H18−11−3 尾瀬まで連なる雄大な山々の紅葉を露天風呂から望む
老神温泉の旅
老神・赤城山の旅(進調会) 月待ちの湯 二十句
十一月三日
懐かしき 駅に集ふや 紅葉狩 (橋本)
旅はじめ まずはビールと 焼酎と (高坂SA)
沿道は 林檎たわわに 文化の日 (沼田あたり)
渋滞の 奥なる道の 柿たわわ (区役所〜滝)
さざなみの 一瞬にして 割滝に (吹割の滝)
四方から 水を集めて 滝激し (同上)
"ろうじん"とは 呼ばぬ温泉 秋の旅 (老神温泉)
渋柿を かじるのも居て 旅の宿 (観山荘)
稜線の くっきりとして 秋の暮 (観山荘)
月待ちの 湯に見る月や 山の影 (観山荘)
これほどの 十六夜は無し 露天の湯 (観山荘)
(いざよい)
十一月四日
曲がるたび 紅葉濃さ増す 山の道 (赤城山へ)
手を合わす 真紅の神社 枯葉舞ふ (赤城神社)
身に入むや 見る人も無き 忠治の碑 ー国定忠治の碑ー (大沼辺り)
(し)
饅頭の 湯気に笑顔の 九人衆 (大沼辺り)
コーヒーの 香に一服の 秋の旅 (みずほ)
秋郊や 梅の香匂ふ 漬物屋 (カリカリ梅)
廃屋と なりし旧居や 枯葉舞ふ (上溝社宅)
今年また ウナギに会えて 旅終はる (下溝 甚太)
ビール酒ワインに焼酎二日間 (旅行中)