「令和元年 埼玉・群馬の旅 開催メモと加藤芭蕉の俳句付き」
平成23年より写真は容量が必要な為、最低にしましたのでご理解下さい。
二〇一九年十一月七日〜八日
進調会 埼玉・群馬の旅 銘酒三昧三十句
(川越 富岡製糸場 磯部温泉 水沢観音 榛名湖)
・七人の揃ひ今年も紅葉旅 (町田・淵野辺・相模原
・早速の「万寿」に酔ひて秋うらら (圏央道)
・未だ残る道の普請や秋出水 (圏央道)
・小江戸行く七人衆や天高し(川越)
・藷菓子の暖簾を揺らし秋の風(川越)
・秋高し歴史を刻み時の鐘 (川越)
・白焼きに銘酒「獺祭」冬冷酒 (川越 いちのや)
・院内は見ずに参拝秋さやか (喜多院)
・女工哀史ではなき工場冬ぬくし富岡製糸場)
・イヤホンに流るる歴史冬浅し (富岡製糸場)
・伝説の宿は早くもクリスマス(磯部ガーデン)
・鮑・牛肉・おっきりこみに地の冷酒 (磯部ガーデン)
・文学碑並ぶ公園水澄めり(磯部公園)
・遠景に妙義山「ミョウギ」・浅間山「アサマ」や天高し(磯部公園)
・同じ名の出品多く菊花展 (磯部公園)
・公園の隅に小祠や石蕗は黄に (磯部神社)
・二日目は「得月」からの紅葉旅(安中〜水沢)
・翌日の「ギガルの赤」や冬の薔薇 (安中〜水沢)
・人工の埴輪と古墳芒原(八幡塚古墳)
・石棺に眠るは誰ぞ地下の冷え(八幡塚古墳)
・大盛りの舞茸うどんに「磯自慢」 (水沢 大沢屋)
・線香の煙の充ちて冬観音 (水沢観音)
・強烈な事故の現場や冬峠(伊香保〜榛名湖への道)
・薄紅葉か枯紅葉かの峠道(伊香保〜榛名湖への道)
・眼下には伊香保温泉秋澄めり(伊香保〜榛名湖への道)
・はるかなる一本道や芒の穂 (伊香保〜榛名湖への道)
・紅葉の色を映して山上湖(榛名湖)
・紅葉の山切裂きてケーブルカー (榛名湖)
・「ヌーヴォー」の葡萄の香り車内満つ (関越道)
・来年を約し老酒秋の宵 (町田 西遊記)