近況報告2014年分

 

耕さぬ罪もいくばく年の暮(小林一茶) 2014/12/31

・30代最後の年齢を迎えた今年は、脚本を書いたり、演出をしたり、いろいろ創作っぽいことをしていた。私の場合は完全に「当て書き」であり、演者が「この台詞を変えたい」といえば、概ねその通り変えてもらっている。今回はやっているうちに登場人物のキャラクターも大幅に変えてしまったが、これも演者の提案によるものであった。

・作者・演出家としての私は、かようにいい加減である。なにぶん、根気がない。三谷幸喜氏は「ストーリーを考えるには根気が必要だ」的なことを述べていた。逆に立川談志家元は「俺にはストーリーは作れない」的なことをおっしゃっていた。私は中途半端な人間なもんで、何かを作っていても「こんなもんでいいんじゃない?」みたいな気持ちが、元々強い。こんな人間が、演劇に向いているわけがない。もっとも、これは性格だけでなく、経験不足にも起因している。だいたい、映画を見通すのも苦痛なほど飽きっぽい人間が、大量の演劇経験を持ち得るわけがない。ちなみに、ダウンタウンファンにもかかわらず、松本人志監督の映画は、DVDですら見たことがない。だから、手数も少ない。

・翻ってクイズである。クイズ問題を作るのにも、割といい加減な姿勢で臨んでいる。ネタになりそうなことを思いついたらメモしておいて、作ってみて、そのうち出題できそうなものだけを出題する。必然とおびただしいボツ問題が生まれる。それでいいと思って作ってきた。クイズとしてよくできた問題は、ひねりにひねった問題ではなく、ぱっと思い浮かんだものだったりするから。

・とにかくたくさん作って、良いものだけを残す、という作り方しかできない私には、クイズ問題作成がやや向いていると思う。もちろん、文章を書くのはやや得意なので、問題の推敲もできる方だ(と思う)。問題にもそれなりに触れているから、経験もある。ただ、ルールを考えるのが駄目なのである。これはやはり根気が必要なのだろう。

・来年は40歳になる。人生まだ半分。少しじっくりと物作りをするようのにふさわしい年齢になってきたのかもしれない。次の脚本は懸案だったコメディー「カリスマ、カリスマ 〜Charisma vs. Charisma〜」にしようかと思っていたら、生徒はミステリー作品にしろと言う。どっちでもいいけど。クイズはルール込みで、いろいろ作っていきたい。ものを作らないでグダグダ言うのは駄目ですね。


元気です。(アルバムのほう) 2014/12/22

・高校演劇の東北大会が終わったので、いつものように脚本をアップ。ま、このブログを見る人は、脚本などさして興味はないと思いますが。

・ということで、当分演劇はシーズンオフ。この後は、もう少し真面目にクイズに取り組む、予定。


それぞれに男たち急に正気に返るシーズン 2014/12/6

・私の名前が載っているので、リンクしておいた。この「佐々木繁樹」は私です。

・ということで、演劇の東北大会が迫り、今のところクイズはお休み。頭脳王も普通に見逃しました。

・というより、頭脳王なる番組を、まともに見たことがない。去年も普通に見逃した。たぶん、興味がないのでしょう。「誰が一番頭が良いか」というコンセプトの番組が、上品な番組なわけがないからね。


ナタリ〜 2014/11/14

・報告し忘れていたが、先週末におこなわれた高校演劇の全県大会で、ウチの演劇部が東北大会に進出することとなった。よって、予定していた脚本のアップデートは、延期。ま、誰にも別に求められていないわけですが。

2017年付記 「ナタリ〜」は「嬉しい悲鳴」という意味なんですね。わかる人にしかわかりませんが)


