8 アタック25体験記 その1

 2001年、実に6年ぶりにアタック25に出演した。そのことを体験記として大勢の閲覧に供することで、何か参考になることがあるかもしれないし、無いかもしれない。ま、所詮ホームページは自己満足ということで。

2000年9月下旬

 アタック25の予選会にお呼ばれする葉書が届く。葉書が手元に残っていないので詳細は省略するが、秋田市の秋田朝日放送(AAB)で予選会が行われるとのこと。

 さて、地方によっては予選出場応募葉書を出しても、なかなか予選にお呼ばれしないことがあると思う。秋田では後述するように葉書を出す人が少ないから、まず全員呼ばれるのだろうけれど、東京だとそうはいかないようだ。わたしと同じ1995年に出場されたTQCのA先輩は、葉書を出しつづけて5年目にやっと予選にお呼ばれしたとのことだ。なお、わたしは2回出して2回ともお呼ばれした。1995年の一回目は、20周年大会の予選も兼ねていたから、葉書が無くても予選を受けられたらしいのだが。

10月15日

 1年ほど前に予選を受けたTQCの先輩・秋元さんにメールで、予選問題に関する情報をもらった。出題傾向は「ベタ」「質の高い問題(非ベタ)」「ファッションや花(女性向)」「CD」「ベストセラー」「映画」あたりだということ。CDはチェックする気にならなかったが、「映画」は「日経エンタ!」で確認しておいた。

10月中旬

 予選会の日。一番悩ましかったのは車を何処に置くかということ。多分地方の方は同じ悩みをお持ちになると思うが、わたしの場合秋田市から100kmくらい離れていて、しかも電車が不便なので、どうしても自家用車で行くことになる。ちなみに、地元就職したはずなのに、実家とは150km離れている。東京からなら那須塩原くらいまでの距離だ。だから長距離運転は全然苦にならない。話を戻す。テレビ局に駐車するのも何なので(自家用車で来るな、ということは葉書に書いてなかったと思う)、歩いて5分くらいのところに在る大きな書店に車を留めた。テレビ局は街中にあることが多いから、近くの駐車場を探すのはラクだろう。

 集合時間(を覚えてない)より40分くらい早く着いてしまい、局のロビーには主婦風(有閑マダム的)女性がひとり待っているだけ。たいていクイズ番組やクイズ大会では、早く着いて得をすることは少ない。遅れてきた人をぎりぎりまで待ってくれるからである。そう言えば「iQバトル20世紀」の予選のとき、TQCのO先輩が大幅に遅刻してきた挙句、予選通過したことがあった。そういうもんだ。麻雀とかでも、遅れてきた人が勝ったりするし。だから、家が近い人だったら、ぎりぎりに到着するようにしたほうがいいかもしれない。

 その後ちょぼちょぼ参加者が来る。誰一人クイズの本を読んでいる人はいない。いいことだ。わたしは何かの本を読んで待っていた。ロビーには簡単な机と椅子があったが、座る者はわたし以外稀だった。東京だとクイズ研究会関係者が多いから、たいていクイズの話で盛り上がっている集団がいくつかあるものだが、秋田ではそう言う光景は無い。大学生風の人、主婦風の人、サラリーマン風の人、などなど。それぞれが本を読んだり、ぼーっとしていたりする。土曜日なので、それ以外の理由でテレビ局に来る人は少ないようだ。そういえば、受付もいなかった。殆どは自家用車で来ていたようだが、全員テレビ局の駐車場に平気で停めていた。なーんだ、停めていいのか。一部自転車で来た人がいたのも面白い。知り合い同士で話している人がいないことも、東京では考えられないことだ。各々が予選の雰囲気を純粋に楽しもうとしている雰囲気が伝わってくる。これが世間の微妙なクイズ熱なのだ。

 時間が近くなり、スタッフ風の大阪弁の兄ちゃんの誘導により、全員エレベーターで上へ。6年前はおっちゃんが担当だったが、その方よりは若い人だった。でも同じ大阪弁だった。基本的に大阪的なものに好感を持つことは少ないのだが、大阪弁は好きであるから落ち着く。机に試験番号を書いた紙、アンケート用紙がおいてある。6年前はメモ帳を記念品としてくれたのだが、今回は何も無かった。で、席に座ると、先ずはじめに全体に対する簡単な質問タイム。「以前予選会に出場したことがある方?」という質問には、わたしを含め何人かが手を挙げる。「以前出場された方?」という質問には、わたしだけが手を挙げた。来ていたのは全部で30人くらいだったと思う。多分葉書を出した人全員が呼ばれたのだろうと思う。部屋の前3分の1くらいしか使っていないのである。で、その後、恒例のアンケート書きタイム。

