288 進調会

「平成22年 錦秋の磐梯街道をい 続き」



とりあえず宴は中締め栗の飯    (ホテル角神)


                 声響く闇の露天湯落葉浮く   (同上)


ローカル線木の間越しなる秋の川     (磐越西線)
              山あいの旧街道や柿稔る      (会津西街道)



山霧の重たき中をバスの旅       (同上)
              人多き古い街並みダリア咲く    (大内宿)



整然と茅葺の屋根秋の雨   (同上)
                  新蕎麦をぐいと持ち上ぐネギの箸     (同上)



吊橋の揺れてへつりの薄紅葉 (塔のへつり)

ーへつり=断崖絶壁)ー



紅葉に歓声上がる峠かな   (甲子峠)
四方には紅葉連なる道の駅      (しもごう)



紅葉旅芭蕉の像に見送られ     (新白河)
        最後まで銘酒の香り紅葉狩   (やまびこ218)



紅葉旅締めは恒例うなぎ飯   (高島屋 ふきぬき)
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