「これから論文を書く若者のために」
2001 年 12 月の執筆進行状況

若手研究者のお経
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12/30-1/4 の進歩 皆無 帰省していた。この期間のことについては、とくに書くつもりはない。しかし、一言だけ代弁しておきたい。

『「自分にとってはとても良い年でした」という理由に私との出会いは入っていないのかなあ ...........。それとも、「その他諸々」のうちの一つなの?私、悲しい。』


12/29 の進歩 表五つ 完成、完成、完成。結局表を五つ付け足した。第二部の読み直しも完了。ひとまず完成だ!嬉しい。さっそく何人かの人に、PDFファイルを送って読んでもらうことにした。どうかよろしくお願いします。
 明日より1/4まで、横浜に帰省します。
12/28 の進歩 読み直し中 第二部を読み直している。結果の書き方とか考察の書き方とかをまとめた表があった方がいいかなと思案中。明日には結論を出そう。
 信太郎報告に対する本人直々の回答書が提示された。「誰と一緒に食べたんだろう?」に「○○さんと」という率直な答え。裏も含みも無い文字通りのものであった。
 イ・タポンのイントロにコメントをして返す。壁やんのにはまだ手をつけていない。ごめん、壁やんの文章なら安心という思いがあるので、修論生を優先してしまうのであった。あっ!手書きだと「優占」と書いてしまったけど、ワープロを使えばちゃんと正しく書けるじゃないの。
 今夜はこれから、じゅりを連れて陸女寿司に行きます。
12/27 の進歩 5 ページと 9 行 16 番が出来た。ということは、え、え、え、完成?しかしどうも信用できない。完成宣言はもうしばらくとっておこう。全体の見直しもしなくてはいけないし。
 「幸せ?」と聞いたら「はい幸せです」と答える。この会話が好きだ。気のせいか、本人はもっと突っ込んで欲しそうにしているように見えた。頭の中で、壁やんときむこうの論文をほっといているのがばれたら叱られるという思いがよぎってしまったのだ。ふっ、ほっとくこと自体は頭をよぎらなかったのさ。突っ込むのはまたの機会にしよう。
 かの文書を分析したら何かが掴めるのではないかとぽつりと言ったら、信太郎が10ページもの報告書を書いてきた。一瞬、学会発表向けのデータをまとめてきたのかと思った。
 突っ込まなかった甲斐あってか、きむこうの論文にはコメントを付けて返した。ほっとするのも束の間、イ・タポンが修論のイントロを持ってきた。さ、読むぞー。
 東北ハンドレットは、私の抗議に対する返答を今日中に電話ですると言っていたのに。電話がかかってこない。どういうつもり?今日で仕事納めなんでしょ、東北ハンドレットは。
12/26 の進歩 4 ページと 21 行 16 番を鋭意執筆中。これで完成だと思うと浮き浮きする。しかしさすがに、一日ではできなかった。
 学生の恋愛(学生「との」ではない)を趣味とする私にとって、久々に楽しい話が持ち上がった。ああ、もっと噂を聞きたい(<-- 誤解の内容に言っておくと、こんな感じで学生の恋愛状況をそれとなく知るのが好みだということです)。
 壁やんときむこうが論文を持ってきた。はい、頑張って読みます。他の人はどうなっているのかな?修論締め切りまであと30日。
 じゅりは今日も研究室に来ている。ただ今、犬用ベットの中で熟睡中。
12/25 の進歩 6 ページ 15 番, 17 番, 18 番が一挙に完成。最後の難関の 16 番(レフリーコメントへの対応の仕方)は後回しにすることにした。後一つ。希望が見えてきた。
 東北ハンドレット(ベガルタ仙台の運営会社)からふざけた手紙が来た。私が毎年買っている年間指定席の場所を J リーグのオフィシャルスポンサー用の席にするので、他の席に移ってくれだと。約束が違うぞ!「来年も同じ席を優先的に予約できます」という条件の元で年間指定席を購入し、シーズン終了後すぐに同じ席を予約したというのに。しかも、新しくあてがわれた席というのが売れ残りのひどい席。こんな勝手な仕打ちってあるのかい?さらに腹が立つのは、年間指定席購入者の内、私が陣取っている付近の3ブロック内の人にだけ席の移動を強要していること。他のブロックの人は今年と同じ席を購入できる(そのため私たちは、売れ残りの席へ移動させられる)。この不公平は何なのだ!年間指定席の区画を変更するならば、移動の痛みを全員が分かち合うべき。全員を対象に、席の割り当てをし直すのが筋でしょう。というわけで、東北ハンドレットに乗り込み、徹底的に抗議して席の移動拒否宣言をしてきた。
12/24 の進歩 5 ページ 14 番(投稿の仕方)が完成。投稿の仕方は、インターネットの発達とともにこれからもどんどん変わっていくのだろうなあ。ちょっと前までは、郵便での投稿しかなかったのにねえ。
 先週の友蔵の修論構想セミナーを休んでしまったので、今日、同じ内容を説明してもらった。きっちり徹底的にデータを取っていて素晴らしい。やはりデータの厚みは人を黙らせるね。それと、これから調べたいことをたくさん見つけることができた研究だと思う。今後の発展も期待しています。
 佐々ちゃんの手作りケーキを堪能。スポンジがふんわりとやわらかくて美味しかったです。
 休日は、じゅりを研究室に連れてきている。なんか態度がでかい。私の足とか腕とかに前足をかけて、膝の上によじ登ろうとする。ご主人様っていう意識がない。
12/23 の進歩 4 ページ 13 番(英文校閲の重要性)が完成。私は本当は英語が嫌いなんだけどねえ。何で英語で書かなくてはいけないのか未だに納得がいかない。ついでに。英語能力の高さと研究能力の高さを混同している人を見ると、なんかすごく哀れな気になってくる。
 きむこうの友達(浅虫臨海実験所の会津君;私も知っている人)が、ホタテをわんさか送って下さった。ありがとう。ご相伴させていただきました。きむこうとイタポンは、二時間ほど修論執筆に遅れをきたしていた。それだけホタテが美味しかったってことサ(友蔵風にまとめてみました)。
