日 光 「江戸村の半紙」
Takaさんと出掛けたのは某年10月初旬だった。
日光は東照宮などを見て鬼怒川温泉に泊まった翌日に、ニャン髷で売り出した「日光江戸村」(0288-77-1777)を訪れた。
先ずは入村手形(入場券・大人2800円〜4500円)を購入し江戸時代元禄年間にワープである。金額の違いは各種アトラクションへ入場するためのチケット数の違いである。
村内のアトラクションは一つ10分〜30分で、大別して劇場と体験館の計14のアトラクションで構成されている。その劇場は「南町奉行所」「忍者からす屋敷」「水芸小屋」等々がある。
これらの劇場に入場する時にチケットを必要分渡すと引き替えに半紙(習字の半紙の四分の一大)をよこす。
???であるが何の説明も無い。劇場内が人で埋まり満席になった頃に前説の座員が現れ、これから始まるアトラクションの凡その説明をする。その説明の最後に半紙の謎が伝えられる。
さて、その半紙の正体とは“おひねり”を包むためのものであった。
因みにおひねり”とは、芝居や役者が気に入った時にお金を紙に包み舞台に投げるもので、今の時代“おひねり”は知っていても実際に実行した人は殆ど居ないのではないだろうか。
珍しさも手伝って、演目の終わりに近付くとあちらこちらから“おひねり”が舞台へ飛んでくる。我々も興に乗り“おひねり”を投じた。金額は50円から100円見当である。この金額は決してケチった訳ではなく、半紙に包んだ時の重さが丁度よいのだ。(500円玉でもいいのではとの意見もありそうだが・・)
マァ、金額の多寡は兎も角も昔の芝居小屋はこんな感じではと思わせてくれる。
江戸村の各種アトラクションの全部を見る(体験する)には朝一番に入村しても1日では難しいかも知れない。
余りガツガツせずにノーンビリと江戸を楽しむ、これが一番なのかも知れない。
営業時間は時期により多少変わるが概ね9時から17時迄である)

文章:Roshi
 

戻る