川 越 「小江戸の巡回バス」
Takaさんと小江戸と呼ばれる川越を訪ねたのは某年4月下旬の連休初日だった。
川越駅で電車を降り西口からイーグルバスの「小江戸巡回バス」に乗る。
このバスが昔懐かしいボンネットバスで料金は1日乗り降り自由で500円である。
因みに1回毎だと180円なので小江戸川越を見て歩くのにこの500円のチケットはお勧めである。
川越駅を出発するとバスは 本川越駅 → 中院 → 喜多院 → オアシス → 富士見櫓跡 → 本丸御殿 → 大手門 →蔵の街 → 菓子屋横町 → 川越市駅と巡って行く。
これから出掛ける方も居ると思うので多くは書かないが“喜多院”春日局縁の寺で寺域には東照宮もある。
“蔵の街”は、これぞ小江戸と言われるように多くの蔵造りの家並みが広がっており、シンボルと言われる時の鐘は風格と歴史の厚みが感じられ素晴らしい。そして、この小江戸ではコンビニエンスストアさえも蔵造りである。(これから出掛ける方は探してみるのも一興かも)
“菓子屋横町”は鉤の手に曲がった路地の左右に十数件の店が並びかなりの賑わいを見せている。
芋菓子、むぎ棒、飴、煎餅、駄菓子、茶処等々。それぞれの店を冷やかして歩いているだけでも楽しいが、駄菓子の一つも買い、お茶を飲みながら外を往く観光客を眺めるのも面白い。
小江戸川越散策、これからのシーズンは最適だが出来るなら休日や連休は避けた方が無難かつ賢明である。我々Roshi&Takaは連休の初日に出掛けたので何処も満員状態、特にバス停の“蔵の街”から“菓子屋横町”界隈は人で溢れ昼食を摂るにも難渋をしたほどである。
小江戸に活気があるのは喜ぶべきことなのだろうが、それも過ぎれば小江戸の粋が消えてしまうように思う。
小江戸川越、小粋に小旅行が出来れば小さな幸せ・・・。

写真:小江戸巡回バス Taka 文章:Roshi
 

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