 アンケートには、住所氏名に加え、6年前には無かったE−メールアドレス(わたしは書かなかった)を書くようにもなっていた。ここで悩むのが「得意ジャンル」「苦手ジャンル」の欄。「苦手ジャンル」をわざわざ訊いていることを考えると、実際出場したときに苦手の出題が1問以上含まれてくる、という仮定が成立する。だから「スポーツ」のように、わたしが本当に苦手としているジャンルは記さないでおいた。いささかルール違反の感もあるから、これについては異論もあろう。「複数の解答者が苦手なジャンルはなるべく出題しないような考慮をされるのではないか」というよう意見も成立する。でも、「苦手ジャンル」と記したジャンルの問題がたまたま最後の問題だったりアタックチャンスの問題だったりすると不快になるだろう。

 で、わたしは確か「理系全般」とか書いたような気がする。本当は大学2年まで理系だったから、物理と化学はそこそこ得意なのだけど、まぁ国語教師だから、ウソとは思われないと思う。生物・地学は苦手だから、まるっきりウソではない。得意分野の方は「国語関係、数学、懐メロ」としておいた(と思う)。「懐メロ」としたのは、当然「音楽に関する問題で懐メロを出してくれ」という意思表示である。はっきり言って1970〜1980年代の曲には自信がある。30歳くらいの方と一緒に本番を迎えた場合、著しく有利である。

 出場経験の有無を問う欄、他のクイズ番組の出場経験を問う欄もあったが、正直に記した。趣味はいつもとおり「演芸鑑賞」。6年前に出たとき「ダウンタウンの番組を見ること」と書いたら、出場時に「朝日放送でダウンタウンの番組が無いから、別の趣味は無いか?」と聴かれてしまった。無論「無い」で押し通し、放送でもそのように流された(テレビ朝日では「かざあなダウンタウン」があったのだが)。でもまあ、それに懲りてそれ以来履歴書等には「演芸鑑賞」と記すことにしている。余談だが、女性に「ダウンタウンが好きなんだよ」と言うと「えーーーーっ! うっそー!」のようなリアクションをされることが多いことが不愉快である。女性人気が本当に薄いのが不愉快。「ガキ」の客はほとんど女性なのに。

 アンケートで一番重要なのが、面接で注目される自己PR欄。わたしに関して言えば、まず「教諭である」ということ自体がそれだけでアタックでは売りになると思う。何故なら、教諭の出場率が高いから。「クラスの生徒の尊敬を勝ち得るために」とかいうようなことを書いたと思う。どう転んでも、教諭を売りにする際は、ベタに流れてしまいがちなのが怖い。でもまあ、あとはシャベリで何とかしよう。アタックはミリオネアと違い、「職業そのもの」だけで充分出場者のカラーとして成立し得る番組だから、自己PRの内容自体はもしかしたら二の次かもしれない。もちろん、面白い人生を歩んでいる人は有利になるけど、職業を含めひとつでも売りがあればそれで充分だろう。ただ「主婦」とかだったら「家事の合間を縫って○○をしている」のような趣味が無いと辛いかもしれない。

 書いた後に出題が始まる。6年前は40問(20周年記念バージョン)だったが、このときは30問だった。B4の問題用紙の左右に15問ずつ記してある。左側はベタを中心に、右側は時事を中心にしてある。時事は「アメリカの財務長官」「オリンピック問題(聖火ランナーになった人)」など。6年前は時事問題を全然取れなかったので、今回は映画問題のチェックと、日刊スポーツを読み返す作業だけしていった。が、ベタを勉強する気にはならなかった。というのは、あまり超高得点を取りたくなかったからである(どっちにしても取れないけど)。だって強豪大会に入れられたくないもの。黙っていても、秋田予選で得点が足りないことはないと思っていたし。「CD」関係で「aiko」が出たのは全くわたしの盲点。全然知らない。でも、25点はいっているだろう。間違った5問はほとんど時事だったと思う。結局ベタは分からない問題が無かった。

