近況報告2015〜8年分

 

運は不本意にしかない(萩本欽一) 2018/11/11()

・更新が滞っているように感じた向きもあるかもしれませんが、このブログ、本来の更新間隔はこんなもんです。

・つーか、こういうのに関わっているので、このところ多忙きわまりない。なのに明日出題するクイズの最終チェックをしている。余裕ないのだが。

・ということで、国語の大会が終わると、またクイズをちゃんとやりましょうかね。文章もそのときに。

・とか言いながら、ひとつだけどうしても。『東大王』の2冊目を読んだ。さすがに(しゃべりが立つとは言え)一般人の東大生4人だけで引っ張り続けられる時期は終わったということか。

・やっぱクイズは企画と問題で勝負しないとね。でその問題だが、収載されている問題群は「同じパターンで出し続けると、まあこうなるよね」という劣化具合。「ナゾトキ系」の問題ももうネタ切れでしょう。それが分かってても不本意ながら作らなければいけない作成者の方々には、心から(皮肉ではない)心痛をお察しする。

・まったくどうでもいいことをひとつ。玉木宏はアリスの矢沢さんに似ている。


ざんげの値打ちもない<石狩挽歌(密談の結論) 2018/10/28()

・おまえはいつまで修学旅行に行っているんだ、という感じだが、とっくに帰ってきて、あまつさえ密談までしている。こう見えて結構忙しいのだよ。

・密談と言っても、「阿久悠・なかにし礼・松本隆の違い」とか、「FNS裏話」とか、そういう平和なやりとりですね。あんな笑顔のおっさん二人がきな臭い話なんかしますかいな!


なかなかねえ 2017/4/24()

・転勤し、非常に忙しい日々を送っている、ので、書きたいことはあるが、GWあたりまで少々充電します。死んではいません。あしからず。


笑いながら通り過ぎる あの日とおんなじ所を 2017/3/3()

・ムッシュ逝去! にしても訃報が続く。最近は訃報に対するお悔やみばっかりのブログになっている。

NHKでは「我が良き友よ」の映像ばかり流れていたが、吉田拓郎絡みなら、やっぱ「シンシア」ですね。若い頃は「竜飛崎」が良いと思っていた。苫小牧までフェリーで行ったとき、頭の中には「落陽」ではなく何故か「竜飛崎」が流れていた。年を取ったからか、「早春の港」にやられたからか、今は断然「シンシア」が良い。

・心ある人は、今からでも書店に走り『ムッシュ!』を読むべきである。ムッシュの言葉はすべてが日本のポップスの研究上重要であり、いきおいムッシュ全集の刊行が待たれる。『安井かずみがいた時代』とか「日本ポップス伝第五夜」のインタビューとか、どれもためになるものばかり。ムッシュの歴史を追いかけるだけで、ポップスのみならず日本芸能史が相当追えてしまうというすごい人なのだ。

・全く関係ないが、最近映画「M★A★S★H」を見た(BSで)。向こうの笑いは理解できないことが多いのだが、結構面白かった。馬鹿馬鹿しくて。

・ということで、面倒だったので特に注釈も付けず、不親切な記事のまま擱筆する。


けふ九重ににほひぬるかな 2016/8/5()

・「第52代横綱北の富士の北の富士勝昭さん」の解説が好きである。朝青龍全盛期、朝青龍の厳しかった北の富士解説に苦言を呈したことがあるが、基本的には北の富士解説ばっかり聴いている。で、その後継者になれそうなのは九重親方しかいないと勝手に決めていた。まず押しも押されもせぬ大横綱であり、解説も上手いし、茶目っ気もあるし、人を食ったような発言をしたりもする。退職後は解説者として花開く予定だった(私見だが)。実に残念である。八角理事長では堅いんだよなー。


Lady Madonna 2016/7/7()