12/16-22 の進歩 0 行 携帯電話がとうとうなってしまった。しばし横浜の実家に戻っていた。
 一週間何も進まなかったので、帰って来ての最初の仕事は、完成確率の変更。
12/15 の進歩 3 ページ 12 番が完成。このところ、一日一番の快調さだ。
 壁やんの論文をコメントして返す。がんばって、残りの章の論文も書き上げてね。
 外は大雪。20cmくらい積もったかな。雪景色を見るととても気分が弾む。そして堪能しなくてはという焦りにかられる。仙台では、そのうちに溶けて無くなっちゃうしね。さあ、どうやって堪能しよう。やっぱ、雪見酒か。
 じゅりにレインコートを買った。着せてみたらこれが可愛い。歩く姿はおもちゃみたいだ。
12/14 の進歩 2 ページ 11 番が一日で完成。快調。12/15までに完成する可能性は0%だけれども、0%でも可能性がある限り頑張ろう!
 壁やんの論文にコメント中。ちゃんと読んでいるから心配しないで頂戴。
12/13 の進歩 3 ページ 10 番が完成。今までで一番楽だった。
 しいちゃんの論文セミナー、手際よくまとまっていました。
 ワールドカップのチケットの二次販売の電話申し込みに朝からかけ続けている。しかし、「この回線は込み合っています」の繰り返し。何百回これを聞いたことか。つながらない悔しさとは別に、「ルルルルーーン」という呼び出し音それ自体が無性に恋しくなってくる。
 じゅりを病院に迎えに行く車の中(往復二時間)、助手席に私は座って、チケット申し込みの電話を携帯電話でかけ続けた。しかし相変わらず、「この回線は込み合っています」のテープ音。申し込み締め切りの6時が迫る。やがて、携帯の電池残量が残り少ないことを示す印が表示された。こうなったら、電池が切れるまでかけ続けてやろうと決意する。---- とうとう締め切り時間の6時が過ぎた。しかしもはや、そんなことは問題ではなかった。私の闘いは、呼び出し音を聞くことへと変貌を遂げていたのだ。そして6時11分、呼び出し音を聞くことなく、電池切れで闘いは終わった。
12/12 の進歩 4 ページと 15 行 7 番の書き直しが完成。10 番に取りかかった。内容的には簡単なので執筆も速い。
 今日はじゅりがいないのです。理由はちょっとね。寂しいなあ。
12/11 の進歩 - 2 ページ うーむ、7 番を大幅に書き直しだ。わかりにくい引用の仕方の例を再検討することに。
 12/15 って、今週の土曜日ではないか。土曜日までに原稿が完成するわけないでしょ。ちょっと考えればわかること。というわけで、完成見込みを修正。
 共立出版編集者の信沢さんと久しぶりにご対面。かねてから暖めていた表紙の絵の構想をお話しした。ワールドカップに合わせて出版しようと盛り上がった。
 最後に一つだけ言っておきたい。花と葉っぱの区別が付けば十分。
12/10 の進歩 11 行 10 番の歌詞を変えた。そして、文献の集め方と管理の仕方について、何を書くべきかを構想中。それにしても、インターネットのおかげで、文献集めが驚くほど簡単になったねえ。
 きむこうの修論のイントロにコメント。英語うまいね。でも、真っ黒に直してやった。
 生態学会の参加者の名簿のチェック。あーめんどくさかった。しかし私のおかげで、4人の名簿漏れを発見。4人の人達、私のおかげで滞り無く学会に参加できるよ。って、威張ることか?
12/9 の進歩 9 ページと 10 行 よくはかどった。これにて、文献の引用の仕方(7番に移動)も完成。あすからは、新 10 番(文献管理の仕方)を書こう。
 生物学科四年生が、本日の NHK のど自慢に出演との情報が入った。というわけで研究室のテレビで鑑賞。オープニングの出演者入場でしっかりアップになっている北明・熊木・深山・木村を見て、頭がくらっとした。そして第一組目にいきなり、「東北大学の学生さんです」という紹介で登場。熱唱と熱演後、「何の勉強をしているのですか」「理学部生物学科です」「むずかしそうな勉強ですね、頑張って下さい」という、何かずれた気がしないでもないやりとりで終了。よくやりました。しかしせめて、鉦を二つ鳴らさせろよ。
12/8 の進歩 0 行 床マニキュア(床を保護するために塗るもの)の作業が終日(といっても、作業したのは業者)あったので、一日自宅にいた。私たちは外で庭いじり。ミーハー花壇がほんとにミーハーになった。かたや針広混交林花壇は、壁やんからもらったブナやミズナラの稚樹を植えたりして、通好みになった。
 日本中が注目する、チャンピオンシップの第二戦を見る。鹿島が勝ったけれども、どちらも年間王者に相応しいクラブだなあ。それにしてもタイトルが多すぎる。Jリーグの第一ステージ・第二ステージ・年間チャンピオンシップ・ナビスコカップ・全日本選手権。これに加え、年間王者対全日本選手権覇者の試合とかオールスターとかJOMOカップとか。こんなにいろいろあったらかえってつまらないよ。Jリーグ(通年)とカップ戦一つ。その方が有難味が増すと思うけど。
12/7 の進歩 12 行 9番を、文献の引用の仕方と文献整理の仕方の二つに分けようかなと思っている。書いてみると、けっこう内容的に異なることがわかったので。
 午後は、月初めの談話会。研究室の全員が、先月の進捗と今月の予定を話す会。あっという間に、今年最後の談話会になっていた。
 牧野友蔵のHPに、二番が役に立ったと書いてあった。嬉しい。「マキノのほら吹きバンザイ!」
12/6 の進歩 - 5 行 ち、書き直しだ。しかし、わかりにくい引用を生み出す原因がかなりわかってきた。
 学会発表するのにタイトルをどうしようかと迷っている学生何人かに「2番:タイトルの付け方」を読ませた。本人達に聞かないと本当の所はわからないけれど、役に立っている気がして嬉しい。
12/5 の進歩 2 ページと 16 行 筆が進む。引用の仕方の悪い例がいっぱいあるおかげ。天が味方している。
 今度の生態学会は東北大で行われる。講演申し込みは今日で締め切りなので、わんさかとメールが届く。プログラム編成がしやすいように、簡単な講演内容を書いてもらっているのだけれども、その中の一つにこんなのがあった。