台本どおりに 2014/6/10

・早速、脚本を上げておいた。ご覧になりたい奇特な方はどうぞ。

・残り3つも、気が向いたらアップします。

・そんなことよりクイズをしなさい、という声が聞こえてくるような来ないような・・・クイズメモを最近再開してますので、許してください。

・あ、クイズメモと言っても、勉強のためのメモではなく、作成のためのメモである。クイズになりそうなことを思いついたら、すぐ書き留めないと忘れてしまうので。


クイズはもっと楽しまないと 2014/6/7

・タイトルの言葉は、今日の演劇の中に出てくる台詞。我ながら、良い言葉だ。

・本日は演劇部の発表会。今回も新作「もっとミュージカル」を引っさげて参加。このHPを見る人に需要があるか分からないが、また近日中に脚本を公開しておく。

・さて、演劇の脚本作成であるが、私にはいくつか個人的な決め事がある。(1)暗転は絶対にしない(=飽きっぽい私は、暗転されると観劇の気持ちが一気に切れるから)、(2)単なる言葉遊びは入れない(=ダジャレにもならないダジャレが高校演劇には多いが、まず100%笑えない)、(3)単なるギャグは入れない(=何らかの必然性があるギャグは入れる)、(4)演劇にしか使わない口調は入れない(=「○○、ですか・・・」等)、(5)恋愛は描かない(=描けないから)、(6)学園ものはつくらない(=高校生が高校生を演じると、逆にリアルじゃなくなる)、(7)メッセージ性は入れない(=演劇は何かを主張するためのものではない)、他にもあるような気がするが、すぐには思い浮かばない。

・(7)について。私は全然メッセージ性など考えずに脚本を書くのだが(=面白ければ何でもいい)、見る人が勝手にその人なりのメッセージの吸い出し方をしているようである。曰く「効率重視に走る企業の窮屈さをえぐる」「現代社会を楽しく生きるためのメッセージが感じられる」等。他の人がどういうメッセージを感じるかを聞くと、自分の中にある「意識化されない部分」が顕現しているように思う、、、なんてことはない。自分の作品は、ロールシャッハテストのようなものなのかなあ、という思いが湧いてくる。

・次の芝居は、「まにあうかもしれない」というタイトルにする、予定。吉田拓郎バンザイ。


GWってもっと遅い方がいいんじゃないの? 2014/4/26

・4月は忙しい。全然更新がままならない。知り合いのHPもそろって更新していない。ま、9月から更新していない強者もいるけど。

・ウルトラクイズ構成作家の方のHP、最近は問題作成について特化した内容となっている。興味深い。

・私は、ウルトラクイズの「クイズ問題」には、大変興味がある。ああいう問題群でクイズをしてみたい、と常々思っている(これは初期の高校生クイズにも言える)。クイズ問題のあり方を研究する上で、どうしても避けて通れないのがウルトラクイズなのだ。やはり、1問1問の手間のかけ方が違うから。

・そんな私にドンピシャの記事が最近続く。構成作家の方が、問題作成について語った希有な機会。クイズ関係者は刮目して読め!と言いたいところだが、注目度は低いんだろう。

・最近クイズ問題作成について気にかかるキーワードが「出題妥当性」という概念と、「早押しを拒否する文体」という文法用語。両方私が作った言葉ですが。特に後者はウルトラクイズ分析に重要と考えている。なぜ福留氏はあれほどまでに「問題は最後まで聞いてほしかったなあ」と言ったのか。早押しクイズなのに。それなのに第13回では超早押しが展開されたのか。これらの答えを書く。もう少し余裕ができたら。


もっとミュージカル(未完) 2014/3/27

・現在、演劇部の脚本「もっとミュージカル」執筆中につき、しばらく更新をさぼっております。

・実は、こないだの日曜日、この秋田県の大曲という土地で、クイズをした。といっても、私を含めて3人というこじんまりした集まりだった。そのことに絡めて、またクイズについて思うところができまくったので、書き連ねていきたいと考えている。近々。

・ということで、秋田県在住のクイズプレーヤーの皆さん、もしこんなちんまりとしたブログをお読みの際は、ぜひご一報いただければ幸いです。


新年の抱負 2014/1/4

・あけましておめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

・現在、ここに掲載している問題を、改訂している最中である。まず、問題文がこなれていない。当時はそれなりにがんばって作ったのだが、今思うとはっきり言ってヘタである。また、クイズ問題として今なら出さない種類のもの(エログロとか露骨な犯罪ネタとか)も、削除しとこうかな、と。さらに、間違い問題も、やや見受けられる。

・要は、もう少し自分の発表した問題に責任を持ち続けよう、という気持ちからそうする、ということである。ただ、割と1問1問時間がかかるので、気長にお待ちください。なお、改訂に際しては、ここに掲載してある問題と同じ体裁にする予定。

・もちろん、新作問題もガンガン作っております。

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