・学校祭の時のコント台本をアップした。ま、誰も見ないでしょうが。ちなみに私は、「Lady Madonna」がビートルズの曲で一番好きなのです。

・懐メロ好きのイメージが強い私ですが、洋楽もつまみ食いしているわけで。ただ、曲を聴くと歌詞を覚えて歌えるようにしたくなる癖があるので、洋楽は正直言ってしんどい。それで食指が動かない。

・しかし、それでは日本のポップスを深く理解することはできないので、意識的に聞くようにはしている。ということで、今は「ヘンリー8世君」(ハーマンズ・ハーミッツ)の歌詞をおぼえるのに必死。早口で訛っているからよく分からんが、何故か歌いたくなる。だいたい「ヘンリー」が「エネリー」だぜ。もっとも、歌えることに何の意味があるかは不明だが。


恋はみじかい 夢のようなものだけど 2016/6/17()

・先週末、演劇の大会が終わった。ということで、座付き作家である私のHPに脚本をアップ。だれか見ているのだろうか。

・ところで、私は戯曲(っつーほどのもんでもないが)の題名を、好きな曲から拝借する癖がある。これはひとえに、ネーミングのセンスがゼロだから。だいいち、学級通信もタイトルは「〇〇R学級通信」等と、そのまんまだし。


菱形!(ビートたけしギャグシリーズ1) 2015/12/7()

・気まぐれの更新ブログだが、3か月開くのは我ながら珍しい。今年はとにかく忙しい。

・復活したM−1を視聴。トレンディエンジェル優勝、に別に異論はない。

・とにかくM−1は、似たような漫才を2本続け、両方で爆笑をかっさらわないと勝てない。ジャルジャルも銀シャリも、2本目では既視感が先に立ってしまうつらさがあった。特に言葉遊び的なネタには、そういう傾向がある。タイムマシーン3号が典型的で、あの場合は1本目であっても途中から既視感が来る。簡単に言えば、飽きてしまうのである。見ている人の想像力を上回れなくなる、と言うか。漫才としては美しいし、きれいだし、面白いのだが、M−1向きのネタではない、と言うこと。特にジャルジャルは、ちょっとネタが整いすぎていたのかもしれない。

・一方、テンポとギャグの詰め込みで笑いをとっていくトレンディエンジェルは、2本目も(いささかパワーダウンの感はあったけれど)笑いは安定して取れるし、無茶なギャグで意外性も出しやすいし、つまりは今回のコンビの中で一番M−1向きだということになる。私にはテンポが速すぎてついて行けなかった部分が結構あったけどね。

・たぶん「トレンディエンジェルは外見から来る笑いが武器になるから、優勝できた」みたいなことを書く、自称お笑い評論家がいるかもしれないが、それは違う。彼らの計算されたギャグの羅列とテンポ、動き、表情はもちろんだが、M−1で(THE MANZAIもだったが)大事なのは、むちゃくちゃなボケに、必死でツッコむ、という図式にほかならない。それを一番体現できていたのが、彼らだったのである。

・ちなみに、私は「馬鹿よ貴方は」で涙が出るほど笑いました。はい。


問題 東京五輪音頭を最初に唄った歌手は誰? 2015/9/5()

・このところ、演劇の脚本(プラスなんやかんやの仕事)に専念しており、他のことは全然していない。やっと脱稿した。

・今回は中島みゆきの名曲からとって「ローリング」というタイトルにする予定で、第1稿はそれで作成したのだが、6月に同名の映画が封切りされたと知って、改題した。

・そもそも中島みゆきの曲名をパクってる訳だから、映画と題名がかぶっても気にしなくていーじゃん、と言う論法も成り立つ。だが、それは違うような気がした。映画の名前をパクったと思われたら、非常に癪なのである。なぜなら、パクったつもりはないから。

・偶然同じ名前になったんだったら、気にしなくてもいいんじゃないか、という論法も成り立つ。しかし、それでもパクったと思う人は思うわけだから、やめた方が良い、と言うのが私の美学(大げさに言えば)である。

