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最涯を求めて 


あとがき

 旅から早くも半年が過ぎようとしている。帰宅して暫くの間は旅と現実との大きなギャップ のため、なかなか社会復帰することができずに、何をやっても集中できないような毎日が続いた。

 今はこうして落ち着き、自分の旅した50日間を振り返ってみると、自分のことではなく、まるでひ とつのドラマを大きなスクリーンを通して見ていたような気にさえなる。この本を出版するにあた り、日記を読み返してみると僕の頭の中に、その時々の風景や人との出会いが鮮明に蘇って くると同時に、よく無事に走って帰ってこられたと不思議にさえ思える。

 北海道に渡った頃、天気予報で渡島、槍山、上川地方などと言われても、どのあたりなのかさっぱり見当がつかなかったことも、今となってはひとつの思い出。
 北海道で出会ったある人が「年をとってからの浮浪者はみっ ともないが、若い時の浮浪者は素晴らしい。」と僕に話してくれた。僕もその通りだと思う。実際僕 の旅した50日間はある意味では浮浪者と同様だろう。しかし、その貧しさの中から得ることのできた 何者にも勝る充実感は旅を終えた今、何より心の支えになっている。若い時のこの冒険で様々な経験をしたことを誇りに思っているが、ひとつ間違ったら... そう考えるとゾッとする。

 僕がこうして50日間に及ぶ旅が続けられ、様々な経験をすることができたのは両親を始め 友人や先輩の理解と励ましがあったからなのだ。そして今このように本を出版するにまで至った ことも、これらはすべて多くの友人や先輩からの変わらぬ支援があったからなのだ。こうしてひと つの旅を終えた今、人間の素晴らしさ、助け合いの素晴らしさをつくづく感じている。

 この旅で得 たことの全ては、到底、本一冊くらいでは伝えることができない。
 それは自分の文才の無さもある が、それ以上に文章や言葉でほ表わすことのできない、たくさんの素晴らしいものを手に入れたか らなのだ。僕はこのような理由からもこの旅に出たことが正しかったと断言する自信がある。

 北海道には大きな街がない。また、街に入ったとしても店が極めて少ないのだ。僕のように自炊 生活をする者にとっては、この事実をしっかり頭に入れておく必要がある。このことは関東あたり からは想像も付かないことだ。北海道の街では次の店で買い物を済ませようなどという考えは通 じない。こうした次の店で当てにするような考えでは買い物ができないうちにいつの間にか、街から 出てしまう。これほど店が少ないのだ。つまり思い付いたらすぐに実行しなければならないのだ。
 僕も初めの頃は、この事実が分からずに何度も買い物ができないままに、いつの間にか街から出ているということが多かった。
 このことは、人生においてピ夕リと当てはまるような気がする。
 「明日やろう」、「来週には、来年には必ず...」という、次を当てにするような、ものごとを先送りにするような甘い考えでは、決して成功を修める ことはできないと思う。人生においては、今しかできないこと、今やるベきことを自分で見極め 、すぐに実行に移すことが大切なのではないだろうか。自分にとって最も大切だと思うことを疑いな く実行してみることが...
 その適当な時期は、その人それぞれ異なると思うが、まずは日頃から自 分自身をよく認識しておき、自分にあった時期に自分に適した手段で事に当たることがすべての成 功につながるような気がする。
 そして僕の場合、このツーリングは時期的・体力的な面から「昨年 の夏」であり、手段・方法的な面からは「自転車による野営生活」であったと思う。自分でそう考え、 実行し、こうして成功を修めたのだ。僕はこの旅を終えてそんな結論を得た。

 旅先で「なぜ急ぐ、昔はみんな歩いてた。」というひとつの標語を見つけた。何とすばらしい言葉 だろう。今は標語ブームかのように道路をはじめ税標語などさまざまな言葉が、マスコミを通して 溢れているようだが、僕にはどれもこれも綺麗事のようなわざとらしさを感じる。しかし旅先 で見つけた標語はそんなことをひとつも感じさせない当然の真実が溢れていると思う。
 文明の発 達しすぎた現在を反省する意味でいつまでも心に刻んでおきたい言葉だ。

 僕はこの本の中で50日間に及ぶ毎日の出来事を記してきたわけだが、最も伝えたいことは、大自然の素晴らしさや美しさと、旅に 出たことで発見した自分という姿である。
 これからも僕の旅は、 そうした自然を求める姿勢と自分自身の発見が続くと思う。

 自然は僕に生きることの素晴らしさを教えてくれた。

  
ノサップ岬(18日目)             美幌峠(26日目)

  
神威岬(39日目)              摩周湖(16日目)

  
阿寒湖(16日目)              襟裳岬(14日目)

  
稚内(29日目)                宗谷岬(29日目)

  
和琴半島(26日目)             層雲峡(34日目)

  
然別湖(35日目)               礼文島(30日目)

  
霧多布岬(18日目)              狩勝峠(36日目)



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