 さて、その後採点タイム。することも無いからトイレに行くだけ。採点は20分くらいだったか。人数が少ないため、すぐ発表。通過したのは女性1名、中学教師、秋田大学クイズ研究会員、普通の人2人、わたしの6人だった。普通の人のうち、1人は名前を呼ばれて友人Tであることに気づいた。高校の同級生で、当時からクイズが好きだった男だ。呼ばれなかった人が去った後、ポラロイドによる写真撮影(炎のチャレンジャーのときも写真撮影した記憶がある)。そして面接。1列に座らされて集団面接スタイル。6年前と雰囲気はまったく同じだったが、あのときは最初に面接で喋る番だった。今回は2人目に喋る番。1番目は友人Tである。彼はいかにも快活そうに話していた。内容はロコツにプライバシーのことなのでここには掲載しないが、自分の境遇を見事に表現し尽くしていた。練習したのだろうか。

 で、わたしの番。集団面接経験は6年前のアタック、教員採用試験(1次は集団面接)、iQバトル20世紀に次いで、実に4回目である。最初に簡単な自己紹介。これはアンケートに書いたようなことを簡単に述べるだけにとどめる。嬉々として話し過ぎる人がいるが、聴かれていないことをあまり答えすぎるのはどうなのだろうか。編集しにくい奴、とみなされる可能性もある。で、教員であることに対する質問より、「懐メロはどういう人の曲を聴くか」という点で盛り上がった。何でも聴くけど、吉田拓郎が好きだ、と告げるとスタッフの人は「わたしもカラオケ行くとよく歌うんですよ、でも若い連中はあまり知らなくて」という感じ。アタック25の場合、スタッフの人がとにかく喋り好きなので、うまく乗っかると緊張しないと思う。

 で、その後秋田大学のクイズ研究会の人、普通の人、女性(面接は初めてではないらしく、よく喋る人だった)、中学教師と進む。「教諭」がかぶっているのだが、「教諭であること」に対する質問はこっちの方のほうが多かった。微妙だ。でも喋り自体はこっちが好感触か。全体を通して、非常にリラックスして面接を受けられた。今までは絶対無かった「他人の面接の発言で笑うこと」ができたのも、リラックスしていたからだろう。

 でも、結局あの面接は出場者の何処を見ているのだろう? 受け答えの力? アピール度? いまいち要領を得ない。でも、受け答えの力が大きく作用することは、間違い無いと思う。要は児玉さんの気に入るような人を選んでいるのだろう。

 その後「面接の結果は11月10日頃に郵送でお伝えします」という連絡。既に1回出場しているから、合格・不合格は半々かな、と思っていた。当時2年生の担任をしていたので、この後すぐ修学旅行の引率に行って、アタックのことなど忘れて生活していた。

11月3日

 飲み会から帰ってきたら、予選通過の葉書が来ていた。よし。「2000年11月1日から1年間出場資格がある」旨記してあった。予選通過が決まっても、アタック25を気合入れて見る気は全然しなかった。1か月に1回見ればいいほう、という程度だった。

 

 

2001年9月12日(水)

 8時ごろ帰宅すると朝日放送の方から留守番電話が入っていた。出場決定、という発言は無かったが、折り返し電話がほしいということだったので、さっそく電話を掛ける。が、そのスタッフの方が不在。次の日掛けることにする。なお、このときは連絡の窓口となる2人のスタッフの方の名前を告げられた(片方は男性、もう片方は女性)。

9月13日(木)

 授業の合間を縫って、10時30分ころ(これ以前だと電話には出ないようである)図書館の公衆電話から電話するが、スタッフの方は休暇を取っているとのこと。次の日電話することにした。まだ出演が決定したわけではないので、誰にも話していない状況。実にもどかしい。

9月14日(金)

 またまた10時30分ころ授業の合間を縫って電話。が、また休日を取っているとのこと。土日はテレビ局も休みだということだったので、電話があったことを伝えてほしい、と告げる。ま、月曜日になれば分かるでしょ、と思っていたら、午前11時ころ、休んでいるはずの担当の方から学校に直接電話がきた。告げられたのは「10月18日が収録日で、11月4日が放送日である」「集合時間は14:30」「11月4日の前後1週間くらいの日に関する問題が出る」「ヒット曲や映画、舞台など、放送日頃にあることをチェックしておくようにすると有利かも」「9月下旬に詳しい内容を郵送する」というようなこと。まず出場できると告げた後、「他の解答者の人はどういう人たちですか」と質問した。これは是非質問しておきたい。このときは「実は参加が決定したのは佐々木さんが最初なんですよ」と告げられた。さらに食い下がって「強豪の人たちと一緒、という訳ではないんですよね」と訊くと、そうではないという返事だった。要は予選の成績がずば抜けて良かったわけではない、ということだろう。計算通りである。