・クイズ問題だと、世の中に無尽蔵に流通しているから、かぶりを完全にを排除することは不可能である。極力気をつけて、かぶった問題は出題しないようにしているが、限界はある。それでも、偶然かぶってしまうことは、よくある。

・繰り返しになるが、偶然でも、かぶったことに気づいたら、出題しない。パクったと思われるのが、癪だからである。パクっていない問題群だと自負しているから、安心してHPに問題をアップし続けている。

・ま、何が言いたいかというと、私程度の人間であっても、ものを作る意識があれば、そういう気持ちで臨んでいるっつーことです。この場合、パクったかパクっていないかなどたいした問題ではない。似ていると思ったら、とっとと取り下げれば良いのである。


ゆっくりする間もナイアガラ〜 2015/7/6()

・4月から長距離ドライブ通勤になったので、車の中で何を聴こうかいつも悩んでいる。

・で、「大瀧詠一の日本ポップス伝」を一気に聴いた。いやー、何で今の今まで聴いていなかったのだろうか。激しく後悔。ま、今が自分にとって聴くべき時期なのだと自分を納得させるようにしている。

・とにかく勉強になった。まだまだ聴くべき・暗唱すべき曲が多いことを知り、自分の浅学さに愕然とした。4月から新たに曲を聴きまくり、今頃「路地裏の少年」や「Destiny」などが名曲だと思い知って、聴かず嫌いを直そうとしていた矢先のことである。こりゃ本格的に聴き直さないとイカン、というわけで、保存してある(が何となく聴いていなかった)戦前の曲を手当たり次第CDに放り込み、細々と聴き始めている。

・で、そうすることにした初日、まずは「アラビアの唄(二村定一)」「バンジョーで唄えば(中野忠晴)」でガツンとやられたのである(なお、2曲とも日本ポップス伝で紹介されている)。二村定一は「君恋し」「青空」が超有名だが、もっと他のも聴かないとイカン。同時代人の聴き方に近づけなければ、その歌手の本質に近づけないだろうし。もっとバタ臭い唄かと思っていたら、全然そんなことなし。ま、アラビアっぽいかと言われれば、微妙だが。

・「バンジョーで唄えば」は服部良一らしい遊び心の洒落たアレンジが嬉しい。感想で「スワニー河」「オースザンナ」(大瀧詠一は「草競馬」と言っているが、誤解だろう)。特にスワニーへのメロディーの流れには、感動すら覚える。とにかくかっこいい。思えば「買い物ブギー」の途中「東京ネギネギブギウギ」と言った後、一瞬「東京ブギウギ」が流れる、そんなアレンジをする人だ。動画サイトで簡単に聴けるので、未聴の人はすぐにでも聴くべきである。歌詞も良い。「悲しい恋はあきらめて」だぜ。「バンジョーは陽気なバガボンド」、すごいセンス。

・服部良一といえば、二葉あき子もすごい歌手だ。なんか知らず知らず、音楽教育をしっかり受けた歌手の曲を心地よく聴いている。これもやっぱり年を取ったからだろうか? 最近、「完成度が高い」ということに妙に感動するようになってきたのと関係してるかも。

・とにかく、まだまだ勉強しなければならない、っつーことですな。


いちおう 2015/6/24()

・一応ですが、学校祭で朗読劇ぽいことをしたので、脚本をアップ。誰が読むねん。

・さて、次は秋の大会の脚本づくり。で、クイズ問題はいつ作るの?


トーキョー・コミニケーション! 2015/5/24()

・この一週間、芸能界では事件が三つほどあったので、一応記録しておく。

・火曜日のNHK歌謡コンサート。北島三郎「ブンガチャ節」熱唱! フルコーラスではなく、当時よりやや音程を下げていたが、もう全く「熱唱」と呼ぶにふさわしい。サブちゃん自身はこの放送禁止で、世に注目されるようになったことから、この曲には感謝しているとのことだった(北島三郎記念館でそう言ってた)。こうなったら、オリジナル音源をガンガンフルコーラスで流してしまってほしい。ちなみに私は、北島三郎記念館でブンガチャ節入りのCDを購入しており、歌詞など見なくてもフルコーラスで歌える。プチ自慢。

