「平成23年 哀愁の奈良井宿と旧篠ノ井線廃線敷き紅葉ウォ−ク 開催メモと加藤芭蕉の俳句付き」
平成23年より写真は容量が必要な為、最低にしましたのでご理解下さい。
二〇一一年十一月七日〜八日
進調会 信州の旅 錦秋四十句
・紅葉狩発車合図の銘酒かな ー久保田万寿、得月ー (あさま507)
・錦秋の信濃路を行くバスツアー (上田)
ドウダン
・地に満天星天に桜の紅葉かな (坂城町あたり)
・紅葉山前にガイドの長口舌 ー長平荘ー (旧篠ノ井線跡)
・廃線に明治のロマン枯欅 (旧篠ノ井線跡)
・石の道ふと顔上げる紅葉山 (旧篠ノ井線跡)
・トンネルの残る鉄路や木の葉散る ー漆久保トンネルー (旧篠ノ井線跡)
・蛇の殻垂れ下がりをる水車小屋 (安曇野湧水群)
・「おひさま」は標識のみの枯野かな (安曇野湧水群)
・わさび田の水揺らす風秋深し (大王わさび園)
・銀杏の強き香りに道急ぐ ー大王神社ー (大王わさび園)
・旅初日釣瓶落としの信州路 (池田町あたり)
・懐かしの鐘の鳴る丘草紅葉 (池田町あたり)
・七色の紅葉終はりし大楓 (大峰高原)
・眼の下に安曇野の町谷紅葉 (大峰高原)
・ガラス館出て安曇野の暮早し (アートヒルズ安曇野)
・ワイン良し焼酎旨し秋の夜 ーチンクエ シトラスセンス甲州 伊佐美ー(車山高原 スカイパークホテル)
・山並みを染むる日の出や秋深し (スカイパークホテル)
オトコ
・朝寒のチャペルに漢四人立つ (スカイパークホテル)
ヤツ
・窓からは秋色の八ヶ岳朝ビール (スカイパークホテル)
・遠景にアルプスの山冬隣 (車山を降りる途中)
・冬雲や頂きだけの富士の山 (車山を降りる途中)
・熊笹は野麦のこととか枯野山 (霧が峰高原)
カラマツ
・落葉松の枯れる準備や霧が峰 (霧が峰高原)
・歓声は紅葉のトンネル抜ける毎 (茅野高原 もみじ湖)
・対向車気にしつ走る紅葉道 (茅野高原 もみじ湖)
・湖の紅葉の中に埋もれけり (茅野高原 もみじ湖)
・晩秋の木曽路は今も山の中 (権兵衛トンネル)
・門前に菊の盆栽奈良井宿 (奈良井宿)
・裏山に紅葉一本留守の寺 ー浄龍寺ー (奈良井宿)
・杉並木枯れて奥なる地蔵群 ー二百地蔵ー (奈良井宿)
・枯れ初めしブドウ畑や中仙道 (中仙道)
ウミカゼ
・湖風に揺るるカリンの並木道 (諏訪湖)
・三十分待つ間欠泉風寒し (諏訪湖)
・着膨れて遊覧船は波静か (諏訪湖)
・道の灯に揺るるコスモス諏訪の風 ー北沢美術館ー (諏訪湖)
・寒き中生ビール酌み旅惜しむ (おぎの屋)
・秋惜しむ帰路の電車のうなぎ飯 (茅野 あずさ32号)
・落着のビールも旨き夕餉かな (車山高原 スカイパークホテル)
・水澄みてオールに動く川藻かな (安曇野湧水群)
付録 写真
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