないのであるが、熱い話が聞けそうだ。武藤さんは、言わずと知れた論客である。さっそく参加申し込みをしてしまった。ついでに温泉にでも入って来ようか な。
三年生の S 君が研究室見学に来てくれた。またいつでもどうぞ。
聡ちゃんとみっちーの講座セミナー。お疲れ様でした。早くデータを出すように。お客さんが多かった。
考察を書いていて、気になることが出てきた。それを確かめるために再計算をやらせている。結果は、凶と出るか大凶と出るか。それにしても、計算にやたら時間がかかるしメモリーは 消費するしで大変だ。バックグランドでやらせているのだけれど、他のソフトの動きを遅くしちゃって憤然である。
1/20(水) の進歩 磐田・大宮
J1 の開幕戦と第二戦の対戦相手が発表された。

3/6(土) ジュビロ磐田 対 ベガルタ仙台 ヤマハスタジアム
3/13(土) ベガルタ仙台 対 大宮アルディージャ ユアテックスタジアム仙台

開幕戦は、一昨年の入れ替え戦の再現である。ホーム開幕戦は大宮とだ。早くも緊張を感じてきた。

某お茶屋さんがこんなことをするらしい。

「進物でいただいたお茶がおいしくなくて困っている方のために。その気に入らないお茶を○○(お茶屋の名前)のお茶と交換。」

露骨なことをするねえ。なお、持ち込まれたお茶は、ほうじ茶にして社会福祉施設に寄贈されるそうである。
論文の考察を書こうとしている。とりあえず箇条書きで、思いついたことを書き留めている。いつものことだけど、考察を書くのはほんに苦痛だ。書く べきことなんてほとんど無いもの。
 おまけに、計算結果を確認しようと Mathematica を実行したら長考に入ってしまった。いつまで経っても計算が終わらない。そのせいで、考察の筆がますます止まってしまった。
1/19(火) の進歩 初めてです
先日、講義のために生理学研究所に行ったときのことである。研究室のお茶飲み場で寛いでいたところ、ポスドクの方がこれ論を持ってやって来 た。そして、「これを読んで論文を書いています」というありがたいお言葉を頂戴した。心の中で感謝をしつつ、次の言葉を待っていた。しかしそのお方は、5 分ほどお茶飲み場にいたあと、これ論を持って立ち去って行った。実際のところ、これ論を持ってきて、サインを求めずに去って行ったのはこの方が初めてであった。思わず引き留めよう と思ってしまった。机に戻ると、これ論を開いて、パソコンに向かって執筆を開始した。これ論を読みながら執筆している人を見たのも初めてである。うちの学 生さえ、そんな姿を見たことがない。大感激!  どうもありがとうございます。
修論提出を無事に終え、私ももぬけの空だ。今日の午後は休暇をとることにする。
1/18(月) の進歩 修論提出日
とうとう、修論提出日の朝がやって来た。この日をどれだけ楽しみにしていたことか。朝、研究室でメールを確認すると、マツハシの修論原稿が 届いていた。ただしまだ完成版ではない。コメントを欲しているようである。ぱぱっとコメントをして、全学一年生向けの講義に行った。帰ってくると、原稿 が再び届いていた。こちらも再コメントして返送した。手が空いたので、別件でコピーをしていた。と、「プーーッ」という音がしてコピー機が壊れた。あれ ま、修論提出日というのに。修論生が使うだろうに。知らない振りして逃げるのも悪くないと思ったが、恨まれても困るので修理を依頼してあげた。業者の対応 は迅速で、さっさと修理してしまった模様である。
 マツハシの修論は、本日 17:05 に完成したらしい。完成品を、審査員(私を含む)に渡す必要がある。ただし私に対しては、「渡した」「受け取った」という阿吽の会話で終えた。
「これからレポート・卒論を書く若者のために」の二回目の重版が決まった。新たに 2000 部刷って、累計 1,3500 部の出来となる。お買い上げ、誠にありがとうございます。
1/17(日) の進歩 帰仙
昼過ぎに仙台に帰り着いた。講義で高まったモチベーションも、クラス会で少しは取り戻した純粋な心も、現実の生活を思い出した瞬間に霧散した。明日からまたあの生活に戻るのか。
 なお、ほとんど書いていないことに気づいたのであるが、旅行中も毎日、マツハシと文通をしていた。修論を送って貰いコメントを返送するということを繰り 返していたのである。だからといって、明日が提出日とは思いたくない状況に変わりはないが。というわけで、今日の午後も、修論を読んでコメントを書き込ん だのであった。
1/16(土) の進歩 高校クラス会
東京に移動した。高校一年の時のクラス会があるのだ。昨夏に高校全体の同窓会があり、その時に、「一年のクラス会をしよう」と約束したので あった。そこで、よりによって修論提出の前々日に開催となったわけである。だから果敢に出席だ。
 会場は新宿歌舞伎町にあった。歌舞伎町で飲むなんていったいいつ以来やら。時間があったのでうろついてみたけれど、街が変わっているのか変わっていない のかさえわからなかった。コマ劇場閉鎖ということだけはよくわかった。
 17 時から宴が始まった。懐かしい面々ではあるのだが、ほとんどの人に昨夏の同窓会であっている。だから、超感激というところまではいかない。さらには、東京 在中の人々(ほとんどがそう)は、今でもけっこう頻繁に交流しているようであった。そうは言っても、懐かしい面々であることにかわりはない。何のしがらみ も無く、心許して語り合える仲間でもある。こういう関係って、高校の同級生くらいであろう。楽しかった。みんな、またやろうね。それと、仙台に来る機会が あったら是非声を掛けて下され。
 それにしても歌舞伎町って、飲み屋の客引きがすごい。複数人で固まっていると必ず声をかけてくる。こちらの要望を聞いて、店に電話をし予約を取ってしま う。昔と大違いの光景であった。
1/15(金) の進歩 講義二日目
今日も朝から講義を行った。午前中は、材料と方法の章の書き方の説明と考察の書き方の説明をした。午後からは、考察の書き方の実習をした。 イントロよりはずっと書きやすかったと思う。ただ、研究を始めたばかりの方は、何を書けばよいのかと苦労したようだ(すいません)。その後、アブストラク トの書き方の説明と実習をした。アブストラクトに前置きは不要か必要かを考えて貰うために、前置き有りのものと無いものを読んで貰った。一つ目はベガルタ 仙台の 研究例だ(【】内が前置き部分)。