・水曜日の「徹子の部屋」で関根勤「フラッシュクイズ」映像流れまくり。完全保存版。クイズの内容は放送されなかったが、アラカンや萬屋錦之介の物まねをする関根勤を堪能。面白い。つーか、かっこいい。やっぱり売れるヒトは最初から売れる要素がある、ということで。

・土曜日の「IPPONグランプリ」、板尾創路参加! やっぱり板尾さんはすごい。ことごとく面白い。完璧。若い人たちにどのくらい伝わったか分からないが、自ら勝負の舞台に立つ板尾さんの姿は、審査委員長に本当にふさわしい。やっぱり戦っている最中の人しか、世間は認めないわけで。

・クイズのやる気を左右することもあるらしい「QUIZ JAPAN」が絶好調、なのだろうか? 結局は「同人誌の部数が増えてよかったなあ」ということだと思いますね。この本は基本的に、新しいクイズを作り出すエネルギーがあるわけではない。つまり消費者目線でクイズを捉えているわけで、ってことはやっぱり同人誌なんですね。

・同人誌でよいから、質の高いものを作る!という意気込みは強く感じる。ウルトラクイズに出るよりも、スタッフになりたかった私は、スタッフのインタビューを楽しんで呼んでいる。今までは同人誌じゃないものを作ろうとしていたから1号で終わったりするわけで、その辺では今回、商売としてクレバーなものを感じる。

・それでもやっぱり私は、ささやかながら、新しいクイズを作ろうとしている人を応援したい。過去の遺産で食いつなごうとするウルトラクイズ再放送より、司会を変えて挑戦的に番組を作るアタック25を応援したい。どっちも見てないけど。


近況報告 2015/4/28()

・新居に入居し、通勤距離も長くなり、恒例の脚本執筆中につき、クイズになかなか取りかかれない状況。いろいろネタはあるのですが。てなわけで、脚本完成まであと数日、地下に潜ります。


昔の名前で出ています 2015/3/12()

・「昔のテレビは面白かった」「今のテレビはつまらない」という声を、良く聴く。一方で「たけしは過去の存在だ」「松本人志は後輩に持ち上げられているだけだ」「見ていて痛々しい」など、ベテランお笑い芸人(この2人に限らず)を「面白くない」と切り捨てる意見も、よく見る。

・当たり前のことだが、ネットなどで「よく見る意見だ」ということと、「国民の大多数がそう感じている」ということとは、全然一致しない。新聞の投書が、代表的日本人の意見では無いのと、全く同じことである。だから、ベテラン芸人を見て「面白くない」とする一部の意見に与する気は、全くない。

・ただ、過去に実績のある人が、解説者として優れているため、その役割を多く演じさせられてしまう現状が、今のテレビ界には確実に存在している。そのことが、ベテラン芸人を急速に「過去の存在」と認識させてしまうのではないか。若い人は彼らの全盛期を知らないわけだし。「なんでこの人は偉そうな解説をしているのだろう、先輩風吹かせて」くらいの気持ちでベテランが値踏みされている現状は、よろしくない。

・ベテランだって、勝負をしたいはずなのである。勝負させて、そのすごさをだれかが解説して見せなければならないのである。そうしないから、野村克也氏は強烈に自画自賛するのである。ところが、今は逆だ。評論家がだらしないから、なのだろうか。ま、解説しなくてもすごいものはすごい、と認められればそれが一番良いのだが、特にお笑いは正当に評価されないことが多いので、だれかがきちんと評価しなければならない。

・ということで、「松本人志のコントMHKDVD鑑賞。「ビジュアルバム」もそうだが、これは確実にお笑い界の宝である。だから、みんなで正しく論評しないと。「売り上げが悪かったんだよなー」「当時の視聴率が悪かったんだよなー」程度の内容で批評したふりをするのは、そろそろやめにしないか。

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