9月27日(木)

 勤務日ではなかったので、午前中、大阪までの切符を購入しに行った。本当は朝日放送から来る郵送を待ってからにしたほうがいいとも思ったが、なかなか買いに行く暇も無いだろうから、さっさと買ってしまう。飛行機や新幹線乗り継ぎというテも考えたが、時間が合わないことを考え、東京まで深夜バス、大阪まで新幹線というルートにした。基本的には飛行機往復と値段は一緒。なお、秋田から出場する場合、秋田空港から関西新空港までの往復料金が支給されることになっている。だから、秋田空港から出発する出場者が多いようであるが(わたしの友人もその手段で2月に出演した)、わたしの住む大館市は秋田空港まで来るまで2時間半。とてもではないが耐えられない。

 気にしたのは大阪発を何時にするか。新幹線のぞみだと約2時間半。深夜バスは池袋発だから、その40〜50分前までには東京駅に着きたい。逆算すると18:26新大阪発ののぞみがギリギリであることになる。

 その切符を購入して自宅にいると、16:00ころ朝日放送からの郵便が届く。中を見ると、まず6年前と全く同じ「パネルの取り方」。これはずっと使っているもののようで、電話番号が昔の番号(06の次の6がない)に手書きで「6」を書き足したもの、かつ「東リ・パネルクイズ」の「東リ」をマジックで消してある。無駄な予算を使わない、という姿勢に好感。それから朝日放送の地図、これも使い回しだから、電話番号が前のまま。かつ、ホテルプラザのところは「ホテルプラザ」となっている。バスの料金なども書いてあるが、変わっていないのだろうか? そして返信用封筒と「出場のおしらせ」。これは6年前と全然違って、パソコン書き(多分)になっていた。録画日時や放送日は変更無しだったが、座る席は6年前と同じ赤。一応児玉さんに一番近い席だ、というメリットがある。ただ、リハーサルにしても何にしても、最初にさせられる緊張感はあるかもしれない。ま、初めてじゃないから別にいいけど。気になったのは録画終了時間。18:00と書いてある。18:26発の「のぞみ」に間に合うかどうかが、どうしても気になる。

 で、一応スタッフに電話を入れる。女性の方が応対してくれた。18:00というのは、どれだけ遅れてもこの時間には終わる、という意味だから、たいてい5時過ぎ位には終わります、とのこと。安心して電話を切る、、、その前に、せっかく電話したんだから気になることを聴いてみる。「今回はどういう方が出場されるのですか?」「最近はくくり(○○大会、というような)はほとんど無いので、別にコンセプトはありません。ただ、4人とも男性ですね。もうお一人教師の方、こちらは中学校ですが、いらっしゃいます。年齢層もばらばらです」。これを聴いてものすごくほっとした。クイズ研究会大会や「学生対教師(これが一番イヤ)」に入ることは無いと思っていたが、とりあえず強豪が出る会ではないようだ。ま、行ってみないと分からないけど。とにかく、ファッションとか料理系統の問題は出にくいと思う。これが分かっただけでも気持ちは落ち着く。

9月30日(日)

 出場が決まってから、アタック25をかなり真剣に見るようになったが、この日はビデオ録画してみた。実は6年前出場するにあたり、半年分くらいビデオに録画していたのだが、今とは傾向が違いすぎるからあまり見返してない。今日は最近の出題傾向をはっきり確認するために録画したのだ。できれば予選通過の葉書が来た後は、ビデオで毎週傾向を確認したほうがいいかもしれない。出場者は4名。30代の男女大会。この回からセットが新しくなったようで、前と比べてちょっとこっぱずかしいセットだ。パネルの色が見にくくなってしまっているが、本番では大きいパネル板だから気にならない(こちらもリニューアルしたようだが)。