【ベガルタをよりいっそう強くすることが宮城県民の夢である。今の強さの秘密が解明できれば、ベガルタの継続的強化に役立てることだできる。そこで】ベガ ルタが強いのは選 手が牛タン定食を食べているためであるという仮説を提唱し、その検証を行った2002 – 2010年 の各年に、(以下略)

この例では、前置き不要と全員が答えてくれた。「思った通りだ」と意を強くし、続いて、アブストラクトの実例を読んで貰った。

【毛の色や質は、犬種を特徴付ける重要な形質である。毛色の遺伝的基盤はよくわかっているものの、毛の成長パターン・長さ・巻き具合の遺伝的基盤はわかっ ていない。そこで、】犬の毛の性質(成長パターン・長さ・巻き毛度)を決める遺伝子を特定するため、80犬種1000匹を超える犬の遺伝解析を行っ た。(以下略)

と、今度は、前置き必要という意見が八割くらいを締めた。内心、「えーーーー?」と思って言葉が止まってしまった。その後、自分の研究に関して、前置き有 りと無しのアブストラクトを書いて貰い、皆で読み合って議論をした。アブストによって、前置き有がよいのか無しが良いのかが分かれた。でも平均すると、 7:3 から 8:2 くらいの比で、前置き不要が優勢であった。ともかくも、「以下のことを考えて自己責任で」と締めくくった。

