かぞえうた  

 一つとせ 一夜明ければ賑やかに お飾り立てたら松かざり 〜オヤ 松かざり

          ひとよあければ にぎやかに おかざりたてたら まつかざり 〜オヤまつかざり 

 二つとせ 二葉のお松は色良くて 三階松は上総山 〜オヤ上総山

          ふたばのおまつは いろよくて さんがいまつは かずさやま 〜オヤかずさやま

 三つとせ 皆様子供達や楽あそび 花市小羽戸で羽根を撞く 〜オヤ羽根を撞く

          みなさまこどもたちや らくあそび はないちこばどで はねをつく 〜オヤはねをつく

 四つとせ 吉原女郎衆は手まりつく 手まりのお諸衆はおもしろや 〜オヤおもしろや

          よしわらじょろしゅうは てまりつく てまりのおしょしゅうはおもしろや 〜オヤおもしろや
 

 五つとせ いつも変わらぬ年男 年おばとらずに嫁をとる 〜オヤ嫁をとる

          いつもかわらぬとしおとこ としおばとらずによめをとる 〜オヤよめをとる

 六つとせ 無病でたたんだ玉だすき 雨風吹けども未だ溶けぬ 〜オヤ未だ溶けぬ

          むびょうでたたんだたまだすき あめかぜふけどもまだとけぬ 〜オヤまだとけぬ

 七つとせ 何より目出度い大七つ 銭金重ねて祝いましょう 〜オヤ祝いましょう

          なによりめでたいおおななつ ぜに、かね、かさねていわいましょう 〜オヤいわいましょう

 八つとせ やわらこの子はお千代の子 お乳で育てたお子じゃもの 〜オヤお子じゃもの

          やわらこのこはおちよのこ おちちでそだてたおこじゃもの 〜オヤおこじゃもの

 九つとせ ここのお寺で鐘が鳴る 今なるお鐘は除夜の鐘 〜オヤ除夜の鐘

          ここのおてらでかねがなる いまなるおかねはじょやのかね 〜オヤじょやのかね

 十つとせ 年神様のお棚には 橙、九年母、馬尾藻 〜オヤ馬尾藻

          としがみさまのおたなには だいだい、くねんぼ、ほんだわら 〜オヤほんだわら

 十一つとせ 十一、二日は蔵開き お蔵を開いて祝いましょう 〜オヤ祝いましょう

          じゅういち、ににちはくらひらき おくらをひらいていわいましょう 〜オヤいわいましょう

 十二つとせ 十二の神楽が舞い込んで お笛や太鼓でどこどんどん 〜どこどんどん

       じゅうにのかぐらがまいこんで おふえやたいこでどこどんどん 〜オヤどこどんどん

  昔、囃子の練習にも用いられたと言う「かぞえうた」を復活させましょう!
  笛の映像を添付いたします。    
  少々重いので暫くしたら場所を移動しま〜す!