小豆島88所札所に於ける明治維新の神仏分離 |
第9番:庚申堂 庚申堂に不動明王を安置。不動明王像は内海八幡宮別当八幡寺の本尊であった。 第10番:西照庵
もとは内海の亀甲八幡宮が札所であったが明治の神仏分離で改められたという。 第22番:峰之山庵 縁起は不詳。五社八幡宮祭礼に関係する村の寄合席を神仏分離時に札所に改めたものとも推測される。 第23番:宝海山本堂 本尊釈迦如来は福田八幡宮別当東光寺(神宮寺)から遷座したという。福田八幡宮再建棟札に「社僧東光寺住増秀」とあると云う。 第33番:金陵山長勝寺 亀山八幡宮の本地仏・阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩(重文)が明治維新の神仏分離で遷され、収蔵庫に安置される。 第34番:保壽寺庵 本尊無量寿如来は亀山八幡宮本地仏で別当保壽寺の本尊であった。 第35番:林庵
明治維新の神仏分離以前は亀山八幡宮が札所であったが、神仏分離で当地に一宇を建立し、阿弥陀如来を遷座し、札所とする。 第40番:保安寺 保安寺境内に産土神の荒神社があったが、神仏分離に際し、山川の山中に社殿を建て他の社と合祀したという。 第51番:宝幢坊
富丘山観音寺と号する。もとは富丘八幡宮の別当であったが、明治の神仏分離で廃寺となる。 第52番:旧八幡宮 富丘八幡宮の本地仏を明治の神仏分離でこの地に移す。宝生院境内に堂を構える。 本尊阿弥陀如来。 第58番:西光寺・・・・神仏分離には関係なし。昭和50年三重塔が建立される。 第59番:甘露庵
神仏分離以前の札所は天満宮であったが、現在地に遷すと云う。 第62番:大乗殿
大木戸八幡宮別当が明治の神仏分離でこの地に移転するという。本尊阿弥陀三尊。 第63番:蓮華庵
この地は大木戸八幡宮の別当のあった場所と伝える。 第64番:松風庵:◆(2008/06/29撮影)第64番松風庵・・・・神仏分離には関係なし。 第66番:等空庵
本尊は無量寿如来。伊喜末八幡宮の本地仏であった。 第67番:瑞雲堂(釈迦堂)
本尊釈迦如来。明治までは鷹尾山神護院瑞雲寺と号し、大木戸八幡宮の別当であったが、明治の神仏分離で廃寺となる。 第68番:松林寺 伊喜末にある。伊喜末八幡宮の本地仏無量寿如来を併祀する。 第71番:瀧ノ宮堂 薬師堂という。元瀧宮天王社で牛頭天王を祀っていたが、明治の神仏分離で薬師堂とされる。 第77番:歓喜寺 本堂背後に本地堂があるというが、由緒は不明。北浦にある。 第83番:福田庵 福田八幡宮別当神宮寺本尊薬師如来を安置。明治の神仏分離で神宮寺は廃寺となるが、その後檀信徒がここに堂宇を再興し、本地仏を遷すと伝える。 第84番:雲海寺 明治2年福田八幡宮本地阿弥陀如来をこの寺に遷す。 第85番:本地堂
明治2年福田八幡宮本地阿弥陀如来を雲海寺に遷し、雲海寺本地堂に祀り、札所とすると云う。 2006年以前作成:2008/07/07更新:ホームページ、日本の塔婆 |