・アブストラクトには字数制限がある。前置きを書くと、他の部分を削らなくてはいけなくなる。
・前置きは分野外の人には助かるかもしれない。しかし、分野外の人にちゃんとわかって貰うためには、それなりの長さの前置きが必要かもしれない。
・そもそも、分野外の人がどれくらい読むものなのだろう?  その分野の専門家が必要情報を得るために読むことがほとんどではないか。
・「わかっていない」という旨の前置きなら不要ではあるまいか。論文では、わかっていないことを調べるのが当たり前なのだから(それゆえ、上記の犬毛のア ブストが前置き必要と判定された理由がわからない)。

 こうして、二日間の講義をなんとか終えることが出来た。ほぼ全員が研究者志望ということもあり、とてもやりがいのある講義であった。みな、熱心に聴いて くれたし、意見もたくさん述べてくれた。どうもありがとう。立派な論文を書いて頂戴ね。

夕食は、Y 先生・M 先生・I さん・N さんとご一緒した。岡崎の美味しい酒・食べ物を堪能することが出来た。どうもご馳走様でした。
1/14(木) の進歩 講義初日
今日から、論文の書き方の講義が始まる。参加者は 17 名であった。この人数ならばと、名前を覚えることにした。手元にある座席表に名前を書き、「明日も同じ席に座るように」と頼んで、名前覚えに勤めた。
 午前中は、タイトルの付け方の話をした。良いタイトルの付け方を説明した後、自分の研究を題材にタイトルを考えてもらった。そして、皆に発表し、論文の 中身が伝わっているかどうか判定してもらう。皆、わかりやすいタイトルを考えてくれた。
 午後は、イントロの書き方の話をした。「どうしてやるのか」の重要性を知って貰うために、私はいつも、「ここに穴を掘って下さい」と学生に唐突に言って みる。むろん、掘る人はいない(掘る意味がわからないから)。そして、「徳川幕府の埋蔵金が埋まっていると知ったら掘るでしょ」と話を続けるのだ。「どう してやるのか」を納得したら、人は動くわけである。これが、イントロの講義の時の毎度の振りだ。しかしたまには、「ここに穴を掘って下さい」と唐突に言っ たら、全員がいきなり立ち上がってガツンガツンと穴を掘り出すことは ないものか。唖然とするより感動するであろう。
 イントロの書き方の説明のあと、自分の研究のイントロの骨子を練ってもらった。「何を前にして」「どういう問題に取り 組むのか」「どうして取り組むのか」「どういう着眼で」「何をやるのか」を書くのだけれど、皆、けっこう苦労したようだ。たとえば、「○○○○である」と いう事柄が、「どういう問題に取り組むのか」に当たるようにも見えるし、「どうして取り組むのか」に当たるようにも見える。あるいは、「何を前にして」に 当たる気もする。確かに、私自身がやる時も結構苦労するのだ。しかし、試行錯誤する内にだんだんと形が見えてくるものである。だから諦めずに頑 張っておく れ。
 一方、私も密かに苦労していた。学生の専門分野と私の専門分野がずいぶんと離れていたのだ。正直、内容を理解できない。なのに、参加者が書いたイント ロの骨子に関して、何かを言わなくてはいけない。「知ったかぶりとはこのことか」という動揺を隠しつつ、意見を述べていったのであった。
今夜も一色屋に行ってしまった。美味しかったし宿から近かったし。
1/13(水) の進歩 江戸川屋ランプ
岡崎に行くことが決まった時に、ついでに寄ってみようと思った店がある。江戸川屋ランプという、灯油ランプの専門店だ。私は、ランプだの蝋 燭だの暖炉だの、炎の出る物体に癒される性質である。だから、この店のことは以前から知っていた。愛知県春日井市にあるので、岡崎からそう遠くないであろ う(土地勘の無い者の見方)。そう思い立ち、春日井まで足をのばすことにした。宿に着くことが遅れる、つまりは、メールで届いているやもしれない修論を見 ることが遅れるが、マツハシはきっとわかってくれる。わかってくれなかったとしても、そ の思いは私には届かない。というわけで、江戸川屋ランプ に寄った。そして、小振りのランプを一つ購入した。蜜蝋燭と一緒に灯せば、さぞやお洒落な夜となることであろう。
 店で知ったことがある。私はこれまで、ホワイトガソリンを使ってランプを灯していた。しかし正しくは灯油を使うらしい。灯油ランプ専門店と書いてあるのだからもっと早く気づけと思うのだ が、なぜか、灯油を使うなど思いもよらなかった。愕然。
宿舎である三島ロッジに入った。修論が届いているかどうか見てみようと、メールを立ち上げた。しかし、ネットへの接続がうまくいかず、メールを読 むことが出来なかった。寄り道せずに早く宿入りしても同じことだったと、「それ見たことか」という気になったのであった。
 夕食に、モリナガ推薦の一色屋に行った。丁寧な料理で美味しかった。モリナガ偉い。
1/12(火) の進歩 明日から岡崎へ
総合研究大学院大学で論文の書き方の講義をするため、明日から岡崎に向かう。日程は以下の通りである。

