【進調会】



以下「最近の旅行開催メモと加藤芭蕉の俳句付き」

 H17−11−25 香嵐渓と西美濃三山の紅葉絵巻 
            宿泊: 長良川温泉・岐阜グランドホテル
              昼の鰻は 谷汲山華厳寺の「立 花 屋(?)」のお弁当
  

十一月二十五日
「たびとも」の 旗の下なる 紅葉狩      (町田バス乗車場)
 
借景は  紅葉山なる  香積寺      (香嵐渓・香積寺)
 
人波に  揉まれ紅葉の 影薄し      (香嵐渓・待月橋)
 
吊り橋を 渡り紅葉の 川を過ぐ       (香嵐渓・香嵐橋)
 
すすきの穂 揺れて足助の 街を去る    (ルート153)
 
取り壊す 夢の万博 落葉風       (長久手近郊)
 
懐かしき 名のバイパスや 落ち葉の香       (猿投グリーンロード)
 
バスの旅 釣瓶落としの 初日かな      (岐阜グランドホテル)
 
漆黒に 浮かぶ岐阜城 冬の山        (同上)


十一月二十六日
ゆるやかに 長良の流れ 冬の朝           (長良川)
 
山門を くぐり紅葉の 谷けわし       (大矢田紅葉谷)
 
参道の 途中に標識「 熊出没」          (同上)
 
参道の 長き大寺や 空高し      (谷汲山華厳寺)
 
恒例の ウナギ片手に 柿参道       (同上)
 
燃え盛る 紅葉の中の 古刹かな        (横藏寺)
 
三重の 塔の奥なる 紅葉かな        (同上)
 
山道に 一樹ひっそり 返り花       (同上)
 
紅葉道 美濃三山の 寺巡り      (美濃路)
 
路肩の灯 揺れて東名 冬隣 (東名静岡あたり)
 
秋の鰺 つまむ六人 反省会    (町田・居酒屋)



 H16−10−08 宇奈月温泉、「宇奈月グランドホテル」黒部渓谷トロッコ電車  (宇奈月〜鐘釣)、
              立山黒部アルペンルートの紅葉観光? 実際は台風に遭遇。   鰻「無し」(黒部ラーメン?)

木賀幹事長補佐 撮影                風間大幹事長 撮影  

      
                

    「二〇〇四年十月八日、九日 黒部の旅 台風二十句」 十月八日
   台風の     円の中なり   黒部行            (出発時)
   秋空に     噴煙かすか   浅間山           (上信越自動車道)
   酔ふほどに   遠く山霧    バスの窓           (上信越自動車道)

   トンネルの   合間に秋の   日本海           (糸魚川あたり)

   借景の     アルプス隠す  野焼きかな         (黒部市あたり)
   すすきの穂   揺れてトロッコ 渓谷美            (トロッコ電車・後曳橋)
   天と地を    つなぐ岸壁    秋深し           (トロッコ電車・猫又)
   足湯して    見上ぐる山や  薄紅葉           (トロッコ電車・鐘釣)

   新米を     食べて今宵の  宴半ば           (宇奈月グランドホテル)

   十月九日

   台風の     進路気にする  目覚めかな         (宇奈月グランドホテル)
   幾十の     銘酒の看板   刈田道           (立山市あたり)  

   上り行く     毎に濃くなる   紅葉かな         (立山ケーブルカー)
   車窓拭き    静かに長き    滝一条          (高原バス・称名滝)
   雷鳥の     濡れて出にけり  夢の中           (室堂平)
   山紅葉     映す湖       傘の列          (みくりが池)
   言葉とは    無力なものよ    峪紅葉         (立山ロープウエイ)
   ラーメンを    すすり見下ろす  ダムの秋         (黒部ダム)
   暗闇を     走るトロリー    上は秋          (トロリーバス・扇沢)

   帰路の     バス窓打ちつくる  雨台風         (中央道)
   恒例の     ウナギは次回    秋刀魚刺       (横浜・うず潮屋)

続き    戻る   先頭へ