長 野  「苦行、難行、善光寺」
Takaさんと善光寺に出掛けたのは某年7月中旬の夏休みと連休初日が重なった猛暑の日だった。
朝9時に神奈川を出発、予定では首都高速〜中央高速〜長野道〜一般道〜宿泊先着〜善光寺という完璧さであった。
しかし、完璧は首都高を走って暫くしてから音を立てて崩れ始めた。
早くも渋滞が始まった、と言うより渋滞の中にスッポリとはまってしまったのだ。
案内板を見ると“小仏トンネルから渋滞40Km”とある。我々の車は未だ首都高速の上にあるのに。
止まっては進み、進んでは止まりを繰り返しやっと中央高速の高井戸料金所を通過、そしてまたまた大渋滞である。渋滞からどうにか解放されたのは中央道河口湖ICを過ぎた頃からだろうか。長野道は快適に走れたが、それまでの渋滞が余りに凄まじかったので予定の時間を大幅に超過、宿泊先に到着したのは夜7時前であった。
渋滞は覚悟していたのだが、ここまで凄まじいとは考えなかった。普通のときならトイレ休憩を見込んでも4時間弱で着ける筈なのだが。
一泊し帰りの高速道路はまずまずであった。やはり中央道河口湖付近から渋滞が断続的に始まったが前日よりはマシだった。
前日は殆どが車の中、所要時間10時間弱、往復走行距離は約630Km。
今回の長野行ではJHのホームページに有る“ハイウェイナビゲータ”というコース検索を参考にした。出発地と目的地を入力すれば数通りの高速道路を中心としたコースが示される。
このサイトは他に交通情報、観光地ナビゲータ、ドライバーズ情報などの検索コンテンツがある。他のコンテンツは兎も角も渋滞時期の“ハイウェイナビゲータ”は殆ど役に立たないことを思い知らされた。
渋滞と猛暑という苦行と難行の末の善光寺、きっと大きな御利益があるに違いない。 

写真:夏雲と中央自動車道(甲府盆地付近) Taka 文章:Roshi
 

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