13 日:岡崎へ移動
14-15 日:終日講義
16 日:東京で高校の同窓会
17 日:仙台に戻る
18 日:修論提出締め切り

まさに、一歩も後に引く場がない日程となっている。同窓会参加を取り止めようとも思ったのであるが、「一日くらい関係ありません」と力強く言ってくれるの であった。というわけで、この日記の次回更新は 18 日の予定である。先生、その日が修論の締め切りですが。まずは更新のことをお考えで ………。
論文のレフリーをした。タイトルに惹かれて即引き受けた論文なのだけれど。……… 何考えているのかこの著者。よくもまあ、こんないい加減な解析の論文を投稿したものだ。
実をいうと、選考結果を私は未だに知らされていない。12 月上旬の教授会で決定したらしいのに、通知は一切無しだ。人づてに概要を知ったのがつい最近である。東北大生命科学研究科は、落選者に対してこういう仕打 ちをするのか。
1/11(月) の進歩 今日は
沙矢香(タレントの丸居 沙矢香)と祐希(ベガルタ仙台 FW 中島 祐希)の結婚式のはずである。式の準備のため、沙矢香の方は死にそうな状態で あったようだが、中島はどうであったか。「てんへっへっーー」てな状態で、後にぶん殴られるような気がする。ちなみに、無事に結婚式を挙げたようである(写真:左右 にいる人は中島ではない)。
 実をいうと、MF 梁も 1/10 に結婚式を挙げた。さらには、DF 田村も 1/10 に式を挙げた。つまり二人は、同じ日に式を挙げたわけである。嫌だなあー、こういう、派が鮮明となることって。すぐに、数人でいじけている自分を連想してしまう。梁 vs 田村はどうであったのか。監督は、手倉森 X として両方に出席すればよいが、選手はそうもいかない。付け加えるなら、MF 斎藤も連休中に挙式したらしい。ともかくも、出席する方も大忙しの連休であったようだ。
マツハシの修論の序論にコメントした。あと少し …… じゃないけれど、ガンバレ。
青森山田は残念であった。我がクラブに出身選手がいるので応援していたのだけれど。でも、青森山田のサッカーの方が面白かったよ。
1/10(日) の進歩 バラに寒肥
今日は、バラに寒肥をやる。文字通り、冬にやる肥料のことである。今の内にやっておくと、春以降の生育が良くなるらしいのだ。ザ・ガーデン で、バラ用肥料と堆肥を買ってきた。肥料 120 g と堆肥 5 リットルを混ぜ合わせ、穴を掘って埋め込む。これが一株あたりの量である。5 リットルは結構な量なので、土を戻すとぼこっと盛り上がってしまう。やがて、平らに戻るのだろうか?  ずっと盛り上がったままだったら格好悪いと、かなり深刻に悩みながら作業を進めた。芝生の中に生えているバラはどうしよう。芝生の下に 5 リットルもの堆肥を埋め込むわけにはいかない。結局、芝生(および芝生の中の花壇中)に生えているバラには、肥料だけでよい(堆肥不要)という高級品を与 えることにした。全株に施肥するのに、ほとんど丸一日かかってしまった。疲れた。来季も綺麗な花を咲かせるように。
 作業中、パット=オースチンが危険な状態にあることが判明した。横倒しになっていたので掘り出してみると、根の量がほんの少しになっていた(大部分が、 ちぎれて土中に埋まっていた)。残った部分に瘤が付いてる。これが噂の根頭癌腫か?  地上部は元気そうなんだけれど、このまま枯れてしまうのか。そういえば、この株のとなりに植わっていたグラハム=トーマスが、昨秋に枯死した。ひょっとし て、こちらも根頭癌腫であったのか?  細菌性の病気なのでうつったのかもしれない。さて、パット=オースチンをどうすべきか。
はるちゃんも、岡崎情報を教えてくれた。どうもありがとう。昼食に行ってみたい店だ。
ドラマ「筆談ホステス」を見た。面白かった。主人公はすごい人だと思った。客に対してあれだけの気遣いを出来るとは。彼女が学会発表をしたら、素 晴らしくわかりやすいプレゼンをするのではないか。プレゼンは気遣いなり。「気遣いすべき点に気づくかどうか」が分かれ道である。
1/9(土) の進歩 蜜蝋の蝋燭
蜜蝋で出来た蝋燭を買った。