祝ベガルタJ1昇格。秋に生きる草本が残りわずかな生育期間を精一杯光合成しようとする姿は、ベガルタ仙台がJ1昇格をかけた最終節において涙が出るほどすばらしいサッカーをした光景と重なって映る。私はこの研究において、秋に展開するイタドリの葉が、残りわずかな生育期間を上手に使うためにどのような工夫をしているかを議論する。」

素晴らしい!最高!このセンスが、独創性のある研究を産むのだ!偉いっ!君のことだよ、小野田。

12/4 の進歩 0 行 手元にある雑誌をめくって、論文の引用の仕方を調べている。じっくり眺めてみると、わかりにくい引用が多いねえ。たとえば、どの言及が著者の考えでどの言及が引用なのかの区別がつかないとか。
12/3 の進歩 2 ページ 図表の書き方の説明ができた。これで書き方の説明に関する部分は完了。峠を越えた。
12/1-2 の進歩 0 行 ワールドカップの組み合わせが決まった。日本の対戦相手はロシア・ベルギー・チェニジア。これはいける。気を引き締めて、一次リーグを首位で通過だ!首位で通過すれば、C組二位との対戦となる。C組はブラジル以外はあまり強いところがないので、ベスト8も夢ではない。
 チケットがあたった札幌での試合。対戦はアルゼンチン対イングランドと決まった。これも超嬉しい。一次リーグ最高の試合を生で観戦することができる。
 今週末も庭仕事。勢いに乗って、セメントで煉瓦の花壇を作った。
 日曜日(二日)は研究室に出ようかと思っていたのだけれど、落葉樹を植えたいという誘惑に負けてしまった。園芸店で、シラカバとナナカマドを購入。