2004年09月11日(土) 天気:晴時々曇

 朝晩はめっきり過ごしやすくなってきました。通勤の自転車でも「滝のような汗」まではなかなかいかなくなってきました。その後のビールの爽快感を思えば少々寂しくもあるのですが,確実に秋は近づきつつあります。

 ビールといえば,先日の日記で今はまっているビールを紹介しましたが,これまでで最も感動したビールを・・・。銘柄はよく知られている「銀河高原ビール」です。しかし,お店で売っている缶や瓶ではないんです。とある飲食店で飲ませてくれた工場直送樽詰めの銀河高原ビールです。

 そのお店は岡山にあるちょっと変わったお店です。「はまゆう」という名前のお店でしたが(岡山を離れてすでにしばらく経過していますので,過去形にさせて頂きます),一階が魚屋さんで,そのお店の二階が飲食店でした。そこは全国各地の地酒を格安で飲ませてもらえるという事で有名な店でした。聞いた話では,魚屋さんをなさっていたマスターが大の日本酒好きで,全国各地の良心的酒蔵を回って歩き,お酒を手に入れているうち,それをお客さんにも提供するようになって,二階の飲食店が出来たと聞いています。私たちがいた頃は「7000円飲み放題」というコースがありました。名前の通り食事にプラスして地酒飲み放題なんですが,出してもらえるお酒の銘柄を見ていますと決して高い物ではありませんでした。食べ物は一階に並んでいる新鮮な海産物ですしね。でもお酒飲めない人にはお勧めできません(笑)。

 マスターが直々にお酒を冷蔵庫から瓶のまま持ってきてくれて,そのお酒のうんちくを披露してくれます。同じ蔵元でも純米酒,吟醸酒など,数種類飲み比べをさせてもらえたりもします。メジャーどころで朝日酒造の「万寿」は,日本酒好きの方なら御存知の名前だと思いますが,朝日酒造の「寿」シリーズは,本醸造の百寿から千寿,万寿,翠寿,紅寿そして「得月」までずらりと前に並べて飲み比べることもできました。いくら飲んでもよいのですが,それぞれのお酒を少しずつにしておかないと,マスターのお酒コレクションをすべて味わうのは至難の業でした(笑)。

 そのなかで,ちょっと休憩的に出してもらえるのが,「銀河高原ビール」樽詰めでした。その日の朝に詰めたという,できたてのビールを直送してもらうのだとマスターは言ってました。一口飲んだ感想は「甘ーい!」でした。バナナジュースに近い食感だった記憶があります。そこで銀河高原ビールを飲んだあと,スーパーに瓶売りしているのを見つけ,喜んで買って飲んだのですが全く味はちがいました。やはり鮮度が大事なんですかねえ・・・。

 今もそのお店があるかはわからないのですが,機会があればまたのぞいてみたいお店です。

 

戻る