蜜蝋とは、ミツバチが出す蝋のことである。古くから、この蝋を溶かして蝋燭を作っていた。ターシャ・テューダも手作りしていた。パラフィンの蝋燭よりもお 洒落で、香りも良く煙も出ない。気のせいか、炎も格調高く感じる。気に入った。

モリナガが、岡崎の飲食店の情報をくれた。どうもありがとう。行ってみることにする。
今年初めて、朝市に行った。金華山(馴染みの店)で新年の挨拶をして、初買いは景気よく毛蟹とした。今年もよろしくお願いします。
 その後、野菜を少々買った。ここで、朝市で野菜類を買うときの注意点を述べておく。同じ(ように見える)品でも、店によって結構値段が違うのだ。たとえ ば、ほうれん草二把を 200 円で売っている店もあれば、150 円で売っている店もある。買うときは、色々な店を見比べて買うようにしよう。と 書いて、どれだけの人に役立つのやら。
1/8(金) の進歩 明日は講義
明日は、土曜日というのに講義がある。川内キャンパスで行われる、全学一年生向けの講義だ。改修のために 10 月まで講義棟を使えなかったので、講義日程が変則になっているのだ。土曜日に何回か講義があるし、暮れは 12/28 まで、新年は 1/4 からという野暮さであった。正月気分も台無しだ。というわけで、明日はしぶしぶ出勤する。ただし、講義が終わったら、修論生をほってとっとと帰るであろう。
1/13-15 に、愛知県岡崎に出張する。せっかくだから美味しい物を食べよう。そう思い、店の情報を集めることにした。モリナガ(博士課程時代に岡崎に住んでいた)に 聞こうかと思ったけれど、よした方が良いのではとなぜか思ってしまっ た。でもまあ、良い店を知っていたら教えてみてくれ。他の方も情報をお教え下さいませ。
暗黒談話会があった。修論、修論、修論、修論、修論!
論文を、Proceedings of the Royal Society of London に投稿した。この雑誌に出すのは初めてだ。うまくいきますように。
1/7(木) の進歩 実験
総合研究大学院大学で行う講義では、アブストラクトの書き方に関する実験をして貰うことにした。アブストラクトに前置きは不要か必要かとい う実験である(1/4 の進歩参照)。自分の論文について、前置き無しのアブストと前置き入りのアブストを作って貰 う。字数制限があるので、後者のアブストではどこかを削ることになる。そして皆に読んで貰い、どちらが良いのかを判定するのだ。受講者の専門は多岐に渡る らし いので、前置きがある方が他分野の人にはあり難いかどうかも実験できるであろう。結果が楽しみだ。
一度ならず二度までも、大恩を仇で返すとは。
1/6(水) の進歩 講義準備ほぼ完了
総合研究大学院大学で行う、論文の書き方の講義の準備をほぼ終えた。講義日程は 1/14-15 である。こんな時にやっても修論には間に合わないのではないかと思っていた。しかし、アマゾンでのがこのところ急進している。「在庫希少・ 品薄等の為定価(¥2,730)より高額ですが」などと言って、古本を 4139 円で売りつけようとしているクズもいる。 「修論執筆もこれからが本番」と妙に自信を深めたのであった。「だから私の講義に出 る暇はない」なのか、「執筆に役立つかも」なのかは別にして。この場合、どっちが大物なんでしょ?
 講義では、実際の論文をネタに悪い例をたくさん紹介する。悪例として出てくるのは Nature, Science の論文ばかりである。二流 誌だから仕方がない万人に通じるテーマの論文を探すとなると、この二誌が手っ取り早いのだ。他意はあるけれど悪意は無いので気にしないで頂きたい。