 最初の顔は「長島一茂」。30代大会だからだろう。その後「9月30日問題→ジェームズ=ディーン」「エナメル質、象牙質、→歯」「マイクロバスのマイクロは?→100万分の1」「日本の古い国名で→山口県」ときたところでCM。漢字問題が「納豆」。5ヒント問題は「プラチナ」。2つ目のヒントが語源だったから、クイズプレーヤーはここで分かるはず。基本的にこの辺までは出場者よりわたしの方が早く反応できている。ただ、実際のボタンは硬いし、緊張もあるから遅くなることも考慮しなければいけない。次が音楽。「次の3曲を歌っているのは→松山千春」。1曲目のイントロですぐ分かった。出場者は2曲目で分かったようだ。この前の週は女性大会で「中島みゆき」が出題され、これも1曲目の「アザミ嬢のララバイ」イントロで分かった。この種の問題が出れば嬉しい。

 その後は「宮部みゆきの小説→『RPG』」ここで角に緑。「10月6日再結成される→SPEED」「外国人選手の三冠王→ブーマー」「ベーゴマ(ベタ問題か)」ここで赤が2・3・4に並び、1と5の角が開いている。「彰義隊(ベタ)」赤が1に入る。「モルタル(ベタ)」白が6・11・16のラインができる。「ある歌手のヒット曲を文章に→河村隆一」全然知らない。「映画問題→スコア」「世阿弥の父親→観阿弥(ベタ)」「あんこうの吊るし切り(ベタ)」「雲形定規(ベタ)」5番の角に白。「囲碁で→捨石(ベタ)」赤が「質駒」と誤答。この後赤は勘違いが多くなる。「大相撲の部屋の数→53」勝負所でないためキャンセル。「カルヴァドスとシードルの原料→リンゴ(ベタ)」。

 アタックチャンスは「画竜点睛(ベタ)」白が正解。ここでのパネルの取り方はかなり上手かったが、説明は省略。「諸井薫・北村薫・高村薫のうち女性は?」赤が誤答。「脱兎のごとく」白正解。「南米で赤道の通る国はエクアドル・コロンビアと?→ブラジル」白正解。これで勝利は決定。あとは「音楽用語で→ダカーポ」緑正解。「無理なことをする→横車」白正解。「九州の県名と同じJRの路線」赤誤答、「ウマが合う」青正解。以上。

 問題を見た後、もう一度最初から見なおしてみる。4人の職業がメリーズ勤務、帯の仕立て、那覇市役所、主婦。今回の問題傾向には全く関係ないようだ。言葉の問題がいささか多く感じられる以外は、あまり問題のジャンルアンバランスは無い。ただ音楽の問題の後に、必ずと言っていいほどベストセラーか映画が出題される。ここが勝負どころになるとつらい。押し合いになってしまうから。

 で「ぴあ」を見てみる。「映画問題は、いつ公開の映画が出題されるのか」ということが気になったからである。今回出題された「スコア」は今週が2週目だそうだ。やはり放送日頃公開中の映画をチェックすべきなのか。それに対し、ベストセラー(といえるか分からないが)問題は、出版されてから1か月〜2か月しないと出題されないようである。この前の週出題された「藤原主義」は8月出版であった。ということは、9月下旬の今ごろ、店頭に並んでいる本をチェックすればいい、ということになる。この時点では柳美里の「生(いきる)」がわたしの中の本命であった。何か出そうな気がするのだ。不思議なもので、出そうな気がする問題が実際に出題される可能性は高い。6年前は「私の耳は貝の耳→コクトー」が出題されるような気がしていたら、本当に出題された。そのとき誤答によるお立ちだったので答えられなかったけれど。

 他にはイッセー尾形の小説も出そうな気がする。東野幸治の本も出たことがあったし。後は「ダ=ヴィンチ」「日経エンタ」11月号が出てから確認していこう。書店には2〜3日に1回行っているから、気に留めてみようと思っていけば何とかなるだろう。「SPEED再結成」のような問題については日刊スポーツをよく読んでおくことにする。

 あと、この週は「○月○日問題」が1問しか放送されていないが、普段は3〜4問くらい出ているから、やはりチェックするに越したことは無い。生まれた人と死んだ人は確認したが、原敬が本命。また、出来事では「ユネスコ発足」から「パリ」に振るパターンか。軽く予想して、後はそのときの雰囲気で押していくことにしよう。

 アタックチャンスが易しい問題だったのが気になる。もしかしたら1問キャンセルになっているかもしれない。普通アタックチャンスの問題は「難しい時事」か「クイズに良く出る難しい問題(例:元号に一番多く使われる漢字は?)」のどっちかであることが多い。でも、実際のところはよく分からない。

 

NEXT BACK