生態学会の講演要旨締め切りは 1/8 の 17 時である。一瞬、「自分は講演申し込みをしたっけ?」という幻惑に取り付かれたけれど、申し込み受付のメールが手元にあった。ならば要旨を登録しないとい けない。書きかけの論文(この内容を学会発表する)のファイルを開くも、結果の章の読み取りに手間取ってしまった。論文執筆を放置してから  20 日も経っていないのに、中身をかなり忘れてしまっている。忘却速度が速過ぎだ。
1/5(火) の進歩 咥えた物が宝物
あんは、自分の物と思った物を深く咥え込み、「ううううーーーっ」と呻って取られまいとする子である。たびたびなので、私もすっかり慣れ た。昨夜、就寝し ようとしたときも、床マットを咥え込んでしまった。「そう、宝物なの」と私は、床マットを咥えたままのあんを片手で抱えベッドに入った。目覚まし時計をい じっ ている私に油断したのか、あんは、床マットを離して私の様子を窺っていた。あんに手をやると、慌てて咥え込んで「ううううーーーっ」と呻った。そうかそう か、宝物は大切にしないとね。でも、咥え込んでいる物がさっきと違うよ。 さっきまで咥えていたのは床マット、今咥えているのは毛布だ。
イエメンでの代表戦、大丈夫なのか。米英の大使館が閉鎖されたのに続き、日本の大使館も 領事業務の受け付けを停止したそうだ(日 刊スポーツより)。そんな中で試合を強行して万一のことがあったら。選手とて、試合に集中できないだろう。通常の「敵地の洗礼」とは訳が違うのだ から。
アブストラクトの書き方について、今日も長考をした。やはり前置きは不要という考えに傾きつつあるのだけれど。
 ちなみに Science は、以下の形式のアブストラクトが多い感じだ。

1. 取り組んだ問題を示す。
2. いきなり結論を述べる。
3. 根拠を書き連ねる。

ま、悪くはないか。しかし、締めの文が無いのでちょっと違和感がある。
1/4(月) の進歩 仕事始め
あーあ、もう仕事始めだ。まだだらけていたいのを我慢して、通常の仕事日どおりに五時半に起きた。そして七時過ぎに研究室に到着した。最初にやったことがこの日記の更新なので、ばりばりと仕事を始めたと言えるかど うかには異論がある。月曜日はいつも日記の更新から始めると反論して も墓穴を掘るだけであった。
岡崎の総合研究大学院大学で行う講義の準備を再開した。考察の書き方のスライドはちゃっちゃと出来た。ついで、アブストラクトの書き方のスライド 作りに移った。ここで長考に入った。私は、論文のアブストでは、前置きなしにいきなり目的を述べよと主張している。しかし、ちまたの論文のほとんどは、前 置きを長々と書いてから目的を述べている。何でみんな、こういう書き方をするのだろう。ここは一つ人間を大きくして、この書き方の良い点を考えることにし よう。そう思い立ち、Science のアブストをたくさん読んでみた。で、思ったことは ………、まだまとまっていない。
末筆ながら、修論提出の年が明けましたな。
1/3(日) の進歩 休みお終い
今年は金土日が三が日なので、今日でぴったりと正月が終わってしまう。明日はいきなり講義だし。正月の最終日をいかに充実させるかと考える も、とくに妙案は浮かばなかった。なんとなくネットを探ってみると、「織部」という店が泉中央にあることを知った。お洒落な和食器に憧れる身としては、気 になる店名である。そこで、牛タン定食を食べがてら、調査に行ってみた。でも、期待したほどの店ではなかった。結局、何も買わずにすごすごと帰宅した。
 帰宅後は、テレビを見つつほとんど無為に過ごしてしまった。夜は、お節の残りをつまみに一人と一匹宴会をした。これで正月も終わりか。寂しくなるねえ。

1/2(土) の進歩 初売りと新年会
今日は充実した一日になりそうだ。昼間は初売りに出かける。夜は、学生が遊びに来てくれるのだ。
 というわけで、仙台名物の初売り(*)に行った。

*「新年最初の営業」などと侮ってはいけない。ウィ キペディアの解説を読めばわかるように、大変ややこしい行事である。何しろ、元旦に営業をしたとしてもそれは初売りではなく、二日から初売りが始 まるのだ。

目当ては、和食器とフライパンである。和食器はいくらでも欲しくなる。フライパンは、今使っているのが壊れてしまい、買い換えの必要があるのだ。「フライ パンが壊れるってどんなよ?」と思われるかもしれないが、確かに壊れたのだ。一番町をうろうろしたところ、フライパン二丁が入った福袋を三越で発見した。 「これは良し」と購入だ。鈴喜(和食器の店)では中皿を購入した。今年の初売りは、まずまずの成果であった。
 帰宅後、しばし休憩した。ぼんやりと、テレビを見て過ごした。
 夕刻、新年会の支度をした。五人来るので、お節をたっぷりと盛ってあげた。
 七時過ぎ、イタポン・マツハシ・はるか・ゆかりん・いまひが登場した。なぜか、りんご一つと、聡ちゃんからの贈り物を渡された。運転者が二人いる上、 データ解析の最中ということもあり、学生はほとんど飲まずの会であった。私一人、がんがんと飲んじゃった。でも学生は、飲まずとも普通に楽しむことが出来 る。お節も大好評であった。かくして、寂しかった正月を明るく彩る夜となった。みな、どうもありがとう。

1/1(金) の進歩 明けましておめでとうございます
皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 2004 年以来二度目の、一人と一匹で過ごす正月である。でも、手作りお節は豪華じゃ。

数の子・田作り・結び牛蒡・黒豆・栗きんとん・焼き大根の炒り酒風味・牡丹百合根・紅白蒲鉾・煮しめ・昆布巻・花蓮根・たたき牛蒡・慈姑の 含め煮・菊花蕪・初梅・鶏味噌松風焼き・鰆の西京味噌焼き・鰤の照り焼き・車海老の鬼がら焼き・梅花梅・かすこ鯛の蝦けんちん焼き・鳥と卵の博多寄せ・本 鮪大とろ


あんのお節料理


期待中

雪が降りしきる中、昼過ぎに新年の祝いを始めた。あんに向かって、「明けましておめでとう。今年もよろしく」と言い(暗いねえ)、杯を傾けたのであった。 二時からは、天皇杯決勝を見ながら宴を続けた。一つ間違えば、我がクラブが闘っていた試合である。ま、間違わないところがサッカーであるが。後半途中まで は名古屋が踏ん張るも、最後に余裕を魅せたのはやはりガンバ大阪であった。強いねえ。あのチーム、負けることがあるのだろうか。三時頃に宴はいったん終 了。夜の部に備えての休息に入った。
 七時くらいから夜の部を始めた。テレビをだらだらと見つつ、このまま一年を終えて やろうかと思ったりと。かくして、1/365 を早くも浪費してしまった。